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淋道、今週はお休みです

2019. . 18
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最近、オフロードにはまっているような私ですが、今更というわけではありません。ちょっと本格的に走りに行っているだけです。今までに比べたら、ですが。

正直なところ、今まで乗っててよかったなぁ、と思います。
今まで乗っててひどい目に合わなかったからそんなこと言えるんだろうと、言われるとまあその通りです。
運が良かったです。

別にバイクじゃなくても音楽でも、創作活動でも、スポーツでも、なんだっていいと思うんです。

私は90年代前半からバイクに乗っているので、いわゆる全盛期時代というものを見ています。リアルに乗っていなかったとしても80年代くらいもかすっています。まあ、たくさんの若者がバイクに乗っていましたし、16になったらみなこぞって原付免許をとったものです。

なので、というかそういうのが当たり前であったから、18になると自動的に車の免許を取る人も割りといたわけです。
もちろん取ったらとったでそのまま、ペーパーゴールドになった人も多いでしょうけど。

そんな数十年前と今を比べると、若者の車バイク離れが顕著だと、そんな声を聞きます。
私が商売していて、実際肌感覚としても感じるので、おそらく間違いではないのでしょう。
バイク雑誌の内容を見ても若者向きではない、そこに原因があるのではないか、とおっしゃる方もいます。
メディア側は若者の乗り物離れを報道しているつもりで、結局衰退のマイナスイメージを喧伝していることになっているのではないかと。

つまるところ、我々専門的な人間が、業界をよく知る人間が、問題について語ることをすれば、自ずとマイナスのイメージとして伝わり易くなってしまうのではないか、と。まさにミイラ取りがミイラ的な。自身で提議した問題に取り込まれるといった感じでしょうか。

実際どうなのか?

私が乗っているバイクにしてもじゃあ、本当に衰退しているのか?

最近チョロチョロとバイクのカタログを見物に行きました。とりあえず国内四大メーカー。
とても魅力的なバイクがラインナップされています。我々が若い頃に比べると数は圧倒的に減っています。
これを見て、衰退傾向にあると分析してしまうのは、まあ有り得る話でしょうね。
ただ、我々が若い頃というのは、各メーカーがイケイケだった時代なんです。だから、異常に活況だった。
メーカーやスポンサーも金を持っているから、レースにも力を入れていた。
だからメディアにも影響したし、おのずとブームにもなった。
毎年マイナーチェンジする勢いがあったんですよ。だから今、30年もたった今でも国内にこれほどのバイクの中古車市場ができているのです。

発信源が「売れていた」ではなく、「買わせるだけの力があった」というふうに解釈をすれば、単に企業規模の経済問題なんじゃないかと。若者がバイクに乗らなくなったのではなく、メディアが若者に乗らせるだけの動機づけを担保する努力を怠った、と言えるのではないでしょうか。

そして過去と現在、圧倒的に違うのは価格帯です。
大型バイクなら200万くらい平気でします。400クラスでも100万に届きそうなくらい。250クラスでも50万オーバーです。これでも手加減して言っているくらいです。
はっきり言って高いです。賃金が上がっているとはいえ、(我々の頃時給1000円とかいうのは、超絶きつい仕事かやばい仕事しかなかった)学生さんが100万近くの買い物なんておいそれとできません。
車やバイクは、若者にとって、コスパの悪い趣味にカテゴライズされたというのも、実はバイクや車が悪いというより周囲の環境の影響でしょう。他の分野の趣味嗜好品があまりに安くなったのです。(中古バイク業界は特に値段が下がりません)

更にカタログを見ると。

いわゆる大型クラスのラインナップが相対的に多く、400ccクラスはやはり人気が薄く数は少ない。このあたりは大型免許が教習で取れる前の時代とは逆転しています。ですが、250ccのラインナップも全然貧相ではありません。

この250クラス。実は若者が支えている層だといえます。

我々のような90年代おっさんは、贅沢で高性能な四発250ccを知っているので、今どきのFIパラツインのスポーツ250なんか、メーカーが言い訳のために出してるような単車だろう、本当に力を入れていたのは90年台の単車だろう、と高をくくってしまっているので、いまさらミドルクラスなんてのには乗りません。

乗るなら大型に行きます。自分は永年バイクに乗ってきたという自負もあるから、うまいとか乗れるとか別にして、プライドと潤沢な資金が、大型バイクや、高級バイクを買わせるのです。それだけです。

実際私もそういう波に乗ってきた人間ですからわかります。

ただ、私のように一人で走ることがメインで、共有感のない人間は自ずとインに入ります。
乗れている感を楽しむようになります。乗っていることが楽しいと思える乗り物を愛でるようになります。

そこで落ち着いたのが今のエボハーレーとビューエルXB9Sと、スズキのSXです。
バブルのときは人もモノも、スペックとステータスとスペシャリティの3Sだったのではないかと。

3Sがなければ価値がない、金を出す価値などない。人に見せる価値がない。そういう時代だったのではないか。

ある意味ではオーバースペックだった。そうも思えます。
オーバースペックでなければならないと思いこんでいた。

個性が認められるようになって、自慢しなくてもいい時代になった、誇示しなくてもいい時代になった。
世代によってはそれが消極的に見えることもあるだろうけども、自分の身の丈にあったものを自由に選べるようになった時代でもあるのかもしれません。

バイクに乗るなら大型でなくては、本物ではない。

そんなルールはどこにもない。

だが、

バイクに乗るならワクワクしなくてはいけない。

これはルールにしてもいいと思う。


私は、ただ、楽しいから、いま林道を走っている。
それを見て、みなさんが少しでも楽しそうだと感じてもらえれば、私は嬉しい。







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