
我が家の壁面緑化は順調に進んで、去年の倍くらいの面積を覆うようになって、満悦しております。
しかし、彼らも進化の結果なのでしょうけども壁面が存在する以前、もしくは壁面が存在しないシーンでは、岩肌とかにアンカリングして樹長を延ばしてきたのでしょうけど、自立して上に伸びようという気はなかったんですね。
植物は基本的に光合成のため、日の光を浴びることを第一義とした生長方式をとります。
ですので上へと伸びてより高く、樹高を稼ぐ事が出来る種は、早く成長することに特化したりします。多分杉の木とかはその類いだったんでしょう。 対して広葉樹なんかは成長が遅いものも多く、樹高も稼ぎませんが、大きく枝を張り広範囲に刃を広げて光を集めることに特化したのでしょう。
しかしそれらはいずれにしても幹の太さが必要になるので、そのような競争に勝てず、進化できなかった種は光合成を果たそうとした結果、少ない光でも光合成できるように進化したり、光合成に頼らないで生存を可能としたりといった、実質負け組根性で生き残った種や、貧弱でも、植物以外の背の高いものにへばりついて、木が生えないような場所で上へ上ってゆくという、ナイスなアイディアを打ち出した、トリッキーな隙間産業的勝ち組まで、目的は同じだけどもやり方が違う、生き方が違うというのは植物の世界でも同じという訳です。
ただ、まっすぐと整然と立っている針葉樹なんかからしたら、「壁に張り付いてる奴は邪道」だって思うんだろうし、壁に張り付いて上手いこと生きてる奴らは、「材木にされる奴らは生きる喜びが解っちゃいねぇ」、ってせせら笑っているんだろう。

これはJEEPのインナーフェンダー。 フェンダー(泥よけ)の内側ですな。
アメリカ車ってのは、時に謎な構造をしてることがあります。オフロード車両なのに。
今この画像見ただけでピンと来た人はまともだと思います。

なんでこの部分にインナーフェンダーついてないんだろうか? ちょうどウィンカーランプの裏です。
巻き上げた水とか泥とかがここに溜まるじゃん。
だからちゃんと防水ソケットにしてるだろ、っていわれても、カバーつけた方が確実だし、技術的にも簡単だし、見た目からしてすっきりする。 マッドネスな路面とか走ったらここに泥が詰まって、乾いたらカチカチになってとれなくなったりするぜ?
よーわからん??
ま、欧米圏は我々とは、文化とか思考回路が違うんだろうと思うことにしています。
それと同じく、「最近の若いもんは~」とかいうのも、結局時代も違えば社会背景も違うし、当然文化も違うんだから、てめーらの基準で物言えば、そりゃあ最近の奴らはおかしいよ、ってなりますが、当の若い人達からすれば、生まれてこの方戦争なんて知らんし、学生運動とか知らんし、3C(車、カラーテレビ、クーラー)とか3高(高収入、高学歴、高身長)とか知らんし、バブルとかジュリアナとか知らんし、60年代も70年代も知らんし、貧乏とか節約とか知らんし、といいたいのではないでしょうか。
そもそも、そういうの理解せなあかんねやろか? なら昔の人もウチらのこと理解するように努めてくれんやろかねぇ?
と。
社会ってのは、古いフォーマットのOSはアーカイブされているだけで、実稼働しているのは更新されまくった最新版であります。いわゆる時代寵児と呼ばれる、業界の先端を走っている人というのは、最新OS上で動いているアプリのようなものだと考えればよいでしょう。
そのOSとアプリを使っているのが今の若い人達。
ですから、俺達の若い頃はUSBなんてなくて、シリアルで云々だとか、Aドライブにフロッピーが~、だとかパソコン通信が~とか、ネットは従量制課金で毎月の支払いが戦々恐々だった、とかそんなことをいっても、無駄です。だって今の社会には必要ないから。
だから、今の社会から見たら変なのは、時代について行けていない古い世代の人間なんですよね。
それでも、変わらないものがある、変わってはいけないものがある!
そう思うならば、自身の経験と知識をもって一筆したため、世間に問うてみるのも良いのかも知れませぬ。
スポンサーサイト
trackbackURL:http://chelm.blog37.fc2.com/tb.php/1202-1bf8ef39