というネタは
以前にもやった。
今回は1965までのビートルについている、フロントのストップラバーです。
これ、

よく割れてるんですよ。
サスペンションの動きを一定以内に抑制する、っていうんでしょうか、なんだか構造をみるとやっつけ感があって、どうも思いつきでつけたような気がする。なのでかよく判りませんが、翌年以降はこれが廃止されています。

この上下のアームの、真ん中の突起物のところに被せるんです。

こんな感じで。
なのでサスの動きを想像してもらえればと判ると思うのですが、このラバーをつけると、サスのストロークが極端に少なくなる。
余計なロールを嫌ったのだとしても本末転倒な気がする。
実質ストロークの限界を作っている事になるのですが、これは限界をそのあたりに定めなくてはいけない理由があった、と考えるのが正しいようです。
というのも1965年と1966年の境目にある仕様変更は主に足回りです。リアアクスルは若干延長されトレッドが広がっただけですが、フロントはキングピン、リンクピン方式から、ボールジョイント方式に変更されました。
つまり、スイング軸であるリンクピンの構造上、摩耗し耐久性が落ちるため、力のかかる状態で、あまり大きくストロークさせられない、ということがあったのではないかと。ボールジョイントは文字通り上下を球体ジョイントで保持しており。力はこの球体が受け止めつつ、旋回機構も持ち合わせているため、軽量且つしなやかな動きがえられるため、現在では多くの乗用車が採用しており、リンクピンでサスペンションを制御している車というのはもう旧車しかないんじゃないかなぁと。
ちなみに操舵軸のキングピン、構造は荷重のかかる大型のトラックや、四駆といったよく動く足にも使われているので、こちらは現役です。
ちゃんとした理由を知っている人は教えてください。

昨日の夜の、我が家周辺の気温。
この温度ははじめてみました。
もう帰ろう
スポンサーサイト
trackbackURL:http://chelm.blog37.fc2.com/tb.php/1502-eb11ad61