2023.
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28
カニかカキ。

どっちもうまいのだけど、今年は行きつけのカニ処が閉店してしまったので、カキにした。
牡蠣といえば広島が有名ですが、ここら辺からなら岡山の日生ってとこがまあまあ有名。冬しか賑わってない印象の、こじんまりとした町です。
で、まあ、有名というか、関西地方の牡蠣産地としてはそこそこ名を馳せてるもんで、「牡蠣食べ放題」なんてのがそこここにあるんですが、予約してないとどこも食べられないような状態でして。
私そんな危機感もなく、行き当たりばったりでいきましたら、当然食いっぱぐれる。
前はそんな印象なかったんですけどねぇ。まあこれも情報化のせいでしょうか。
仕方ないので、車で10キロほど走ったところにある、虫明ってところまでいくことに。ここも産地としては有名みたいです。初めて知りましたが。
まあ、いってみると殆ど人いませんでして。私が行った時間が遅かったせいもあるのかもしれませんが、空いてる。
立地的に、ものすごい僻地で、海と牡蠣の加工場以外何にもないような町です。
私はこういう漁港が好きです。
何の花かは知りませんが、綺麗に咲いてました。青空に映えますね。
脱線しますけど、なんか最近「ばえる」ってコトバだけが一人歩きして気持ち悪いです。
「インスタばえ」の「ばえ」は、「見栄え」のばえ、なのか、「見映え」のばえなのか、どっちだろうかと。
使ってる人達は、多分二つの漢字があり、二つの意味があることも知らないと思うけど、何かミックスしてニュアンスで喋っちゃってるところが残念な感じします。
昨今は何でも辞書に載せちゃいますけど、日本人ってどんどんコトバを疎かにしていっているような気がします。ま、どっちでもいいんですけど。
これ、最初見たとき汚ったねー海だなと、おもったんです。何か浮いてるし。
でもよくよく見たら実は海藻でした。大抵こんな港の内側なんて流れがないもんだから澱んだりするもんですけど、くっきりはっきり底まで見えるほど水が澄んでるのです。
水の底がめちゃめちゃ豊かな環境。
もっとも漁師さん達にとって、これが良い状態なのかどうかはよくわかんないですけど。
めちゃめちゃ食った。
酒が飲めなかったのは残念だけど、ほぼ車がないと行けないような場所だったからしゃーない。
どこかに出かけるのに電車とバスがあればいいって言う人いるけど、やっぱり車やバイクがあるのとないのとでは全然機動力が違います。
仮に日生まで電車で行ってたら、おそらくそこで牡蠣は断念せざるを得ず、ふてくされてUターンするハメになっただろうなと思います。(当然そのまま大阪で降りて呑み散らかすことに)
そんなわけで、とりあえずお腹痛くはないので、大丈夫。
冬の味覚を堪能いたしました。
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2023.
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26
水かお湯を入れるだけでおにぎりが出来るという、すごい商品。
ま、今頃というか、一周遅れてこんなもの記事にしているとか、どうなんって感じだけど、私は初めて体験したのだから紹介する。
お湯を入れる前は、サラサラの乾燥したお米って感じ。生米よりももっとライトな感じ。
コレにお湯か水を入れるだけでちゃんとおにぎりになるそうな。
ただ、水でやるとおそらく温かいおにぎりにはならない。
昔々ですが、熱燗に出来る機能付きの容器に入ったカップ酒が売ってました。(石灰を反応させて熱を出して温める)今はもうないそうですが、アレもすごく画期的だったなぁと思いますし、今でも売り出したら売れると思います。
ま、とりあえず作ってみます。
なんか手順がたくさんあって、たかがおにぎり作るのに煩雑だなと思わないでもないですが、お湯沸かすしかできない雪山にいる気分で作りましょう。
指定通りお湯を入れました。
なんでこの状態でおにぎりの三角になるのか不思議。
そして、待つ。
何分待つんだ?
熱湯で15分……。ちなみに水だと60分……。
雪山なら餓死よりも凍死するな。
つーか、15分長い。
お湯沸かせるならさ、
カップ麺もう食い終わって、コーヒーでも飲んでる頃なんだけど。
ただ、出来たおにぎりは、ほかほかの握りたてのようなおいしさでございます。このクオリティって求めるのは、日本人だけだと思いますが。だから外国人にこのすごさは半分くらいしか伝わらないと思う。まあ、でもすごい。
ちなみに別の類似の非常食みたいなのでも色々ありますが、三分で出来る奴もあるみたいです。
アウトドアの店なんかで売っているので、覚えていたら買って試してみてくださいな。
非常食なんて使う日が来なければ良いんですけどね。
2023.
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23

旧知の友人がカブ主でして、ワーゲンには乗らずミニなんぞに乗っているのですが、あやしいカブ用のスプリンガーフォークを渡されて、使えるようにして欲しいとのリクエスト。
大体大変なことは私に投げてくる。
いやいや、そもそも使えねーパーツ、なんで売ってるの? な状態なんですが ↓
まあ、どうみてもまともに動作しそうにない。
しかも現物のサスはどうやら、汎用リアサスの流用品だから、硬すぎる。二本も付けたらストロークしない。
これは見た目だけのパーツなのかもしれないけど、それじゃあつまらんので、ご要望通り機能的パーツに生まれ変わらせましょう。
そもそも、スイングピボットがアクスルシャフトに共締めされている時点で、構造的に終わってる。しかもオープンエンド。そりゃあ、前輪も外さないで緩めてボルトオンだろうけど、サスって、そんなにイージーなパーツか?
