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これだけバイクの修理っぽい記事あげてるのに、バイクのお客さん少ない。
なので、ずっと忙しくて出来なかった自分のバイクのタイヤ交換してみる。

以前からやりたかったのだけど、手に入らなかった。51Tのドリブンスプロケット。
SX200Rの純正サイズは45Tなので、市販品ではほぼそれ以上はラインナップされてないのだけど、スプロケットメーカーは受注生産で作ってくれる。もちろん時間はかかる。
ところがそれが今回個人売買で手に入った。
ドライブスプロケットも以前に交換して13Tにしているから、今回でファイナル(最終減速比)が3.92になった。トルクは太ったけど、もう回しても80キロも出ないと思う。ますます林道特化型になった。

こんなジュラルミンの板が一万円超w
この際どうせなら、ハードチューブに、リムロック(ビードストッパー)です。
トラブルはいやですから。基本パンクしても外で修理なんてしたくないので。

そしてタイヤは、一度使ってみたかったツーリスト。公道走行可能なトライアル用タイヤです。

いわゆるモトクロスとかエンデューロタイヤのような物々しさはなくて、迫力に欠けるのだけど、狭小でガレガレの日本の林道では最強と言われているタイヤです。トラ車用なのでグリップ最強、コンパウンド柔らかいので坊主になるまで使える。ただし泥だけはダメらしい。
振り返れば15年前に5万円くらいで買ったSX200。
すごく長持ちしてるし、まあまあお金かけてる。
私の中では、ワーゲンの次に長く乗っている乗り物です。なんせ壊れない。見てくれ気にしないで元気に走れる。ダサいのは承知してる。
たまに浮気しそうになるけど、今のとこ自分に合ってるから手放せないなぁ、と思う。
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あなたの命を救うかもしれない、そんなミラクルアイテムをご紹介する掘り出し物夜市です。


一年ほど前に近所の量販店で購入し、二枚だけ使用してそのまま保管していたものです。使っていないマスクはもちろん新品です。ひょっとするとちゃんと48枚ないかもしれませんが、記憶が曖昧なのでだいたいそのくらいとご理解頂ければ幸いです。
現在世間を騒がせているコロナウィルスの影響で、使い捨てマスクが次々と在庫切れを起こしています。仮に購入可能であったとしても価格が高騰して、数十倍の価格がついていることもあるようです。
当方も手持ちのマスクはこれだけなので、正直なところ手放すのは心許ないのですが、より必要とされている方へお譲りするのが人道的であると考え、今回の出品に至りました。今回は非常事態ということもあり、お手頃な値段設定にさせて頂きます。
早い者勝ちになりますが、よろしければご購入ください。
販売価格: 50000円(税別)*ただし、直接ヘルムに来て頂いた方には、無料(一人三枚まで)で差し上げます。と、まあ冗談ですが、市場はマジでこの様な状況です。

ドラッグストアは売り切れ状態。
そりゃ高騰するわ。
っていうか、一人でどんだけ買ってるのか知らんけど、家族がそれなりにいる家庭じゃ百単位くらいで大量買いしてストックしてるらしい。まさに災害レベルの恐怖感で買い占めに走っています。
まあ、死ぬっちゃ死ぬけどね。
普通(?)の肺炎でも重篤化したら死ぬからね。というか、擦り傷でも状況悪ければ死ぬよ。
今回のウィルスが致死性の毒を持つかのような誇大な噂が流れていますが、もう少し冷静になる方が良いのではないかと思います。日本なんて国は、そこら中に医療機関があって、救急病院だってあるわけだし、薬だって夜中でも売っている。その他身体をケアする製品や用品もふんだんにある。
そんな中ではよほど放っておかない限りは重篤化しないです。
または持病があり、元々体力が弱っているとか、高齢であったりすると死亡する可能性もあるそうですが、いずれにしても死亡しているのは中国国内の患者だけです。
ただ、ウィルスというのは感染を繰り返してゆく度に、進化するという特性をもつものがおり、それがいずれは致死率100%の殺人ウィルスになる可能性も否めないという点は、確かに恐ろしいものであります。
そして、何より恐ろしいなって思うのは、中国政府の発表がはたして正確なのかどうかという点です。
この部分においては、本当に信用できません。
自国にとって不利な証言や言説や流言の類は徹底的に封殺する国です。自国にとって有害な人間(人種)は排斥、あるいは処刑するような国です。そういった国から発生したとされる疾病が、疑わしい数値とならないギリギリのラインで低く見積もるのは当然だと思いますから、実際はその何倍かあるいは、十数倍患者や死亡者がいる可能性はあります。
そもそも中国の人口が約14億とか言っていますが、人口というのはそのまま国力になるため、対外戦略として高く見積もる可能性はあります。が、逆に中国ほどの国土があり、厳しい統制社会下であれば、意図せず産まれた子供が戸籍を得ないまま生存し続けている可能性は大いにあり、実際の中国国土内に住む人間は、政府が把握している人口をゆうに超えるだろうな、とも想像できます。
で、まあ、よく言われるのが、そういったよく判らない、情報が不明瞭な東側陣営(共産圏)で粛々とウィルス兵器が研究されており、その過程で、世にウィルスが蒔かれているといった設定が、一昔前のパニックSFでは主流でした(よく判らないものとか、災厄の種はだいたい共産圏のマッドサイエンティストの仕業)。
無論そんな施設があるなら、さすがにどこかでリークするとは思いますし、基本戦時下であってもBC兵器は生物兵器禁止条約で規制されていますので、使えねーし、研究もしたらダメという兵器ではあります。これ意外なことに97年とかかなり近年に禁止された条約なんですって。もちろん中国も条約締結してます。(が、当然条約締結してない国もありますヤバぃです)
今のところウィルスは自然界に潜んでいるとされ、その代表格が鳥インフルや豚インフルといったウィルスだと言われています。
で、そのウィルスってのはなんぞやといった時に、よく混同されるのが細菌でありますが、この二つは別物です。まず細菌とウィルスとではまるで大きさが違い、ウィルスは細菌の約50分の1だそうです。いずれも目に見えませんが、いわゆる市販のよくあるマスクでは細菌もウィルスもツーツーに通り抜けられます。
ま、ないよりはマシかなぁ、くらいの感覚かと。
で、ウィルスってのは基本自己増殖できないため生物ではないという話もあります。
構造はほぼ、数個のDNAの塊といった体で、いわば指令コードみたいなものだと考えればよいようです。
諸説の中には、ウィルスが生物の進化の過程に関与しただとかも言われていますが、まだまだ研究は出来ていないのが現状だそうです。
いつでも言うことですが、こういった非常事態の時は、皆が資材を我先にと取り合うのではなく、皆で分け合うべきです。
自分だけ助かろうという人間は、欲をかいたせいで最後には不幸に陥る、って話は古今東西の逸話で語り尽くされているものですけどねぇ?
万物は神が創出したのであれば、ウィルスもまた神の御心である。
ならば、摂理に反した、自分本位の身勝手な奴にだけ感染するウィルスとか、そのうち生まれてくるかもしれんぜ?
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マジで寒くないな。
どうなってるんだろうか。
まあ、ええけど。

