2018.
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この年の瀬に何やっとんねん。
白状します。実はこれ、今年の3月頃からコソコソと作っていました。
そのくらいから作れば今頃稼働してるだろうと。
しかし。しかし、しかし。完成せんかった。完成したら制作レビューやろうと思ってたのだけど。
そんなこんなで、過去記事振り返ってみたら、4月が何か最近のことのように思える。前やった作業やん? とか思ってたけど半年以上も前なんですね。
時間がたつのはやいよ。
来年もまた早いんだろうなぁ。
さて、今頃極寒の日本を抜け出して、南の国などでバカンスしているお方もおられますでしょう。
あなたのことですよ! うらやましいったらありゃしない。
私は例により、呑み正月で終わります。
明けは5日より営業となります。
いつものことですが、何かあったらご連絡ください。大抵呑んでてアルコールが抜けてる時間帯がないと思われるので、現場に駆けつけてレスキューはできませんが、恋愛相談とか、人生の悩み相談とかくらいなら出来ます。借金の相談は受け付けてません。
本年もご来店誠にありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。
ヘルムは皆様のおかげで続けていられます。そして私も皆様のおかげで生きております。
たいしたことは出来ませんが、すこしでもお役に立つことが出来たならこれ、幸甚の至りでございます。
本年は災害等頻発する年でもありましたが、幸いなことにヘルムは大きな被害も被らず済みました。
まだ、皆様の中には家の修理が滞っているお方もおられることだと思います。
未来は解りませんが、来年は何事もなく平穏であればとの願いを込め、本年最後のご挨拶とさせていただきます。
さて、明日は大掃除です。
地震で散らかったままの二階を片付けましょう、そうしましょう。(まだやったんかいー)
それでは皆様、良いお年を!
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いつぞやも同じ題名でブログったようなきがしますが、気にしないでおきましょう。

2018年の営業は、明日で終わりッす。
最後の最後で初雪ですな。それにしても寒い。なんとかこの一台はあげれるかなというところ。
実際色々仕事は残しての終了ですが、致し方なし。というか来月に持ち越すだけなんですが。
お待ちいただいている皆様、申し訳ございません。来月頑張ります。

そしてお歳暮と称して律儀なお客様より、ビールをいただきました。
私の頭の中では、さっきからヨーロッパの「ファイナルカウントダウン」のイントロがリフレインされています。年末になったらいつもこれです。
色々ありながら私のヘルム20年目が終わります。
人生の約半分をこの店で過ごしてます。
よく続いたなって気もしますし、よく続けられたなって気もします。
終身雇用が常識だった昭和。それが瓦解した平成。さらに次の元号では都市伝説とまで言われるのかもしれません。
が、私はたぶん、死ぬまでここにいるんだろうな、と。
ですんで、死に場所無くさないようにがんばりましょう。
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そろそろ大掃除の時期ですな。
もらい物することがあります。
例えば、まだ使えるけど、捨てたら粗大ゴミになるようなもの。
ちょっと直せば使えるけど、直すより買い換えた方が安いものなど。

脚が壊れたハロゲンヒーターと、カメラの三脚を合体させた。
なんでわざわざと思われるかもしれませんが、別に暖をとるためではなくて、れっきとした工具として使います。

ニトリで3000円くらいで売ってそうな、ランドリーラック。
パーツ洗浄台の棚にした。

お馴染みの三段カラーボックス。とりあえず荷物入れとくのに便利。
貧乏くさいのは承知ですが、まあ自分で作ると面倒ですから。
ガチの工具屋でこういう備品買うと、結構いいお値段しますから。
私に宝くじでも当たったら話は別です。
あ、そうだ。
もし私が宝くじあたったら、優良な収益物件を買って、家賃収入で、南の島に行って悠々自適の暮らしをしようと思う。
ええ、意外と現実的に、人間のクズみたいな生活しようと考えてます。
でも、宝くじ買ってねーから、叶わないね。
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時にそういう事がある。
体力の限界もあるけど、気力の限界もある。

