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車検付き 綺麗なメキシコビートル

2022. . 29
SOLD OUT!  お買い上げありがとうございました!

お久しぶりに中古車のご案内です。
車両は、97年式のメキシコビートルです。
雰囲気のいいポップな夏色で塗装しました。
エアコン装備 1600cc キャブレター仕様、ヴィンテージスピードマフラー付き 、さらに車検が令和五年の8月までついている、めっちゃお得な一台です。
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年式は97年ですが、よくよく考えたらもう、25年も経ってるんですね。
ドイツの奴らは40年選手ですが。

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外観的には高年式のドイツ産と変わりませんが、給排気系等が97年時点の規制に沿ってリファインされており、本来はインジェクション仕様です。

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メキシコビートルは何かとディスられる印象がありますが、ボディが腐るほど年数も経っていませんし、配線等の劣化もほぼありません。走る上でのトラブルの少なさはメキビーに軍配が上がると思います。

ワーゲンは40年選手あるいは古いのになると50年60年ものもありますが、それらはやはり年式相応にやれている訳でして、ボディ状態が悪いものも少なくはありません。当然ですね。

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そういう意味では、まだ新しいメキシコビートルは古いビートルが気にしなくてはいけないような箇所が、健全であるといえます。
どちらがカネがかかるのか、というのは愚問でして、オーナーが何処にどこまでこだわるかというような問題になってきます。

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幸いビートルに始まる空冷VW系はパーツが豊富です。悪い部分を変えてゆく、直してゆく、ということでどんどん良くすることは出来ます。言わずもがな、そのような努力をしたくない、ただ乗っているだけで壊れるのは許せない、という方などは空冷VWには乗れませんし、そもそも外車なんて乗らないほうが身のためです。

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ただやっぱり、皆さんに、こういう車に触れてほしいとは思いますね。便利さだけではない、生活の彩りになるような乗り物を所有していただきたい。

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相変わらず尻が好きだ。

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ちょっとくらい車の話をしろと?

はい、ええ。 まあ、絶好調です。ハンドリング足回り、エンジン・ミッション、ブレーキ、どれをとってもスタンダードなビートルの乗り味です。 いうまでもなく機関系は伝統の空冷フラット4です。そしてこの車両キャブレター仕様に変更されてます。

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ちなみに左ハンドルです。

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エンジン部 クーラーが付いてます。今のところ元気に動いています。よく効きますよ。 IMG_7935.jpg 天井もオリジナルのままで、綺麗です。ボディは4年前に全塗装をしていますのでまだ綺麗ですが、一部リアエプロン部分に錆がありますので、気になる方は修繕した方がよいかと思います。(写真は実物より綺麗に写りますので、あしからずご了承ください)IMG_7937.jpg ドアパネル、ダッシュまわりもノーマルです。 IMG_7936.jpgシートに関しては、汎用品のシートカバーを掛けていますが、本体はややヘタリが見られますので、張替えをした方がいいと思います。張替えの際はお好きな色を選んでいただけます。 IMG_7939.jpg とってもベーシックな一台です。格安で提供します。クーラー、オーディオもついてますので、このまま乗るもよし、あなた色に着飾って、より良い車に仕上げていってください。 時間があれば随時手を入れてゆきますので、仕様や価格は今後変更する可能性はあります。

DSC_8514.jpg (税抜き)登録諸経費別途 納車費用など詳細はお問い合わせください。   その他ギャラリー

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これからビートルに乗るぞ! という、そんなアナタへお送りする一台です!
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つゆあけ

2022. . 28
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エンジン
ヘッドをめくると、1気筒だけ綺麗だったりします。

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他の気筒もこの通り、煤で真っ黒です。

こういう、場合一気筒だけでもきれいでよかった~、ではなく、一気筒だけ綺麗なんておかしくねぇ? 異常じゃねぇ? って、勘ぐらねばなりません。これにはちゃんと原因があるわけです。

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ピストンヘッドも綺麗ですぜ。

これね、簡単に言いますと、ずっと三気筒で走っていたんだろうな、と予想がつきます。もしかしたらたまに点火していたのかもしれませんが、この綺麗さとシリンダー内壁のキズ、異常なオイル汚れからすると、ほぼ常時、点火しないでガソリン垂れ流していたのかもなぁ、というところです。
なので煤は毎度綺麗にガソリンで洗い流されていて、おまけにシリンダーの潤滑オイルも洗い流されてるからキズつく、摩耗する、さらに圧縮落ちてパワーなくなる、圧縮漏れる、点火しにくくなるという、スーパーネガティブスパイラルに陥ります。

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化学洗浄桶最高です。作ってよかった。

緑のフタのようなものは、以前コストコで買って一度も使う機会がなかった、便利そうなまな板。
シリコン製の水切りボウルがついているという。この時のために10年間眠らせていたのか。

ところで梅雨、明けたんですってね。
史上最早なのかなぁ?

