SOLD! うれました!

お久しぶりに販売車両の紹介でございます。
カメラの扱い方も忘れるほどに久しぶりに撮影してきましたので、今回はがっつり推し推しでご紹介します。
年式は1972年 稀少なアイロンテールの車両となります。
車両は改造歴もなく、非常にオリジナルに近い形を保っています。実質ワンオーナーといってもいいほど、一人のオーナーの方が長く乗っていらっしゃった車両ですが、履歴上は2オーナーです。
どちらのオーナの方も大変この車を大事にされていたので、年式の割にコンディションは良いです。
ちなみに、フルレストア、フルオーバーホールといった車両ではありませんので、約50年前の車の中古車基準で、という話です。
まあ、写真は三割増しくらいで綺麗に映りますので、お見合い写真でも眺めてるつもりでご覧ください。
これぞビートルといった面構えですね。お上品です。
走行には何ら支障なし、エンジンは過去に1600ccに換装されているので、まだまだぐいぐい走ります。現代の交通事情に後れをとることはないでしょう。
タイヤもブレーキもばっちりです。
しかもこの車両、クーラー装備です。
空冷VW専用の後付けクーラーシステムですが、ガンガン効きます。もちろんガスは134Aで現代のガスを使っていますので、ガス補充も安心。
知る人ぞ知る、ユニクラのクーラーユニット。大変優れたKITです。
シートは標準ではヘッドレストが付いているモデルですが、スタンダードモデル同様、バックレストカットして、ハーフにしています。オリジナルではなくなりますが、実用上は車内が広く感じる上に、使いやすいです。張り替えてそれほど経っていないので、劣化や破れなどはありません。
ダッシュはもちろん人気のスチール。旧車感がでますねぇ。
ハンドルはフラット4さんのビンテージタイプハンドルです。おまけでレトロラジオ風のUSB、BT、AUX接続のデジタルオーディオがついています。

ちなみに余談ですが、69年から73年ごろというと、安全基準や保安基準などが年次見直された時期で、この時に灯火類の角度や大きさの設定や、各種の保安装備が義務化され、いわば基準が厳しくなった時期で、そのため古き良きテイストが徐々に失われていくこととなります。
特にスチールダッシュや、赤色ウィンカー(橙以外は不可)などは72年を境に変化しています。
無論高年式に低年式対応のそういった装備を施すことは可能なのですが、車検時にはもとに戻さなくてはいけないなどの制約が生まれます。
ですので、大手を振ってそのスタイルでいられるのは、年式の特権とも言えるわけです。
まあ人間の世界では、時代が下ってもなお、おっさんがいつまでも変わらないでいると、非難され無視されるという世知辛いものですけど。

元気なパワーユニット。
ガチャガチャうるさいことも愛嬌のウチ、と言い訳しておきましょうか。
しかし、正直なこといいますと、空冷ワーゲンを購入するときに大事なのは、やはりボディです。
はっきり言いますと、エンジンはいくらでも替えが利きます。ですがシャーシが歪んでいる、ボディが腐っている、などとなるともう修理が不可能になったりします。
エンジンの調子が良いことに越したことはありませんが、エンジンは消耗品です。何十年も何十万キロも動き続けられるものではありません。それは現代の車とて同じです。
ボディはご覧の通り艶々。所々小さな錆は浮いてきていますが、大切にされてきました。
今後もどなたかに乗っていただけるよう、ヘルムでお待ちしております。
販売価格 160万円 (税込み 178万円)
現況車検が約八ヶ月(4年5月まで)残りあります。このまま名義変更して即乗り出していただくことも可能です。
新規車検受け、登録など、諸費用は別途かかります。詳しくはお問い合わせください。
各写真はこちらで詳細画像を見られます。
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