それでも、ノーマルのやわいショック使ったらストロークも問題なくするかな? と思ったのですが、中に入っていたショックをわざわざ外に出して性能落とすとか、服着てるのにチャックからチンチン出して、コンドーム被ってるから露出じゃない、大丈夫、みたいな感じですね。
ま、ショックのことは後回しにして、マウント作ります。
これはカブのステアリングヘッドのパーツ。上部のマウントがここで固定するしかなかったので、ちょっと複雑なものを作ります。
こんな感じで溶接ガチガチ。なんせショックの受けなのでね。
で、下部マウントも作ります。
鉄板切り出して、ボトムリンクに共締めして、ピボットマウントを外部に出す仕様に。
意味ワカランですね。
こういうパーツ作ります。左右です。
こうなりますよ。これでアクスルシャフトと無関係にスイングさせられます。
こうやって取り付けます。それでわかったんですが、このフォーク、センターが思い切りズレてます。計り直してセンターとり直しです。
イメージ的にはこれが答かなぁ。
モノショックになります。
フォークの下部、オープンエンドになってた部分は、ちゃんとカラー入れて可動式にしてます。
構成パーツはこれだけ。もっと複雑なことしてますけど、説明面倒なので省略。
既存パーツ使わず、本体も切った貼ったできて、予算も潤沢にあるなら、もっといいモノ作る自信あるけど、まあこんなもんでしょうか。
どうっすか、かっこいい? 上部の受けはもうちょい機能性外してデザインしたらよかったな。
ま、ベーツヘッドライトでもつけたら丁度良い感じになるかもね。
ちょっと何やってるのかわかりにくいかもですが、乗り心地は悪くないです。
たまにはこんなのも楽しい。自分でも買ってカスタムしようか、なんて考えたりもしますが、やりすぎて空気読めない人みたいになるので、やめときます。(というか、カブカスタムはもうやり尽くされてる感ありますね)
そんなわけで~
2023.
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23

作業用のエンジンドリーをリニューアルしようと思った。
要らない代車が余ってたので。
今まではジュピター(木製)だったので、今度は堅牢な鉄製で作り直そうかと。
先代はあしかけ15年使用。今更ですが作業性向上のために新調します。
私がコロナウィルス対策アイテムで、唯一評価するのは、このフェイスシールドです。
透明なペラペラの板に、眼鏡のフレームだけが付いているようなやつ。
これ、鉄を切ったり削ったりするときの顔面保護にめちゃくちゃ良いです。
よく作業用の保護眼鏡とかあるじゃないですか。私普段から眼鏡しないから、すごく鬱陶しいンですよ、眼鏡の類が。それに少しでも傷が付いたり曇ったりすると極端に見えづらくなる。
それに引き換えこれ!
視界は広いし、顔全体を覆ってくれるし、何より軽くて、ダメになっても安くで買い換えられる。
コロナ騒ぎが終わるまでに買い占めておかないと!
そうしてめちゃ作業がはかどって、すぐ出来た変な形をしていると思われるかもしれませんが、これぞ私が考えた最強のエンジンドリー。いや、戦ってないから最強かどうかはわからんけど。
ジャッキで降ろしたエンジンをドリーに載せます。
ガイドレールの幅はケースに合わせています。
すばらしい! これでヒートエクスチェンジャー外すのに、いちいちドリーから降ろさなくてよくなった。
ついでに手押しバーもショートニングした。
まあこんな記事ワーゲン屋さんぐらいしか興味ないだろうけど。
ご要望あれば溶接で色々作りますよ、って話です。
2023.
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21

がらにもなく、朝から近所でバイクの練習。
元々そんな努力家じゃないので、すぐやらなくなると思うけど。
これはトライアルという分野のバイクで、速く走ったり、コーナーを軽快にこなしたり、長距離をまったり楽しむようなバイクではございませんで、基本はひたすら一定のクローズドフィールド内だけで動くようなバイクです。なのでナンバーも保安器もないです。
そもそも、こんなシートもない、スピードも出ないバイクでツーリングしても苦痛なだけで面白くないですが。
ま、興味のある人は調べてみてください。
で、最近はこちらの分野が再び脚光を浴びているというか、その昔50年くらい前にも一度トライアルブームというのが起こったことがありまして、それが日本での第一次ブームになると思いますが、丁度、バイクをスポーツだとかレジャーだとか文化として取り入れるようになった背景もあったと思います。モンキーなどに代表されるファンバイクや、モトクロスなんかもこのあたりですし。
そこから日本のバイクは高速化、大排気量化してゆき様々なカテゴリーのバイクが生み出されていきました。しかしトライアルは一大ブームになったものの、時が下ると知る人ぞ知る、みたいな超マイナーな業界になり、継承者も少なくなり、そのうち「何故か中古市場から一向に姿を消さないけども、いつ誰が買って、乗っているのか、よくわからないバイク」になりました。
当時の我々にとってはそんな謎バイクでした。いくら改造しても速くもならないし、乗りやすくもならなければ格好も悪いし、ブレーキも効かない、トライアル車特有の構造故に、カスタムやチョッパーベースとしてあらゆる車両(あのどうしようもないと思われていたTW200ですら)が改造されていた時ですら、見向きもされなかった時代があります。
トライアルってのは、極低速域しか使用しないので、ミッションは恐ろしく低速振りになっていてファイナルも当然低速。公道車はそれなりに普通の道でスピードが出るように考えられていたみたいですが、軽量化とトライアルとしての不要性のため、ブレーキは原付並みの制動力のものしかついておらず、死にたくなければ最初からスピード出すなと言われてるような割り切り様。
シートも一人乗りのちっこいのが付いてるだけで、シートレールもステップもないのでタンデムは不可能。無論これも基本的にトライアルとしての不要性からで、トライアル競技ではシートに座るということがないためです。完全な競技車になるとシートはありません。
全盛期の超絶スプリンターのNSRですら薄っぺらいタンデムシートが付いていたのに、スピードでないわ彼女を後ろに乗せることすら出来ないバイクは、当時の若者のリビドーを満たす事はなかったのです。
しかしもちろん、そんな背景でありながらも、今世界で活躍しているトライアルライダーがいるわけですし、今その方々のライディングを手軽に観られるようになった世の中で、改めて「トライアルすげー!」が再沸騰しており、半世紀をまたいで、静かにトライアルブームが沸き起こっています。
本物のトライアルライディングみたら、自分なんてバイクに跨がってただけだ、って思わされます。
そういう事に気付いた人達が今、10メートル四方の空き地でシートのないバイクを転がして楽しんでいます。なんだか私の他にもここで練習してる人がいるみたいですけど、多分同年代なんだろうなぁ、って思ったりします。
2023.