どうでもいいけど梅雨の終わりってのは大抵、ガンガンの雷雨ってのが相場なんですが、それもなく。もはや夏日、蝉がないていないだけで夏そのもの。

もう異常気象だとかなんとかいうのもアホらしいんですが、来年はどうなるんでしょうかねぇ。ちなみに去年も空梅雨っぽかったですけど、梅雨明けは従来通り7月下旬でした。
6月の梅雨明けってのは、だいたい奄美大島とかそのあたりのレベルです。

このまま8月まで夏が続くとは思えないので、早々に秋が来るのかもなぁ、とか考えてますけど。でなきゃどう考えても色々おかしくなると思うのですよ。
まあ、気候だけでなく、世界はおかしくなってますけど。
最近、2025年にNASAが、ふたたび月にいく計画を発表しましたけど、「実は初めて行くんじゃないのか?説」が沸き上がっていて面白い。

私が散々月着陸船にいちゃもんつけてるのは、皆さんも知っているところだと思いますけど、何より当時アメリカの景気が爆あがりだったとしても、あんなに何度も月に行けたのはちょっと不自然な気がするんですよ。あれだけいけたなら、今のコンピューターの能力や機械技術なら余裕ではないかと思うのが当然だし、もっと規模の大きな事が出来る可能性を秘めているはずです。まさか宇宙事業に環境保護とかエコとかいう言葉は寄り添わないでしょうし。

ただ、アメリカが月にいったのは嘘だろうな、というのは今になってはっきりしてきます。というのも、そもそも、「月にまでいった唯一の国」が、その後計画をぱったり終わらせて、地球上でアホな戦争繰り返してきたのが月面着陸以降の歴史なのだから、なにをかいわんやです。

なので、ひそかに、

実は宇宙なんかないんだよ、星空は全て映像で~、とか地球の空には天蓋が覆い被さっていて、地面は平面なんだよ、とか、そういうトンデモな説が本当だったら素敵だなぁ、と夢想してる今日この頃。

地面に這いつくばっている我々からしたらどっちでも同じ事ですけど。

人類の歴史がドームの中の話だとしたら、なるほど宇宙に行けない理由も、温暖化にも頷くところはあります。ただ、それならなおさらそのスペースコロニーのような地球の真実を公表し、地球の人々が受け入れさせた方が、人類は皆平和的に、未来を見据えることが出来るようにも思えます。


早くもラスト週末

2022. . 26
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最近、重整備的な仕事が多い。
重整備ってのは、エンジン降ろしたり足回り組み替えたりといった、体力仕事的なものがメイン。
そして時間がかかる。
その分お金ももらえるんだけど、時間がかかるし場所もとるので、結局は一人でやっているとそれほど美味しい仕事でもなかったりします。まあ、美味しい仕事ってなんなんだ、グルメレポかよって感じですけど。

その傍らでキャブとか細かいのをコソコソ触ったりもします。上手くいくときもあれば上手くいかないこともある。

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原因がよくわからないこともあり、それはそれで悩むのは私の仕事なのだけど、悩んでる時間も仕事時間を消費しているわけで、はっきりいって、濡れ手に粟で儲かるような仕事ではありません。

まあ、底辺の労働者はえてしてそんなもんですけど。

政治家になろうなんて人は、殆どお金のためにやってるんだろうけど、答のないことに対して考えて悩んで、実行してゆくっていう点では大変だと思います。

ま、責任とった人は今まで見たことないですけど。



さんいんせん

2022. . 25
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今年も自宅の壁面緑化が一層進んでます。

参院選が始まりますが、野党はどこも「消費税率低減」「消費税廃止」などを謳ってますが、国民感覚として消費税が5%になろうが、0%になろうが、物の値段が安くなったと感じることはないだろうなと、そういう気はします。

たしかにお会計の時に10%割り増しさえれて、金額がグッと上がったような気がするとは思うのですが、逆に消費税が導入されてからこっち、商品を一つずつ手にとり合計金額を計算をしながら買うなんて事はしなくなったんじゃないでしょうか。
ある意味、消費税が導入されてから「どんぶり勘定」になった人は多いでしょう。

私的には、時限的であっても消費税をなしにするのは、次回の再開時にハードルが高くなるのと、現場の混乱がかなり激しくなり、スーパーに例えるならレジやポップの変更など本当に大変になります。当然表計算ソフトなどの設定も変更しなくてはいけませんし、現場に負担がのしかかること必定。

別に消費税が良いとか悪いとか言う話ではなく、せっかく定着したシステムを、今更変えるのをやめてくれという話です。
そんなところで議論するくらいなら、年金とか健康保険の額を少なくしてくれたら、よほど助かります、こちとら月単位に、何の恩恵もないことに5万円以上とか支払っているんですから、それが半額になるだけでもめちゃめちゃ有り難い。

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冷蔵庫の氷を取り除いた。

選挙に行かない人をまるで非国民と言わんばかりに責めてくる人がいますが、ありゃあ一体何でしょうか。
我々は選挙権というものを与えられていますが、国民一人の選挙権という力は非常に小さく、自分一人が投票したて状況を動かすには至らないと、ちっこい権利だなぁ、とそう思う人が多いのではないかなと思います。
どうせ自民党が過半数をとるということが、経験則的に既定事実となっている今、野党に投票してもひっくり返ることなどないというのが現実でしょう。

