あえて言おう、カスであると!

2011. . 29
ヘルムはゴールデンウィークも営業してます

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私はアンチパワーウィンドゥなのだが、それはけして自分の車についていないための僻みではなくて、窓ぐらい手動で開けるわい!っていう気持ちと、壊れた時に窓が閉められなくなるのと、冠水した時に脱出できないのはやっぱまずいでしょってところからです。

ってことで、今日はニュービートルですがパワーウィンドゥの話。
昨今の車には商用車を除けば、外車国産車を問わずほぼ100パーセントの割合でパワーウィンドウが装備されております。これはミッションがオートマ化したのと同じくらいのペースで普及したといえましょう。

もちろん空冷のビートルはほぼ100パーセントの割合で手動なんですが、ニュービートルはパワーウィンドウです。(海外モデルでは一部手回しのがありましたね)

本題に入る前に少しお話をしておきますと、仮に車で走行中誤って海なんかにドボンと落ちたとします。車はご存知のように中空の箱ですからしばらくの間はプカプカと水面にとどまっていられるのは、今回の震災による津波の映像を見てもお解かりかと思います。しかしながら密閉率の低い車はいずれ車内が水で満たされてゆきまして、ある程度の浸水が進むと沈みます。

そういった場合になってから「これはやばい」と脱出を試みても実のところドアが半分ほどまで沈んでしまうと脱出の可能性もまた半減するのであります。さらに完全に没してしまうとかなり難しくなります。

というのはですね、海中に没した車内は水の外圧を受けて相当な力でなければ開くことが出来なくなります、単純にイメージしていただければわかるかと思います。そういった際の対処は、まず窓を開いてそこから脱出するか、圧を水中と同じにすることによりドアを開けやすくすることにあります。

しかしながら、それは手動で窓が開けられる場合においてのことであり、電源を必要とするパワーウィンドウは冠水した時点でまずダウンするわけでして、手動の場合に比べると脱出の手段が大きくそがれることになります。

以前にも洪水時にアンダーパスで立ち往生した車に乗っていた女性が溺死したという事件がありましたが、実際に車内に水が迫って首元まで来ている状態で既に脱出が出来なかったそうです。これは窓も開けられなければ、ドアも女性の力では開けられなかったということです。

そういうわけでして、私はパワーウィンドウには絶対に非常時に手動で操作ができるハンドルが必要だと考えていますが、何処のメーカーもそのようなことはいたしておりません。

で、ニュービートルのウィンドーの話ですが。

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これがニュービートルのウィンドレギュレターです。ウィンドレギュレターというのは窓を上げ下げする機構の名称です。ニュービートルに限らず、現代のフォルクスワーゲンのウィンドレギュレターは、非常によく壊れます。現モデルは対策がされているようですが、やはり壊れやすい構造である事は変わりません。

はっきりと申し上げますが、VW社にケンカ売っているわけではなく、良識の範囲内で申し上げますが、こんな構造のウィンドレギュレターはカスです。
どこぞで耳にした、安全上(はさまれた時などを考慮して)壊れることを前提に作っているという話もありますが、何もしていないのに上げ下げしていると突然ガタンと窓が落ちたり、上がらなくなったかと思えば駆動ワイヤーがギャリギャリと嫌な音を出して空回りするだとか、なめとんか!っていいたくなります。

はっきりいって、リコール出せよって言いたくなります。

だって通常使用でも100パーセント物理的に壊れますから、当然でしょう。

で、たまたまトヨタの車もあったのでこちらのレギュレターを参照してみます。

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パワーウィンドウのレギュレターは装着した後だったので撮影していませんが、手動のレギュレターがこれ。

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パワーのほうはこの部品にモーターがくっついているだけの極シンプルな構造。ギア駆動なので壊れようがない。
確かに駆動音は大きくなりがちですが、壊れるよりはましだと思います。

どうもフォルクスワーゲンという会社はある時期を境に、壊れるものを作る会社になってしまったような感があります。このトヨタのレギュレターの構造は別に特許をとっているわけでもないと思います。なぜなら過去フォルクスワーゲン社は50年以上も前に既にこの構造でウィンドレギュレターを採用しており、オーバルやカルマンギアなどの重い窓を上げ下げしていたわけですから、考え付かなかったわけではないと思います。

実際にこれらのレギュレター自身が何らかのトラブルで壊れるといったことはほとんどなかったのですから、その信頼性をどうして継承しないのか?ということには憤りすら感じます。

そもそも空冷VWの中でも、高年式ビートルのようなスパイラルワイヤー駆動になってから故障が増えたわけですから、こういう部分ではワーゲン社はどんどんダメになっているのではないかという気がしてなりません。

ま、商売上手っちゃ、そうなんだろうけど。

いつまでも「ヨーロッパ車の電装は弱い」「ハード丈夫、ソフトは貧弱」「長く乗れるけど、メンテには手がかかる」って言われ続けるのもいかがなものかと、私は思いますがね。

ちょっとは努力せんかい。
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