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19

新品のホワイトウォールタイヤにはこの様な青い保護膜があります。
ホワイトリボンや、ホワイトレターにも、タイヤメーカーは大体共通してこの様な青い塗料のようなものを塗っています。
保管時や運搬時、または組み付け時に、白い部分に汚れが付かないようにするためのもので、落とし方としては、スポンジを使って水やお湯で拭けば、さっととれます。
とれにくいものでも、中性洗剤などで簡単に……とれるハズなんですが。
クラシカルなトレッドパターンをもつラジアルタイヤとして人気の、アウトバーンタイヤですが、これの保護膜が簡単には落ちません。何やってもとれない。
私が間違っているのかと問い合わせてみると、
50度くらいのお湯とウタマロ石鹸とメラミンスポンジ使ったら落ちる、とのこと。
ウタマロ石鹸ってそんなどこにでもある石鹸なのか? 私は使ったことすらないぞ。
どちらにしても中性洗剤なら同じだろうと、そこは妥協してそのへんにあった洗剤使ってやってみるけど、ほとんどお湯とメラミンスポンジのお陰でとれてるような気がする。
15分ぐらいやってここまで落ちたけど、まだシロじゃない。
何これ、工賃もらわなきゃやってられねぇ~。
平らな部分はメラミンスポンジでとれますが、レタリングの浮き文字加工してるところは、青い保護塗料がエッジに入り込んでとれない。
さらにメラミンスポンジがモロモロにくずれてゆく。
仕方ないので最後はたわしでゴシゴシ。
白くはなったけど、ちょっとは残る。四本ここまでするのに一時間くらいかかった。
なんとか改善して欲しい。普通もっと簡単に落ちますよ。
やはり私が横着して、ウタマロ石鹸使わなかったからなのだろうか……。
ま、ここだけ難ですが、とてもよいタイヤです。ラジアルのホワイトウォールで、一本28000円 なら、お値段的にも悪くないと思いますよ。
2023.
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16
最近よくきく、昆虫食。
まあ、話題性はあるよ。キモカワじゃなくてキモ美味しい、なのか。
けど、最近じゃ無印なんかでもコオロギ素材のお菓子が売っているそうな。もちろん食用に飼育されたものです。
世界じゃゴキブリ食う地域もあるっていうから、コオロギくらいなんだと、日本もイナゴ食ってた、蜂の子はご馳走とか、そういう文化あるじゃん、なんですけど。
ただ、あからさまに、昆虫食を推進されると、その前に出来ることもっとないかねぇ? と思ったりします。
今回のコロナ禍で、人口抑制にも繋がるワクチン推しに躍起になっていた、かのビル・ゲイツが同時に、食糧難と環境問題を解決する人造肉の開発普及に躍起になっている。もちろん開発するのはゲイツではなく、出資してるのだけど、いわゆるゲイツは、皆さんご存じの通り超絶金持ちで、本気で世界の行く末を案じているらしい。
ま、金持ってる奴が率先して世界を変えてゆくのは当然だし、やれるのも結局金持ちしかいないわけ。花の命は短いというけど、ゲイツほどになっても、未だこのろくでもない世界に貢献したいという気骨のある老人がいるというのを、世界の資産家は見習わなくちゃいけないのではないだろうかと思うのです。
無論ゲイツは世界がどうなろうと勝ち組に居座り続けるのだから、世界の改変など恐れることなく行えるわけでして、ゲームマスターのようなもの。彼は昆虫食も人造肉も口にすることない。
で、昆虫食の有用性というと決まって、高タンパク、環境負荷が少なく、高生産性、というメリットしかないように言われています。これは実際の話、カロリーベースで考えても、食料としてはかなり優れているそうです。つまり見た目に違わず、まあまあエネルギーあるって事です。もちろんお腹一杯になるためにはそれなりに食べなきゃいけないんですけどね。
もちろん食用となると、家畜化しなきゃいけませんから、完全管理の下で病原菌やら寄生虫やらが入り込まない環境で、かつ管理された給餌を行う必要があります。
昆虫が優れているのは、可食状態になるまでのスパンが数日から数週間という、短期間であることと、外気など外部の環境にはほぼ接触させずに飼育できるため、工場のような環境でも安定的に生産が出来、これもまた食糧供給賭して大変優秀であると言えます。
食味はというと、殆どは味がしないそうですから、何らかのフレーバーなりテイストなりを付加してやる必要はありそうです。まあ、その辺は普通の動物食も同じですね。
特に美味しいなどと聞くのは、蜂の子とカミキリムシの幼体で、私的には一番ルックスが無理な形態です。
大抵は見た目のままよりも、パウダー状にしたり、エキスを抽出したりして他の食品に混ぜ込んだりして利用するみたいですが、姿揚げとか姿焼き、もちろん生、おどり食い、ってのもバージョンとしてあります。
で、まあ、栄養価が高くて、環境負荷が低くて、しかも美味しいと、それは解ったのだけど、なんでそんなに昆虫食わせたがってるんだ、と。
今後人口増で世界人口が爆増したら食糧難になるから、今から昆虫食へ可能性広めてるんだよ、なんて言われてもなんだか、変な気がするんですよ。
どっちかっていうと、人口抑制するほうが先じゃないか? と思います。
日本でもかつては口減らしとか、姥捨てとかの因習あったわけだけど、そこまでしろとは言わないけど、結局食糧供給が潤ったら、さらに人口増えるんじゃねぇのかな? ってハナシです。
だから食糧難というコトバは「誰にとっての食糧難」なのか考えなくてはなりますまい。
わたし思うに、昆虫食わされる対象ってのは、発展途上国の国民とか、あるいは子供とか低所得者とか、老人とかの、食に頓着している場合ではないような人々に効率よく、さしずめ餌のように、レーションのような形の昆虫食が普及して、それらをなんだか解らないものとして、自然に口にする日が来るだろうな、という気は結構マジで思います。
