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詐欺師 VS 変人 VS おねえちゃん

2021. . 23
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ウチは店なので、お客さん以外でもいろんな電話がかかってきますが、中でも多いのが悪質な詐欺まがいのテレアポ。

今日あった電話の内容をお話ししましょう。皆さんも同様の手口に引っかからないよう注意喚起の意味で明記しておきます。

ネット回線を切り替えませんか? という(表向き)営業のアポイントメントです。
電話口の向こうの男は饒舌でいかにも人がよさそうな青年。詐欺っぽさなんて皆無です。
以下電話での会話です。
青字 詐欺業者
赤字 私の心の声
緑字 私の実の声

「以前イオ光のネットを弊社でご紹介させていただきましたが、何かお困りの点などございますでしょうか」 

「はあ……?」

そうだっけか???

「今回はイオ光からNTTの光回線に切り替えてはいかがかというご提案でございます。それといいますのもイオ光のプランは二年間で割引が切れてしまいそのまま気付かずに、高い料金のままずっと使用されている方が多いんですね」

そんなはずはないよなぁ・・・だいたい毎月の請求5000円弱だし


「携帯電話などと同じで、初期は割引が利いていてお安く利用できるんですけど二年後はそれがなくなって、料金が高くなります。お客様の場合ですと月々7650円の請求が来ているはずです」


先日明細みたけどねw
そもそも長期割引でウチは二年どころかもう十年以上契約してるんすよね。
それに携帯電話の契約形態で今時そんなプラン採用してるとこあるか?


「へえ、そうなんですか」

「そうなんですよ。今でしたらNTTの回線に乗り換えればずっと割引されてお安く使うことが出来ます。お客様からすれば今と使い心地は変わらず、切り替えに事務手数料などもかからず、リスクもなく、月額使用料がお安くなる事に何か問題がございますでしょうか」

いらっとしますね。「何か問題がございますでしょうか?」という問いかけは。


「ところでオタクさんは何処の何なんですか?」


「NTTの販売代理店です」

会社の名前をいえ、バカ

「なんでウチの契約内容がわかるんですか?」

「契約の詳細はわかりませんが、イオ光を二年以上利用している方なら、その値段での請求になっているはずですので・・・」

雑だなw

「ウチの場合、その値段だと、イオ光のどういうプランになるのでしょうか」

「ファミリープランですね」

そんなプランねーよw

「プランの内訳って解りますか」

「インターネットとプロバイダ料と電話使用料です」

イオはプロバイダ料とらないんですよねぇ

「へー、でも5000円くらいしか請求来てないんですけどね」

「それは先月の請求ですか?」

「はい」

こいこい! 食いついて来いよ!

「-・-・-・-」

息を吐くように嘘を並び立てる若者、勢いいいから期待したけど、あっさり切られました。
出来る詐欺は見切りがはやい。

イオからはこういう電話はないんですけど、NTTの代理店の名を騙る業者というのは非常に多いです。なので私の中では「NTT」という名前が入っている業者は自動的に詐欺だと判断するように設定されてます。

詐欺の常套手段として、社会的に認知され信用度の高い企業名、あるいは個人や団体名を、何らかの形で忍ばせるということをします。たとえば今回のような「NTT販売代理店」とかです。
これってね、別にNTTの代理店だとは言っていないんです。
嘘じゃねーか! NTTと全く関係ないじゃねーか! って突っ込まれたら「NTT販売代理店」という屋号です、と言い訳するだけです。

他にも「NTTの契約事業者」(NTTと電話の契約してる法人なら該当します)とか「NTTの協力企業」とか、よくある「NTT(消防署、警察署)のほうからきた」の派生型ですね。

あとは市町村区名を冠するのもなかなか効果的で、いかにも公的な機関お墨付き、あるいはその下部組織で公正公的な働きかけをしてきていると思わせるのに最適なんです。

もちろん(後述しますが)本物のNTT販売代理店というのは存在します。ただ、その事業者ごとの業態は多種多様で、どういう基準で販売代理店の権利を与えているのか解りませんが、当該の電話をかけてきた事業者が本物のNTT代理店なら、杜撰な話です。
ちなみに本物の代理店かどうかを確認するには、NTTからだされているパートナーコードというものを訊けばよいです。
ま、本物だったとしても、こんな営業かけてくるなら許しませんが。


私ね、こういう詐欺があるのは仕方ないって思ってます。
だから欺される人がいるのも仕方ないって。
でも何より残念なのは、平気で嘘をつく事が出来てしまう事です。仕事かもしれませんけど、嘘はダメです。
このテレアポやってる若者は、毎日毎日多くの人に向けて嘘を吐きまくっているんでしょう。当然罪悪感なんてないと思いますし、自分がどれほどの罪を重ねていっているのかなんて判っていないと思います。

本当に残念なことです。

まあ、普通の人はこんなテレアポには欺されないと思いますけどね。

で、お節介だとは思ったが、暇人なので検索したら出てくる、「本物の」NTT東日本・NTT西日本 販売代理店に今回の事の経緯をメールで説明し、「今後こういった行為への防止策や注意喚起が為されないなら、組織的にやってることなんだと解釈しますよー、またこれに返信がない場合は、NTT代理店とはそういう嘘を駆使して勧誘をするところなんだと喧伝しますよー」といった旨のメールを丁寧な文体で送りつけておきました。

デカい企業なんてのは、個人の意見なんか無視するので、多少変態な事言っても大丈夫です。

そうすると。驚いたことに数分後に当該の代理店から電話があり、「メールでのお問い合わせありがとうございます。しかしながら、こちらは新規契約受け付けのサイトであり、そういった苦情に関しては当部署では……」などとふざけたことを抜かしてきました。
ああ、これはだめですね。
ですので、「そんなことどうだっていいんじゃないですか? これはあなた方販売代理店全体の沽券に関わることなのですから、本社だとか代理店の部署違いだとかで話を聴かずに、この機会を逃せば私の親切心をドブに捨てたことになりますよ? いいからだまってお聞きなさい」といって、謎理論で縁取られた説教のような愚痴のような、寂しいオジさんが誰かと繋がりたくて振りかざした自説を延々、オネエ口調で9分45秒、祝日出勤でイライラしてる彼女に聞かせてしまった。

ゴメン、私にわざわざ電話かけてきたあなたが悪いのよ。メールで返せばよいのに。

どうせ電話きった後、彼女は、「くそっ、死ね! サイコ野郎!」と、私のことを詰っていると思う。

いつものことなんでいいですけど。



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