えーと、日本人は土下座が好きでして、土下座が謝意を表す最上級のスタイルであると昔から相場は決まっております。海外でもこのスタイルには定評でして、日本独自の土下座外交で国際社会の荒波をわたってきた歴史もあります。
そんな轍を踏んでか、久しぶりに土下座している人をテレビで見たなぁ、と。
今話題の人、東電の社長。土下座してましたね。「土下座して謝れ!」って言われてました。
まあ、住民感情からするとそうなのかなぁ、とも思いましたけど、土下座してる暇があったら仕事しろよってのも思います。どっちにしても本当の意味で責任のある人間は土下座はおろかフロントにも出てこないわけですし、そんなパフォーマンスはいらんと私は思う。
何度かここでも書きましたけど、原子力発電やら原子力やら放射能やら、そういうものに対しての知識を広く伝えてこなかった電力会社やマスコミや原子力メーカーの過去の人々や、結局原子力発電所の誘致を許してしまった自治体の上のほうの人やそれらを支えた過去の人々ってのは、それこそ痛恨の極み的なメガトン級のミスだったなぁと考えるべきであって、ちょーっと後ろを振り返ってごらんなさい、と私は思います。
ま、それはそれで、こちらの話も似たりなお話。
これ、別に解体車のトランクルームじゃありません。ちゃんと通常運行している車の中身です。
うーん、適当な言葉が思い当たりませんが、とりあえずこういうのをゴミ屋敷ならぬゴミ車というのでしょうな。
マットやシートの下がこんなことになっている人はいませんか?
ほおって置くと大変なことになりますよ!
ブレーキが効かなくなって修理に入ってきましたカルマンですが、修理を続けてゆくうちに怪しい箇所に気づく。

カーペット脇のブレーキパイプ。ここもゴミが・・・

ちがうか・・・

発見。
パイプが錆びて破裂してました。
これではマスターを換えてもホイールシリンダーを換えても全然安心できませんね。
ワーゲンのビートルやカルマンはブレーキパイプが室内のフロアパンとカーペットの隙間に這わされているので、必然的に埃や湿気の影響を受けやすいんです。特に掃除なんて全然してない人ほどこの系のトラブルに見舞われます。
古い車ですから錆が発生するのは仕方がありませんし、雨漏りなんかもあるものです。
しかしながら普段から掃除をして綺麗にしておけば錆びの発見も事前に出来ますし、雨漏り箇所も特定しやすいものでして、メカは全然得意じゃないという方はプロにお願いしてもらえばいいんですが、掃除することだけでもメンテのひとつだということは覚えて置いていただきたいかな、と。
私らはお医者さんみたいなもので、患者になる前の人に普段から風呂に入らせて清潔にしなさいよ、ということは僭越ですから、ひとつそこは、みなさま御自愛くださいませませ、ということで。
覆水盆に還らず
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