年末に預かってたスポルトが復活した。
納期は決められてなかったけど、予算が厳しかったのでやれやれで完治。
基本ワーゲンで納期を決められるような仕事は受けませんけど(何が起きるか判らないから)、予算を決められるというのはある程度理解はしますから応じます。ただ、どこをオミットして現状で維持するかというのは悩ましいところで、正直全部やっちまった方が良いんだけど、と思うことの方が多いです。
ま、今回その辺の話は当然したうえで、了承得てからの作業施工でしたけどね。
はー、治って良かった。一つ肩の荷が下りました。
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ソロモンよ、私は帰ってきたッ!
って名言がありますが、もう我慢できずに乗った。土に帰ってきた。
思いのほか手首の回復度合いがよく、テーピングだけして、小雨降る中ちょっとだけリハビリしようと、数ヶ月ぶりのオフへ。
近所の贅沢な空き地で、Yutubeでイメトレし続けたテクニックを練習し、マシンも身体も思いのほか調子が良い。

見えない力に誘われるかのように、いつものホームコースを流す。

原桧尾谷線。 例の峠の開通後、コンスタンスに通行があるようで、道が熟れてきています。

雨が強くなってきたので、帰路につこうとしたところ、なんか落ちてたのに気づいた。
風景の中に異質なものがあると、割とヒトは気づいてしまうものです。

振り向くと、ああ……。子鹿が死んでる。
そこには私しかいない。 いや、私と鹿しかいない。
持った感じ、10キロから15キロくらいだったけど、夏くらいに生まれてるはずだから、五ヶ月くらいの個体なのかな? と思いつつ、道の真ん中じゃ不憫だろうと、路肩の木の脇まで運ぶ。
写真でめっちゃ白く写ってますけど、殆ど白って言ってもいいくらいの子鹿でした。普通はどうなのか知りませんけど。
問題は何故死んでたのかですけど、身体の状態から餓死じゃないです。肉付き悪くない。それに硬直もしていないし雨にも殆ど濡れてないから、死後半日も経ってなかったのかもしれません。
一部臀部に損傷があったのですが、カラスがつついたとは思えません。やるなら柔らかい腹とか眼球からいくと思います。それにどうも、首が折れてるみたいでした。
なので、これは事故かなぁ、と。
全く車が通らないという場所でもないし、我々のようなオフロードバイクがはねた可能性もある。
その事を断罪しようという気はないです。ただ、可哀想だなと思うのみです。

即席ですが、お墓を作りました。
残念ながらシャベルなどを持っていなかったので、穴もそこそこしか掘れませんでしたが、上手く土に還ると良いなと思いつつ。
通りがかった皆さん、お墓を見つけたら、ちょっとだけこの記事思い出してください。

そして桧尾谷線の出口に到着して唖然。
なんか雰囲気変わっている。
前はここ

こうだったはずなんですよ。
やばい、私の愛する林道が舗装されかかっています……。
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皆様にお知らせですが、明日26日日曜日は、私事にて休業させて頂きます。
ご用の方は070-5653-1099までご連絡ください。

昨日の続きですが、やれる時にやっちまおうと、意気込みましたが今日では終わりませんでした。
とりあえず、スポルトはややこしい。普通にエンジン、ミッション積むのとは違う。

マニュアルなかったらそんなん解らへんがな、ということがあります。
これはクラッチを操作するバキュームサーボですね。負圧でクラッチを自動で動かすから、クラッチ踏む必要がないんです。
というか、そもそも完全なオートマならクラッチ操作自体がないんですけどね。

中身は簡単なものです。ケースの中にゴムのダイヤフラムが入っていて、エンジンの吸気圧で発生した負圧で操作します。
もちろんこのダイヤフラムが硬化して割れたり破れたらもう終わりです。(といってもめったにこわれない)

