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エビデンスを10回唱えよ

2021. . 18
コロナ批判、わくわくチンチン批判も控えておかなければ、我が身も危ないかなと思わないでもないので、今日は徹底的にコロナショックを肯定的に評価してみようと思う。

まるで長い雨のトンネルからぬけだした、晴れの日のような気分で読んでいただきたい。

てんちょのあやしいはなし

もうね、パパイヤをPCR検査にかけたら陽性反応でた、とかそんな世迷い言は喧伝してはならんのですよ。そんな時代ではございません。

PCR検査。
皆さんよく勘違いしていることですが、PCR検査でコロナウィルスそのものが見つかるわけではありません。検体から新型コロナウィルス(とおぼしき)遺伝子配列におおおそ合致した「なにかそれらしいもの」が見つかると陽性反応が出る仕組みになってます。で、PCRに使う検査機会の設定次第で、色んなウィルス(らしいもの)を検出して陽性にも陰性にも判定結果が出せるという、とても感染症診断に利用するにあたりエビデンスが示しやすい、優れた機械です。

ただ、開発者であるキャリー・マリス博士は無類の女好きで、業界でも変人で名が通っているだけに、自分が作った方法で感染症の診断をすべきではないなどと言い出す始末。
ところがそんな博士タイミングが良いというか、空気が読めないというか、2019年の8月に、コロナではなく肺炎で亡くなっています。それはパンデミックが起こる前であり、その後PCR法がバンバン活用される前年です。実に無責任な話です。

ちなみにこのPCR法、DNAの断片を短時間で大量に増やすことが出来、各種のウィルス診断などの医療のみならず、犯罪捜査にも利用されており、よく聞く「DNA鑑定」などは、この方法を利用しているそうです。人類社会の安寧にとても貢献しています。

しかしながら、遺伝子の合致度の話で思い出すことがあります。
人間とチンパンジーの遺伝子配列の合致度は99%ですから、我々をチンパンジー検査にかけると、確実にチンパンジー陽性になりますから、「猿の惑星」はやっぱり地球だった、という事実も間違いではございません、という結論になることはあまり知られていません。

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今は連日PCR検査をガンガンやってますが、今日陰性だった人は、命に感謝して生きるが良かろうと、その様にもとらえられるのであり、ある意味では自身の生と死にここまで向き合う機会が訪れたのであるともいえます。

なので陰性証明というのは発効していただくと大変有り難い、生と死を司る神をも超越したような気分になるかと思われますが、残念ながら陰性証明の最短効果時間は0秒であり、最長効果時間は次回PCR検査で陽性反応が出る時まで、という大変キャパシティの広いものであると捉える事が肝要であり、長い人生を俯瞰することは大変有意義といえます。

また、同時にマスクと自粛の連続で、不自由を強いられる日々は、これまでの生活が如何に恵まれたものであったのかを、自ら知ることになったのではないかと思われます。
まあ、最近はマスクの性能が上がったのか、あまり言われませんが、ウィルスから完全防護するには「N95マスク」という大変高価なマスクが必要なのですが、昨冬よく言われてた「インフルエンザ患者が全然出なかったのは皆がマスクしてたから」ってエビデンスは通常のマスクにも一定以上の予防効果がある事を示しています。
しかしそんな予防対策下でも、新型コロナに罹患する人は増え続けたというのですから、ウィルス衝突が起きようが起きまいが、同じようなウィルスなのに新型コロナというのは大変厄介なものでありますね。

まあ、人は感謝を忘れる生き物ですから、このコロナショックがなければ、ここまで内省することもなく、ただのんべんだらりとした人生を送り、惰眠をむさぼっていたに違いありません。

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そんなわけですから、PCR検査はとても感染予防に意義のある検査であり、人々は正しく恐怖に陥ることで神の存在を肯定せざるを得ない状況へと導かれてゆきます。
現況居酒屋など、営業を解放して、もうこのままでは食ってなどいけないのだと、自粛の要請を無視する連中が増えつつありますが、まさに秩序を乱す行為であり、神の国の住人としてはまるで相応しい行動とは言えませんね。