(過去の民主党がもう少しまともに政治が出来る集団であったなら、今も政権交代という夢は潰えなかったでしょうし、こんな一党独裁みたいな事にはなっていないでしょう)

私ね、国民一人一人の元に届く、投票所整理券(実質投票)にクジ機能を持たせて、整理券渡すと投票用紙に「×何倍」とか書かれている用紙が手渡される。ハズレは×1、あたりは×10とか100とか、一人が投票しても10人分とか100人分の投票になるといった仕組みだと、選挙の投票に行こうか、なんてのも思うんではないかなと。

もしくは、ネット上とかで「地域投票カルテル」みたいな組織を作って、何万人とか規模で必ずひとつの党に投票するという仕組みを作れば、そのカルテルの動きひとつで選挙を動かすことが出来るようになるから、これも面白いだろうなぁ、と思う。

まあ、候補者の皆さん的には面白くない話でしょうけど。

なんか、こう、キレのあるするどい意見をいう政治家には期待したいです。政権取れなくても、国民の支持が得られるような人望ある政治家を観てみたいですねぇ。





すごい暑い

2022. . 22
一部の方にはお知らせしつつ、知ってても知らなくても、来たら一目でわかるので特に告知してませんでしたが、ヘルムの事務所が倉庫内で引っ越しになります。(住所は変わりません)
そのため、備品の移動などでごちゃごちゃと、店内を右から左にこの三ヶ月くらい動いていたのですが、ようやく終わりに近づいてきています。

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中二階に棚を組む。
この棚を組む作業というのがものすごく嫌いです。頭で考えてるより時間食うし、よく左右で段を間違え組み直したり。狭い場所で一人で組むのがめちゃめちゃ大変。こういう時に一人というのは苦労するけど、それも普段の人望のなさよ。

そんなわけで今後は向かって右側の鬼門の位置にある二階事務所がヘルムとなりますので、御用の方はそちらへお越しください。(前にも言いましたけど、私の家の玄関はばっちり鬼門にありますので全く気にしてません。あ、でも子宝に恵まれなかったから当たってるのかも)

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そんな引っ越し作業はメインの仕事ではないので、片手間にするとして。
これ、おなじみのシフトロッドブッシュ。
走っていると振動でシフトがカラカラいったり、入力時、軽くて曖昧なフィーリングになったりすると大抵このブッシュが劣化して崩れてます。外からは見えないのでシフト外さないとわかりません。

そして交換は超めんどい。

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ビートルの前に穴(メクラ蓋してる)空いてるの、何かというと、シフトロッドを抜くための穴なんですよ。本当にそれだけのためのメンテナンスホール。
このシフトブッシュを交換するには一度、長い長いシフトロッドを引き抜き、そして再び挿入しなければなりません。

本当に地味な部品ですが、これだけでロッドのガタがなくなりシフトフィールが新車時に戻ります。

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発電機の交換。汚い作業現場から。

本当にもう少し綺麗に作業できないものかと思います。

余談ですが、最近、世の中が漫画みたいな世界になってきて(そのくらい馬鹿げてるという意味)自分の中でフィクションを想起する気力がどんどん失せてきています。
実際、昭和時代から世の中を見ている我々やその上の世代からすると、もはや今フィクションが現実になっているんですよね。常識とか慣習もだいぶ変わりましたし、へんな因習も生まれました。

だから最近よく思うんですよね。
守らなきゃいけないものなんてあるのかなぁ、と。
大きな意味で、ですよ。自分の財産とか親族とか血族とか、もしくは親しい友人であるとか、そういうのはなんとしても守らなきゃいけないと思うんですけど、全世界的にみたときに、人類が守るべき「なにか」ってないんじゃないかなぁ、と。

どうせ変わるし、どうせ協調できないし、どうせ裏切るし。
だからやっぱり、未来は当の未来の人が作って維持してゆけば良いのだろうな、と思うんですよ。
100年後とかマジになって考えても仕方ない。
一人の人間はただ、今を生きて、今に死ねば良いんだろうなと。
たぶんそれが、何らかの形で、伝わる人には感覚的に伝わってゆくんだろうなと、そして後世に必要ならば残されるんだろうな、と。

たぶん自分が生まれてきた意味なんて、自分にとっては(親にとっては意味がある)それほどないんだろうなというのを感じた次第。自分が生きている意味は自分でしか作れないから、頑張るんだろうなぁ、と。そんな当たり前のことを、ぼーっと考えたりするくらい暑い。







カウンターギア

2022. . 18
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オドメーターが動かなくなった! 

