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たまには普通の

2023. . 24
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ぐっちゃぐちゃな機械の塊。
こういうのわかんない人からしたらすごいものに見えるんでしょうけど、私にとっては電子基板とかムカデとかコンデンサーを見てフムフムゆうてる人の方がすごい。
もちろん人体の中身診られる人はもっとすごいと思う。

いや、まあ、たまにはちゃんとした作業記事も必要かなぁと。

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ワイパー破損。

この手のワイパーはよくピボットが摩耗したり、空転したりでダメになることが多いんですが、ベースプレートの端が割れるという珍事。
全くないわけではないんだけど、珍しい事例。ちなみにここは部品ないです。頼る歯中古しかないんですが、このくらいなら溶接で直しちゃいましょうかと。

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ま、鉄なのでね。それほど難しくはないです。

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補強もかねて、多めに盛っときましょう。
最近思うのだけど、その辺のことなら、だいたいなんでもできるようになってるなぁ、と。自然にやり過ぎて自分のやってる作業がどういうものなのか、あまり認識できてない。

ふと工場をみて、空冷三台、水冷二台、バイクが二台、現時点で抱えてる修理車両。全部面倒くさい奴らばかりだぜ。でも私がやらないと終わらないので、あっち行ったりこっち行ったりしながら全部並行して作業してます。

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水冷エンジン間違えてバイクに積んでしまいそう。

ゴルフのエンジンって、空冷エンジンに比べると熟成されてない感がすごいよなぁ、って思う。なんで吸排気が同じ場所(方向 エキマニの上にインマニがマウントされてる)から行われるのか、空冷時代のアイシングのトラウマなのか?
基本ブロックはシンプルなんだけど、殆どの補機類がブラケットを介してくっついている。
多分基本はゴルフ用に開発されただろうと思うのだけど、このブラケットの多さって、他車種転用や他メーカーにOEM供給しようっていう、スケベ心あったんじゃないかと。
そんなこと勝手に思ったりする。

あんまり水冷ゴルフのエンジンのこと知らんけど、そんな奴がエンジンいじくって、ぼやいてる。

まさに、ゴルフを愛する人への冒涜ですよ。


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AI画像生成

2023. . 23
戯れに、AI画像生成というものに触れてみた。

ほぼ予備知識がないまま、いくつか関連サイトを巡るのだがよくわからない。そもそも「AI」は何処にいるのだろうかと考えてしまったりするくらい、私はITに関しては貧弱な想像力しか持ち合わせていない。みんなどこかで、私はその手の分野も得意なのだろうと勝手に思っている節があるが、間違いです。何年携わっても出来ないものは出来ないし、その概念的なものが理解できない。クラウドとか便利で使っていても、やっぱり私の極めてプライベートな秘蔵データが何処にあるのか気になってしまう。

見えない、触れられないものは苦手なのです。なので3Dプリントは夢のようなシステムだけども、そもそもの3Dデータ生成が出来ないから、いまさら原型をスクラッチビルドして、レジンキャストで複製しているわけです。おそらくCADを習得し3Dプリンタ買った方が近道なのはわかっているけども、そもそもその入口が見つけられていない。問題は私の周囲に、ほぼそういう人脈がなかった事が遠因だろうなと。(最近、ちょっと分野違いの方と触れあうことが増えてきました。少しは社会性ついたのかもしれません)

ま、そんなわけでAI画像生成。

各種のサイトから、WEB上で動かすことが出来るので、これは簡単。仕組みがよくわかってないのでちゃんと説明できないけど、サイト経由の場合は生成に制限がついたり、課金したりしないと使えなかったりする。でも、そのかわりお手軽。
もう一つは、ナンカうまく説明できんけど、自分のパソコン上で動かすって感じ。その場合無制限、無課金で出来るんだけど、高価なグラボとか載ってないとしんどいらしい。ま、そこまでやって何するわけでもないから、私はやんないけど。

