
事故でございます。 ビートルの全長が短くなるほどの衝突だったので、これは相手さん無事ではないだろうなと思いきや、打撲程度で済んだとのこと。よかったよかった。
といいますのも、ビートルのバンパーはものすごく硬いです。堅牢です。
今どきの車はバンパー部分に相当するボディパーツのことをバンパーカバーと呼んでおりまして、本来のバンパーパーツは、カバーの中に収納されています。
ただ、昨今の衝突学的には、強いバンパーで車体を守るのではなく、衝突の運動エネルギーを、車体を潰すことで吸収するという、いわゆるクラッシャブルボディといいますが、そのような考え方で同時に衝突対象物や対象者の破壊を回避しようとしています。
そういう意味ではビートルなんて、70年代位の車なんで、バンパーガッチガチなんでしょと、そう思われるかもしれません。
確かにバンパーは硬いです。ただ、マウント部分はさほどに強くないです。トラックのようにシャーシには接続しておらず、ボディにマウントされています。
硬いバンパーごとボディを押される、というのがビートルの衝突プロセスです。

これはタイヤが食い込んで回らなかったので、ジャッキで広げてます。

おお、痛々しいです。
ですがこれだけ押されたぶん、衝撃を吸収したとも言えるのです。

さらに、フロント部分に入れたスペアタイヤがクッションの役割をしてくれます。
スペアタイヤがない人はここ、ぺちゃんこになりますからね。
この後ろにあるガソリンタンクは前から押された場合、マウントが外れ、上側へ逃げるようになっているそうです。
フロントにエンジンがないビートルは、バンパーとボディの間、スペアタイヤ、タンク設置スペースと三段階のクラッシャブルゾーンを確保しているんですね。

ラジコンビートルも直しましたよ。

店の前で試運転。
おおっと! 操作ミスして車道に飛び出しかけたぜ! あぶねぇ!
この形式のプロポって慣れが必要でして。
老人がパニクってアクセルとブレーキ踏み間違える気分ちょっとわかったわ。
もうやめとこう。事故ったら洒落ならん。
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