高年式ビートルあるある。

低年式のビートルやバスでは聞かない、このオドメーター不良。原因はカウンターの樹脂ギアにヒビが入る事で緩み、カウンターシャフトを回せなくなる。
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純正ギアはナイロン樹脂なので、どうしても経年劣化でこの様なことになる。いつかは皆さん経験することです。

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どうするかって言うと、ここはマイボウズさんからリリースされている、真鍮製のカウンターギアに置き換えます。作りもフィット感も完璧です。これに替えたら永久にオドメーター不良とはサヨナラできます。

これはよいモノですよ。

しかし、交換するにはメーター分解の儀式が必要ですので、ご自分で交換するのはいささかハードル高いかもしれません。なので自信のない方は専門店さんにお願いするのがよろしいです。

で、一記事内で一回はふざけないと気が済まないので、ちょっと今更PCR検査してみた。

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もらい物の検査キット。
店長もやっておいたほうが良いですよって、もらったの。
でも前から言っているように、PCR検査して陰性でても、陰性証明の効果は0秒(もしくは次の検査で陽性反応が出るまで)しかないので、PCR検査は陰性証明にならないよって、言い続けてきた男です。

なので、コロナが落ち着いてきた今こそ陽性でるかなぁ、とワクワクして検査してみました。

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んー陰性!

でもね、検査してからなんか喉痛いんだけど。
もしかして、この検査キットの綿棒、コロナウィルスがついているんじゃねぇのか……。


京は旅人

2022. . 14
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野暮用で京都でございます。
いつ行っても、何度行っても、どこかに発見があるのが京都ですね。面白いです。
アーケードなど歩いていますとつい店舗の軒先に目が行きますが、ふと見上げてみれば、その上の建築物の雑多なこと。
時代も様式も構造も全く共通性がない建築物が、全てが繋がっているキメラ的な町並み。一軒燃えたら終わりってあたりは京都だなぁ、と。(消防法的にアウトな建物しかないので、指導以前の問題なのでしょう)

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毎度言いますが、京都の近くに住んでてラッキーだなと思います。
いつでもいけますからね。私にとっては年々魅力的な街になっていっています。
寺とか、神社とか歴史とか美術品とかそういうの全然知らんけど、一種のテーマパーク的な感じで見ています。

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河原町付近でもっとも観光客が多いであろう清水界隈。人はこんなもんですね。全然少ないです、まだまだ。修学旅行生なんかの姿も見えてホッとする気持ちの反面、過去二年間の学生さん達は本当にかわいそうだなと思います。

ま、このたび医師会が「屋外ではマスク必要ない」といいだしておりますが、99%の人がマスク付けて歩いてました。熱中症になるだのなんだのと、今更言っていますが、それなら去年も一昨年も同じだったはずだし、なんで今年は「外させよう」としているのかよくわかりません。

そして厚労省は夏頃に感染がまた増加すると予測していると。これ、あとで責められることを見越しての布石なんでしょうかね?

まあ、私は医師会の偉い先生の言うとおりに外してましたけど。

というか、もう罹っても重篤な症状にならないとわかっているのだから、感染症のレベルをいい加減に下げたらどうかと思いますが、ワクチンビジネスが落ち着くまではまだ宣言出さないかなぁ。

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アジサイですよ。みたまんまです。

祇園界隈も本当に綺麗に整備されて、何処で写真撮っても良い感じに写りますね。

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野暮用すませて、割と早い時間帯に鴨川の床へ。じつは初めての体験です。
いつも四条大橋から眺めてて「いつかはオレも」なんて念じていましたが、遂に床デビュー(って書くとエロい事みたい)単に川に面したテラスで、のんびり酒を飲むだけなのだけど、思っていたよりもいいものだった。
すごいVIP感。
河原に座っている下々の者共を見下ろしながら、まあまあいい値段するビールと、フィッシュアンドチップスを嗜む。

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先斗町のぼやっとしたランプが幻想的な路地を抜けると、ブルーアワーの四条通。
これは最高ですね。

四条、五条、三条、とぐるり定番のルート散策でしたけど、休日にいい旅が出来ました。

Autobahn バイアススタイルラジアルタイヤ

2022. . 12

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Autobahn "R" バイアススタイル ブラックウォールラジアルタイヤ 5.60 x 15インチ


これ、なかなかカッコいいですよ。見た目はバイアス、中身はラジアルでしっかり。
簡単に言うと、バイアスってのは昔のタイヤの構造を言いまして、芯材がナイロンで出来ておりタイヤ全体が柔らかく、乗り心地がしなやかであるというメリットがあります。
ですが自動車が高速化、路面の整備が進むと、低速での悪路での乗り心地がよかったバイアスのメリットは殆どなくなり、今は高剛性かつコントロール性に優れ、低抵抗で高速での乗り心地に優れる、といったラジアル構造をとっているタイヤが殆どとなりました。

今となってはラジアルタイヤに慣れきっているので、わからないかもしれませんが、バイアスタイヤだと「走る止まる曲がる」、全てにおいて「不安」です。マジで。
乗り比べると、ラジアルタイヤが如何に性能が高いものかがわかります。

要するに、バイアスタイヤなど雰囲気だけで何のメリットもなかったのですが、旧車のような車にはやはり当時のようなタイヤが似合うということで、今も業界では細々と支持されてきていました。