ここの寸法とかもマニュアルに記載されていて、それなりの手順で組まないとちゃんと出来ません。
自動部分を有した機械というのは、機械に正確に動いてもらうために、最初に人間がセッティングしてやらないといけないから、組むのがめんどくさいんです。この理屈は経営者がバイトを雇うのと同じ理屈です。
ま、全然関係ない話ですが、武漢のコロナウィルスの問題を見ていると、にわかにパンデミックという言葉が浮かんできます。
いわゆるバイオハザードですけど、どうせ中国政府のことだから春節祭を考慮して情報統制してるだろうし、正確な罹患者数も死亡者数も公表はしてないだろうし、かなり軽く見積もっているだろうと。
近年はこの手のバイオハザードが増えたなという印象で、昔は豚コレラなんて騒いでいなかったように思う。武漢のウィルスも、元は野生動物から発生したものかともいわれてますけど、実際の所、どこかの生物兵器が漏洩したんじゃないのかと思わないでもありません。
そういう話で印象深いのが小松左京氏による「復活の日」ですが、世界滅亡カウントダウン劇を絶望的にやってのける様は、時代だなぁと思います。今こういう映画をやると非難の嵐なんでしょうけど、当時の角川は香ばしいなと、いつでも思います。
映画のあらすじとしては、猛毒のバイオ兵器が事故で拡散、致死性の生物兵器はアッという間に世界の人間を滅ぼしてゆきます。ところがその「イタリア風邪」の殺人ウィルスは0度以下だと活動を止めるとされており、南極に逗留していた各国の観測隊のメンバーだけが生き残る可能性を得ることとなります。しかし南極以外の地域で生存に苦慮した結果、人々は争いを始め、米ソの保有する核の炎に焼かれ、世界が滅亡します。
その後、救いがないかと言われるとそうでもないんですが、鑑賞後は、ヒトの業は深いものだなあ、と感慨にふける事間違いなし。
それで思い出したんですが、先日友人とご飯を食べていたんですが、そこで「豚コレラで殺処分って、仕方ないにしても残酷だよね。人間のために飼われて、都合で一律処分だなんて、生命の尊厳ってどう捉えるべきだろうね」という話をしていたんです。
が、最後の最後まで自分たちが食べていたのは肉汁したたる厚切りの牛ステーキである、と意識すらしなかった我々は、本当に業の深い人類だなと今更思い至るわけでして。
みなさん、風邪引かないように気をつけましょう。
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なんともう月末に入ろうかというのに、ブログの更新数がたった12! 今月はサボりすぎました。
仕事は毎日あり、車検で出たり入ったりしてて、なんかすごく遊撃隊チックな動きしてますけど、かねてより預かりの車両も手を付けてゆきます。
スポルトミッションの修理。これかなり前に預かったものだけど、部品調達なんかの関係で、時間はかかるから覚悟してね、って話です。空冷ワーゲンの部品の世界は、さほど困ることないんですが、スポルトやオートマになると極端に寂しくなります。マニュアルミッションに比べると、皆無といっていいほど部品がないです。(旧車としてはそれが普通と言えば普通なんですが)
なので自ずと、中古部品となるわけです。

今日は暖かかったので外で作業。というよりまだ中一杯なので。

しかし、時代が求めていたとはいえ、なんでオートマ作っちゃったのかね。
正直なこと言うと、オートマじゃなけりゃ誤発進とかないからね。
マニュアルミッションの場合、発進の際は必ずクラッチ操作が入るので、コンビニのウィンドウに突っ込むなんて事はかなり高度に操作しないと出来ない。
このあたりオートマしか知らない人は解らないだろうけど、仮にマニュアルミッション車で突っ込もうとすると、クラッチミートとアクセルタイミングを絶妙に合わせなくてはいけない。そうすると爆発的なエネルギーで前に飛び出す、ロケットスタートということができるのだけど、それを無意識でできる人はまずいない。ほとんどの場合タイミングが合わずにエンジンストールする。
もっとも、エンジン始動、アクセルべた踏みのまま、クラッチ踏んでギア入れて、いきなりクラッチ離したら簡単に飛んでゆきますけどね。それだって意図してやろうとしなければあり得ないこと。
最近はサポカーだなんだと、誤発進を抑制する装置があるとかないとかですが、壊れた人間乗せるために車を進化させる方向に行くとは思いもしませんでした。
というのも、そもそも、誤発進しちゃうような御仁はもう運転しちゃいけないです。一回だけ、とか、たまたま、はないんです。いずれどこかで判断ミスをします。
それと同じで、教習所卒業して一度も乗らないで十年単位で過ごしてきた人が、免許を保持しているってのもおかしいんです。明らかに運転できない人間でも、過去に卒業したという実績だけで免許を持つ事が出来る教習所って制度もおかしいです。
教員免許持ってるだけで変態が教師になるのと似ています。
免許更新の時に簡易的な教習を行うべきでしょう。(実際、施行がいつになるかは判りませんが、高齢者の免許更新時に教習検定を設けるような話はあるそうです)そこで乗れない人は免許取り上げでもいいでしょう。乗らずにゴールドとか意味ないから。
得意不得意はあるかもしれませんが、生来の気質から向いていない人というのは一定数いると思われますし、そういった方々に無理に車を運転してもらう必要はないわけで、公共交通機関が発達した地域にお住みになれば良いことではないかと。事実、車を所有して維持して、リスクを背負う事を考えるなら、早いうちに利便性の高い場所に住む選択もありだと思います。
ま、色々いいましたけど、オートマが悪いんじゃないですし、マニュアルが最高だとか、老人は車を運転するなとか、そういうことを言っているわけではなく、巨大な力の機械を扱う意識ってのを、どんどん失っていっているんではないでしょうか、って話です。
だから、人がボケてても、ちゃんと動く機械とかめっちゃ怖いと思うんですよ。それってもう人間いらないって事ですから。
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ええと、ですね。
ちょっと原型の画像がないので分かりにくい話ですが、しばしばカスタムなどで使われていたVDOの85ミリメーターというのがありまして、

このオドメーターとトリップメーターがセットで付いていて、大変便利なメーターなんですが、よく壊れます。
逆に言うと、壊れているのしか見たことないかもしれません。

なんで壊れるかっていうと、メーターワイヤ2繋がっている駆動軸のカシメが甘くて、軸がスラストにガタがでて、誘導ホイールを押してしまい、結果ホイールの回転力をモロに受けたメーターの針がグリングリン回って、終了するという。
ま、今回徹底的にバラして解ったことですが。

