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ハーレー FLSTF ファットボーイ

2023. . 05
ヘルムはバイクも売ってます。

車両現状販売価格 125万円 (税抜き) 車検諸費用別

今回ご紹介するのは、ハーレー FLSTF 人気のファットボーイです。
年式は2006年 キャブレターの最終型の1450cc ツインカム88です。

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この年式くらいだと、触媒は標準装備なのですが、インジェクションではなくキャブレター車というあたりは、旧来のエボリューションハーレーと殆ど変わりません。むしろ、エボリューションをアップデートした、キャブレター式ハーレーの最終完成形と言えます。

ヴィンテージハーレーのノスタルジックさも良いですが、このあたりのジェントルなハーレーは安心感と共に、長く付き合っていける一台といえます。

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もちろん無改造のノーマル車両です。(ウィンカーは交換しています)走行距離は12000キロに届かないほどの距離淺。
50ccのバイクなどとは違い、1000ccもあるようなエンジンというのは、回転をあげて走る必要がなく、同じ走行距離を走っても各パーツに対するストレスのかかり方が小排気量車とは全く違います。ハーレーのようなエンジンなら、おそらく10万キロ走っても壊れません。

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年式相応に、メッキにくすみなどはありますが、酷い錆などは見受けられません。
オイル漏れもなく、異音もしません。
乗った感じは、必要にして充分なパワーと、素直なエンジンフィールは重量をものともしない取り回しやすさを実現しています。

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もちろん、キャブレター車両なので、マフラーはもちろん、タンク、キャブレターやエアクリーナーを交換してドレスアップやカスタムを楽しめますし、ロムなどないので手元で楽にアイドリングを変えて好みのフィーリングを出すことが出来ます。

*インジェクション車両でカスタムが出来ないわけではないのですが、専用パーツが少なく、かなり制約が多くなるのと、加工が難しい、もしくは無理というケースが少なからずあります。同じハーレーでもキャブレター車両と、インジェクション車両では、全く違うと思っていただいたほうが良いです。

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外観の塗装部分も綺麗です。おしゃれなホワイトパール。あらゆる景色に映えるスタイリングですね。これからの季節、いろんな場所で写真撮影のお供にしてください。

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ハーレーといえば右側に主張しまくっているVツインエンジンですが、この左側のプライマリーケースがもう一つの特徴で、いわゆるハーレーのスタンダードなモデルを表す、ビッグツイン系はエンジンとミッションが別ユニットになっており、このプライマリーケース内のプライマリーチェーンを介して繋がっています。
これは昔の原動機に使用されていた方式で、自動車などはその流れで今でもエンジンとミッションが別体で分離できる仕組みになっています。バイクは近代になって、小型化、低コスト化するため、エンジンのクランクケース内にクラッチとミッションを組み込むようになりました。そのためエンジンとミッションを繋ぐ機構が必要なくなり、プライマリーケースが不要になりました。

バイクのエンジンは全世界同じような道を辿ったのですが、奇妙なことにハーレーだけは旧来の設計を変えることなくきたため、時代が止まったようなスタイルが維持され、それが今になるとかえって個性となってしまったという。ハーレーを真似たクルーザータイプのバイクは、皆この失った部分をなんとか表現しようと大仰なカバーで覆ったりして、一生懸命エンジンを大きく見せようとしています。なんせ、クルーザータイプ(アメリカンタイプのことね)はハーレーを越えることが出来ないので。

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ま、売り記事なのでめちゃめちゃヨイショしますが、ハーレー社が「小さいバイクを作られなかった不器用なメーカー」とかそういう事ではない(とおもう)、と一応書き添えておこうとは思います。

ヘルムが扱う空冷VWと同様、ハーレーはただのバイク(モーターサイクル)という乗り物とは一線を画す原動機付き二輪車であり、乗り手は「バイクに乗っている」ではなく「ハーレーに乗っている」というべきであり、ハーレーはもはや業界では普通名詞であるといってもよいのです。

そんな唯一無二の歴史的なハーレーを、是非にあなたも一度手に入れて、乗ってみて欲しいと思います。電気駆動になってしまえば、この味はもう絶対に出せないですから。
ガソリンが炊ける今のうち、なんて言い方はしたくないですが、あなたのハートにまだ火種が残っているなら、ガソリンを投入して三拍子の爆発をおこしましょうぜ。









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