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低年式ブレーキ

2020. . 29
すっごい久しぶりに、仕事っぽい記事書くぜ!

IMG_8968.jpg


写真は54年のオーバル。

低年式の車はもとより、高年式、あるいは現行車両でも軽などのグレードが高くない車や、貨物なんかには、ドラムブレーキという内接式のブレーキが装備されています。構造としては原始的と言えるんですが、ブレーキ誕生から長らく愛されて百年。今も構造はほぼ変わっておりません。

利点としてはコンパクトに作れることと、簡易な構造で自己倍力作用が生み出せるため、装置のブレーキとしての使い勝手がよいため広く普及しています。

ちなみに、効きだけの話をするとドラムブレーキの方が強いです。
ただ、コントロール性や放熱性、ばね下荷重などを加味すると、結果的にはディスクブレーキの方が優れているという結果となります。ワーゲンの純正ディスクレベルなら、ドラムブレーキと良い勝負だと思いますが、以前にも言ったようにハブに負担がかかりベアリングを痛めるのと、最適な効きを得るには常に調整が欠かせないため、ディスクブレーキの方が一歩くらいはリードしているかなといったところです。

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これも同じ車両なんですが、違う年式のシューが組まれていました。
というのも、54年までのシューは手に入りにくい時期があり、しばしば55年以降のシューを加工して使用していることが多くありました。今でもあけてみると今回のようなケースがよくあり、よく私もそのまま組んで間違えます。(要するに間違えた写真。一枚目の写真が正解です)

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で、これもよくありますが、年式違いで長さの異なる、ホールドダウンピンが使われていたりして、この様にドラムに巻き込まれて破損していたりします。正しい長さのピンを使いましょう。

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空冷ワーゲンと一括りにいえど、なにせ歴史が長いのでブレーキもそのたびに変わっており、ここは機能部品ですからやはり高年式の方が合理的な形になっていっているなという実感はします。
特にオーバルのサイドブレーキなどは、ケーブルがわざわざ180度曲がって後ろからバックプレートに刺さっていますし、何故か調整がフロントのアクスルビームの間にあるという、謎な構造してまして。なんでこうしたのかは正直なところ解りません。とにかくワイヤーをできるだけ長くしようとしたら最高のレイアウトですけど、設計段階で、ワイヤー業者への忖度があったのかな? とでも思いたくなりますね。

そうそう、国会発の流行語としての「忖度」なんですが、あれ以来様々なメディアや、または映画やドラマの台詞なんかに使われるようになり、我々も日常的に耳にするようになるほど使い勝手のよい言葉です。
しかし「忖度」は別に新語ではなくて普通に辞書に載っているので、皆さんが今更「忖度」を連発するのは変なんですが、じゃあ
それまでどうしていたのか? ってのがよく判りません。

いまドラマの台詞で「忖度」があてがわれている部分は、過去、「忖度」が流通するまでは、なんという単語が使われていたのか。

気になります、が、もはや調べる術はなし。

どうでもいい話ですが。


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