そんなわけで、とりあえずワーゲン出してみましょう。ということで、プロンプトっちゅう指示言語を書き込みます。このプロンプトの書き方にルールはなくて、別にどう書いても構わないけど、主には英語。英文まで書く必要はなくて、英単語の羅列で構わない。
多分ですけど、AIはそれらの単語から類推される結果を示すという作業をしている。ただ、それ以前にAIがある程度の学習をしている必要があり、例えば赤ん坊にいくら言葉を告げても理解を示さないのと同じで、基礎的な情報を持っていなければ何も生成は出来ない。なので何にも知らない私などが適当な単語を並べてワーゲンを出そうとしても、わずかな言葉で意図をくみ取って「わかってくれる」。
それがAI。

ためしに volks wagen,beetle と指示を出してみる。

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こんなのが出てしまう。たしかにディアンドル(オクトーバーフェストでお姉さんが着てるドイツの民俗衣装のこと)風のドレスとか着てて、羽生えててベルリンのヴィクトリア像っぽいから、volks wagen というドイツ語から連想したのかもしれない。でも今は「萌え」は求めてない。

普通に車を出したいので、volks wagen,beetle,car,vintage,type1,まで入れるとこういう感じ。

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ぽいのが出た。ネオクラッシックてかんじ。でもちょっと違うのでもう一度頑張ってもらう。

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おしい、まだちょっと違う。

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チンクっぽくなった。こういう軽自動車あったら売れると思う。

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かなり近づいた。フェンダーの後端がハネてる。こういうカスタムも有りかなぁ、とか思ったり。
しかしAIは文句も言わず、せっせとクオリティの高い画像を出してくる。これが人間なら「なんでちゃんと描けねぇんだよ! プロだろが!」か「うっせぇ! ちゃんと細かく指示出せよ、わっかんねぇだろうが!」と、どっちかがキレてると思う。

ダメ元で、volks wagen,beetle,car,vintage,type1,1966 model,
wine red, と、色とモデルまで入れてみる。

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やっぱりそこまではできんらしい。知らない人からすると充分ビートルに見えるだろう。

この辺で手詰まり感が出てきたので、サイトに実装されてる生成モードを変更してリアル寄りにしてみる。

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おお、かなり近くなった。色はまあ、さておき。
あまりやらないけど、ホイールまで同色に塗っちゃうってのはポップでカッコいいですよね。

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ついでにもう一枚。なんも指示出してないけど、スライドルーフ仕様になった。

で、一応ビートルを出す、というミッションはクリアしたので、あとは検証もかねて少しいじってみる。車があれば傍らに、べっぴんさんが立っている、ってのは定石の構図(貧弱な発想)
なので、女の子入れてみましょう。
car and owner,1girl,cute girl,standing girl,near the car,front biew,
volks wagen,beetle,car,vintage,type1,1966 model,
wine red,
プロンプトはこんな感じで。新たに出したいものがあるときは、そのプロンプトを頭に持ってくる方がよいらしいです。

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キックが強そうな、グラマーな欧米のお姉さんが登場。それと引き換えにビートルのフォルムは大きく崩れた。

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とりあえず、もう一度やり直させたらドライバー付きで形が戻った。それっぽいお姉さんもついている。

じゃあ、ここで「萌え」だろー、と。japanese girl,beautifull と追加してみる。AIってのは基本は欧米人なので、国とか地域とかをプロンプトに入れると、それなりの偏見で描いてくる。なんとなくみんなが持っている印象を参照したり、景色とか雰囲気とかを切り取ってくるので、ファンタジーのようなイメージで描くフィクションとは親和性高いのだと思います。

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しかし、プロンプトがややこしくなってくると、ちゃんと指示を聞かなくなってくる。何処か抜ける、ズレる、手を抜く。髪は黒くなったが日本人ではない。おまけにビートルは横に間延び。

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モードを変えてやらせたら、もはや車ではない、ビートルらしき塊に半端な和服の女性が腰掛けるという、奇妙なものが出来上がる。後にはニュービートルっぽいのが並んでる。

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相変わらずビートルは崩れている。
そして何故か着物の裾は短い。というかジャパニーズだけで着物になる。しかも色すら守られていない。(ひょっとすると女の子の頭髪にredは吸収されたのかもしれない)まあ、ここまで出来るのはあっぱれなんだけど。

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遂に暴走しだした。不知火舞になった。

この辺で一旦やめときましょうかね~

そんなわけでAI画像生成を私なりに使った感想。
現時点で完全に望む絵はほぼ出ない。ただ、イメージ画のようなものは出来る。これの精度を上げるにはプロンプトの書き方を工夫したり、生成の回数を繰り返したり、より高度なAIの開発が必要なのだろうとは思うけど、そうなれば本当に人間の能力は不用になる。おそらく人の脳内で出来る創作の類はAIはほぼ出来るようになるとおもいます。

