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京は旅人

2020. . 10
京都。
日本に現存する唯一の都です。ですから京都は古都と言ってはいけません。東京は書いて字の如く、東の京でございますので。(ちなみに“みやこ”と打って“京”と普通に変換されるあたりからして、京都は都そのものなんです)

大阪に住む私は京都が隣なので、たまに行きます。近くに住んでいる者ほど用事ではいっても、観光になど行かないものでありますが、私はかなり純粋に観光に行きます。
十年くらい前から、「京都って隣にあるけど行ったことないところだらけだな」と思ったのがきっかけで、ブラブラ歩くようになりました。
そうこうしているうちに、海外の観光客が増えだして今のような状況になったのですが、

確かに十年前は、こんな感じでした。

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こりゃ鴨川沿いですね。

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そして、普段なら外国人でごった返している先斗町。

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祇園花見小路もこの通り。

コロナの影響で、外国人観光客がいないとはききましたが、欧米人は割と、以前のようにいてます。
おそらく完全にいなくなったのが中国人と韓国人なんです。つまりどれだけ多かったかということですね。

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人のいないところを狙った訳ではなく、リアルにこんな感じで、本当に静かです。
本来の京都が戻ってきたと言われるのも頷ける話です。

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二年坂も混んでいるというほどではなく。そもそも路面の石段が見えるという時点で驚愕。

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産寧坂もこんな感じでしたが、意外にも着物のカップルや集団が多いことに気づきます。
それも浴衣みたいな着こなしじゃなくて割とちゃんとした着物(っても化繊でしょうけど)を若い子が着ていて感心しました。
というのも、彼らの多くは春休みを利用した日本人の学生。
着物を着て京都を歩くなんてのは、もっぱら外国人がよろこぶアクティビティだったんですが、外国人の波が引いてみたら日本人もやるじゃんか、と。

今時の子達とは言え、やっぱり着物は日本人の体型によく似合います。
ま、歩き方が全然なってない子達も多くいましたけど。
着物の着方やアレンジもかなり自由度が高いようで、襦袢の代わりにレースとか草履じゃなくてブーツとか、それはそれでなんかコスプレ文化の影響もあるのかなと、微笑ましい。衣紋も結構抜き気味でセクシー、後ろを歩く私のレーザービームがうなじを直撃してました。

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今回はリサーチがてらだったので、清水寺の仁王門までで引き返し。
少々あせばみつつも、梅春(うめはる)の京都を楽しんで参りました。

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ビルの一角にある名も知らぬビストロで、肉×ビール。
なんか安いランチ食べにきただけなのに、すごく温かく迎えてくださったのが印象的でした。

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後半は桜の名所をバーチャル花見。
これは、咲いている花を見てむやみに美しいと感情を発露したり、散りゆく花びらをみて儚い気持ちになるのではなく、「咲いていたらさぞかし綺麗だろう、きっと素晴らしいのであろう」と夢想することで、ただひそやかに心の安寧を得るという、禅に通じる精神修養であります。

うそです。

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とはいえ、本当にあと一週間くらいで咲きそうな勢いなので、三月中にもう一度くらい行くかもしんない。こんな空いてる京都はもう訪れることないかもだし。

で、帰り際の四条大橋を歩いていると、鴨川の河川敷で、アコギのパフォーマンスをしていたので、少し聞き入ってました。
お一人で、アンプにつないで演奏していらしたんですが、周囲に観客が囲うという感じでもなく、ただ演奏しているだけといった感じ。
でもめっちゃ上手い。そんなに音楽に造詣が深くないんですけど、真似なんか出来るかっていうくらいの巧みさ。

と、思って近くによっていったらプロの方でした。 この方→ゆあさまさや https://artist.aremond.net/yuasamasaya/ ご存じの方もおられるかもですが、私は存じ上げませんでした。

で、御仁曰く「この三月はライブが全滅で、こうしてストリートで稼いでいるんですよー、家族にはカップ麺で耐えてもらいます」、と冗談か本気かよく判んなかったですがw しかし実際切実な話ではあります。(写真撮っておけばよかったですね)このところ、ライブハウスもそこで演るミュージシャンも悪、みたいな見られ方しているのは本当に不憫です。

ともあれ、そんな感じで、お互い分野は違いますけど頑張りましょうねと、しばし歓談させていただき帰途につきました。

ちょっとしたきっかけで、ちょっとした出会い。
そこにはそんなに意味がなくても、たぶんその時の自分にとっては出会うべき人なんだろう。

いつもそんな風に思って歩いています。

今日の私を旅人にしてくれる街、京都。

このコピー、売れるんじゃね!?



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