で、従来の野菜食や肉食や嗜好品ってのは、昆虫レーション食ってる連中に獲らせたり栽培させたり、飼育させたりして、一部の支配層や、裕福な国の人間が口にするのだろうな、と。
なので
「俺達、毎日海で魚を捕ってるだけで食うに困らないのは良いけど、こんな魚なんて捕って、一体何に使うんだろうな?」
「さあて、エラい人の考えることはわからんね。噂じゃ山向こうの村では牛や豚とかも飼ってるらしい。別に愛想もねぇただ飯食らいを何匹も囲うなんてよ、酔狂な連中だよ」
なんて会話が、この先数世代を経た底辺の漁師達の間で交わされたりするわけです。
こういうのも含めて、世界征服ってのは進めるべきで、古今東西の覇者が今まで培ってきた武力ってのは実は、世界征服としては悪手で、必ず揺り戻しが起きます。
そういったことが起きないためには、緩やかでやさしい統治が必要であるのですが、具体的には民族、文化の破壊です。
一つの民族において、文化、歴史、民族、風習、伝統、思想、そういったものは経済力よりも強固な屋台骨で、これが壊れない限り何度でも国は再建できてしまいます。
だから一つの国を支配するときは、元の国にあったその屋台骨を一つ残らず破壊して数世代かけて管理し、それらを忘却させる、あるいは別の情報で洗脳します。もしくは文化を継承する人々の血脈を完全に途絶えさせるか、存続不可能な数にまで追い込む事が肝要です。
これまでも何度も言っていることですが、世界的に広がりを見せているムーブメントというのは、まず疑ってかからなければいけません。というか大体、何処の国にとってもデメリットになることが含まれていると思います。
今にわかに言いだしたSDGsなんてのは、これから具体的にこれだけのことやりますよ、これが出来ないと人類終わりますよ、って警鐘のように鳴らしてますが、先進国が搾取やめたらそれぞれの国は自律して存続できるとおもいます。実際大航海時代以前はそれで安定してました。
そこに、人権とか環境問題とか人ごとじゃねぇって割り入ってくるのって、大きなお世話だと思いますし、そもそもでいうと、大規模戦争で人殺しするのも、環境破壊するのも、動物を狩ったり、木材伐採してるのも、原発なんて物騒なモノ作りだしたのも、全部、綺麗事垂れてる先進国のお上品な連中であって、ギャグか、と。
で、そういう奴らが、これからは昆虫食べようぜ! なんて言いだした。
先進国の連中は昆虫とか食べてこなかった訳よ。ほとんど。
でも後進国の人々は、今も普通に食ってる。
え、何言ってんの、馬鹿じゃね?
先進国の奴らがまた変なこと言いだしてる、って世界は警戒しなきゃいけません。
あ、先進国の中に日本は入ってませんので。日本は搾取されて、昆虫食わされる国です。
「先進国」ってのは、ふつうに「おうべいれっきょう」って読めばそれでいいと思います。
2023.
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15
雪でも氷でも滑らない(極めて滑りにくい)というのが定説のスタッドレスタイヤですが、だからといってどんなシーンでも滑らないかって言うと、滑ります。

それは、雨です
そう聞くと不思議な気がしますよね。雪と雨なら雪の方が滑るだろうって。
これには少々難解な理由がありまして、タイヤの専門サイトなどにその理由が詳しく書いていますが、端的に言いますと、サマータイヤとスタッドレスタイヤは基本的に別のタイヤであり、スタッドレスタイヤはあくまで雪道やアイスバーンに特化していると捉える方が良い、ということです。
古くなったスタッドレスは雪道はダメでも、まだ溝があるからオールシーズン履きっぱなしでも良いだろうと、考えがちです。
例えば、どうせ次の冬には換えるからスタッドレスを夏場に履きつぶしてしまおう、なんて考える事が多いものですがこのケースがもっとも危険で、スタッドレスのタイヤの特性上、雨の中を走るとハイドロプレーニング現象を起こしやすくなります。
ハイドロプレーニングというのは、タイヤと道路の間に水膜が発生し、その上を滑るような状態で、つまりは水の上に乗っているだけのような状態になりますから、グリップはしませんし、ハンドルも効きませんし、ブレーキも効きません。
なすがまま、どこかにぶつかるか、水膜が切れてグリップが回復するかの二択しかありません。
これは普段からタイヤの排水性を考えて、路面とのグリップを前提としているサマータイヤと、雪や氷の表面を溶かしながらゴムを食い込ませてグリップさせているスタッドレスタイヤの特性の違いだそうです。
スタッドレスタイヤは構造上、通常道路ではそこまでの排水性能が発揮できない代わりに、ゴムの柔らかさでグリップ力も確保しています。ところがこれが古くなり、ゴムが硬くなると、つまりは排水性の悪いただの性能の悪いタイヤとなってしまい、トラブルを起こすというわけです。
またまた、そんなこと言ってタイヤを買わせようとしてるんじゃないのか、と思ったり、思われたりしそうですが、そうじゃないです。
実際にこの手の事故は多いそうで、雨の中、通常道路上でのスタッドレスタイヤの制動距離は1.4倍も伸びることが確認されているそうですから、いずれにしてもスタッドレスタイヤを履きっぱなしも、信頼しすぎも危険だということです。
むしろスタッドレスタイヤは、雪が降るので、凍結するので、そちらのリスク回避のため、「仕方なく履いている」という認識の方が正しいというお話。
ま、かくいう私も、今回のこの事故車(足回り大破)の入庫で初めて知ったのですけど、タイヤメーカー並びに販売店さんはもう少し大きな声で注意喚起しても良いんじゃないかなぁ、と思います。
そんなわけで~
2023.
