
リアに三点式シートベルトを取り付けるためのアタッチメントです。前回はナットを溶接しましたが、今回はリベット止めにします。おそらく強度的にはさしてかわらんだろうと、というのと、やはり内装剥がさないままの溶接は火事が怖いので。

67年くらいのモデルだと、まだシートベルトのマウントはついていないので、穴開けからはじめます。
シートベルトの取り付けってのは存外面倒でして、いろいろ加工しなきゃなりません。
――と、ふと下を見てみると。

なんかゴミだらけ。ありがちな風景ですけどね。
ん?

これはスカイライダーですね。まだ初代のイメージを色濃く残しつつも、唯一無二の“空飛ぶライダー”として注目を集めた仮面ライダーです。
ま、それはいいとして、これなんなのかと。
べったん(メンコとも)です。私らの幼少期にもありました。今の子達はたぶん知らないですね。いわゆるカードデュエルの先祖みたいなものです。負けたら相手にとられます。
ルールはものすごく原始的で、地面に置いた相手のカードに、自分のカードを叩きつけ、ひっくり返したら勝ち。(起こし、という遊び方、他にもルールはあるし、遊び方も多様)
現代のトレーディングカードとは違い、表面の絵柄に強さは全く関係なく、単にフィジカルなスピードとパワー、そして中て所を正確に射貫く繊細さを要求されるガチンコカードバトルだったのです。
その負けたときに晒す裏側なんですが

改めてみると、色々描かれてますね
花札、ジャンケンのグー、謎の数列、ストライク、あっちむいてほい? フィアットアバルト750……ん、うーん、この車なんでしょう、めっちゃ未来ですね……同名の車はありますがこんなに尖ったデザインじゃありません。
まあ、この裏面はものにより色々印刷されてますけど、どうやら工夫次第で色々遊べるようにおまけで付いていた機能のようです。
もちろん遊び方や、明確なルールなどもありませんから、子供達が現地で創意工夫してデュエルしていたというのが現実です。
昔は本当にこういう、ルール無用なオモチャが多くありました。というかオモチャには説明書なんてついてなかったんです。
その分いろんな発想が出来たというのはあります。こうでなくてはいけない、という決まりがなかった。
だから無秩序で、無軌道で、無節操で、平等性など無く、公平性もなく、単に義理人情だけで動いていた。
子供の世界ですら、ですよ。
昭和とはそういう時代でした。

そんな思いを馳せながら、シートベルト装着です。
今日のシゴトオワリー
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