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それがこのたび、見た目はバイアスタイヤでありながら、ラジアル構造を持ったAutobahn R というタイヤがリリースされました。一本の値段は25000円とちと高いと思われるかもしれませんが、他社の類似モノになると38000円とかなので、かなり安い方だと思います。しかもホワイトウォールでも27000円です。

ちなみにバイアスタイヤからラジアルタイヤに移り変わったのが70年代前半から後半にかけてで、何もビンテージワーゲンじゃないと、履いたら変、ってわけではありませんので、勇気をだして10万円出しましょう。

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この写真じゃよくわかんないですね。
めっちゃ雰囲気変わりますよ~

ちなみに、負荷の少ない二輪や、農機具なんかの低速で走るようなタイヤの場合はまだバイアス構造が主流で、ラジアルは一部のスーパースポーツや重量車が採用しているのみです。もちろんお高いだけあって、ラジアルタイヤを履いた方が上手くなったような気にさせてくれます。


正義

2022. . 12
てんちょのあやしいはなし

アメリカで銃の乱射事件が絶えない。そんな不幸が起きるなら銃の規制をすれば良いのに、しない。

それはアメリカという国が、無為に生きる国民の命が突然奪われることよりも、銃社会が存続する事の方に価値を見出しているからです。人は生きていてもお金を生まないが、銃は国内国外問わず、世界中に売れる。人を殺すための道具を全世界にばらまいているのは、何もアメリカだけではなく殆どの先進国が製造(あるいは後進国も)販売、流通に加担しており、しかるべき場所にしかるべき形で供給されています。

こういった事が、ものすごく異常なことだと思わないのが不思議でなりませんが、今回の戦争で武器というのはえてして善人の顔をして世界に浸透してゆくのだとわかったと思います。
そして人々がどのようにして為政者の演説に傾聴して、その熱狂を戦意に変換してゆくのかがわかったと思います。

第二次世界大戦も太平洋戦争も、日本は欧米列強にまんまと誘導され、参戦、宣戦布告したと言われていますが、誘導されるだけの素地が既に国民の側にも政府の側にもあり、その結果として迎えた終戦時の悲惨さが、日本も含め、世界全体が過ちを犯したのだということを物語っています。

実に悲しいことに、現代の日本でも他国の戦争に対し主戦論を掲げ、諸手を挙げる馬鹿がいます。
そんなに戦争したいなら、お前が志願兵としていけばいい。きっと歓迎してくれる。

私はロシアが正しいなどとは思わないし、正義だとも思わない。
同じく、ウクライナが正義だとも思わないし、正しいとも思わない。
どちらが嘘をついているのか、どちらが情報を歪曲しているのか、おそらくはどちらもだろうと思う。なぜなら、戦争だからです。

戦争をしているのだから、嘘ぐらいつきます。人を殺すくらいなんですから。運が悪けりゃ殺されるんですから。戦争を有利に運ぶために報道の力を最大限利用して、支援を乞う。この中に嘘が紛れている、でも、そんなのは欺される奴が悪い。

戦争なんてしてる奴の言い分をまともに聞くからです。
そんな奴らの言うことを聞いてはいけないのですよ、まともな世界に住んでいる我々日本人は。
そして武器を供与している連中にも正義などありません。
もしも自分たちが正義を標榜するなら、武器ではなく、話し合いの場を携え、自身らが間にたって戦争を終結させようと努力しませんか?

かつて滅私奉公、一億総玉砕を叫んだ日本は、国のために戦死した者達を英霊として靖国神社に祀りました。天皇を頂点とする国家神道というシステムの中に、国民が取り込まれていた。それをして欧米各国は日本を狂信国家であるとして、徹底的に叩いた。未だに天皇がファシストと言われ続けるのは、そういった偏見がベースになっていますし、国際的知見に疎い国や人々は、事あるごとにそれをファシズムの象徴だと、恥も外聞もなく掲げています。

他国に日本の精神性の崇高さなど理解できまい、そう息巻いたとて、負けたことは事実で、バンザイと叫ぼうが、千人針を身につけようが、御旗を振って突撃しようが、弾が当たれば確実に死んだ。あの時の日本人は、根性力で勝てると思っていた。ある意味クレイジーな国家神道を崇拝する愚鈍な信者です。

そういう意味で、ウクライナ人やロシア人がどれほどアレなのかは知りませんが、死んだら「英雄」と祀り上げてる時点で、大して変わらないと思います。
今、戦時中、竹槍で訓練しているような日本人の言動を振り返って、イタい事言ってるなぁ、愚かなことしているよなぁ、って我々は思うわけです。無論その時の情勢と事情はありましたが、基本的に精神論ベースでなんとかなるって考えてる時点で、かなりお粗末でしたし、政府も軍部も嘘をつかねばもう保てないところまで追い詰められていたのに、誰一人として責任を被ろうとはしなかった。天皇も含めて。

