しばしば四輪駆動車、ジムニーやランクルなどに代表される悪路を走破することを目的とした車には、ウィンチという装置がついています。コレは主に、電動でワイヤーを巻き上げる装置で、減速比を利用して高速で回転するモーターの駆動力を、巻き上げトルクに変換するそうちで、成人男性が両手で抱えて持てるくらいの装置一つで、実際に車一台を引っ張るような力が出せます。
そのウィンチの最もシンプルな形としてあるのが、手動巻き上げ式のハンドウィンチ。こういう小さなものでも500キロくらい引くことが出来ます。
一人で山の中でスタックしてもウィンチあれば脱出できるかもしれない! という発想から、重量マシには成るけどつけてみようじゃないかと。もちろん一人で立ち往生した時想定なので、バイクを支えながらレバーを操作できなくちゃいけない。

場所は色々考えたが、やはりここしかないだろう。

ステイを駆使して、フロントグラブバーに溶接。
ついでにハウジングを肉抜きして軽量化した。

使用しない時はこういう状態で、リールは外しておくとすっきりスマートかな。

ちょっとハンドルを加工して、この状態で回せるようにしました。

こういう危機管理的なアイテムや装備って、もしかしたら一生使わないかもしれないんだけど、無かったらすごく困る訳です。
臆病さ故か、心配性故かといわれても、前例がいくつもあるからバカには出来ませんで。
怪我や病気の用心と共に、事故や事件への用心ってのは総じてリスクマネージメントですから、備えるには越したことはないのでございます。
ま、そもそもリスクのあることを、しなければいいだけの話なんですが……我ながらここまでやると酔狂に過ぎるかと。
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