地震の後ぐらい散らかってる。しかし片付ける気力なし。
やりかけの仕事の上に、どんどんと積み上げられた雑務の結果、こうなりました。
何度も言っていることですが、私は正月というのが嫌いです。正確に言うと、正月という節目が嫌いです。
大した意味もないのに今年中だとか言って無駄に忙しくなる。正月というイベントが邪魔で仕方がない時がある。
もちろん仕事をする立場として、です。
かといって連休がないのは悲しいのだけど。

今年一年の反省として、ビートラック触る時間が全く作れなかったこと。
これで二年越しになってしまった。そしてビートラックの荷台は物置状態。
これを乗り越えねば前進できんよなぁ、と思いつつ、日々生きねばならないわけでして。

今日は仕舞い。
明日からラスト三日間、頑張ろうと思います。
ま、節目がなけりゃあ、頑張ろうなんて気にもならんのだろうなと思いますから、尻叩くという意味では必要なことかもしれませぬ。
時間という概念。
これも人間の編み出した知恵の一つかもしれませぬな。
だって、時間に制限がなければサボりますから。
そーいや、清水でやってる今年の一文字って「災」でっすってね。
確かに災害多かったですけどね。
平成は特に、といってもいい。
ですから新元号は、そういう事がないようにとの思いを込めて名付けられると、多くの予想が集まっているのが「安」という字を入れた元号。安政ってのが江戸時代にあったきりで、Aで始まる元号が使われていないというのも一つ。
これは、明治から平成にかけて、M、T、S、H、いがいの頭文字からとらねばならないという、自明の大原則があるため湧き上がったとも言えます。
個人的には、庶民の予想を大きく裏切って、Xから始まる元号にして欲しいと思う。
来年は元号フィーバー。
再来年はオリンピックフィーバー。
その後は大阪万博に向けてフィーバーするか?
そんときゃあ私も五十を超えるのかぁ。大阪万博開催されるまでには、私も英語がペラペラになっている――――わけはない。
いくら期限切られても、それはないな。そんな暇はない。両手放しで聞くだけで英語が話せるようになるという教材を懐疑的に見ている、私にそれは絶対ないな。
なのでガイジンは日本語勉強してから、島国日本の栄えあるオリンピックと万博に来いよっ!
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よくあるタイプ2バスのドア腐り。

予想以上にひどく。

結局大幅カットにリペアパネルパーツで補修することに。
っていうか、こんな部品ないだろうなと思っていたから、あってビックリ。イギリスのパーツメーカーで AUTOCRFTというところが出してるらしい。ワーゲンのパーツは、世界各地で作られてます。
その昔は、アジアのどこかで作られていた、怪しいクオリティの部品ばかりだったのですが、最近は先進各国でも積極的に生産されているようです。そういう意味では、日本は全然後進国だなぁ、と思うわけでして。
ま、たぶん儲からないんでしょうけど。
儲からないと言えば。
そういや、サンタクロースってさ。
皆にプレゼント配ってばっかりしてたら、ずっと持ち出しな訳じゃん?
もしかしてあれなのかな?
じいさん、12月24日のために、一年中朝から晩まで働いて金貯めてるとか?
だとしたらさぁ。
酔狂な老人よなぁ。
もういい歳なんだから、年金暮らしでゆっくりすりゃあいいのに。
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今月めっちゃ休んでるやん。ブログ。
まあ、年末やし、大目に見て。

だってよ、カップラーメンにお湯入れた途端、下で俺を呼ぶ声がしたんだ。
そりゃよ、気づいた時には三十分経ってたぜ。
もう完全に汁なくなってるじゃんかよ。インドの坊主は座ったまま死んで枯れるらしいが、あれと同じようなもんなのか?
ああ、そうだよ。オーケー、オーケー、兄弟。みなまで言うな。カレー風味のほんのり温かいインスタント焼きそばだ、と思って食えばいいんだろ?
ああん? 旨いかまずいかってぇ?
テメェ……殺されてぇのか?