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14

この季節は芸大の卒展巡りです。今年は一校だけいけました。大阪芸大です。
同じ大阪といえども、めちゃ遠い。
ここには過去に二度くらい行ったのかなぁ? コロナの前だったと思うけど。
これ、すべてお香なんですけど、それぞれの匂いでお香の線のカタチが違っていて、それに応じて登る煙も形を変えるのだとか。それをして「ニオイのカタチ」を表現するとかそういう感じ。ちょっと説明下手で作者の方には申し訳ないのだけど、でも、思わず膝を打つような発想だな、と。
こちらは和風カフェのお品書きを、浮世絵風(北斎風)にアレンジして体系化したもの。一瞬何処の位置から見れば良いのか混乱するけども、これもまたなんとも味わいの深い作品。当然だけど再現力がすごい。
あ、撮り忘れてしまったけど、行ってなかった三年間の間に西洋風のお城が建ってて、なんじゃありゃあ、と思ったら校舎なのだという。中に入ると普通と思いきやこんな感じで、しっかり城でした。
アニメとかゲームの分野の学科だそうです。
私が芸大巡り好きなのは、雑多な発想に触れられるってのがあります。
会そのもののテーマ性とかはないし、作家の傾向が同じ訳でもない。
ただ、それぞれの学生さんが四年間温めてきたであろう、何らかのテーマや、インスピレーションや、技術の集大成の:結果を見ることができます。
無論、プロフェッショナルの現場からしたら何もかもレベルは落ちると思います。
でも、殆ど何にも支配されていない、ナマ感、ってのが、おそらくはこの世代にしか出せないと思います。悲しいことですが、大人になれば想像や創作以上に考えることが増えて、社会に浸透してゆかざるを得ないジレンマを抱えつつ、凡庸になってゆく人が大半だと思います。
だけども、若いときに、表現の発露ってのをやっておくのは本当にい事だなとは思います。
大人になるとそんなことが出来ないから、はっと目が覚めるような発想が出来なくなる(彼らのことを自由な発想とあえて言わないのは、彼らは彼らの中の秩序があって、そこであえいでいる事実はあるからです)社会ってのは、歳をとるほどに広く深く広がってゆくので、自分の中で自分を占める割合が普通は小さくなります(認識として)
だから経済観念に押されて退嬰にまみれた私などは、食材の味を忘れないため、食あたりを起こしそうなナマの表現を求めてそこに行くのだろうと思ったりします。
この作品、脱モラトリアムをテーマにして書いたと。
大学の4年間とは、社会に出るまでの準備期間だけども、全開でモラトリアムでいられる猶予期間ともいえる。とても楽しい時間だろうと。私は大学には行かなかったけど、同じ時期にバイトして遊んで、ふざけて、好きなことして、本当にいい加減な生き方をしていた。社会に出ずになんとかならんかなぁ、なんて不埒なこと考えてた。
考えてみれば、今年度卒業する彼らは、殆どがコロナ禍下での大学生活だったんですね。
登校できなかったり、制作作業が出来なかったり、友達と会えなかったり、なんとも、それを思うと(勝手な想像ですが)残念な気もします。
意外だったのは、そんな抑圧状況でも、コロナ関連に吠えて噛みつくような作品はなかった。私が見つけられなかっただけだったら申し訳ないけど、そういう時代(世代?)じゃないのかもしれません。
ま、一年に一回、おっさんも頑張ろう、なんて思う日です。
2023.
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12
昨日のビビりすぎは、なんとか直りました。
結果的に、原因はタンクでした。車体から発生する振動を受けて、タンクが絶妙な感じで共振するという。いわば、タンクが楽器のような状態になっていたのですね。
こうなるのはどうやら社外品のタンクみたいで、原因はその鉄板の厚みや材質によるのだろうと思います。ですから全てのタンクがNGなのかというと、まあそうではないです。こんなにいい音奏でる名器は、25年ワーゲン触ってきて初めてですので。
対処方法としては、タンクを変えるってのが現実的ですが、漏れてもないのにもったいないので、防振処理を施して終了となりました。
さて、気になるタイトルですが。
そんなこともあったよね、と昔から来てくれているお客さんは覚えているかもしれません。
私のご先祖はサムライでした。
嘘です。
ロン毛でした。
こうしてみると、だいぶ顔変わったなって思いますね。30才くらいのコロかなぁ?
もう20年も前になるのかと思うと、時が経つのは早い。
振り返ればあっという間です。
色々はあったんだけど、この頃20年後がこんなことになるとは、当然思ってなかった。何考えてたかなぁ、って、結局今と同じで、目先のことしか考えてなかったし、自分のことしか考えてなかった。
そのように言うと駄目みたいに聞こえますけど、結局誰でもそういうものじゃないかなって思いますよ。人のために為すことも、それは巡り巡れば自分のため。大事なのは誰かを陥れたり、悲しませたり怒らせたりしちゃあ、いかんということ。
人を笑わせたり、楽しませたりできる人の回りには、同じように笑わせてくれたり楽しませてくれる人が集まる。だから、自分が人に施せば人にも施してもらえる。
でも、だからといって、どっちがどれだけやったから、損だ得だ、と考えてはダメ。
未来とは、「未だ来ていない」という意味です。過去とは「過ぎ去った」という意味です。
そんな未だ来てもいないもののことを考えるより、過ぎ去ったことを考えるより、目先にあることに、自分を一生懸命ぶつけるって事の方が大事だろうな、と。
ま、こんなことを恥ずかしげもなく言えるようになった、ってのは幸せなことなんだろう。
特に意味はないです。昔の写真が出てきたから、そんなこと思い出しただけ。
この頃はアプリとかなかったから、ちまちまフォトショとかで女体化して遊んでた。細眉の時代だったんですね~ こういうところも時代感じますな。
ま、そんなオチです。
2023.
