このごろのヘルム

2011. . 25
ちょっと震災ネタ続きで、読む人も心が折れるほどの長文を書き連ねてしまったので反省して。

気分転換に↓

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な、ことをやっていました。

朽ちかけの車両を二台、スワップして・・・これが↓こんなんなります。
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おお、なんかカッコエエぞ!

しかし、また、金にならない仕事を増やしてしまった。どうなるんだ!どうするんだ!

こんな今年も早三ヶ月が過ぎようとしており、不景気に次ぐ不景気の年末年始から、とどめの震災、さらに追い討ちをかける原発騒動。
もう、だめだこりゃ状態。余る時間のおかげで色々な作業に取り掛かれるんも事実なんですが。
さすがに人の出入りが少なく寂しくも思う今日この頃。

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これはバイクのエンジンバラバラーの図。原動機ってスゲーなーっていつも思います。考えた奴は天才だな。
逆に我々はそういう、あるものを組んだりばらしたりしているだけで、生み出す奴の足元にも及ばんと思うのです。

そうそう、原発といえばですね、エンジンの始祖ともいえます外燃機関である蒸気機関をちょっとばかり高級にして強力にしたものであります。

原発とは「原動機付き発動機」の略ともいえまして、そもそも放射性物質のミクロのエネルギー特性を利用して、それを熱に換えて電力や動力や破壊波に利用しているんですな。
現在騒がれている放射性ヨウ素131、セシウム137だとかいうのは原子力施設からしか出来ない放射性物質でして、いわゆる放射能漏れの問題はここから始まっております。

そもそも放射能ってなんじゃい?

ってのは、皆さんお思いの方もおるでしょう。放射能を略せず示すと、「放射線放射能力を持つ物質」であって
放射能という得体の知れない何かが漂っているわけではないということです。
ただ、花粉なんかよりも極々小さいものですから(当然目に見えません)果たして市販のマスク何ぞで内部被曝が避けられるのかははなはだ疑問です。

無論、距離が離れれば、放射線を放射する能力も落ちてゆきますから、原発から離れることで安全は得られます。

ただし、今回のように空気中に一定量チリなどに混じり排出され風に乗り、雨に流されると各地に拡散してしまう問題が出てきます。


と、いうのが東電、保安院ならびに政府の公式見解でして、まあ事故ですから適当な対処をすれば防げるものですと言っております。

が、

わたし、思うんですがね。

過去にも何度となく原発事故ってあったんですけど、その時々で「放射能は漏れていない」とアナウンスしてきてはいたんですよね。でもそれは、「漏れていたけど、漏れなかったことにしよう」ってしてきただけじゃないのかなぁって思うんす。
今回は派手に原発そのものが爆発なんてしちゃったものだから、世間に言い訳できなくてガイガーカウンター持ち出さなきゃいけなくなっただけで、これまでも、実質通常稼動時にも放射能って普通に吐き出されていたんじゃないのかねぇ、と。

大体、出てる線がアルファかベータかガンマか中性子なのか、どうしてそこを説明しないのだろうか?ちなみに通常の「壁」程度で防げるのはせいぜいベータまで。あとは一般人の個人装備では限りなく被曝回避不能です。(ですから、原発内の作業員は「被曝しながら作業」しているということです。防護服は個人の中身を防護するためのものではなく、原発作業員から外の世界を防護する役目があるだけです)

周辺住民もちょっと体調悪いくらいなら即それが原発のせいだとは思わないでしょうし、世間の同意も得られにくいでしょう。ま、原発建ってからの環境や健康被害に関しては枚挙に暇がありません、というのが事実ながら黙殺されている現実というのはあります。
原発で働く人間が被曝でがんにかかり死亡するケースも後を絶たないわけで、そういうの、問題にならないのは、実際東電やメーカーの人間が作業しているわけではないからなんです。

今でも、原発の外の対処をしているのは自衛隊と消防局で、中の事やっているのは素性も明かせない「関係協力企業社員」なのであります。今回被曝した二人は、多分あんまり状況知らされないで作業させられてたんじゃないかなぁ、なんて邪推もするんですけど。本人たちとしてはさっさと作業を済ましちまおうぜ、といったノリだったのではないでしょうか。

なんか、話が長くなってきました。

ついでです。
話しておきます。

もう諦めてはいますが、現在日本には稼動中の原発が70基あまりあります。これらは築20や30年といったものも含めてありますが、先にも言ったように、人間の作ったものに永久や絶対はないわけで、いずれ老朽化、つまり経年劣化による破損が、いずれは起こりえます。
もちろん壊れると、今回のように爆発したり、放射能がだだ漏れになります。

じゃあ、古くなったら壊れる前に炉を止めてしまえばいいじゃないか、ということになりますが、原発とはそうそうとめる事が出来ない施設でして、スイッチ切ってハイおしまいというわけにはいかないんです。
ひとつは余熱を完全にとるため、ひとつは施設そのものを朽ちさせないため、もうひとつは放射能漏れを防ぐため、の三点です。いずれも重複する項目では有るのですが、熱を帯びたままだと、つまり今回のような炉心が露出するということになりメルトダウンにつながるわけです。

さらに施設の老朽を防ぐというのは、水冷エンジンなんかによくあることですが、しばらくメンテしていなかった車は冷却液が錆びてまっ茶になっていることがあるんですが、あれは、いわばシリンダーブロックやら配管やらが内側から錆びている証拠なんですね。
原発も水冷ですから、内圧と循環がなくなってしまえばそのような現象がおきてしまうわけです。当然いずれ配管がつまるなり穴があくなりして、そこから漏れます、放射能を含む水が。

さらに、放射性物質により半減期というのが決まっておりますが、長いものですと何十万年なんてのもありますから、生まれたが最後ほぼ永久に放射線を出し続けるという厄介なものもあります。
いまのところ人類史上、核廃棄物と呼ばれる使用済みの核燃料の完全処理が出来た例はありません。そういうものが日々蓄積されている現実というものが、実は私たちの豊かな生活の根底に転がっているわけです。

ですから、たとえ原発を止めて廃炉の手順を踏んだとしても、あまりの強力な放射線のため炉心に触れることすら出来ず、解体もままならない、無論解体出来たとしてもその時に多量の放射能を帯びた廃棄物が出てしまいます。

そんなわけで、原発とは走り続けなければ死んでしまうバイク小僧(知らない人はいいです、無視してください)のような体をなしているわけです。

原子力はもはや人間の技術の域を越えたシロモノであるということがこれだけでもお解かりではないかと思います。

日本は環境立国を推進していますが、実はなにをかいわんやな状態なのであります。

ま、しゃあないです。

出来てしまったものは。このまま一蓮托生、行くとこまで行くしかありません。技術の成熟を待つか我々が放射能に汚染され国土を失って原子力難民となるか、まで。

宮崎駿がゆうてました。

「土地がなければ緑は育たない、緑がなければ人間は生きられない。」

ですから、土壌(海も含む)を汚染した時、人類に復興はもはやないと知るべきだと、思います。
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