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トリッキーにトリッカー 第九回

2021. . 02
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特に上手くもなんともない写真で、ふと車窓からの桜のある風景を。
なんで撮ったかというと、この写真の中に「いい」と思うところがあったからなんです。
皆さんが写真を撮る時ってのは、対象物が明らかにそこにあって、それを画面内(ファインダー内)に収めてシャッターを切る作業をすると思います。
私など日常的に写真を撮る人間は、なんとなくシャッターを切っています。
だからどうということのない写真もたくさん撮ります。クソみたいな写真データばかりがパソコンのメモリーを埋め尽くしています。

じゃあ、これどうすんだよと、いうところ。

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トリミングしてこんな風にしてしまったりします。ちょっとアレ? って思う写真になったでしょ。
別に狙ってやったわけではないのでこの程度ですけど、現場でその瞬間に、ばっちりフレーミングするのってめちゃ難しいんで、出来なくてもいいんですけど、画面のイメージを作って撮らなきゃダメだとは思います。

目で見て、頭に浮かんだイメージを写真に切り取る、ってのが写真を撮るという作業なんだと私は解釈しています。

ま、作業写真は見て解ればいいんですよ。

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ステアリングのカップリングラバーです。これはステアリングコラムシャフトと、ギアボックスを接続しているゴム製のジョイントです。ゴム製といっても、中に芯が入っていてとても固くて逞しいです。

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そんな固くて黒くて逞しい兄貴も、寄る年波には勝てず、この通りぱっくり割れちまいやがってますので、交換と相成りました。
さすがにここまで割れると、次に力がかかったときにハンドルもげますよねぇ、という状態。結構ヤバかった。

さて、


今回はオプション編です。
実際に乗るバイクには、あれこれ部品を交換してみたいというのが人情ですし、ガードなど安全面や、リカバリーに役立つ装備等、付加したいものはたくさんあります。

これらは総じて重量増しにはなるのですが、そのためにいままでコソコソと軽量してきたと言っても過言ではないです。

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まずやはり、オフの顔で外せないのはラリー風ヘッドライトガードです。何用のものかは判りませんが、これは如何にしてもつけたいというこだわりです。私はオフ車のあのちっさいヘッド ライトカウルがどうにも好きになれないのです。

第二弾は、フロントフォークスタビライザー。
こちらもトライアル車に倣ってつけてみようかと。

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市販のキットもあるんですが、三ピース構造になるのが嫌だったのもあるし、簡単そうなので自作することにします。

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汚い五ミリのアルミ板を切って穴開けます。

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手じゃ曲げられないので、プレス使います。

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さすがっす。

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だいたい形整えて

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磨いたら綺麗。

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どのくらい剛性感が上がるかは判りませんが、まあつけて悪いことなど一つもない。
とかやりつつ思いっきり計量忘れてます。200グラムくらいかなぁ。

あと、これも市販のものがでているので、素直に買えば良いのだけど、これぐらい作れるだろうとやってみたステップ。

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確かにノーマルは、後ろ下がりになってます。これをセオリー通りに前下がり、バック、ワイド化にします。

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左右のステップを踏面とマウントに分解、左右を入れ替えます。

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角度を確認しながら、ワイド化するため、古いセローのステップを半分にして継ぎ足します。

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で、出来たのがこちら

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強度は申し分ないのだけどやはり重量増しです。
ノーマルは330グラムだそうですので、170グラム増し。

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これで2センチバックですが、ほぼ気になりません。あえて言うならもう少しアップしておけば良かったかなと。

ちなみに、前回スタンド触ったときにスタンドスイッチを撤去してたので、マイナス105グラムでした。

しかし次に、ここまでの軽量を水泡に帰す、超重量級オプションが控えてます。
以前にちらっと触れていた、

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ハンドウィンチ。崖オチや、登坂不能に陥った際、活躍してくれる(はず)
先代の林道マシンにも装備していましたが、今回はさらにブラッシュアップして、装着を試みます。

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装着するには、タンク下にある小物スペースのトレイと、ステイを切除しなければいけません。
私は一箇所フレームに穴開けを行いましたが、なくてもステイだけでボルトオンできると思います。

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これはまだ仮付け段階なので本体もそこそこまでしか肉抜きしていません。

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こんな感じでギリギリ入ります。200キロクラスの最も小さいウィンチです。

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ステイ類をあわせた総重量。さすがに重いですが、重量マスに近いのでさほど気にはならないかな。

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この時点で配線やケーブル類の取り回しを変更してゆきます。でないと取り付けできませんので。
ちなみに、クラッチワイヤの標準取り回しは、あくまでまとまりよく見せるためのものですので、機能上はあまりよいとはいえません。実用的にするなら外側に逃がして緩いカーブでレバーに接続するようにするべきです。それだけで指一本で操作できるほど軽くなります。

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いらない部分をそぎ落としたウィンチ本体を、アルミステイで車体に接続してます。

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左から見た状態です。

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この様にハンドルが付きます。 もちろんハンドルも加工しています。

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首の付け根からワイヤーを引き出すようになってます。引っかかるのは嫌なので、ヘッドライトステイに導入パイプを抱き合わせてつけています。

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セローだとハンドルをもう一工夫しないと使えなさそうですね。

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使わないときはカバーしてこの通りすっきり。

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まあ、使わないに越したことはないんですけど、ソロライダーとしてはあれば安心ということで。

ちなみにミラーはこれです。タカツ トライアルミラー

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今回は増える一方でしたが、トータルでプラス1287グラム。

ついにノーマルより重くなってしまいました。

ですが次回最終回で、一気に挽回します。

バイク 楽しそうだなって思ってもらえたら、是非ウチの レンタルオフロードバイク をご利用ください。 日にちが合えば林道ナビゲートもしますよ。

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