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11

走行中、車体の振動と共に、謎のビビり音がする。
お客さんは、シフトロッドじゃないか? と言っておったので、横に乗って確認。
どうも、ダッシュあたりから聞こえる。ビリビリというよりももっとかすかな断続音。
じゃあ、トランクに乗ってる荷物じゃねぇのかと、降ろして走ってみる。
こんなことで解決したら、お金もらえないなぁ~とか思いつつ……消えません。
じゃあダッシュ裏の機器がビビってるか? あちこち叩いてみるが同じ音はならない。
わからないので、とりあえずメーター外して、走りながら腕を突っ込んで確認してみる。
やっぱりわからない。
じゃあ、外せるものは外してしまいましょう、ということで、オーディオもワイパーも、スピーカーも外して走るけどやっぱり消えない。走りながらいくら触っても振動してる感じがない。
ビビりそうなフロントフードも外した。
ダッシュ周りじゃないのか、それともボディ全体から来る振動の共振が、結果的にここから聞こえているだけなのか。だとしたら絶望的なのだけど、一つ手はある。
オトナシート。なんとなく語感がエロいですが、エロいグッズではないです。
音無響子、ではなく音無シート、ってことですね。
これ、裏に粘着層があって、鉄板面とかに貼り付けると防振になります。車のドア内とかによく貼り付けてる奴です。デッドニングにも使えます。ワーゲンの床とかに貼ったら、少しは静かになると思います。(振動を止めるだけで、音を遮断するわけではない)
これで解決、ってのもワーゲン屋としてはちょっとなところあるんですが、ギブアップ寸前の死に体にとってはなりふり構っていられんのです。
ラストランにさせて! と願うも、むなしく。
多分10回以上走りました。
そこで閃いたのですよ、
そういや昔、同じような音鳴りでどこからかわかんない奴があったよなぁ、と。
結果、ヤナセバーが緩んで鳴ってただけだったんですが、なんでわかったかというと、ブレーキ踏んだときだけ音が消えたから。
一縷の望みを託して、下回り点検。
ヤナセバーないじゃんかよ~
と、そんな安易な結果であろうはずもなく。
振動の元を探すときは、金槌はあんまり適してませんで、ゴムハンマーか、握りこぶしで叩かないとわかりにくいです。周囲からみると無心に車を叩いてる変な人です。
その時!
はい、結果は明日に持ち越されます。
2023.
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08
去年も一昨年もこんな感じだったとおもう。
1月はちょっと寒くて2月くらいから今までの3月に該当するような気候になる。本来二月は一番寒くなるはずなのに、まあまあ過ごしやすかったりします。
とある一人呑み現場。
この煮込みが恐ろしく美味かった。恐ろしく美味いんだよ。そして、久しぶりに呑んだハーフのビールも美味しい。ふらっと入った店があたりだと、めちゃ嬉しい。
そんなささやかな幸せを週に一度楽しんでます。
以前から、夏と冬にずっと通っていた、日本海に面した小さな町の定食屋さんが廃業した。
このコロナの騒動の中では一度行けたかどうかだったけど、夏はありえんくらいの豪華な魚介定食のランチで、冬はありえんくらいの量のかにフルコースが、とにかく激安で、もうこの店以外はいかない! と決めていた。
でも、営んでいたのは老夫婦のお二人だったので、いつかはこういう日が来るだろうとは思っていた。店のご主人は最後に見たときも身体が悪いような感じには見えなかったので、単純な廃業かな、とは思うのだけど、わかんないですね。
今となってはかないませんが、ご主人が大得意としていたフグ料理を賞味しておくべきだったなぁ、と。それだけが後悔です。
写真の「ひれ酒」は最後に行ったときにお土産にもらったフグひれ。随分長いこと冷蔵庫に入れていたけど、美味しかった。
それはさておき、お仕事は久しぶりに国産車。
なんだか一気筒死んでるみたいな変な振動がでてるとのこと。まあ10万キロ超えなのでさもありなん、と。
現代の車というのはほぼ100%、イリジウムプラグでして、基本プラグ交換の必要というのはありません。ただ、ダイレクトイグニッションという、一気筒につき一イグニッションコイル、という仕組みが浸透してから、プラグコードによるロスやエラーなどはなくなりましたが、このダイレクトイグニッションというコイルがあっけなく壊れてくれるという、嬉し恥ずかしな自動車メーカの計らいが21世紀のトレンドとなって久しいのです。
で、まあメーカーさんは、自動車を買い換えもせず10万キロも乗るような不逞な輩は社会悪なので、イグニッションコイルが10万キロくらいで壊れるように作っておいてやる、って感じで、代替もれなく10万キロくらいで壊れます。
でまぁ、外したあとですが、イグニッションコイル、およびスパークプラグってのは、そうそう簡単に替えることが出来ない位置にあったりして、この車も本来はマニホールドが上に覆い被さっていて、要するに点火とは全く関係ないんだけど、インテーク系配管をほぼ全部外さなければヘッドにたどり着かないという親切設計です。そのお陰で交換部品が増えます。
そんな面倒な作業なので、プラグ交換の際にはイグニッションコイルも交換しますし、換えるとなれば、気筒分全部換えてしまうのがセオリーです。コイルの説明書にも、「全替え推奨」と書いている。まあ当然ですけど、イグニッションコイルがひとつで、デスビからプラグコードで各気筒のスパークプラグに点火していた時期ってのは使用する部品点数が少なくて済んだんですよ。そんなに壊れもしなかったし。
すげぇ、無駄なゴミが出る。もはやこの外したイグニッションコイルのどれがダメだったのかなんて、調べることすらしません。だって、どうせ全部換えるんだから。
自動車メーカーがエコだとか、環境だとかなんとかいっているのって、すべて欺瞞です。
でなきゃこんな無駄な事しませんよ。
多分人間が頑張ろうが頑張らまいが、温暖化はしてたと思いますけどね。
第一、我々がいくら二酸化炭素削減とか頑張っても、戦争で毎日ドンパチやらかして建物燃やしたり爆発させてる奴らがいるんだから全部チャラになるわけよ。そういうの、世界は止めようともしない。コロナへの対応であれだけ全世界が一丸となれたのに。
もちろん皮肉ですよ。
2023.
