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819 の日

2020. . 19
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きょうは 8月19日  8 1 9 の日。

バイクの日です。

日本には何の日でもあるもんですが、819は単なる語呂合わせであり意味なんてございません。
そもそも欧米圏ではバイクというのは「自転車」を指すのであって、これだから日本人は……的なマウンティングがあちこちで行われたことでしょう。

で、調べた。

結論から言うと、バイクは自転車と自動二輪車の両方を指します。だから間違いではないです。

正確には自転車はBicycle またはbike 自動二輪車はmotorcycleまたはmotorbikeと呼び、二輪車を総じて短縮した場合、BIKEとする事が普通です。

この世に登場したのは自転車の方が早いので、その語源をひもとくとこういうコトらしいです。

「bi」 という接頭語は「2」を表します。一番わかりやすいのがバイセクシャルのバイです。二刀流ですね。
「cycle」は「循環」とか「円」を指すので、この二つを合わせたときに「二輪回転車」的な言葉となるわけです。
ちなみに「uni」って接頭語は「1」を表します。ユニセックスとかいいますね。なので一輪車のことは「unicycle」と呼ぶそうです。

bicycle が bike に、いつどこでどうやって変化したのかは謎ですが、日本の場合は少々事情が違いまして、おそらく私が想像するにですが、まず自動二輪車が一般的になる前に外来語の輸入があったハズなんですが、その時くらいは当然欧米圏にも自動二輪車は存在していなかったわけです。
ですが、自転車はあったので、bicycleかbikeは輸入された。ですが当時の日本人の耳にはやはりバイセコーよりもバイクの方が耳馴染みがよかったでしょうから、バイクが残ったとも言えますが、もっぱら日本人は「自転車」という言葉を作り上げましたし、サイクリングやサイクルショップ的な外来語が浸透している限り、現代日本で使われている「バイク」という言葉は別の系統から引用されたのではないかと推測します。

で、モーターサイクルではなくオートバイから逆引きしてみますと、日本に原動機付きの二輪車、すなわち「自動二輪車」という乗り物が入ってきたのはアメリカ経由だったそうです。
その時、アメリカ英語(俗語)として「オートバイク」が同時に輸入され、日本人はこれを国内でさらに和製外来語化して、「オートバイ」なる言葉が発明されたそうです。ま、その時居合わせたアメリカ人が、しっかりBIKEのKEまで発音しなかったから、オートバイと聞こえた可能性もありますが。

この日本国内でしか通用しないオートバイという呼び名が何故ここまで浸透したかというと、当時(大正時代だそうです)創刊された、「月刊オートバイ」という超長寿雑誌に由来するのだとか。

また、日本でモーターバイクやモーターサイクルが普及しなかったのも、おそらくはモーターが電動機を指す外来語として扱われたためでしょう。本来はモーターは「電動機」だけを指すのではなく「原動機」の総称であり、また「原動機を用いた乗り物」である「自動車」の略称として使われたりしますし、ヨーロッパの方ではMOTO(モト)と書いて自動二輪車を指したりもします。

ま、そんなわけで、見えたのは

「オートバイ」の略称として日本人は「バイク」を使っているのではないだろうか?

という驚愕の事実。

ま、結局MOTO鞘に収まった、って話ですけど。


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