今のところ面白いなって思うのは、「そういうデザインは思いつかなかった」ということを、AIはしれっとやってくる。何にも縛られていない発想というのは、まさにこういう事なのだろうなと。

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こういう配色なんて、まずやらない。ちょっとウルトラ警備隊みたいです。

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どーなってるのか解りませんけど、テールランプカッコイイ。

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お姉さんはともかくとして、ボディとホイール、こういう組み合わせもあんまりしませんよね。

AIの描画に頼るのではなく、デザインやカスタムのヒントを抽出する、という意味ではこれに勝るツールはないかもしれません。文句を云わないけど、たまに暴走するけど、100枚に一枚くらい奇蹟的な名作を描いてくる天才デザイナーを雇っている、と思うといいのかもしれません。

そんなわけで、これからAI画像、ちょくちょく使うかもしれませんが、なにかのやくにたてばいいなと。

VW AUTUMN いってきました

2023. . 20
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相変わらずの風景で、相変わらずの好天。

というか、ほぼ真夏の暑さです。暑すぎた。でもお客さんも多いし、忙しかった。
おかげで、一度もブースからはなれることが出来ずに、私は会場内を見て回ることが出来ませんでした。ずっと、ブースにいましたので、世間様で何が起きているのかわからないまま、一日が終わりました。

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見知った顔もあれば、常連さんはもちろん、ブログ見てますよ、とか、色んな人が声をかけてくださるのは、本当に嬉しいものです。ちゃんとお話できないまま、スルーしちゃったりしてたらすみません、またのイベントや、お店に顔出してくださいな。

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今回の売りネタだったんですが、売れなかった。
社運をかけた商品だったのに。もう首をくくるしかないです。

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新作の「かえるまんぎあ」昔に「最悪のカルマンいじり」として思いついた禁断のデザイン。

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夢の立体化だったんだけどな。ちなみに「かえるまんぎあ」は友人命名。「無事かえる」とかけて霊感商法しようぜ的に意気込んでいたのだけど、今回まだ世界が私に追いついていないことを実感した次第。
もっと大量生産して、積み上げて遊ぶ玩具にしようかな。

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そんな夏が終わる~

来年はヘルムのマスコット美少女フィギア作ろうかと画策していたのだけど、苦労して作っても売れないんだろうな。

そういう売れないモノばかり作り続けるのって、心が豊かになるよね。

てゆーか、オヤジの遺品整理してたら、なにげに「かえるまんぎあ」でてきたら、意味不明過ぎて怖いよな。




神の泉が湧く村

2023. . 13
てんちょのあやしいはなし

そういや、ずっとテレビ観てなかったんですけど、まだジャニーズ問題やってるんですね。しかも企業がCM撤退するとかそんな話にまでなってる。容疑者死んでるのに。結局書類送検もされてないから容疑者じゃないのだろうけど、まあ事務所はその私物みたいなモノだったから、そのレベルの扱いなんだろうね。

前にも書いてますけど、ジャニーさんってのは男色で有名な人だった。これは業界のみならず、世の中の常識なので、認めたくないのは良いけど、内部の人間が知らないとかいうことはあり得ないし、売れたジャニーズタレントが一度もジャニーさんに抱かれてないはずがない。そういう欺瞞があることをファンはもとより、各種の業界団体、企業、マスコミですら、みて見ぬ振りをしてきた事は事実で、今それらを必死になって隠蔽しようと画策しているのが、日本という国そのものなんじゃないだろうか。

こういった話の時、事務所、業界、マスコミ、三つ巴で世の中を騙していた、みたいな空気にしたがるけど、その空気作ってきたのは世間様だからね。
商売ってのは世間様のニーズに合わせて、商品をリリースする。実際はやや企業側が先行し、喧伝し、消費を煽動するのだけど、それとて事前に消費動向をリサーチした結果だから、騙したとは言えない。第一、ニーズに合致していなければ、まるでお門違いであったなら、商品もサービスも世間様には受け入れられない。
「そんなの関係あるか! 俺は俺のやりたいようにやる!」でやってしまうのはアーティストくらいのものです。ま、そんなアーティスト活動をマーケティングに載せたら、今みたいな世の中になったわけですよ。愚鈍に芸術的精神を謳っているアーティストなんて、今も昔も貧乏人のままですし、誰にも知られないままですから。