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05
ヘルムはバイクも売ってます。
車両現状販売価格 125万円 (税抜き) 車検諸費用別
今回ご紹介するのは、ハーレー FLSTF 人気のファットボーイです。
年式は2006年 キャブレターの最終型の1450cc ツインカム88です。
この年式くらいだと、触媒は標準装備なのですが、インジェクションではなくキャブレター車というあたりは、旧来のエボリューションハーレーと殆ど変わりません。むしろ、エボリューションをアップデートした、キャブレター式ハーレーの最終完成形と言えます。
ヴィンテージハーレーのノスタルジックさも良いですが、このあたりのジェントルなハーレーは安心感と共に、長く付き合っていける一台といえます。
もちろん無改造のノーマル車両です。(ウィンカーは交換しています)走行距離は12000キロに届かないほどの距離淺。
50ccのバイクなどとは違い、1000ccもあるようなエンジンというのは、回転をあげて走る必要がなく、同じ走行距離を走っても各パーツに対するストレスのかかり方が小排気量車とは全く違います。ハーレーのようなエンジンなら、おそらく10万キロ走っても壊れません。
年式相応に、メッキにくすみなどはありますが、酷い錆などは見受けられません。
オイル漏れもなく、異音もしません。
乗った感じは、必要にして充分なパワーと、素直なエンジンフィールは重量をものともしない取り回しやすさを実現しています。
もちろん、キャブレター車両なので、マフラーはもちろん、タンク、キャブレターやエアクリーナーを交換してドレスアップやカスタムを楽しめますし、ロムなどないので手元で楽にアイドリングを変えて好みのフィーリングを出すことが出来ます。
*インジェクション車両でカスタムが出来ないわけではないのですが、専用パーツが少なく、かなり制約が多くなるのと、加工が難しい、もしくは無理というケースが少なからずあります。同じハーレーでもキャブレター車両と、インジェクション車両では、全く違うと思っていただいたほうが良いです。
外観の塗装部分も綺麗です。おしゃれなホワイトパール。あらゆる景色に映えるスタイリングですね。これからの季節、いろんな場所で写真撮影のお供にしてください。
ハーレーといえば右側に主張しまくっているVツインエンジンですが、この左側のプライマリーケースがもう一つの特徴で、いわゆるハーレーのスタンダードなモデルを表す、ビッグツイン系はエンジンとミッションが別ユニットになっており、このプライマリーケース内のプライマリーチェーンを介して繋がっています。
これは昔の原動機に使用されていた方式で、自動車などはその流れで今でもエンジンとミッションが別体で分離できる仕組みになっています。バイクは近代になって、小型化、低コスト化するため、エンジンのクランクケース内にクラッチとミッションを組み込むようになりました。そのためエンジンとミッションを繋ぐ機構が必要なくなり、プライマリーケースが不要になりました。
バイクのエンジンは全世界同じような道を辿ったのですが、奇妙なことにハーレーだけは旧来の設計を変えることなくきたため、時代が止まったようなスタイルが維持され、それが今になるとかえって個性となってしまったという。ハーレーを真似たクルーザータイプのバイクは、皆この失った部分をなんとか表現しようと大仰なカバーで覆ったりして、一生懸命エンジンを大きく見せようとしています。なんせ、クルーザータイプ(アメリカンタイプのことね)はハーレーを越えることが出来ないので。

ま、売り記事なのでめちゃめちゃヨイショしますが、ハーレー社が「小さいバイクを作られなかった不器用なメーカー」とかそういう事ではない(とおもう)、と一応書き添えておこうとは思います。
ヘルムが扱う空冷VWと同様、ハーレーはただのバイク(モーターサイクル)という乗り物とは一線を画す原動機付き二輪車であり、乗り手は「バイクに乗っている」ではなく「ハーレーに乗っている」というべきであり、ハーレーはもはや業界では普通名詞であるといってもよいのです。
そんな唯一無二の歴史的なハーレーを、是非にあなたも一度手に入れて、乗ってみて欲しいと思います。電気駆動になってしまえば、この味はもう絶対に出せないですから。
ガソリンが炊ける今のうち、なんて言い方はしたくないですが、あなたのハートにまだ火種が残っているなら、ガソリンを投入して三拍子の爆発をおこしましょうぜ。
2023.
