太陽に向かって飛んだがために、その翼を固めていた蝋が溶け、揚力を失い、哀れ墜落死した男のことをご存じでしょうか。
その名はカルロス。
――いや、ちがった。
たぶん違う。
でも似てるからいいか。

どうも、巷じゃ「逃げ得」とか「作戦」って言う声が大きくなってきてるように思います。
で、日本の司法のあり方がー、とか日本の空港の保安態勢がー、とか日本のプライベートジェットの扱いがー、とか、内外で自虐的な声も上がりつつあり、出入国在留管理庁は赤っ恥をかきかき、法曹界はとめどなく流れる汗をふきふき。完全にコケにされた日本。
なんて外圧に弱いのか。なんて外人に弱いのか。
実際、ハトリのモーニングショーっていうエンターテイメント番組では「プライベートジェットの検査を厳しくしたら日本にセレブが来なくなる可能性があって、それは問題」とかマジな顔していってた。
そうかもしれません。金持ちとか権力者ってわがままだから、めんどくさいこという国には来たくないかもしれませんね。だから厳しく対処するのには二の足を踏む。
でもさー、って事はサー、外国人の金持ちとか権力者とかセレブって、密入国しても密輸入しても仕方ないっていってるのと同じだよね。それって外国人差別だよね。
で、いやいや、今日はね。
そんなカルロスが日の本の国に来て墜ちた話をしたいのではなく。
五輪の聖火が来ます。茨木に。
しかも。

ヘルム前からスタートです。
今日、しかるべき機関の者が訪れ、前面の道路を徴発する旨を伝えに来た。
車道に車の進入は許さんとし、私ども民草の営業権は当然のように剥奪されました。
たぶん、どうなるかわかんないですが、歩道には大勢の人だかりが出来るかと。仕事どころではないように思います。
なので、いっちょ当日は、何かやらかそうかと。
全世界中に我名を知らしめるチャンスですな。
たこ焼きとか、売りましょうか?
ところで

聖火ってどうやってギリシャから来るんでしょうか。
やっぱり飛行機なんですかね?
ってことは飛行機の中でも火は燃えてる訳ですよね。
普通、ライターですら機内には持ち込めないんだから、直火なんて絶対ダメだろう。
じゃあ、やっぱ、プライベートジェットですかねぇ。
いや、ギリシアだからやっぱり、カルロスが飛んで運んでくるのかも。
でも、イカロス・ゴーンがサプライズで、楽器のケースに聖火を隠して日本に戻ってきて「私はこの火を取りに行っていたのだ、日本の皆さん! 私は帰ってきたぞ! ジュ・テーム!」とくれば、世界的には笑って許してもらえると思う。 そして21世紀初頭を飾ったエンターテナーとして歴史に名を刻むと思う。下手すりゃ聖火台に点灯するかもしれん。
ま、しかし、そんなことになるとIOCに言われてマジで五輪恩赦(おんしゃ)とか日本政府がしてしまいそうだから、帰ってこなくていいと思います。
置き土産の15億円は被災地復興の資金に回そうぜ。
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