さあ、雪が降った。
こんな日は、高速乗って日本海に往くベ!
と、エンジンにとっては少々お寒いくらいの方が、調子がいいというのが相場ですが、寒すぎるとこんなことになるという話。

何度かアイシングの話をしていますが、毎度なかなかわかりにくい話で、目視できる現象ではないので理解しがたいかと。
キャブから燃焼室までの燃料供給工程というのは、空気とガソリンを混ぜて、エンジンからの吸入圧により、マニホールドを通じて高速で混合気を送り込む事を言います。
その気化性ガス(混合気)が熱伝導性のよい管を高速で流れることにより、気化熱が奪われ、急激に冷えます。
冷蔵庫やクーラーなど冷媒(エアコンガスなど)を利用した冷却機械と理屈は同じです。
クーラーや冷蔵庫なら、冷えるために行っていることですからいいのですが、キャブやマニホールドは冷えるために備わっている機械ではありませんので、冷えすぎるとダメです。
でも、エンジンというのは回していればとりあえずは走ります。
特にストップのない高速なんかではとりあえずは走ります。
が、パワーが格段にでない。
踏んでも回転の上がりが悪い、トルクもない。
そうして無理して走っていると、本当に走らなくなる。

こういうことになっているからです。
よくわかんないですね。

キャブについた白いのが全部霜です。というか氷に近い。
雪の日にガンガン走るとこういうことになります。
これは初期段階に充分暖機をしていないからです。
雪が降るほどになると、高速に乗る前に完全暖気してないと、途中で路肩に止めるようなことになります(私です)
そもそも雪の中を高速走らないって人はいいんですが。
プレヒートのホースとか、ホッとパイプとかが頑張ってくれている車両なんかは、この現象は起きにくいですが、1200の細いマニは起きやすいように思います。
こうなると焦りますが、一端止まって氷を溶かしてからあとは、調子よく走ります。

ま、贅沢の代償かねぇ。
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