というわけで、この年の瀬にヘッドライナーの張り替えです。天張りですね。
最近の車はみなボードタイプになってまして、この釣り天井タイプはまずありません。取り付けにはちょっとしたコツと根気がいります。ひたすら時間かかるので、そりゃあボードタイプになるのは正常進化だわなぁ。

釣り天井は布をテントのように張っているので、破れると目も当てられません。 この天井のメリットってなんかあるのかなぁ? 単に開口部が小さくても関係なしに施工できるってとこくらいではないだろうか?

部品で来た時は折りたたまれているので、シワシワでございます。これを延ばしてゆきます。

そしてもう一つの布モノ作業。カルマンCONV なんとか出来た。あとは自然に伸びてきて馴染んでくるのを待つのみ。
これは微調整にすんごく時間かかります。ほとんど待ち時間ですけど。
でもさ、カップラーメンは三分でいいんだよ。
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今日はバイクの配線整理です。
いつの間にかエンジン積んでたよね、というわけで遅ればせながら。

で、どうせ外装剥がしたなら、という事で、硬化した配線や劣化した端子なんかを変えてしまいます。
こういう時も、いつぞやのオーナーさんが面倒になったのか、どこかの段階で変な配線が増えていたり減っていたり、色が変わっていたりで、なんだか判らなくなっているのが多いです。

配線やり出すと、ちまちまちまちま、ひたすら切ってはつなげての連続でして。如何に無理なく自然にまとめるか。
難しい作業ではないけど、とってもめんどくさい。そんなの動けばいいじゃないか、というのは愚でありましょう。美しくはありません。

しかしこの時代のフレームワークは美しいです。それに手溶接なのに完璧な仕上がりです。これはメーカーのこだわりもあるかもしれませんが、丁寧に作られていたんだろうと思わされます。

この美しいフレームに敬意を払って、もうちょっとまとめましょうか。
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新しい幌を張ります。最初は折りたたんでいたカタが付いていて、なかなか上手くいきません。
ちょっとずつ合わせて、追い込んでいって位置を決めます。焦ったら失敗します。
部品が部品なんで、失敗したら損失額はデカいですよ。

前後がとりあえず決まったら、重りを載せて一日放置します。 この馴染ませる作業が丁度いいインターバルになって、落ち着いて作業できます。時間はかかるけど、しゃーない。
で、待っている間になんもしないのはダメなので、ビートルの整備。

現状車両の整備だったんですが、なんか違和感あるよなぁ、って思ってた。
なんと、1600に30PICTのキャブが着いてるハイフローマニだからどちらでも付けられるんですが、前オーナーは何を考えていたのか。いや、走りますけどね? でもせっかくのノーマル仕様1600なのに。
しかもどうやって付けたのか皆目わかりません。後ろ側のマウントナットがすごいトリッキーなコトしないととれませんでした。マニとキャブを合体させてから取り付けたとしか思えない。

で、いろいろ配線とかも、その場しのぎのタコ足状態。こういう配線見てるとイラッとしてきます。
元の線が見つからなかったから、手近にあるところから電源引きましたみたいな。全部元に戻してやりましたよ。
まあ、仕方ないんですけどね。
ワーゲン屋さんはワーゲンのこと知っているから、おかしいとか、ダメだとか判るんであって。素人や、その辺の整備士には判らないことだらけだと思います。整備士の人はなまじ構造が判っているから直せたりもするんですけど、セオリーがないからつぎはぎみたいな対処療法になって、私などが見たら「ダメじゃないけど、美しくないよ」と感じてしまうのです。
え、お前が美的センス語るなって?
ええ、私の人生こそ、継ぎ接ぎ張りぼての虚飾傲慢でございます。
はい、いつもギリギリでやってますっ!
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カルマンギアCONVの幌張り替えです。