これ、メーターの針を戻すための巻きバネです。中でくしゃくしゃに絡まってました。

時計屋さんもビックリ、巻き戻しました。
さすがに細かい作業なので、ストーブ付いた部屋でデスクに座って作業します。

良い感じに戻しました。
軸も修正して、問題なかったはずなんですが、どうにも動きが悪い。悪すぎる。っていうかこれマイル計なのに120マイルまで切ってるのかよ。120マイルって200キロ弱だぞ。
いずれにしても50キロ出しても30マイルくらいしか指さないこと考えたら、精度の疑問は残る。
なので、いっそコンバートしましょうと。

メキビーのストックメーターのユニットを移植します。
なんでそんなことするのかっていうと、このメーター、既に絶盤です。中古で売っていたとしてもまあまあ高額です。(絶盤品としては当然な値段ですけど)
現在売られている同種のメーターは電気化しており、メーターにセンサーが別に必要になります。結果それらを揃えてセットするとなると部品代だけで60000円くらいになります。
これをどうとるかという話ですけど、スピードが解れば良いという人にとっては、高い買い物でしょう。
そんなわけで、ささやかな私の技術料でやってみましょう。

色々妥協点はあります。
ホワイトパネルの方はトリップ付きですけど、ストックにはない。なので、トリップの窓の位置に、ストックのオドがきます。
が、微妙にずれてる。ロンパリになってる。桁も二つ少ないし。

パネルの取り付け穴位置は完璧に合致してるので、このトリップ窓をシコシコとヤスリで拡大します。

僥倖だったのは、メーターケースのデプスが合っていたことで、ケースには穴を開ける程度の加工ですっきり収まったところでしょうか。三時間くらい余裕でかかりましたけど、なんとかなりそうです。

ま、雰囲気壊さず実用域ですね。
そんな感じで。
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タイプ2のフューエルタンク交換です。
そこで素朴な疑問として、フューエルってなんじゃい? と。
大した問題でもないので、あっさり答を言いますと、“燃料”を意味します。
燃料っていう大きなくくりなので、その中には重油も軽油も、固体の石炭も、気体のガス類も総じてフューエルと称します。
もちろんガソリンもフューエルなんですが、日本じゃもっぱらガソリンって言いますし、ガソリンタンクって言っちゃいますね。

新品タンク WWの製品です。まあ悪くないと思います。センディングユニット取り付け位置が、車両取り付け状態からみて後方にオフセットしてます。特に問題にはならないですが。
一部へこんで(本来この位置にセンディングユニットがあります)ますが、新品ですw そんなものです。
で、タンク交換はタンクを外すのでガソリン抜かなきゃいけないのですが、ほんらいならちゃんとしたタンクに移さなきゃダメです。
でも、40リッター近くもの燃料を保管するタンクなんてないので、ポリタンクに溜めます。ダメですけど、昔はみんなポリタンクにガソリン溜めてましたし、その状態で店内に保管してました。樹脂だから漏れるとかそんなことはまずありません。

でも、消防法上ではこういう、ガソリン携行缶を使うことになってますし、この手のタンク以外に給油することは禁じられています。
このタンク、昔からありますけど、どういう合理性があってこの様な形になっているのかいつでも謎です。別にこの形状が強度が高いわけでもないでしょうし、ほかにも上部が亀の甲羅みたいになっている歪な形のものがありますが、総じて使いにくい。
なんで注ぎ口が付いているのに、注ぐ時のポジションを考慮した形状になっていないのか無茶苦茶不思議です。
なので自動車でもバイクでも、これらのタンクから給油するのは、変な角度で不安定に保持しなければならないため結構大変だったりしますし、はっきり言って危険だと思います。なのにどこのメーカーも同じような形しか作らない。
ガソリン携行缶の形状って定められているわけじゃないと思うのですが、メーカーさん、イノベーションしてくださいよ。全国の自動車屋とバイク屋とレッカー業者さんが求めていると思いますよ。
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深夜、家に帰る最後の曲がり角で、誰かの視線を感じた。
こんな夜中に山の中で、一体誰が?
そう、私の家は山の中です。端的に言うと山に住ませてもらっている状態であり、周囲は人工物よりも自然の方が圧倒的に多いです。

そんな夜道で私を観ていたのは、鹿。
奈良の鹿みたいに小さくねぇんだよ。野生の鹿はフルサイズなの。デカいの。普通に突っ込んでこられたら車ベコベコなります。
残念ながらベストショットは逃してしまい、暗闇しか写っていません。ざんねん、逃げちゃいました。
こういう山の中にいると、敬虔な気持ちになります。人智の及ばない世界がこの向こう側にあるのだなぁと。
鹿とか猪にはしょっちゅう出くわします。もちろん狸も狐もいます。猿と熊はまだ観たことないですが、結構家のすぐ隣まで来たりするのでさほど珍しくなかったりします。ま、ビビりますけどね。
こう、動物が人里に降りてくるのは、山の住処を追われたからだ、人間の環境破壊のせいだ、的な論調をたまに見かけますけど、これ全部が全部そうじゃないんですよね。というか、ほとんどの場合追われて降りてきているのではなく、個体数が増えて飽和しているんです。
無論、人間が道路やダムで野生動物の生活圏を分断して、結果的に生存圏が狭まっているというのはあります。
ですが、天敵がいない日本の山の野生動物は、人間が狩らなければ増えちまうんです。食い扶持が増えると餌がなくなる、だから餌を求めてあちこち彷徨う。その結果見つけるのが麓の畑。
野生動物からしてみれば、苦労して探さなくても、目の前に食い物の宝庫が広がっているのだから、それはまさにシャングリラでしょう。その味を占めた動物は何度だって訪れます。そういうものです。動物だって楽な方へ流れます。
うちの付近は畑なんて殆どやってないので実害はないんですけど――というか我々の方が彼らの縄張りの中に住んでいるので、エラそうなことは言えないんで、野生動物は風景みたいに捉えてます。
ですが実害を被る様な自治体では積極的に狩り、地元の特産物として肉を売ったりしているのをたまに見かけます。まあ、猪は皆さん知ってると思いますけど、鹿もそれなりに美味いです。ワイルドな味わいです。
狩らなきゃ増える。
可哀想だとか、捕まえて山に帰せばいい、とか言っていると、幸せなネイチャリストといわれても仕方ありません。動物保護ってのと環境保護ってのは、主体がどっちにあるかで随分捉え方変わるよねという話でして、それ考えてたらふと思うんですよ。
かつては乱獲されまくっていた鯨ですが、今や世界的に鯨の保護が大々的に叫ばれて、捕鯨国は日本を含むわずかな国だけとなってます。しかしこのまま捕鯨が縮小していくと、鯨の個体数増えるわけですよ。何もないところから育ってデカくなる。奴らの図体、鹿とか猪どころじゃないですよ。体積でかいんだ。
だから鯨が増えたら、海面上昇するじゃん。
狩らなきゃヤバくね?
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ノーマル車高のタイプ2が三台。圧迫感ありあり。
で、こいつらを入れ替える時も一人でやると大変。道路に一度出さなきゃいけないんですが、ふと窓から縁石を確認すると