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03
今年から車検証が小さくなったのは、前にもお話ししました。
で、自賠責保険料が見直しになる、って噂は年末くらいに聞いていたのですが、改正されましたね。
私はてっきり、値段が上がるのかと思ったのですが、なんと11%も減額に。
ロールスがすごい存在感でこっち見てる。
しかも駐車場のワクからはみ出している。
ナンバー付いていないということは、新規で登録なんだろう。誰かお買い上げになったのだろうね。
そうそう、自賠責保険の話でした。
自賠責保険というのは、強制保険とも言われます。(対義語として任意保険があります)
これはいわゆる共済保険でして、交通事故が発生した場合、事故被害者を救済するための制度として、自動車損害賠償保障法のもとで運用されています。
これ、何処がやっているのかというと、国です。
自賠責保険協会とかがあるわけではなく、集められた自賠責保険料およびその余剰金は、国土交通省と、自賠責保険を扱う保険会社の間で分配運用されています。
で、この保険料を決定しているのが、損害保険料率算出機構とかいう、いかにも天下り感の漂う名前の組織で、ここが様々な交通データーをまとめて、あらゆる保険料の料率を決めているそうで、ここに会員として各保険会社が参加してデータを共有しているそうです。端的に言うと、ここで出された結論から、自賠責保険審議会という会で保険料が決定、金融庁から発表されるそうです。
こんないかにも省庁間でやりとりしてるブラックボックスな感じだから、保険料の決定なんぞ、政府の胸三寸でどうにだってなるだろうに、こんな時代だから黒い笑み浮かべながら、保険料上げてくるんじゃねぇのか、って思ってました。
心が腐っている私は、今回の改正で、「時代背景に鑑み、被害者救済の補償額を引き上げる事が望ましい」とかなんとかいって、事故率は下がっているのに値上げを強行してくる、と思ってました。
最近増税やらなんやらで、国民から財産を巻き上げるのが趣味みたいになっている政府の連中ですから、今度は何に税金かけるかと舌なめずりしているように思えて仕方ありません。
とことん政府を信用してません、はい。
けど結果は、以前までの保険料も近年(30年間)最安値だと思ってたのですが、そこからまさかの11%引き。
自動車の保険料が2年で二万円を切るんですよ。
まあ、実際の所、事故率ってのは年々降下してきているわけで、保険料が下がるのが当たり前なのは被害者に対する補償額上限が決まっているからです。(営利目的ではないので、余剰金はおそらく一定以上増やさないのだろうと思う)
まあ、今回の改正は概ね評価できます。
当たり前ですが、全ての車種に適応されますので、バイクも安くなります。
みなさん、今がチャンスです。春からバイク買って乗りましょう!
2023.
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02
83年前の明日、つまり札幌オリンピックの日です。1940年です。まだ記憶に新しいという方もおられるでしょう、トワ・エ・モアの「虹と雪のバラード」が懐かしく響いてきます。
ん?
83年前か。ちがった。
51年前の明日、1972年の冬期オリンピック 札幌大会。
なんと同じ日の83年前に一度札幌大会が予定されてました。だけど当時は日露戦争があったりで、きな臭い空気だったので(というより金がなかったのだと思いますが)開催権を返上しました。
ま、さすがに戦争まっただ中で、オリンピックやる訳にゃあいかなかったんでしょうけど、開催権を返上するってあたりは、潔かったんじゃないかなって思いますし、32年後には見事に実現させたわけです。
それに比べ、2020のオリンピックは歯切れ悪いですね。本当に呪われてるんじゃないかと思うほど徹頭徹尾汚れてる。もう世間はどうでもいいモードになってますが。
なんといいますか、私の生まれる前ですが、あの頃の東京、札幌のオリンピック、大阪万博ってのは夢があっただろうなって思います。そりゃあ汚いことして儲けてた奴もいると思いますが、もう少しみんな純粋な思いだったと思う(と信じたい)
だから、2025年の大阪万博とかも約二年後に開催されるわけだけど、また汚れるんだろうなぁ、と思うとうんざりします。
それはさておき、最近のお店状況をいいますと、割とスペースに余裕があります。
なんかこの三日くらいは、すごく仕事しやすくて快適なんですが、そろそろ詰めていかないとダメだなって思ってます。お待たせしている皆様の作業をすすめていきたいとおもいますので。
明日から本気出す。
2023.
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01

なんかそれなりの規模の施設とか入ると、めちゃめちゃ「マスクしてコール」してくる。
なかったら20円で売るから、とかまで言われる。
めちゃ怖いわ。
まあ、言われたらするけどさ。向こうも仕事だし。ネックウォーマーを口元に引き上げるのはダメらしい。違いがわからんのだけど。
でもみんな、誰のために、なんのためにやってるのかさっぱりわからないという。
5月で解禁的な報道してたから、緩むかなぁ、と思ってたけど、すごいな日本人。真面目すぎる。
私は不真面目すぎるけど。
最近回転寿司とかでの迷惑行為が話題になってる。
前もバイトテロとかで、迷惑行為をSNSにあげるようなトンチンカンがあちこちにいたけど、それってもう10年くらい前の話なんよね。それがリバイバル。
私はしのぎを削り合う回転寿司業界が、互いに刺客を送ってるのかなぁ、とか思ってたりもしますが、不毛でしかありませんね。
ああいう迷惑こういって、暴走族とおなじで、悪目立ちというか、承認欲求というか、とりあえず自分に出来ることで世間に存在をアピールしたいわけ。ちょっとした悪事って目立つから。
でも、お馬鹿さんだからそのくらいしかアピールすることがないのよ。他に出来ることがない。
40過ぎて暴走族やってる奴もたくさんいるけど、貫いてるところは良いと思うけど、でも、自慢できるのがそこ、って。ちょっと悲しい。
SNSって自慢装置だから、あらゆる人の自慢が流れる。そのなかに悪事も紛れてるだけ。
誰か見てくれるから、リアクションが欲しくて流しちゃう。
すごいね、いいねって、言って欲しい。
たぶん、「愛されている感」の代替として欲しているんだと思います。
社会は確実にやさしくなったけど、機械的にやさしくなっただけで、愛は消えたな、と思います。
きっと私もマスクしない反社会的行為を繰り返しているので、愛がたらないんだと思います。
誰かラヴ注入してください。