経年でボロボロになった幌。なによりリアのウィンドウがガシガシに曇って何にも見えませんで。
まあ保管状況にもよりますが、10年くらいが交換の目処かなと。室内保管してるような人はもちろんもっと保ちます。

いわゆるビニールトップではなく、ジャーマントップと呼ばれる、ドイツ人の作った生地です。丈夫でしなやか。そして高級感あふれる素材です。今回もジャーマン生地で張り替えです。

その前に、骨組みのチェック。

ここ、ボールジョイントというか、開閉の肝になる部分なんですが、大体ここのブッシュがなくなってます。たぶん劣化して崩れてしまうんでしょうけど。ここの部品、でてるのか、っていうとあります。ただ、一個5000円近くする。左右で一万円よ。
只のゴムブッシュに一万円はないよなぁ、ということで

代用品を、自動車用のゴムホースで作ります。これで用は足すはず。

これでガタつきなし!
さらに、各部をグリスアップして、張りに入ります。
おっと、ここでお時間が……、また明日ー!
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ヘッドライト明るくしたい、というご意見ご要望がよくあります。
近頃の車は皆明るいので、相対的に暗く感じることもあるかと思いますが、実際の所どうなのかといいますと、ほとんどの空冷ワーゲンは車検に通るギリギリラインの15000カンデラしかでておりません(1カンデラはろうそく一本とお考えください)
それをスタンダードにH4化してどの程度まで行くのかという検証。

ビートルの一部車種(高年式)ではラウンドタイプバルブという、ドイツ地方のご当地ヘッドライトバルブが使用されているため、現行の三つ爪H4バルブが使用できなかったり、そもそもシールドビームというヘッドライト本体が交換できない仕組みになっております。なので、ちゃんとしたい場合はヘッドライトレシーバーという部品が必要になってきます。ヘッドライトリムも流用できないものがあるので、そうなるとそこそこ部品代がかかります。

バルブは55-60W の標準的なハロゲン。
出力を最大に生かすために、ヘッドライトリレーを付けてます。
シールドビーム本体は小糸製作所。
やっぱこの辺もメイドイン・ジャパンかなぁ。ボッシュとかは何故か曇ってくるし、全然信用してません。
他にもいいライトがあるかもしれませんけど、まだ試したことはないです。

光度計を見てみると、28000カンデラもでております。
これアイドリング状態でですから、エンジン回転数上げたら30000はいくかな。

ま、レンズに刻印されてる銘柄を気にする方もいますが(外車なら海外のメーカー製とか)私はそういうの、どっちでもいいんじゃないかって思っています。機能部品ですから、よいモノを付ける派。タイヤならミシュランよりブリジストンを信用します。ファイアストンは論外だと思っている。もちろん個人の好みなんで否定はしませんけど。
あ、でも、同じ年代の大衆車でも、国産のスバル360より、ワーゲンの方信用します。
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最近マフラー交換の定番になりつつある、ビンテージスピードです。
ずっと知らずだったんですが1200cc用もあります。(ちなみにフレキシブルなフランジのため、1600にも対応するそうです)
1200と1600じゃストロークが違っていて、シリンダーの長さが変わるんですね。当然ヘッドの位置も変わりまして、ポート位置も合いません。なので1300以上と1200のマフラーラインナップは分かれてます。

オリジナル度の高いビートルはよいですね。スカッとしてます。

ノーマルマフラーをズコッと抜きます。

ふと梱包材になってた新聞紙を広げて眺める。おお、台湾。 日本と同じですねぇ。ただし、全部漢字。
漢字って、不利よなぁと思う。多言語に比べて一文字書くのに時間かかりすぎ。

