いわゆるヨーロピアンバンパーのことを、私は「丸バンパー」って呼んでます。対して68年以降の“鉄道レール”と呼ばれるプレスバンパーのことは、「角バンパー」と呼んでます。私だけのローカルかもしれません。

前回も行いましたが、12V車両に、パンパーアダプターをつけて丸バンパーを取り付ける作業。
これ、ずっと偏見で。ダメだろーって思ってたんですが、意外とつけてみるといいので「おすすめしている」というほどでなくとも、私の中ではありかなと、そう思いつつあります。
その昔、12ボルト車両を66年以前の姿に改造することを、6Vacation、すなわち一週間休みがあれば換装してしまえるという意味で6バケと呼びましたが――――もちろん嘘です。
66年以前の車は6ボルト電装だったため、 略して「6バケ」「6ボルトルック」などと呼んでいました。今はもうあまり流行らないのですが、現存車両はまだちらほらありますよね。
この6バケ。見た目ほとんどヴィンテージと解らないくらいに化けていればよいのですが、改造が予算の問題等で不完全な場合、化ケ切れていないという意味で「8ボルトルック」とか「10ボルトルック」とか、まあそんな蔑称もあったのです。

で、このバンパーだけを安易に換えちまうなんてのは、まさに10ボルト仕様で、フリークどもからは嘲笑されがちだったんで我々も、どうせやるならフェンダーから交換っしょ! と大工事を勧めていたのです。そういうのがスタンダードだった時代なんですね。
でも、時代も変わるというか、別に良いんじゃネェすかと。このところではそういう風潮になったのも事実です。

まあ、ビートルをみて「この車なんて言う車なんですか?」って真面目な顔して訊かれる時代ですから。
せっかく自分の車ですから、好きなパーツをつけて楽しめばいいんですよ。
笑われたら、一緒になって笑えばいいんですよ。
君は時代を超えた車に乗ってるのに、時代に縛られて生きてるね
と。
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