意外によくあるオドメーター(積算距離計)が動かなくなるトラブル。
タイプ1に限られるのかどうかはわかりませんが、他の車種はあまり聞かない気がします。
コレなんで起きるかというと、オドメーターを動かすためのギアが割れるためです。
ギアは大抵の場合ナイロン樹脂で製作されているため、劣化等でヒビが入り、空回りするようになります。

写真は最終型のメキシコビートルですが、例に漏れず同じ現象に遭遇します。
私の肌感覚でいうと、74年とかあたりの年式のメーターでこの様なトラブルが多いように思います。

これがオドメーターのカウンターギア。真鍮製なのでまず割れることはないです。
以前まではこの様な部品がなく、部品取りのメーターからギアを移植したりしていたんですが、VWパーツショップの
マイボウズさんがリリースしてくれたおかげで、安定的にメーターが修理できるようになりました。

こんな感じです。
構造としては難しいものではないのですが、こんな指先にも満たないギア一つが欠けても、運転者は走行距離という情報が得られなくなります。そう、どんなにちっぽけなあなただって、きっとどこかで誰かの役には立っているのですよ。
――――、と言われて、役に立っていることを自分で再認識できた落伍者なんているんでしょうか?

ま、そんなこと言いながらできたので、メーター戻しましょう。
今年はちょっと無理してでも海に行きたいなぁ。
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