あ、ビンテージスピードは台湾製です。台湾のメーカーです。溶接も綺麗です。従来のアフターマーケット製ワーゲンパーツとしては出来がよすぎます。
只、どこぞの国が主張しているのとは違い、台湾と中国は違います。
昔は電子部品産業が特にすごいと言われてましたが、最近はあらゆる面でクオリティの高い商品を作るメーカーが多いような気がします。値段は、同じ製品を日本で作ると倍はくだらんでしょうな。

これはテールパイプが交換できるタイプです。ノーマルサイズの細いのも選択できます。

とか言いながら一切、マフラー全体の写真を撮らないとか、どうかしてるんじゃないかとしか思えませんが、まあ、とりあえず付きましたよ。サイドの仕上げがかっこいいです。
てなかんじで。
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現在ヘルム、大入り満タンです。私の段取りが悪いせいもあるのだけど、仕事に追われているというのは多謝でございます。
昔は今の半分以下の大きさだったんで、あまりにも店舗のスペースが少なくて、何かやるたびに車を出して、入れてばかりで、時には路上でオイル交換とかしてたりしてました。
そういう時のことを思えば本当に広くなったなと。
で、その時よく言われたのが、広くなったら仕事が遅くなる、と。
要は飲食店などで、狭い店なら回転をあげて客をどんどん回すのが売り上げ向上に繋がるって考えと同じです。
広くなればそれだけ、作業を貯めても進められるので売り上げダウン、と。ま、狭いことを逆手にとったポジティブシンキングではありますけどね。
広くなったのはもう十年以上も前ですけど、仕事が入っていない状態の時ほど怖いことはないです。
空いたスペースに立ち尽くして、呆然なります。 なのでギュウギュウでもそれは嬉しい悲鳴ですので、私が「もう大変!」とか言っている時、それはM的な心の叫びですので、気にしないでください。

そしてそんな折、車検帰りにガス欠する。
一発合格して機嫌良く、メーター余裕あったから、安心しきっていた。迂闊。
最近はロードサービスの人もウェアラブルカメラを装着してて、作業内容をチェックしてるんだと。
たぶん、あとからレッカー作業で傷が付いただとかいうクレームがたくさんあるんだろうな。それも悪質な奴。
私も、ギュウギュウでもぶつけて傷つけないよう気をつけます。
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最近は車を買ったらとりあえずローダウンするという、そういう文化はすっかり廃れてしまいまして。
一つ原因を挙げるとするなら、現代の車は、ローダウンしなくとも格好よくなってしまった、というのが言えるかと。
ま、現代っ子の足が長くて背が高くて、スタイルがいいっていうのとなんかよく似ていますね。
我々が若い時は、背を伸ばすための秘密道具として、「寝ている間にバネで足を引っ張る器具」というのが、冗談なのか本気なのか雑誌広告に載っていたりしたものですが、まあ、理屈でいえば伸びると思います。
現代っ子はそういうの必要ないわけですよ。
ですが空冷ビートルは、現代っ子じゃありませんし、経年でリアサスペンションがへたって、余計にフロントが浮き上がってくるものですから、ここはなさねばならぬと。ローダウンのご要望はまあまあ多いと思います。
さて

これがお手本のようなノーマル車高です。

こうやって、フェンダーとタイヤのトレッド面を測ります。 タイヤは165-80-15です。 ビートルには155サイズがベストなんですが、ラインナップはほとんどありません、というか絶滅状態。

約7センチですね。

今回のローダウンは、ドロップスピンドルを使います。
これはなにかと申しますと、車軸の取り付け位置を変更するためのものです。ですので、サスペンション自体には手を加えませんので、基本的には乗り心地が変わらないというのがメリット。
デメリットは、高さの調節が出来ない。微調整も出来ない。タイヤの選択肢が限られる。
まあ、安価にお手軽に、走行の支障がない高さで、ほどほどに落ちればいい、と考えておられる方にはマストアイテムでしょう。

