ちょっと最近キワモノな話ばかりだったので、楽しい記事を書こう。
前回はフロントの助手席を折りたたんで、バイクが積めるように加工しました。
今回は、バイクを積まないとき荷台をフラットに出来るよう、折りたたみベッド(この場合のベッドとは荷台のこと)を設置したいと思います。

まず車体に固定する基部を作ります。主にエルアングルとフラットバーの組み合わせ。車体に付けては外し、測り、溶接して、を繰り返す地味な作業です。

フレーム基部が出来れば、ベッドのフレームを作るのは一瞬です。こちらは寸法通りに切って溶接すればいいんですから。
大量に余っていた棚材のスクェアバーを利用してます。

この様にベッドを立てて側面に立てかけられるように、折りたたむ予定です。こうすることでバイクの積み込みにも支障がなく、なおかつ取り外す作業が必要なくなるため、まさにオールインワンのマルチプレイヤーとなります。

形が決定したので、色を塗ります。本気で塗るつもりないのでスプレー缶塗装です。

バンバンバン、と杉板を打っていき、すのこ状態にします。別にすのこでなくてはいけない理由はないのですが、12ミリのコンパネだと同じ面積でもかなり重くなるので、あえて無垢の杉板にしました。フレームが頑丈だから問題ないと思います。

長辺は1200くらいしかないので、このままでは車中泊まではちょっと苦しいです。
なのでもう一工夫したいと思います。

せっかくフロントシートが折りたためるのだから、ギリギリまですのこを延ばせばいいんじゃないかと。
ここまで延長すれば、思い切り足を伸ばして寝られます。

伸ばす分もワンタッチで折りたためる。このあたりは微妙な出来ですけど、まあ使えればいいか、って感じで。

床にタイルカーペットを敷きました。

この状態でも、ちゃんとセローが収まります。
今のところセロークラスしか試していないので、データーとれてませんけど、助手席を完全撤去してしまえばおそらくラリークラスのビッグオフでも入るんじゃないかなぁ、って思っています。
、ここ十年くらいはラゲッジスペースのアピールのために、自転車を積む様子を示したりするパンフレット画像が多く見受けられます。今話題のホンダのNーVANにしても、助手席を畳めばラゲッジスペースからフルフラットになるという仕様を見せつけ、トランポライダーの夢を満たしています。
本来の使い方ではないからメーカーはアピールすることを忌避したがるだろうけど、実際かなりの積載能力で、フルサイズのオフロードバイク(もしくはいわゆるリッタークラスのロードバイクでも)サクッと積めたりする。
最近はアウトドアブームも手伝って、レジャー向きな遊び心を前面に出したデザインや、アウトドアを意識した装備を詰め込んだ自動車が増えてきています。じゃあ、バイクを積むことに特化したような車を出したら、結構いけるんじゃネェかなぁ、とは思うんですよ。
日産のセレナとかトヨタのタウンエースクラスで、スローパー仕様なら助手席を犠牲にせずに、バイクが積めて、かつ後席に一人座れるくらいの余裕がある。
休日はファミリーカー、普段は仕事車、ここぞって時にバイクトランポとして活躍できる車。
ま、私はタントでやっちまいましたけど。
同じような仕様でもいいし、自分の車にバイクを積みたいって方、車中泊仕様にしたいって方。
ご依頼受けたら、車種問わずトランポ改造やりますよ~。
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