長いこと車バイク関係を触ってきて、今までも様々なパーツが登場しては定番化、定着したり、廃盤、違法パーツになって取り扱いできなくなったり、何の効果もないけどただ単に口コミだけでバカ売れしたり。売れるからといって、廉価版がどんどん量産されて結局まともな商品が市場から追いやられて絶滅したり。
まあ、そんないろんな事がございました。
で、最近驚いたパーツがこれ。

巷ではナノウィンカーとか、マイクロウィンカーとかいうみたいですけど、極小のハウジング内にテールとブレーキとウィンカーのLEDランプが内蔵されているという代物。
これどのくらい小さいかというと。

指先より小さいんです。
これ、車検通るのかよ? ってーと、どうも巷じゃ「Eマーク」があれば通るとか。
なんじゃそのEマークって。

レンズに書いてます。
Eマークとは、ECE Regulation もしくは欧州自動車EMC指令の要求事項に適合した自動車部品に対して、E+数字(試験および認可した機関の国番号)を表した適合性マークです。(E1:ドイツ、E2:フランス、E3:イタリア・・・E43:日本…)(OKIサイトより抜粋)
けっ、またヨーロッパが許したらオッケーってか? JISじゃあかんのかい! って言いたくなりますが。
どうも、これEマークそんなに重要じゃないっぽい。(かといってないとツ込み対象になると思うけど、検査官もこんな細かいものチェックしないといけないとはねぇ……)
私はレンズ表面積が問題になるとばっかり思っていたんですけどね。
とりあえずつけましょうか。

つけました!
何処についてるか全く解りませんね!

ここです!

そして光ればこう!
明るいですね。

面積問題じゃないってのは、ものすごく簡単に言うと、
適合品であるなら、面積の縛りを無視できる、といった事だそうです。
道路運送車両の保安基準(2020年4月1日現在)を参照すればわかりますが、そういう条文があります。
ただ、これはいつの段階からひっそり付け加えられたものなのか解りません。前からあったけど適合するウィンカーがリリースされていなかったのか(LEDの明るさが保安基準適合を実現した、とも言えるため)
ただ、小さいから何処にでも取り付けられる、というわけではなく、取り付け位置には厳格な決まりがあります。

まあ、ここなら問題ないっしょ、と配線してみたら、テールランプつかないし!
新品なのに!
不良品!
電子基板の入った部品など、所詮こういうものですよ。
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