なんじゃこりゃ?

煙草の吸い殻です。
この大量に落ちてるケースは、車から灰皿を抜いて棄てたとみます。
まだこんなコトする奴がいるんですね。
許せないっ! っていうか、正直なところ、ただ心の中で溜息吐くだけですが。
私、大人になってダメな奴は基本一生ダメだろうなと思ってます。
というか、ある程度年齢重ねたら、人間殆ど変わることが出来ないと思っています。
成人式でバカやってる新成人くらいならまだ修整きくでしょうけど。
でも30越えてもバカだと直らないと思います。
ポイ捨てした奴がいくつなのかなんて解りませんけど、そいつが結婚して子育てしたらバカな子供を育くむと思います。そうしてバカの遺伝子が継がれるのでしょう。
別にポイ捨てするからバカなんじゃないですよ。
ポイ捨てという行為に付随するあらゆる事象への想像力が欠如しているから、バカなんです。
だから、バカはポイ捨てなんてできるんです。
でも、なんの理由も分からず、とにかく杓子定規にポイ捨てはダメ、もしくはシンガポールみたいに罰金になるからダメみたいに、盲目的に従ってるのもバカの極みです。
想像して、考えて、実行する。その行為に対して必ず振り返り反省する。
そういうことが出来る人は、大人になってからもずっと成長してゆけると思います。
成人したから、大人になったから、就職したから、結婚したから、出産したから、子育てしてるから、所帯持っているから、そういう条件で自分を枠に嵌めて自ら成長を阻む人が多いなと、感じることはあります。自分以外を観ようとしない人が多いなと。
なので
お前のことだよっ! って突っ込まれないように、私も、日々反省いたします。
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ちょっとなんだか弱ってるような気がする。
たぶん大した意味はない。波みたいなもので、もしも男にも生理があるなら、そういうもんなんだろうと思う。
タダ、逆にいうと、男も女も同じ構造の生き物なのだから、名残とかそういうものがあってもおかしくはないかなと。乳首は付いてるわけですし。
生理の時って些細なことでイライラしたり、なんか不安になったり、だるかったり、眠かったり、
それに、つい食べ過ぎちゃいますよね~。 百均で買ってきたアラビアータ使ってパスタ2人前。大して美味くないけど量で満足。

で、調べたらあった。
医学的に簡単な説明をみると、生理時のイライラや不安、焦燥感というものは骨盤の開閉に起因するといいます。
これは生理の時期、骨盤が開くためだそうで、排卵期に閉じるそうな。
つまり、女性の骨盤は出産時にかかわらず2週間おきに開閉しているそうで、これを骨盤周期という。
マジか。
てことはますます、構造的な部分なので、男に現象が起きてもおかしくないわけだ。
大まかにいうと、骨盤が開いている時はイライラ不安といったPMS(月経前症候群)が起き、閉じると解消される。
だが、男に適用された名称は、骨盤周期ではなく、睾丸周期。
……なぜだ?
骨盤でいいじゃないか。なんでキンタマなんだ。なんか差別的な悪意を感じる。
でもこの周期、男の全部がそうではなく、約4分の1だそう。私がそれにあたるかどうかは解りませんが、いまから一ヶ月弱後とかにまたうだうだ言っていたら、そうなのだろうと思っておいてください。

しかしまあ、女性がイライラや不安感じてるってのが、本当に意味がないのだから、そりゃあ大変なことだなと思います。
その解消のために、あの女性特有の刹那的で流動的な行動様式が生まれたのだとすると、それも感慨深く納得します。
それにしても、全く車が減りません。
生理休暇申請したいです。
2020.
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今日、何気に在庫車のリアリッドを開いてみると、エンジンルーム内に粉のようなものが落ちていた。
なんじゃこれと思ったら、目の前にこれです。

なに? わからない?

