
うちのお客さんで唯一ですが、トゥクトゥク(TUKTUK)に乗っておられる方が居まして、当然修理も車検もするんで、二年に一度はこうして検査場まで走ります。
車検場から戻る黄昏の中、トゥクトゥクに乗っていると思い出すんですよ、バンコクの街で彼女と出会ったこと。
そして彼女が言っていたこと。いや、彼女が言っていたのか私が言ったのか、あるいは今の私がそのように感じているのか。
「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと、愛したことを思い出すヒトにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す」
――、という一文が大変印象的な作品、
「サヨナライツカ」 辻仁成 著
タイのバンコクを舞台に始まる狂おしく情熱的な悲恋劇。
10年ほど前に映画にもなっているので観た人もいるかもしれませんが、美しい物語です。
ま、ちょっとそういうの思い出したってのは本当なんですけど、

実は、失業したらタイに渡ってトゥクトゥクのドライバー出来るかもなぁ、とか考えてた。
というのも、この乗り物、キビキビと走らせるにはそれなりに技術いります。
ワタシケッコウウマイヨ!

もちろん車検は無事クリアしました。
いろいろとイレギュラーすぎるので、車検はこの辺じゃ私にしか通せないです。
もう十年以上のお付き合いですからね。
ではまた、イツカ、サヨナラ
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