トーションバーグロメットの交換です。

ここを交換する事ってあまりないんですよね。痛んでいてもまあまあ普通に乗れるせいで、ついぞ見て見ぬふりをします。
後ろの方からキュッキュッなるのは大体このゴムです。あとゴムのへたりが酷くなるとトーションバーのアウターとベースプレートが接触して金属的な音を出すことがあります。

これがトーションバーグロメットのアウターです。
アウターは2種類あり、ラウンドという円形のものと、ツメ付きのものがあります。いずれも互換しませんので、現車をみての判断となります。

赤い棒に引っかかっているのが、インナーです。インナーはツメ付きのみ。(いずれも高年式ビートルにおいてです)
長くなったトーションバーのタイプは、主に高年式ですが、面倒なことにビートルの場合はフェンダーを外さねばなりません。カルマンやタイプ3などにも横っ腹に丸いモールドがあるのをご存じだと思いますが、アレはトーションバーを抜くための穴(のメクラ蓋)です。
カルマンなどはいざ蓋を外そうと思ったら、パテの整形彫刻だったなんていう笑い話もありますが。

外したグロメット。
わかりにくいですけど、偏心してすっかり変形しています。
新品は今のところマイボウズさんなどでも純正が手に入ったりしますが、いつまであるかは解りません。
もうないかもしれませんが「HDウレタングロメット」という赤い、いかにもな製品が売り出されていましたがありゃ固いだけで全然ヘビーデューティではないので、ダメです。
まあ「HD」を我々が勝手に「ヘビーデューティー」と訳しているのが悪いんですが、もしかしたら「ハードダメ」の略かもしれません。
でもパフォーマンスパーツは一長一短ともいえますから、使う人によっては良い結果が得られるのかもしれません。
スポンサーサイト
trackbackURL:http://chelm.blog37.fc2.com/tb.php/1213-27fec7cd