かの戦争においては、アメリカ人の方がスマートだったんですよ。ただそれだけです。

正義のために、本当に正義を振りかざす奴は、戦争には勝てません。
正義を騙り、不実を働く者こそが、戦争という不義を制するのです。

現実とはそういうものです。戦争が正しくない手段だから、正しい手続きをとろうとすると、飲まれるのです。アメリカは白人に逆らった生意気な猿を殲滅する方針で爆撃機を毎日のように飛ばし、民間人の頭の上に爆弾を降らせました。
人を殺しているという感覚はなくとも、生きている猿を殺すくらいの罪悪感はあったんですよ。
だけどもその害悪な生物を皆殺しにすることは正義だと謳い、あらゆる手を使って「正義執行」した。

なぜか? 「戦争という大義名分」の裏側には常に「利害」があるからです。戦争に元々大義などないんです。大義のある戦争など無いんです。あえて言うならば個人レベルなら大義による戦争はあったでしょうけど、それでも大半の大義というのは、体裁とか言い訳とか、建前とかそういうものに言い換えても問題ない言葉です。

我々の戦いは聖戦である、英雄的な戦争である、国土を守らんと国民が立ち上がり、散っていった誉れ高い戦いであった。言っているのは自分たちだけ。すごい勘違いです。
ウクライナの言い分が正義として通用するなら、日本の過去の戦争だって正義です。
米国だって自分たちを正義というでしょうし、ソ連だって、ナチスだって、イスラムステートだって、アルカイダだって、オウム真理教だって言うでしょう。

国家が資本主義だろうが民主主義だろうが、社会主義だろうが共産主義だろうが、テロリストだろうが、宗教原理主義者だろうが、戦争はする。それは歴史を振り返ればよくわかると思う。

今日のニュース。

核兵器禁止条約締結国として日本は名を連ねていない。その会議が来週行われるのだけど、そこにオブザーバーとして招待されているにもかかわらず、日本政府は参加を見送った。その理由として、核保有国が一国も参加していないからだと。

当たり前のことを言って、結局アメ帝の言いなりになっただけ。相変わらずのポチっぷり。
まあ、それで平和が維持できるなら良いけどね。
腐れ外道、腰抜け外交、アメリカの犬と言われようとも、自国の平和と安寧が維持できるならそれで結構。どうせ正義などないのだから。そうして日本はやってきた。

日本人であれば、観念的に「正しい戦争」など無いということがわかるはずです。
他国を利用してでも、頭を下げても、戦争することを徹底的に避けてきたからです。
罪悪感を植え付けられて、二度と過ちを犯しません、ではなく、今の生活を壊したくないし壊されたくないから、戦争を避ける。

だから

「世界よ刮目せよ! この我々のイヌっぷりを! 靴も舐めれば御手もする! あなた方はこんな日本の真似が出来るか?」 って日本政府は胸を張って誇ってもいい。



6月のある日

2022. . 07
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しばし大阪は過ごしやすい気候に恵まれており、ちょっとした幸福感を覚えます。

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昨日は紀伊國屋書店などを少し徘徊していたのですが、すごい本の量でありこれら全てが知識なんだなと、思うとワクワクしますね。もしここにある全ての知識と情報が頭に入ったら、さぞ素敵だなと思います。
いわゆる「知の巨人」と呼ばれるような人は、どれだけ幅広く物事を客観的に捉えられるか、ということが必要なのはもちろんですが、それには限界があるため、やはり自分にとって必要な情報や知識を見つけ出して参照するのが上手いのだろうと思います。

将来的には人間の脳にインプラントしたデバイスで、ネットに直接アクセスしたりも出来るようになるかもしれませんが、おそらくそうなると便利さよりも、社会そのものが変化してしまって多くの知識や情報は意味をなさなくなっているだろうなという気がします(というか、多くの人間が必要なくなってしまうだろうと思います)

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超いい天気。

夏の訪れを予感させてくれる空の蒼ですね。
二日酔い気味の私には眩しすぎます。

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日米の安保理を信じてきた日本政府および日本国民は、いまそれが反故にされそうになっているのを半笑いで見守っているわけで、一部の声高な人は第二のウクライナになりかねないなどとおっしゃってます。
まあ、核武装論も良いんですが(私はそんなもの持つくらいなら、日本は自ら滅んで良いとおもいます)しかし冷静に考えて世界は、日本を蹂躙して何を得たいのかと思います。

そもそも日本にしかない文化がこの世界にあふれているにもかかわらず、それらを今も守り、育て、作り続けている人々がすむ国を、本気で侵略して、どれほどの価値を失うことになるのかわかっているのでしょうか。無論世界が野蛮であった頃は、問答無用に自国や地域の文化や概念で無理矢理上書きしたものですけど、民族問題がいかに根の深いものであるか、そして100年やそこらでは消し去ることなど出来ないということが証明されているのに、今まだなお他国を侵略するなどというのは、なんだか信じられない馬鹿を見ているように思えます。

だから私は、戦争をしないと決めている日本という国は偉いと思います。
無論それが「核の傘」の下で守られたお花畑であることは否定しませんが、そんなこといっている国は日本だけなんです。