少し見渡してみれば、独創性が身近にあり、多様性の広がりを感じ、認知制が高く、承認欲求を満たしてくれる世の中が目の前に開けた現代は、なんだか文化的になったように思えるかもしれません。実際に自分もその中に参画できるとなれば、我が身も文化的で独創的な人間だと思うかもしれません。
でも実際は、世間の大多数が「悪いことじゃないし、問題ないから、別にあなたがそこで何しようとかまわないよ」というフォーマットの上で事を為しているに過ぎない。
社会に生きると云うことは、作られた世界の中で生きると云うことです。そこに純粋な創造性というのは生まれにくい。
社会に受け入れられなければ、その創造性そのものの存在が担保されないからです。

これは別に商品やサービスに限ったことではなく、社会通念と云う言葉があるように、世の中の常識や倫理観、慣習や因習、哲学や概念、または印象と云った思い込みに類するものも、一定の世間が認め、受け入れなくては、存在すら出来ません。

解りやすく言えば宗教などはまさにそれであり、事実存在しないものにもかかわらず、信者たちだけの通念で成立している思想と行為慣習です。当然これを生業にする者や、生活の一部、あるいは殆ど全てを捧げている人もいるのですが、その方達が存在できるほどには世間が認知している、という点は認識しておくべきでしょう。

蛇足ですが、一時前から、マスコミはマスメディアと言い替えることが多くなりました。べつに「マスコミのことを「マスゴミ」などと揶揄されるのが厭だったわけじゃなく、マスコミ=マス・コミュニケーション(大衆伝達)といった旧来的な一方向(単方向)のコミュニケーションではなく、これからは、インタラクティブ(双方向)のメディアとして機能するべきだという意味も込めて、大衆伝達という行為よりも、それを行う大きな枠組みの、媒体そのものを指すマス・メディア(新聞、テレビ、雑誌、ラジオ ネット)という言葉が使われるようになりました。無論従来的にマスコミと云う言葉も消えて無くなっていませんが、多くの業界ではマスメディア(メディア)の中にマスコミを内包しているような使われ方をしています。

マスコミ、マスメディアの名称について話をしたのは、そのどちらもにマス(MASS)がついていることです。マスとはマスターベーション……、ではなく(我々が中学生の頃ならいいかねませんが、今の中学生はそんなアホな事言わんのでしょうね)マスとは、「集団や塊」といった意味になります。よく「マッシブなデザイン」なんて形容するのは、密度感とか重量感、大きさを感じる、的な意味になってくるので、あながちチンチンに血液が集まってきて堅く太くなるのもマスといえなくはありません。

まあ、そういう意味のマス、つまり我々の事。大衆です。
これに近しい話はここ→http://chelm.blog37.fc2.com/blog-entry-1702.htmlでも書いてますが。

先に、あらゆるものは社会が受け入れなければ存在できない、と書きましたが、まさに、マスメディアというのは大衆が支えているものです。マスに対して発信している存在はありますが、それはいわば合わせ鏡のようなもので、どこまで行ってもその実体に触れることはない。
どこまで行っても、何重にもなった、自分たち大衆の姿がそこにある。

多くの人は自覚がないから、マスコミが嘘をいっている、テレビは人を騙す、政治は国民を搾取している、などと云いますが、全て自分たちのことです。自分たちが求めているから、そのように動いているに過ぎない。マスコミ、マスメディアに主体などありません。はっきりいうなら誰の意志も介在していないのがまともなマスコミです。だからマスコミが人を騙すなどという意味がないのです。

ではなぜ過剰で過激で、演出過多で扇情的で、情動的なマスコミ、マスメディアによる報道や放送が行われるのか。
それは、我々が、そっらの刺激を欲しているからに過ぎません。
そんなものは求めていない、真実だけでいい。
そうおっしゃる人がいるかもしれませんが、私からしたら嘘です。

