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聖☆おじいさん

2019. . 24
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今日はクリスマスイブですね。朝起きたら、ビートラックがバイクを運んできていました。私のクリスマスプレゼントです。

今日、取引業者さんと「今日はクリスマスだねぇ」なんて話をしていたら、「イブってなんぞや」な話になったんです。

イブは、イブニングの意味ですから、クリスマスイブは「クリスマスの夜」という意味になります。
ここ間違えがちなんですが、日本人の多くはクリスマスイブを「クリスマスの前日」と解釈しているので、前日の前日で「クリスマスイブイブ」なんて言葉が生まれたりしますが、もちろん間違いです。

さらに突っ込むと、「クリスマスの夜」であって「クリスマスの前夜」ではありません。
24日も25日もクリスマスで、24日の夜を「クリスマスイブ」と呼びます。

じゃあ、クリスマスってそもそもなんなのよ? っていうと、キリスト降誕祭(キリスト・ミサ)ということだそうです。
ここ、私も誤解してましたが、ジーザスの誕生日ではなく「誕生を祝う日」だそうです。実際の誕生日は史実というか、聖書の記述によれば、全然この時期じゃないってのが有力な説でして、まあ少なくとも雪の降るような時期ではなかったそうです。

じゃあ、なんで降誕祭(クリスマス)が12月25日になったのかっていう話になって、おおよそまたキリスト教がどこかの宗教の記念日を上書きした結果なんじゃないでしょうかねぇ? なんて答えたんですが、私、忘れてました。

2011年のブログ 「クリスマス イブ」で、ばっちり書いてました。書いたこと忘れてましたよ(にわか知識なので忘れる)

例によって時の権力者によって上書きされた記念日でした。

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で、仕事の話そっちのけで、まだ続くんですが、「そういや、クリスマスとサンタクロースって関係あるのかな?」なんて話になりまして、じゃあ、ってことで今日のブログネタ指定にされました。この取引業者さん私のブログの読者でした。

それで調べてたんですが、お馴染みのトリビア、「サンタの衣装が赤くなったのはコカコーラの仕業」、というのはもう結構有名な話ですが、じつはこれ、間違いです。

米国コカ・コーラの広告にサンタクロースが初めて採用されたのは1931年。
サンタの爺さんが赤い服を着ているという記述は、日本では1907年の朝日新聞に「身に赤衣を纏ひ」などとサンタクロースを紹介しているそうです。
とはいえ、赤くなったのは朝日新聞の仕業ではなく、欧米においても19世紀には既に赤い服を着たサンタクロースが主流になっているそうです。

更にサンタクロースのモデルであるシンタクラースは赤い衣装を身に着けているそうですから、要は最初からなんですね。

じゃあ、なんでコカコーラが、なんて話になったのかというと、コカコーラ社が、広告業界やメディアを使って自身らの影響力を示す為に流したデマだそうです。実に破廉恥ですね。

で、先に出たシンタクラースってのは誰なんだという話。

元は「聖ニコラウス」。宗教に興味ない人でも聞いたことくらいありますね。東ローマ帝国の司教です。セイントニコラウスと読みます。
これをオランダ語にすると、シンタクラース。そのオランダ人がアメリカに渡ってサンタクロースと呼ばれるようになったのだそうです。なので実はヨーロッパ圏では夜中にプレゼントを配る謎の老人=必ずしもサンタクロースとは呼ばれていない、のだそうで、現在我々が想像している「煙突から侵入して、靴下にプレゼントを無理矢理突っ込んでいずこに去ってゆく、赤い服を着たポップな白鬚の老人というイメージは、イギリス、アメリカを通じて輸入・拡散されたものといえそうです。

で、長くなりますが、サンタクロース=くつしたプレゼント、という定形にもちゃんと理由がありまして、その昔々、ある家族が貧困の余り、三人の娘を身売りに出さねばならないという噂を、聖☆おじいさんは小耳に挟み、「それはいけない!」 と、夜な夜なその家族の家の煙突から金貨を投げ込むという行為を行いました。暖炉に金貨が落ちていたら見つけられなかったかもしれませんが、金貨はなんと暖炉の前で干していた靴下の中に入ったといいますから、なかなかのご都合展開です。
それでめでたく娘達は身売りを逃れてめでたしめでたし。

そんな訳で「聖☆おじいさん」こと、聖ニコラウスは聖人列伝のなかでも大変人気のある御方であり、彼の命日12月6日は聖名祝日として記されています。貧しい人々に施しを行っていた聖ニコラウスの功績を称えて、彼の命日である12月6日は、ものを贈る、贈りあう、という風習になったと言われます。

あれ? ですよねぇ。
仮にユリウス暦換算しても、12月19日ですので、おしくもない。(そもそもユリウス暦は13日ズレます)

先に書いたように、25日はローマ皇帝コンスタンティヌスが無理矢理上書きしたものですし、もうすでに「クリスマスの夜にサンタクロース(または家族や恋人同士)がプレゼントを配る」なんて風習は破綻しているというか、日本を含む極々一部の地域約にだけでしか行われていないといえます。(これは主に、イギリスとアメリカです)

が、実際はクリスマス=プレゼント、はまあまあ定着してるとおもいます。全世界的に。
時期は多少ずれますが、ヨーロッパ各国でもそれぞれの風習下において、12月24日(降誕祭)から1月6日(神現祭)にかけてをクリスマスとしての行事と捉えるそうで、大抵の地域でこの間にプレゼントなり、贈る贈られる、といった風習が根付いています。

かつてサンタクロースが商業的だと批判を受けたこともあったそうですが、やはり経済的に突出したイギリスやアメリカという、先進国が大々的にインフォメーションをした結果、日本のような先進無宗教圏のような国は、こぞって商売に利用していったというのが経緯ではないかと思われます。いうまでもなく日本においてはバレンタインデイは、二月という寒い時期の最大の稼ぎ頭ですから。

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そんなクリスマスの贈り物。
最初は、言葉や仕草や、カードや手紙といったささやかなものだったかもしれません。
それは大切な人を思いやる心を形に表したものでしょう。
プレゼントとは、心です。

もらう側の人が、欲しいものをねだるのはプレゼントではありません。
まあ、堅いことを言ってスミマセン。

ですが、ちょっとだけ言いたい。

あなたがある人に、どんなものを贈ろうかと考えることこそが、その人のことを大切にしている。
あなたのことを考えてプレゼントを贈ってくれた人は、あなたのことを大切にしてくれている。

互いに人と人が思い合うこと、互いのことを考えること、普段は忘れがちな事ですが、クリスマスがそのきっかけとなるならば、商業的だろうと全然構わないと思ってます。

メリ-クリスマス。






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