そんな中で今春、世界の閉塞感を打破すべく、ついに対新型コロナ決戦兵器とも言われる、わくわくチンチンが登場したわけですが、諸人はこぞって注入に詰めかけ、まるで昨春に起きたマスク争奪紛争時のように、恥を痴で洗う争いが各地で勃発、私の地元などでは我先にと注入会場に詰めかけた老獪どもが、若い市長を吊し上げる様がテレビに流れるという、なんとも痛ましい事件に発展しました。
先日は、現況約60%の国民が一回目の注入を終えたような状況であると、すだれ首相が喧伝されておりましたね。

ちなみにわくわくチンチンをかなり早い段階から国民に注入し終えたイスラエルが示したグラフは、わくわくチンチン注入率を後追いするように、綺麗に感染爆発、死者爆増しているというエビデンスを示しました。
これを愚かな陰謀論者は、わくわくチンチンそのものが感染源なんじゃないのかと、まるで鬼の首を獲ったかのような勢いで指摘しているわけですが、なんのことはない、わくわくチンチンをプログラム通り二回注入して安心した人々が自由に振る舞ったせいであり、また運の悪いことにそのタイミングで、非常に強力な株であるデルタ株がイスラエルを襲った為であります。

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これをして、三回目の接種を推奨する動きがにわかに活発化しており、上乗せわくわくチンチンは贅沢品であるという認識から、デルタ株から身を守る為には必須であるという常識に変わりつつあります。
こうしたことからわくわくチンチンは今後半年ごとに、打ち続けなくてはいけないものとなるため、これもまた製薬会社が儲かる陰謀であるなどとまことしやかに囁く連中がおりますが、常識的に考えて、一つの企業が全世界を巻き込んで、人の命を天秤にかけながら、永続的かつ天文学的な収益獲得を臨む商活動を目論んでいるなどとは考えられません。

また、わくわくチンチン注入による死者がいる、という世迷い言は世界各地で報告されておるのですが、我が国でもはっきりとわくわくチンチンによる注入とその直後の死亡事案に関する関連性は不明である、という実に明快で権力的なエビデンスをもって、わくわくチンチンによる死者はゼロと認定しています。

そういった政府対応のせいもあり、陰謀論者はわくわくチンチンに世界戦略的な化学物質でももられているのではないかと勘ぐる姿勢が常態化しており、回数を重ねて打つと死に近づくなどと言う始末です。実際に先のイスラエルでは、わくわくチンチンを二回目打った「感染者」79名のウチ、78名が死亡した事案に触れ、78名は三回目を接種していなかったからデルタ株にやられたのだと、実に的確なエビデンスを示しております。

そんなこんなで、今世界は一つの真実にたどり着こうとしており、そこに異論を挟むことは人類の夜明けにブレーキをかけることと同義であり、わくわくチンチンは世界人類として注入すべき義務であり、責務であり、宿命であり、フォーチューンであり、その効果効能に関してエビデンスを求める事は実質不可能であり、それは例えるならば、あなたが何故生きているのか、そのことを証明しろという命題に限りなく近い問いかけであり、ともすればそれは哲学的であり、形而上学的考察に等しく、おそらくは我々人類が存在存続する間に、あるいは地球が回り続ける間には問題が解き明かされないであろう事は容易に想像できます。

なので、世迷い言もほどほどに、このパンデミックが茶番であるなどと主張する輩は、マスクもしないでうろうろ、当然わくわくチンチンも打たないし、居酒屋に出入りして、あちこち遊びに出かけてと、好き放題しているのですから、真っ先にコロナに罹って絶滅するに違いありません。

そうなれば人類の敵対勢力は皆無となりますので、我々は何も自ら引導を渡さずとも、何もしないで待つだけで良いのです。
時が来れば、我々はコロナ神の御許、その支配によってもたらされる恐悦愉楽に身を沈め、わくわくチンチンという甘露を舐めながら、なんの憂いもなく未来永劫安楽に暮らしてゆくことが出来ましょう。

さて、エビデンス10回言えたかな?




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