諸外国はエラそうに上から目線で、「日本は~日本人は~」などと揶揄したがるが、どんだけ平和な国か、どんだけ豊かな国か、どんだけ楽しい国か。お前らに真似が出来るかって、思います。

戦争している当事国が我々に対等に語りかけてくるな、といいたい。
日本はその辺の国を制圧できるくらいの能力持ってるけどやらないで、諸外国、特に欧米圏にヘコヘコしながら、恥を忍んで、ニコニコ笑顔で、失礼な外国人でも受け入れてオモテナシをし、お金を貯めながらずっと上手くやってきたから、国民が戦争に加担せずにすんできたわけ。

お前らにそれが出来るかって、そこのところなんですよ。

第一、日本が滅んだら、日本のアニメも漫画も、日本食も、着物も、ニンジャもサムライも、お前らは二度と楽しむことが出来なくなる。それが嫌なら日本を攻撃しないことだ。日本文化は日本人しか持っていないのだから。

紀伊國屋にはあらゆる海外語訳されている漫画本が、たくさん並んでいましたよ。
日本は、サブカルだけで世界と対峙できるんじゃないかな、って妄想してしまいました。




エンジンハンガー アルティメット

2022. . 05
今の今までエンジンハンガー(エンジンを組むときの治具)からエンジンを降ろすのは至難の業だった。

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エンジンハンガーに掛けられたエンジンの高さは調度ヘソのあたりになる。
私がビンビン物語だった頃は、この状態からハンガーから外して、エンジンを床にまで降ろせたのだけど、さすがにもう腰が危ないと思う。
なのでここ10年くらいはジャッキのお世話になっていたのだけど、エンジンハンガーの脚の部分がまっすぐ前に延びていたので、エンジンの下にジャッキをかけることが出来なかったのです。

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なのでジャッキを上げた状態にして、エンジンハンガーの傍まで持ってゆき、自力でハンガーからジャッキに運ぶというやり方をしていた。それでも数秒だけど気合い入れてエンジンを抱えなくてはいけないのは、非常に危険。

なのでいつか、エンジンハンガーの真下にジャッキをかけられるように、ハンガーを作り直そうと考えていた。そして、いま、まさに、実現した。

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完璧ですやん。と、言いたいところだけど、それでも3秒くらいはエンジンを保持しなくてはいけない。まだまだ私の腰に楽をさせてやることは出来そうにありません。

そんなわけで今月一機目のエンジン完成。

月曜日は雨って決まってるらしいぞ。くそっ。




えいがのはなし

2022. . 03
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全然進みません。いや、一つづつこなしてはいるんですけどね。
一つやるごとに何かを忘れているような気になる。
なんなんでしょうこの感じ。

以前PC内の写真整理しながら、「インターステラ」っていう映画をチラ見してた。

環境悪化が限界になり、あらゆるところで砂嵐が起き、作物が枯れ果て食糧自給が困難になり始めていた近未来の地球。そこでNASAは地球人が移住できる星を探索するという壮大なミッションを開始した。その結果、いくつかの星が見つかったのだけど、その道の世界には様々な問題が待ち受けていた! 

終わったのは3時だった。長かった。眠かった。

というか、よく出来ていたと思うの。良い映画だと思うのだけど。
すごい努力の果てに第二の地球を見つけて、そこへ移住する。人類がんばれ! 生き残れ! って気にならなかったんですよ。

もう滅んでも良いんじゃねぇのかなぁ、って。
人類ってめちゃめちゃ強欲だなぁって。

強欲だから地球滅ぼした訳だけど、それでもまだ自分たちは生き残りたいとか、種を保存するだとか図々しいことを考えるんだなぁ、と。

宇宙とか異星環境とか、ワクワクしますけど、「2001年宇宙の旅」でも演出されてたのは、圧倒的な孤独感、不安感、焦燥感。
あの感じはとてもよくでていて、胸熱な映画ではありました。

しかしアメリカ人というのは、ジョークか皮肉を混ぜないと会話が出来ないのか、と思わせる映画でもありました。

もう一本、最近みたのは「ウクライナ・オン・ファイアー」これ、今観とくべきだと思います。YouTubeに字幕版が転がってます。
2016年の作品なので、現状を批判しているわけでは無く、過去のウクライナ問題から今を説いているので、単純に親ロシアプロパガンダ映画とは言えない内容です。ウクライナがどういう国であるかがよくわかります。
無論、信じるも信じないも、なんですけど。
なんとなく、今回のウクライナ侵攻の疑問な部分が解ける内容です。

そんなわけで、映画の話で濁したった。







キャブに始まりキャブに終わる

2022. . 02
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ボディがダメになったので、断腸の思いでキャブレター新品交換。

荷物届いたので朝イチから作業。

腸を切るのは私じゃ無いですが、あんまりいい噂の無いノーブランドリプロキャブ。
以前は完全コピーのBROSOL(綴りあってる?)とかあったのだけど、まあそれもどうだかって感じでしたけど、今回のノーブランド(おそらく中華)は細部のディテールが違う。OHキットの互換性あるのか心配になる。