これよ。

真冬の越冬隊。
これ、かなり珍しいと思います。
通常蜂は越冬しません。
蜂(アシナガバチやスズメバチ)は冬になると、女王バチになる(予定の)一個体だけが、巣とは別の場所に移動して冬を越し、春から巣作りをはじめ、働き蜂を増やしてコロニーを作り上げ、秋口まで活動します。その後寒くなると働き蜂は死んでしまい、女王バチになる予定の一個体だけが生き残るという寸法で、その年に作った巣は二度と使うことなく放棄されます。
ですので、この真冬に働き蜂が巣に身を寄せて寒さを凌いでいるなんていう光景は実に興味深く、哀愁漂います。
で、調べて知ったんですが、実はミツバチだけは巣の中で越冬するそうで、働き蜂らが共に身を寄せ合って体温を保つのだそうです。しかも個体寿命が長い奴だと3年とかもあるそうです。これは習性というより生態の違いなので、どちらが強いとかの話ではありません。ミツバチが越冬できるのは春から夏にかけて集めた花の蜜を保存食として貯めているからだそうです。
対してアシナガバチやスズメバチは肉食で、蜜を集めるということをしないので食糧が尽きると寿命も尽きるという寸法だそうです。
そうも考えるとアシナガバチやスズメバチの一年間の生態は、1から始まり1に終わるということになります。
要するに、独身だった女の子が、成熟した女性として成長し、やがて結婚して、子供を産んで、大家族を形成して、老いて死ぬ間際に娘を一人だけ残した。ということになります。人口的には増えないんですね。
それって意味あるのか? と人間的には思うかもしれませんが、実はあります。
蜂の一生が一年だとすると、ただ生まれて死んだというだけに見えますが、蜂のような生き物は巣であるコロニーそのものが一つの生き物であると考えるのが妥当だろうと考えます。
実は越冬の際、女王バチは数匹のオスバチを引き連れて巣を離れます。
それは、外部コロニーの女王バチと自身らのオスバチを交配させるためです。
互いに別々のコロニーの遺伝子を取り込むということなんですね。同族交配は遺伝劣化するのでだいたいの動物は嫌がるみたいです。植物も同じくです。
遺伝子の多様性を持たせるのは、優性な遺伝子を選別し、種としての耐性を強くするためであり、緩やかにでもそれは、種の進化に繋がるのかもしれません。
つまり蜂は、蜂単体でなく、蜂の巣単位でもなく、蜂の種族全体で、種の保存を行っているということなんです。
言わずもがな、全ての動物界も広い目で見ればそれそのものなんでしょうけど、ただ、人間の世界は、同族で殺し合い、弱い者が追い落とされて、強い者だけが君臨する世界です。
力のある者はそれを、神の采配による選別であり、淘汰だと口々に言う。
自らの欲望を肯定化するために、自然科学を引用する。
どうにも人間とは、傲慢で浅ましく、醜い生き物ではありませんか。
夏の間はさんざん蜂退治をしてきた私ですが、今回ばかりはそっとリッドを閉めてしまいました。
2020.
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楽器箱に潜んだ偉人伝が、いつか語られる日が来るのか。
えー個人的には、すっごく好きです。ゴーンの逃走劇。
ツイッター上では、タンスにゴンならぬ、ケースにゴーンとか、かなりネタにされていて、
ビーンhas been toレバノン (ビーンはレバノンに行ったことがある)
ゴーンhas gone toレバノン (ゴーンはレバノンに行って帰ってこない)
など、Mrビーンとゴーンを並列させてる訳でして、これ面白いのが改めてみると両者かなり似ていて、「ビーン、ゴーン見分けゲーム」とかもネット上に転がってたりする
http://www.beanorgone.site/で、これ

