コロナ禍、オリンピック以降、何にでも政治がからんでいるのだなぁ、という印象は受けました。
言い方変えますと、全てのことが金と権力に握られている、という解釈で良いかと思います。
ただ独裁というわけではなく、金と権力を持つものは、自分たちが操作しやすい手下を使い、世論を自分たちの思う方向へ誘導する、というのが王道と申しましょうか、民主主義の常套手段です。
「オレはテレビを観ない、情報はネットで」、という人の方が実は危ない世情に移っています。
テレビを観ない若者が増え、ネットに傾倒しているなら、ネット上での戦略を展開するのが当たり前で、実はテレビよりもネットの方がチョロい。半端なネット民は表面上の情報しか舐めないし、実際ネットで正確な情報を集めるというのは、相当骨が折れる作業ですから、なんとなくテレビの代わりに観ている程度の人は、結局情報量の多い、つまり声の大きい者の意見を参照することになるので、極端に欺されやすくなります。欺されるという言葉が悪ければ企図的に、恣意的に誘導されることになります。
わたしね、この二年間ほど、縁もゆかりもない人間のいうことが信じられない、と思ったことはないです。ちゃんとみんな、目的を持って言葉を発しているんだなぁ、と思ったのですよ。
心から真実を語るのではなく、自分の為していることが真実になるように言葉を発してらっしゃる。
うまいなぁ、っておもいます。
わたしもそんな、人を欺くような話術が出来たら、ウハウハな人生なのかもしれません。
傷みすぎて、買い換えた方が良いんじゃね? というくらいの修理金額がかかっている原付。
ドリブンシャフトのベアリングがいっているので打ち替え。
正直、オーナーをどう説得しようかと考えてます。
「せっかく今まで乗ってきたんだから死ぬまで乗ろうぜ」、と情に訴えかけてみるか。それとも、「欧米圏では人件費がべらぼうに高く、人に頼むということが如何に価値のあることなのかを日本人は判っていない!」 と高説を垂れてみようか。または「この仕事で稼げなきゃおまんま食い上げじゃぁ!」と、縋ってみようか。
いずれにしても、バイク屋でもここまで直すことはまずないと思うので、価値のある仕事ではあると思います。でも、なんで本職のバイク屋がここまでやらないかっていうと、「作業内容と得る利益が割に合わないから」、と「買い換えた方が顧客の満足度が高い」のと、「買わせるなら、説得しやすいチャンス」だからです。あと、他も傷んでるから長持ちしない、というのもあるかもしれない。
修理代と同じ値段か少しの追い金で別のバイクが買えるなら、誰だってそっちを選ぶし、選びたいという気持ちになります。だから、バイク屋に限らず商売人は結局、少しの追い金ではなく、かなりの上乗せした金額を出させて、自社の商品在庫を買わせるように仕向けます。
商売人は、差し伸べた手を握り引いてやる仕事とも言えますし、押して欲しい背中を押してあげる仕事、とも言えます。
世論もそのようにして動いています。尻馬に乗る、というのにも似ています。それが勝ち馬なら良いですけどね。
本当は、自分は、どうしたいのか、そもそもどうなれば良かったと思っていたのか。
事を為しているうちに、いつのまにか目的も手段も変わってた、なんてこと、ないようにしたいものです。
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