急に寒くなると、作業効率が格段に落ちます。
私のモチベも格段に下がります。
鉄は触ると冷たいので、ソフト系の作業しましょう。

気温が下がるとビニール系は固くなるのでしんどいです。
シートの張り替えです。

タイプ1の73年にだけ採用され、殆ど作られなかった通称「オバQシート」。(全国区の呼び名かどうかは知りませんが) この俗称の元となったバックとヘッドレスト一体型の斬新なシートは、案の定不評(だったんでしょう)で一年で終了し、翌年からは再び68~72年で採用されていた「肩付き」のハイバックシートとなり、生産最終年である77年でいきなりヘッドレスト分割式となるという、ワーゲンのシート史は実に謎です。

本来なら張り替えが妥当ですが、今回は古い皮を被せます。色々と作業が積み重なってますからねー。
で、ソフトもの作業第二弾。

触れたら崩れるほどデリケートな、純正グローブボックス。
これ元々は紙を固めたもので出来てまして、いわゆる紙の繊維を使った樹脂の一種とも言えるんですが、これ系は経年劣化で結合が分解して素材に戻ろうとします。

これのリペアを請け負った訳ですが、実際FRPの製品買ったら7000円くらいなんですよね(ただし年式によりちょっと加工が必要な場合もある)わざわざ直す意味あるかというのを私が考えたらダメなんですが、これも勉強だと思ってやりましょう。

接着剤でボール紙をぐるりと外枠に合わせて貼り付けます。

こんな感じ。
養生テープは、形が変形しないように補正の役割をしています。
気温が高いウチに作業を進めたいんですが、電話がちらほらかかってきて、例によりまた仕事が詰まってきました。
冬眠したい。
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