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ジェネ交換がっ!

2020. . 27
人生には上り坂もあれば下り坂もございますが、えてして予期しない、「まさか」という坂もございます。

そんなまさかは、時に修理の現場でも起きます。

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ウェーバーIDF シングルが付いている車両のジェネレーターを交換するには、キャブレターとマニホールドを降ろさねばなりません。
これはまあ、想定内の作業ですので、ストックキャブ仕様よりは少しばかり工賃が張りますよ~、というだけの話になります。
これがすんなり外れたらよかったんですよ。

アイシング防止用のヒートパイプが抜けないんですわ。

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なんかシリンダーカバーに黒い汁が垂れてるから、嫌な予感はしたんですよ。
ガッチガチに固着してるし。

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ちょっとひねるとぐにゃっと嫌な感触。

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断絶しました。
中で腐ってたんですね。
これ、このキャブに限って起きやすいかもなぁ、と想定します。
ヒートパイプの役目は、アイシング防止のためにエキゾーストパイプから直接排気をマニホールドに接触する形で循環させ、マニホールドを保温する(というか氷点下にならないようにする)役目があります。
こと、この巨大なウェーバーに対しクソ長いマニホールドは、冬場になるとアホほど冷えるのでガンガンぬくめてやらねばなりません。なので水分を含んだ排気がそこを通る際、結露が発生し、ヒートパイプ内に溜まった煤などが水分を吸って逗留、腐食を促進させるというメカニズムではないかと。

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とりあえず抜けるはずのパイプは抜き取りました。
このパイプのリペアは不可能なので、再制作する必要があります。お客さんのリクエストは「ステンレスで作ってくれ」とのことですが、ゆうほど簡単じゃないので覚悟してください。

この腐食に関してですが、ストック純正のものでもおきます。ただ、パイプの肉厚が厚いのと、鉄の質がよいのと、複雑な経路を通らないため排気の循環性がよく、水分が留まりにくいためこれほど腐食することはないのだろうと想定してます。

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右は抜けたが左は完全に固着してるので、この様な仕打ちを受けています。

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このパイプの残りかすを取るのに一時間かかりました。

単なるジェネレーター交換がエラいことになるという、まるでわらしべ長者のようなお話です。
今回は時間が来たので、また次の機会にパイプ製作記事載せます。

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