みんな、騙されたい。間接的な危機を感じたいし、悲劇を哀れみたい。時に正義漢ぶって正論を垂れてみたり、強い言葉で批判したり、暴言を吐いてみたり、自分より馬鹿で間抜けな奴をあざ笑って、優越感に浸ってみたり、愉快なことと笑い飛ばしてみたい。

ただし、自分のことではないに限る。

マスメディアが伝える世の中ってのは、ほぼ個人には関係のない話なんですよ。だからテレビもラジオも新聞も雑誌もネットも、どれも観なくても読まなくても良い。視力を使って頭に入れたところで頭がよくなるわけではない。元々不必要な情報で有り、必要だ、有益だ、興味深い、と自分が感じたものだけを取捨選択しているだけです。
つまり、世の中のマスメディアというのは、あらゆる人々の興味や好奇心、知的欲求や探究心、享楽や情動的欲求を満たすだけの情報がある泉のようなものだと思っています。

こんな話。

ある村に、神よりもたらされたという、伝説の泉がありました。人々は村のふもとに湧き出る泉に群がり、手桶に神水を汲んで家へと持ち帰って生活しています。泉の水は、それはそれは人々に豊かな生活を与えてくれました。
泉はいつまで経っても枯れることがありません。
人々の生活排水や、糞尿は用水路から川に流れ、谷を通って、泉へと流れ込んでゆくからです。
でも、村の人々は、神水が無尽蔵に枯れることのない、神様がもたらした泉だと信じて、今日もせっせと水くみに訪れます。

もちろん、その村の人々はみんな体調を悪くしました。でも、神水を飲んでいるのだから大丈夫だろうと、具合の悪い身体で今日も水汲みに出かけています。

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天満は、リアルに神水の湧く村だぞ! 最高。











23th VW AUTUMN 2023

2023. . 10
さて、今年もやって参りました。もうすでにご存じの方も多いと思いますが、ヘルムから告知です。

関西、秋のVWイベントと云えば、京都高尾パークウェイのVW AUTUMN。
開催当初から「緩い緩い」と言われながらも、その緩さが関西人に受け入れられたのか、なんにせよ23年目(たしか初年は一年に二回あったような気がするから、22年かな?)

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詳しくはこちら→ ウルフスブルグキッズ https://wolfsburgkids.com/

・日時:2023年9月17日(日) am9:00〜
・会場:京都市右京区 『高雄パークウェイ菖蒲谷大駐車場』
・入場料:無料(ただし通行料1200円が必要です)

今までもこれからも、今年からでも、ワーゲンに乗っている人、乗りたいと思っている人、興味のある人、ただ暇なだけの人、是非いらしてください。

ヘルムも、いつもの怪しいブース出してます。

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今回の量産で、遂に型が壊れた、ふぉるくすにゃーげん。これが正真正銘のラストショットです。
今回の売れ行き次第で、次に型を作るかどうか決めます。

さて、来週は怒濤の忙しさになりそうです。なので明日は鋭気を養うために……。



あっ、という間に一週間

2023. . 09
ネタがなかったわけではないのだけど、とにかく色んな事をやり過ぎて、ブログ書く余裕がなかった。

そんなわけで脈絡なく9月入ってからの写真載せます。

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自動車の血管とも、神経とも云うべき、配線類。
一本切れただけでまともに動かなくなりますし、間違えて繋いだだけで壊れます。そいつらがどこに繋がっていたのか、その記憶を保持できるのも一週間くらいが限度なので、もう忘れました。

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懐かしの、カタナのエンジン積み替え。しかもレアな3型。
でも古いのってなかなか一筋縄ではいかず、こちらもドナーエンジンの不具合発覚で作業停止。手術台に載せられて施術待ち状態。

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待ちばっかりで作業進めないわけにも行かないので、ゴルフのドナーエンジンの整備。
積んでからじゃなかなかやりにくいので、今のうちに。
これは例により、ボルトが錆びて緩まないので、ファイアーです。

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クラッチも交換です。
同じVWといえど、空冷と水冷、RRとFF、縦置きと横置き、という真反対な存在。ついているものは同じでも、色々逆だったりする。なんか女性と男性みたいですね。