辻仁成のツィートに寄せられた画像で、どなたが作ったのか実に秀逸。是非とも海外渡航する音楽家の方には楽器ケースに貼っていただきたい。
というのも辻仁成氏は、ミュージシャンです。小説家として知らない人は殆どいないと思いますが、執筆活動前まではバリバリにロックミュージシャンです。
現在はフランス在住で、そのせいで、先日酒呑み仲間に絡まれ「日本人はゴーンに恥をかかされたな!」と笑われたそうです。そこで、仁成が「ああ、日本人は楽器箱に潜んで無様な逃亡するような生き恥は晒せないから。さすがフランス人だな」と言い返したそうです。すると周りにいた飲み仲間たちが、あいつはレバノン人だぜ、と口々に言い出して全員が慌てて頷いたそうな。
要するにフランス人でも「ありゃあかっこ悪い」と感じているという事を示す端的なエピソードです。ま、レバノン人はかっこ悪いと思っているかどうかは解りませんけど、世の中には「命あっての物種」という言葉もありますし「三十六計逃ぐるを上計となす」または「三十六計逃げるに如かず」といいますから、考え方はそれぞれですが、そもそもゴーンは過去の著書の表に「カルロス・ゴーン 国境、組織、すべての枠を超える生き方 (私の履歴書) 」と書いていらっしゃるので、元から何にも縛られて生きないという考えなんでしょうし、法まで乗り越える実践的な人だなぁと捉えるのが良いのかもしれません。
リスクをとってチャレンジし続ける、なんてのも有言実行しちゃってる(ただし金は必要)
一説によると、レバノンでは英雄視されている側面もあるそうで、レバノンの経済を立て直し、その功績をもって大統領のイスを狙っているとかなんとか、ですが。
もう一連の楽器ケースで逃れた話が面白すぎて、一生ネタにされ続けるだろうなと。
たぶん飛行機乗る度、楽器ケースに入ったのかどうか突っ込まれるだろう。
というか、ゴーンと楽器ケースがもはや切り離せないものとなり、いま高校生あたりの吹奏楽部では、楽器ケースの中に入るネタで大盛り上がりしてたりするんではないだろうかと。
このタイミングで、ゴーンが入ったとされる製楽器ケースのレプリカを、直筆サイン入りで販売したら売れると思う。
で、まことしやかに囁かれているのが、民間警備会社という特殊部隊が暗躍した可能性で、別名民間軍事企業(PMCとかPMF)とか呼ばれていまして、端的に言えば、殺人、誘拐、窃盗、詐欺、クラッキングにスパイ行為、軟禁、拷問、各種破壊工作、情報操作要人警護、犯罪者隠避、動物保護から慈善事業から育児英才教育まで、あらゆるサービスを金で請け負うプロ集団です。
軍隊や傭兵と違うのは、軍隊は国家が保持する戦力で傭兵はそこに金銭で(個人か少人数で)雇い入れてもらう戦力。
民間軍事企業は、それ単体で小隊や大隊、あるいは軍隊そのもの規模で運用されるため、戦局を左右するほどの戦力たりえることがある。また基本は金銭で動くのでイデオロギーに左右されず、当該国との軋轢も基本的にない純粋な戦闘マシンとして暗躍できる。故、基本的に法などに縛られることはないし守る義務もない。守ったところで何の得にもならない。
これ、簡単に言うと、派遣会社なんです。プロの殺し屋の。ま、他の分野のプロフェッショナルもたくさん所属してるでしょうけど。
いかがわしいですけど、過去にイギリス軍が雇い入れた最強の兵士と呼ばれる、グルカ兵ってのが有名です。
グルカ兵はネパール方面の山岳民族出身の兵士を総称しており、非常に身体能力が高かったことで、当時インドに進出していたイギリスの雇い兵となったのがきっかけだそうです。そこからイギリスが関わる紛争地には必ずといっていいほどグルカ兵が暗躍していたといいます。実際に日本軍とも戦っているし、占領政策の際も日本に来ているそうです。
で、なんでネパール人がイギリスの手先になんてなるんだ? と思われるかもしれませんが、要するに大して裕福でもない国にとって、外貨獲得の手段は限られており、要は「ちょっくら父ちゃん、出稼ぎいってくらぁ!」 というノリだったんですね。なので、特にどこの国に恨みがあった訳ではありません。そもそもエベレストの麓に住む(なので心肺機能がめちゃめちゃ高かった)民族にとって世界情勢など、文字通りどこ吹く風だったわけですから。
グルカ兵が生まれたのは、まだ、エベレストの登頂もされてないどころか、エベレストが世界最高峰であることも確認されていなかった時代です。
現在ネパールはエベレストの代表的な入山ルートがある国として、入山料一名につき、約100万円と、エヴェレストを上手く観光資源として活用しており、こちらも外貨獲得の重要な手段となっていますが、このエヴェレストで活躍する荷運びを生業とするシェルパの中にも、元グルカ兵という御方がいることも事実。もちろん退役してますから関係はしていませんが。
ま、話が逸れましたが、とにもかくにも時代が降り、グルカ兵は最終的に傭兵という立場から、GSGなどに代表される、グルカ・セキュリティ・グループが巨大な民間軍事企業として名を馳せ、世界中で合法的にグルカ兵が暗躍する土壌を形成することに成功したといいます。
で、ゴーンが利用したのが、どこの民間軍事サービスだったのかは明かされていませんが、考えてみればキナ臭い話だって事は日本の皆さんは肝に銘じておくべきかと。
要するに、企業のトップくらいになれば非合法な組織に非合法な方法で、合法的に事を収めたり進めたりすることに何ら後ろめたさを感じないという話で、そこには当然コロシなども含まれると考えるべきです。
かなり早い段階からゴーンがどういう経緯でレバノンに逃げおおせたかが露呈している時点で、ゴーンがこれらの組織に対して多額の費用を支払ったこと、それにより国外脱出するのは当然の権利とし、逃げてはいるが隠れていないという時点で、後ろめたさはないことに注視すべきです。
私は一国の法など軽業師の如く華麗に乗り越えてみせるのだ、との喜色満面ぶりではないかと。
雲上の人物ゆえ、地を這う我々のせせら笑う声はどうやら届かないようで、拳を振るいママに会いたいと熱弁したところで、その気持ちを斟酌してくれる者などどこにおろうか。
これでレバノン政府および、レバノン国民が彼を庇い彼を称賛したなら、世界は尚レバノンも巻き込んで嘲笑することになる。
いっそ、楽器ケースを輸出産業にし、経済の立て直しを図ってはどうだろうか、と。
そうなれば一〇〇〇年後くらいには、巌窟王(モンテクリスト伯)みたいに、童話なんかになって、全世界の子供達が知る人物となろう。
ただ、彼は死ぬまでは「箱王」と呼ばれ続ける人生だし、民草を導く人徳も、資格も、権利も持ち合わせないまま、金を持って棺に収まる人生でしょう。
私は彼がそれほど悪いことをしたとは思いません。
でも、しょうもない事をしたと思いますし、正直なところ一般の人よりもしょうもない私よりも、さらにしょうもない男だと思います。
そんな私から日本の歴史的策士が弄した中国大返しのごとく、一計を授けよう。
カルロス・ゴーンよ。しょうもない男だと思われたくなかったら、再び密かに日本の自宅に舞い戻り、ローワン・アトキンソンを巨額の金で雇って、「レバノンにいたのはMrビーンだ!」と豪語しろ。
そんな想像まで膨らませてくれる、元日産CEOに、わたしは感謝しています。
やっちゃえゴーン。
2020.
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09
太陽に向かって飛んだがために、その翼を固めていた蝋が溶け、揚力を失い、哀れ墜落死した男のことをご存じでしょうか。
その名はカルロス。
――いや、ちがった。
たぶん違う。
でも似てるからいいか。

どうも、巷じゃ「逃げ得」とか「作戦」って言う声が大きくなってきてるように思います。
で、日本の司法のあり方がー、とか日本の空港の保安態勢がー、とか日本のプライベートジェットの扱いがー、とか、内外で自虐的な声も上がりつつあり、出入国在留管理庁は赤っ恥をかきかき、法曹界はとめどなく流れる汗をふきふき。完全にコケにされた日本。
なんて外圧に弱いのか。なんて外人に弱いのか。
実際、ハトリのモーニングショーっていうエンターテイメント番組では「プライベートジェットの検査を厳しくしたら日本にセレブが来なくなる可能性があって、それは問題」とかマジな顔していってた。
そうかもしれません。金持ちとか権力者ってわがままだから、めんどくさいこという国には来たくないかもしれませんね。だから厳しく対処するのには二の足を踏む。
でもさー、って事はサー、外国人の金持ちとか権力者とかセレブって、密入国しても密輸入しても仕方ないっていってるのと同じだよね。それって外国人差別だよね。
で、いやいや、今日はね。
そんなカルロスが日の本の国に来て墜ちた話をしたいのではなく。
五輪の聖火が来ます。茨木に。
しかも。

