fc2ブログ

FRPで床補修

2019. . 16
床が抜けるって、そんなことあるのかと。
ま、古い車にはよくあることです。大抵は雨漏りしててそれが床の鉄板を腐らせます。
空冷ワーゲンにおいては、バッテリー液で腐食、なんてのがあるあるだったんですが、このところはシールドバッテリーが主流になりましたから、今はほとんどないです。

で、床が腐ると穴が開く、ってんで、一般的には溶接したり、張り替えたりなんですが、まあまあ手間のかかる仕事ですから、マネーがそれなりに必要です。それと細かい穴が空いている程度なら、張り替えせずに補修に留めるというのも一つ。

ということで

IMG_5980.jpg

このくらいの床。まだリブもしっかり残っていて、錆で若干強度が落ちているなという程度。
これならまだ補修でも対応できます。 もちろん鉄板で張ってもいいですけど、FRPで捕手した方が早いしやすいです。

IMG_5979.jpg

これは外側。バックアップのためにゴムのシートを貼り付けてます。これで穴を埋める訳じゃありません。

IMG_5982.jpg

内側からFRPを積層してゆきます。この時、一気に広い範囲で張ってしまいたいというのが人情ですが、リブがあるので上手く形に沿ってくれないんですね。なので地道に、リブを埋めてゆきます。結果的にはリブの厚さ分、積層材が三次元になりフレームの役割をしますので、強度が上がります。

IMG_5983.jpg

最後にがばっと、広い範囲で貼り付けます。
これでガチガチ。まあ永久に保つとは言いませんが、ちょっとやそっとじゃ剥がれたり割れたりはしません。
FRP施工はいろんな方法がありますけど、上手く使えばいろんな事が出来ますので、カスタムパーツ業界なんかでは重宝されました。
今はカスタムパーツメーカーも、工作機械や素材が充実して、あんまり使わなくなりましたけどね。改造する人が減ったってのもありますが。

痒くなるのと臭いがなければいいんだけどなぁ。

スポンサーサイト



comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://chelm.blog37.fc2.com/tb.php/1070-f25e17b3