ま、そんな戸惑いもありますが、基本は同じなので、えいやっ! て感じで勢いです。

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エンジンマウント。ブラケットに圧入されてます。
今時なら、アッセンブリーで、ボルト数本で替えるようなものですが、むかしは専門の人間でないと交換は無理でした。前にも言いましたけど90年代くらいまでってのは、本当に何を作るのにも手間をかけていたと思います。
手間がかかってもいいモノを作ろうという気持ちなのではなく、「そういう方法しか知らなかった」から、仕方なくやってたという方が正しい。それでも10年20年前に比べたら、樹脂製品で成形出来るようになったり、オートメーション化したり、電子化したりして、製品作りってのは楽になったから、現代のものづくりは、技術的に苦労するって事はあんまり知らずに済んでいる。

ま、意識しないだけで、過去の技術の粋が内包されて今があるんですけどね。
でも、私らみたいに、古いものをわざわざ触ると、先人達が何をして、どう苦労していたのかがよくわかる。だから感心するし、その製品が実に尊いモノだなと、改めて思う。

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だけど、こんなものも作ってみたりする。

伝説の立体化。イベントでお披露目します。

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以前お伝えした、車検標章(車検ステッカー)の貼付位置の変更に準じて。
右ハンドルなら右上、左ハンドルなら左上となっている。これは決定事項で例外はないけど、厳密にどこからどこまでを右上というのかまでは規定されていない。ただ、ドライバーの視認性を損なわず、視界を妨げず、標章を認識しやすい位置と添えられているのだけど、よくそんな矛盾したことを云うな、と。
古い車は窓ガラスが小さいので、真ん中以外は大体邪魔です。

これはとりあえず上の方に貼ってみた。

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これは下の方。

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その間をとって、ここで。

結局どこに貼っても視界の妨げになる。

お客さんに確認してみたら、「俺が責任とるから、真ん中に貼って」とのこと。

ミニミニ車検証といい、こんなアホな事考える奴らは、本当に世間知らずだなと思う。

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そんな中、バイク用のトレーラー整備してくれよ、な依頼。
配線が入っていないので引き直し。
こういうのって、ちゃんと配線色に規格があるんですね。しらんかった。

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とりあえず私のバイクを積んじゃおう。いいですね!

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気温もだいぶ落ち着きました。

今年の夏は本当に暑かった。多分人生の中で一番暑い夏だったと断言してもいい。

ふぉるくすにゃーげんの横は、ふぉるくすわんげん。

これも来週のVW AUTUMUN イベント持っていきます。詳しくは明日告知します。



1959

2023. . 01
SOLD!

久しぶりの中古車情報です。

ボディの黒が冴えわたる1959年のリアルヴィンテージ ビートル。
あまりに光りすぎて、黒に見えない、ってゆーか思い切り写真失敗してますがな。

とりあえず写真いっぱい撮ったので、みてください。現在もナンバー付きで、車検残り一年半ほどあります。

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タイヤも状態良いです。

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オリジナルのスタンドエンジンはオーバーホール済み。

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トランク内部も綺麗

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内装も綺麗

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オイルもれも殆どありません。もちろん6Vのままですし、ミッションもノンシンクロ。
動力性能はけして高くありませんが、64年前の車とはこういうものだ、という頭で運転してください。

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ま、こんな感じです。調子もよく即乗りの抜群なヴィンテージビートルです。
全てがオリジナルパーツというわけではありませんが、とても綺麗に仕上がっています。多くのワーゲンファンに称賛される出来だと思います。

私は古い車を一概に「ヴィンテージ」と呼ぶのはなんか違うと思っています。
言葉的な定義はあるのでしょうけども、私の肌感覚として、「古さや不便さを付加的に楽しむ事が、その車の存在価値である」といわしめるものこそが、ヴィンテージといっていいと思います。
別に、絶対そうであると言い切るつもりはないので、それぞれ皆さんの考えで良いんですが、利便性が高く、合理的になりすぎるとつまらなくなる、ってのは今の普段の生活から感じていると思います。

いくら世の中が便利になっても、科学が進歩しても、思想や法体制が整っても、一人一人が満たされないまま理想郷を支えてるというのが、今の世界の形です。
だったら自分の叶えられる世界だけでも、満たされようぜ、ってことで私は好きな車やバイクに乗ってます。

皆さんも、そんな自分の「世界」を手に入れてみてはどうでしょうか。


SOLD !  





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