ヘルム前からスタートです。
今日、しかるべき機関の者が訪れ、前面の道路を徴発する旨を伝えに来た。
車道に車の進入は許さんとし、私ども民草の営業権は当然のように剥奪されました。
たぶん、どうなるかわかんないですが、歩道には大勢の人だかりが出来るかと。仕事どころではないように思います。
なので、いっちょ当日は、何かやらかそうかと。
全世界中に我名を知らしめるチャンスですな。
たこ焼きとか、売りましょうか?
ところで

聖火ってどうやってギリシャから来るんでしょうか。
やっぱり飛行機なんですかね?
ってことは飛行機の中でも火は燃えてる訳ですよね。
普通、ライターですら機内には持ち込めないんだから、直火なんて絶対ダメだろう。
じゃあ、やっぱ、プライベートジェットですかねぇ。
いや、ギリシアだからやっぱり、カルロスが飛んで運んでくるのかも。
でも、イカロス・ゴーンがサプライズで、楽器のケースに聖火を隠して日本に戻ってきて「私はこの火を取りに行っていたのだ、日本の皆さん! 私は帰ってきたぞ! ジュ・テーム!」とくれば、世界的には笑って許してもらえると思う。 そして21世紀初頭を飾ったエンターテナーとして歴史に名を刻むと思う。下手すりゃ聖火台に点灯するかもしれん。
ま、しかし、そんなことになるとIOCに言われてマジで五輪恩赦(おんしゃ)とか日本政府がしてしまいそうだから、帰ってこなくていいと思います。
置き土産の15億円は被災地復興の資金に回そうぜ。
2020.
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08
今朝玄関を開けて外に出たら、肩すかしを食らった。
温かいだろうとは思っていたのだけど、そこまでとは思わなくて。こりゃあ春だね、と。
未明は大雨降ったり、午前中は強風吹き荒れたりの、荒れ模様でして、実際のところ天気図だけ見ると春一番と同じだったそうです。
まだこの陽気は続くみたいですが、このまま春が来るはずなどなく、またいつものようにじらされること必至。
厳しい冬があるからこそ春を焦がれる、愛おしさを日々募らせるのであり、来そうで来ない、まだかまだかと待ちわびる我々に対し、じらしてじらしてカウパーを搾り取らんとするプラトニックハル。
人間だったら性格悪いと思います。

一月に入ってからいきなり満タンになった。もうキャパ一杯です。
お仕事たくさんは有り難いのですが、人には限度というものがあります。
一夫多妻とか大変すぎるような気がします。私の器では無理です。
たぶん一夫多妻の男性の器は素晴らしいものなのでしょう。
下ネタじゃないですよ。

二夜連続でキャブ修理。
別に連続でなくてもなんでもいいんですが、現況八台も修理車両預かっているというインフレ状態。
あ、こういうの、オーバーフローって言うんだわ。
まずは私の計画性のなさを修理すべきなんじゃないか、と思い始めてます。
2020.
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07
2020年本格始動です。
昨日は何にもやる気が起きなくて、アマゾンプライムビデオだけ観て過ごした。休肝&脳休の一日でした。
さて。

正月前からガソリンが漏れる漏れると言って、急遽入庫してきた車両なんですが、休みの間預かっていても漏れた形跡はなく、どうやらこれはフューエルポンプより下流に問題があるのかもなと。
で、一応オイルをみてみると、なんかすげー入ってるの。満タン。
たぶん5リッターくらい入ってるかも。
オーバーフローですわ。ポンプからケース内に漏れ出しているのか、キャブからなのか。只今調査中ですが、おそらくはどちらも替えることになりそうです。たぶんエンジンかかっている間とか、傾斜地においている時はずっと流れ出していたんだと思う。だから、ガソリン混じりのエンジンオイルが漏れて、ガソリン臭かった、と。

でもって、ハードな足回り作業も始めてます。

ストラットのコントロールアームのブッシュ交換。グサグサに劣化してます。
この赤いウレタン製のパーツはあんまりいい印象がないんですが、いまのところストックタイプのラバーのが全然ダメらしくて、こっちの方がマシとのこと。
ワーゲンばっか触ってると、部品があることが当たり前すぎて、代替品を有り難がらないようになっちまいます。これは反省しなければなりません。直るだけでも有り難いことなのです。

元のブッシュはプレス使わないと抜けませんよ。
スェイバーごと外したのはそっちの方が早いからであって、よい子はちゃんと手順を踏んで外しましょう。
なんか、明日から温かくなるそうで。
今冬は本当に仕事しやすいです。
2020.
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05
はい、本日より営業開始です。
年末は結局飛び込みで二台入院、仕事詰まって終了。
そのまま正月の呑み地獄に突入。
今年は鯛を一本捌きました。

今回は上手に三枚におろせました。やっぱりちゃんとした手順を踏んでやればできますねぇ。

そしてちゃんとした道具。出刃包丁の機能性は素晴らしい。

とりあえず年末完成したインナーガレージに、バイクを再び収納し、磨いてワックスしてカバーまで掛けて冬眠させた。
結局手首が年末まで全快しなかったので、春まで車検を引き延ばすことにしました。なので走り納めも走り初めなしです。

恒例の萌え年賀状のアイディアが出ず、31日まで悩む。

そして安易なパロディに走る。

そんな私をあざ笑うかのように、実家の姪達から、あれを描け、これを描け、と無理難題を突きつけられ。激しく酔った頭で女の子を量産しました。

漫画家を目指すという姪のために、おっさん頑張りました。
若者の見本になるような大人でなければならぬと。

今年こそは、階段にものを置かない。
これ、目標。
今日はなんでこんな記事かっていうと、年末から年始にかけて全然写真撮ってませんでしたので。
年始一発目ということで、勘弁してください。