去年もやりました。今年もやります、食べ比べ。
辛辛魚っていうカップラーメンがあります。
期間限定発売で毎年この時期に発売され、気づくとなくなっているという、幻とまではいきませんがレア感かつ、根強いファンのついたカップ麺で、毎年味を変えてリリースされます。
去年も2019年版と2020年版を食べ比べて出た結果、辛みより旨みを全面に押し出した2020年版に軍配が上がりました。
去年から残しておいた2020年版辛辛魚。 今回お客さんからいただいた2021年版。

まずパッケージですが、今回は写真の変更はなく、デザインレイアウトの変更のみというシンプルなもの。少々物足りない。

二つ同時に調理するのだけど、スープの袋は同一デザインなので、誤ってテレコにしたら食べ比べがおじゃんになってしまいますので、慎重に取り扱います。

これですよ。辛辛魚といえば唐辛子パウダーのチョモランマ。

こちら、2021年版
辛い! 刺すような辛み! あえていうなら、鮮烈な若々しいパッションあふれる爽やかな辛さ。例えるならそれは、初夏のあけすけな太陽の光に晒された、衣替え間もない肌から滲むさらりとした汗。

そして、暫定王者2020年版
スープの色はやや褐色で熟成感を思わせる。辛さの中に旨みをしっかりと蓄え芳醇な味わい。例えるならそれは、晩秋に色づく森の実りに誘われ、湿った落ち葉を踏みしめながら歩く、ひと組の足音。

旨さを競えばやはり2020年版が勝利でありました。
ただ、本来の辛辛魚の辛さを楽しみたいのであれば、2021年をお勧めしたいところです。

最後はエキシビションとして双方のすーぷをブレンドしてみました。
同系統のスープなら何も問題は起こるまいと思いましたが、これは驚きでした。
明らかに双方のスープが反応して何か別のスープになりました。
互いの良さが消え失せ、えぐみだけが際立つ歪な辛辛魚スープ。これはいただけませんでしたね。
非常に後味も悪いです。
そんなわけで、辛辛魚2021年 比較実食レポートでした。
来年も、たぶん、やる!
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