最低限、このくらいはバラさなきゃいけません。
部品はお手軽ですが、個人で交換するにはまあまあ骨の折れる作業でしょう。お勧めしません。

装着後はこんな感じ。

わかりにくいけど、だいたい5センチくらい落ちます。
ただ、気をつけなければいけないのは、元の車高がヘタっていて、低めの場合、ドロップスピンドルを付けると落ちすぎて、ワンサイズ小さいタイヤ交換に至る可能性があります。また、アルミホイールなどを履いている場合も、フェンダーに干渉する可能性はあります。
また、極端に体重が重い人が乗ると、カーブの時にタイヤとフェンダーが干渉するということもあります。
そういう時は、ライザップに入会する金額と、干渉回避にかかる金額の比較検討書を用意させていただきますので、よろしくお願いいたします。
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09
昨日の続き

配線つないで、装着完了。
点灯するとこんな感じ。

真ん中のでかい方がテール/ストップランプね。
で、赤色のレンズを付けます。

ウィンカー動作時

オレンジに見えますね。
まあ、ノーマルの状態よりは視認性上がってる、って感じでしょうか。セパレートの2バルブのシェルを使わなくても、こんなコトできますよという作例。
で、ついでのおまけ。
ワーゲンにも快適装備を! ってことで以前にも書いていた電装集中トレー。

常時電源3、アクセサリー電源3、シガーソケット6 さらにAC/DC電源 の大容量というかどんだけ付けるんだってくらいの、これでもかの電源口を装備しました。この電源は全てバッテリーから直電で、リレーを嚙まして動かしています。

さらにおまけ。最近はこんなのもあるんですね。装着の幅が広がります。
パイオニアの変わり種サテライトスピーカー。

油揚げみたいなサイズで、両面がスピーカーです。めっちゃ薄い。

そしてどの方向にも向けられるので、取り付け場所を選ばない。
これはスピーカー取り付けに苦戦するタイプ2(レイトモデルに限らず)にはいいですね。
タイプ1やタイプ3もスピーカーボードやドアに埋め込むのはいやだという人にはいいかも知れません。
(基本、ドア埋め込みは音の鳴りが悪いですから)
こんな風に現代テクノロジーを投入して、旧車を楽しんでみるのも一つだと思いますよ。
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08
エー実は、LED装着、苦戦しとります。付け替えたら仕舞いじゃー、って思っとった。

動画じゃないのでいまいちわかりにくくなりますが。
とりあえず定石通り、ウィンカーの白熱電球とLEDを交換します。タイプ2の場合、リアがテールとウィンカーとストップランプを賄う、ダブル球になっております。なんで二つの端子で三つの役割が出来るのかっていうと、ウィンカー配線に、ストップランプ配線が割り込んでいるからです。現代の感覚では理解しがたいかもしれませんが、昔はウィンカーをそれほど重視してませんでした。

で、まあ、付け替えたら、一応点滅するんですけど、点灯と消灯を繰り返すのが点滅ですが、切れた時に完全に消えきらないのです。丁度、増減式のウィンカーみたいになってる。
これ、ウィンカーリレー以外のどっかから電気供給されてるわけですわ。
ちなみにLEDバルブポン付けできても、リレーはICタイプに変えないとダメです。前だけとか後ろだけを換える時はそのままでもいけることありますけど、たいていハイフラ状態になるか、点きっぱなしで点滅しない等、上手くいきません。
で、ここで配線図。

すごくわかりやすく書いたぞ。
これ、タイプ2の配線ね。
ノーマル状態で、三極タイプのウィンカーリレー使う場合はこういう感じになります。
配線をじいっと睨んでると、なんとなく判りますね。
そう、メーター内のパイロットランプです。ここを経由してリレーをバイパスして、フロント・リアのLED電球へと電気が流れてたんですね。だから変な点滅になる。
ここもLEDに換えなきゃダメです。