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とりあえず、人を疑うことが仕事の私なので、キャブも疑ってかかります。
うん、綺麗。
キリコ・キュービィ入ってません。

しっかりしてるような気はしますし、そのまま使えそうですが、私は優しいので色々と手心を加えてやります。

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おおう、キャブだけ光ってるぜ。
意外なことに安定性は抜群(というか私のセェットェングがよかったのかも)そしてグッとパワーがでる。ちなみにこのキャブ、要るのか解らんけどオーバーサイズのジェットが付属してくる。調子良いから試してないけど。替えたらパワーあがるかもね。

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そして本日最後の仕事。バイクのキャブ。

前のオーナーが車の修理屋で、エンジンオーバーホールまでしてるから、キャブもやってくれてるだろうって信じてたのに、めちゃめちゃ調子悪いし、アクセル開けたら止まるという。嫌な予感してキャブ開けたら緑色の液体が出てきた。
アカンやん、全然やん。
ってゆーか、いきなりこのバイクがあやしく感じだした。よくなるんかなぁ。

てなわけで、今日は帰ります。




エンジン

2022. . 01
すっかり記事数が二日に一回くらいのペースになってきておりまして、ライターとしてはせめて月に20記事くらいは書きたいところです。

さて、静かな観光地もこの6月くらいが最後の機会かと思いますし、今後あのミラクル京都な風景はもう死ぬまで見られないだろうなと思うと、コロナ禍もまた一興かな、と思わないではありません。

全然関係ないけど、皆さんこの二年あまりで「禍」って字覚えたよねぇ。最初の方は「鍋」って書いてる人もいたけど。パンデミックとか、抗体とか、副作用ではなく、副反応っていう聞き慣れない言葉も現れたし、クラスターとかオーバーシュートとかロックダウンとかちょっとカッコいいし、変異種とかパニック系のSFでしか聞かないような言葉も現実に聞くようになったり。

で、全然関係ないけど

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これはスナップエンドウ。
スナックエンドウではございません。よくスナックエンドウといっている人もいますが。

でもスナックエンドウでも間違いでは無いという。なんじゃそりゃ?
実は同じです。
日本で輸入されたのが70年代、その時商品名として「サクサク食べられる」からスナック、と種苗協会がつけたそうな。でも本場のアメリカではスナップで、まあ当時本名がどうだとかはさておいて、語呂が良いほうを採用したというか、わかりやすい名前の方が商品として流通させやすかったんでしょう。
でもその後、農林水産省が「ややこしいからやめろ」となりスナップエンドウに統一されたそうな。

ちなみにこれはお客さんからの頂き物。美味しかったです。

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さて、打って変わって
エンジンオーバーホールなんですが、元のケースが随分前にOHされていたものらしくて、おそらく一度は焼いたか、ラインボーリングが限界まで施されており、もはやこれまでとなってしまっており、なんとかならんかと思いましたが、あえなくケース交換でございます。

で、改めてケースっていくらするのかなと調べてみると、以前の倍くらいの値段になってますね。しかも在庫がない。
まあ私の言う以前ってのが、相当以前ですけど。そりゃあ、いつかはなくなるわなぁ。
今後はリプレイスメントがアルミケースとかになってゆくのかもしれませんが、アルミケースになると相当重くなりますね。

皆さん、エンジンケースは大事にしてくださいねぇ。

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とりあえず中古ケースを使いましたが、メタル合わせてクランク載せただけで安心してはいけません。ケースを合わせるところまでがクランクです。
希に、ひねっているケースがあり、規定トルクで締めるとクランクがロックするという悲惨なケースがあります。それはそれで修正かまして使うんですけど、作業工程にまた一手間かかります。

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複雑な部品というのは、それだけ不確定な要素が多く、一つの躓きで全工程に影響が出るという事があります。まあ社会も同じようなものかもしれませんが、おそらく全てのパーツが完璧に合わされば、たとえ空冷エンジンといえども何倍ものパワーがでたりするんだろうなとは思います。

今はそういう工作技術の面で単純に精度が高くなっていて、それほど排気量を大きくしなくてもパワーがでるエンジンを作れるようになったということで、基本的にはガソリンを炊いて走っている原理は何ら変わりません。

ちなみに電気自動車というのは、とても部品点数が少なく単純な構造になるので、エラーというものが起きにくくなります(自動運転云々は除く)そういう意味では技術後進国でも簡単に作れるようになることから、日本やヨーロッパなどが保温し続けている技術的アドバンテージなど無視されて、コピーされ安価な電気自動車がアジア圏を中心に普及するのだろうと思います。

ある意味、デジタルの腕時計が出来た時代は、一斉に皆が飛びついたのと同じで、しばらく電気自動車礼賛の波が起きても、(ヴィンテージ、アンティーク、あるいは技術へのリスペクションとして)趣味の良い高級な志向という「ガソリン車」が生き残る可能性もあるかなぁ、という気はします。

要するに金持ちの道楽だけどね。







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