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考える

2020. . 08
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ちゃんと仕事もしているところを見せないと。

これは追加バッテリー搭載作業。通常一つのバッテリーを二つに増やす時は、間にアイソレーターという危機を挟むことにより、効率の良い充電放電が可能になります。
逆にそのまま並列すると、容量は倍になりますが、いつまで経ってもバッテリーが満タンにならない、もしくはバッテリー単体が持つ本来の能力を出し切れない、といったことになります。
これは、自動車に規格以上のバッテリーを積むのと同じですので、極端に大きなバッテリーはを積んでもいい事など何もありません。車ごとにバッテリー容量が細かく指定されているのには、ちゃんとした理由があるのです。

さて、

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二階デッキからロッカーをチェーンブロックで降ろしてます。 店の中で使うつもりで置いていたロッカーなのですが、ふと思うのは、作業スペースとか作業環境とか、本当に一朝一夕では完成しないということ。いや、むしろ進化し続けるというか。
仕事に必要なものはわかっていても、どこに何を置くか、どのように運用するか、の判断は実際の仕事をしてみないと判りません。それも自分がやっていかなければなりませんから、長大な時間がかかります。

私が一人でやるようになってから、店のレイアウトは何十回と替えてきたと思います。
もっとも、その中で今更動かせない失敗レイアウトとかもありますけど、そこはもう考えても仕方ないので、こちらが合わせるしかありませんが、変化させることが出来る部分は自らの意志で変化させるという気概を持つことは、実はすごく大事なことなのではないかと思います。
いわば、それはカスタマイズなんですね。住環境って誰でもカスタマイズしていると思います。それと同じに今までの車もまたそれぞれの感性でカスタマイズされてきたんです。
でも、近頃はそういうのは出来ないっていうか、そもそも自分のものですらなかったりして、触れない。それに触る必要性がないくらい、全てが充実している。完成している。

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モノが人の要求に応えすぎて、人がそれ以上何も求めなくなるということは、思考の衰退を招くと思います。
絶対にあらゆる物事には、人が思考するための余地が必要だと思います。
何かを想い、その実現性を希望するってことを人が辞めたら、もうそれは機械と同じじゃないかな、と。

足りないとか、出来ない、不便、面倒、危ない、使いにくい、などなど物事には様々な不満があると思いますが、不満があるのは大事なことです。改善するためにまた人は考えるからです。

それは効率性とかコスパとか危機管理とか責任問題とか、そういうことでもあるんですけど、なにより「使用、利用する当事者や関係する人々のことを考えている」という部分に、人間的な価値があると思います。

なんか分かりにくい話ですけど。







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