しかし次に新たな問題が。
フロントはいけてるんだけど、リアがなんかぼんやり点いてる。点滅させると反対側もぼんやり点きつつ、ナンバー灯までぼんやり点滅。普通だったらアース不良疑うとこですけど、なんかそういう事ではなさそう。相性とかあるのかもしれないけど、そんなもんわからん。我々の世界からしたらもはや電子の世界ですから。
結局こうなるのよね。

別系統でブレーキ配線を引き、ウィンカーを独立させました。
ちなみにLEDってめっちゃ光が強いから、テールには赤色LEDを使わなくちゃ透けます。
ウィンカーも同じく。
ということは、赤色テールに黄色のLED入れたら、点灯時はオレンジ色に見えるって訳です。こりゃちょっとしたLEDの利点ですわな。旧年式ならではの赤色テールの雰囲気壊したくないけど、ウィンカーの視認性も上げたいって人には丁度いいかもしれませんぜ。
2018.
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06

先日の不気味なほどに暖かかった日から、寒の戻り(というのはおかしいか)。
本日は一日雨でしたので、割と集中して作業が進みました。
最近は部品発注、部品待ちが非常に多く、作業が止まっては、別の作業と渡り歩いて、結局どれも出来てない(ダメじゃん)という連続だったのですが、ようやく解消してきました。

ついでなので、バイクの話。
これからバイクはお休みになる時期かと思いますが、乗る人は通年乗ります。
そういうの、乗らない人は気持ちわかんないと思います。なんであんなクソ寒いのにバイク乗るんだって。
まあ、そういうのはわかんなくてもいいんですが、バイクがどういう乗り物かっていうことは想像力働かして理解して欲しいなって思います。
そういうの想像できない人は、前方のバイクを煽ったりします。バイクって視界がすごく狭いんですよ。そして不安定。何かあったらこけるんですよ。後ろから追い上げられたら、人によっては怖くてスピード上げちゃうでしょう。バイクって運転技量が安定性に直結してるから、本当に外的な圧力ってのは怖いんです。(ちなみに四輪は、ある程度の車両性能の車である限り、車体性能の方が安定性に寄与しており、個人の技量はさほどに要求されません。ですから誰でも乗れるのです)
それを四輪と同じように煽るバカってのは居ます。
そもそも煽ること自体ダメなんですが、煽る相手を間違えれば、相手を殺すかもしれない、ってくらいは想像した方がいいんじゃないかねと。
んで、最近じゃドラレコ積んでる車もバイクも多いですから。
つい煽っちゃった、なんてことはないんです。故意ですよ。過失じゃないです。
だから、煽り運転した奴は、免許剥奪、一生取得不能にしてやればいいんです。
2018.
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05

相変わらず、軽っ軽の荷物が届く。アマゾンより愛を込めて。
毎度毎度、素敵な梱包をありがとう。プライム会員だから只でいいんだけど、それでも、ちょっと、これさ。
アマゾンの森林のことをどう思っているのか。
そもそもアマゾンという名は、その名の通り、世界最大の流域面積を誇るアマゾン川から拝借したそうです。
そろそろアマゾンも恩返しの意味を込めて、森林保護とか考え出さなきゃいけない時期かもしれないね。

そんなことはどうでもいいのだけど、さらにどうでもいい話をすると。
久しぶりに、大阪に出てみた。12月の大阪駅は、キラキラのイルミネーションに彩られて、ファンタスティックでしたよ。

しかし、お腹が空きすぎて、おやつにと、立ち飲み串カツ屋に入ってしまうおっさんぶり。

ぶらぶらと最新のタブレットなどを物色。
すごいね。液晶タブレットもここまで書きやすくなったかと。おっさん人目も憚らず、お絵かきしてきました。
しばらく見ないうちに、いろんな便利なものが世の中にはあふれているものです。
ちなみにこれ、専用スタンドが6万円弱なのであって、液タブ本体は30万円です。
フフ……
買ってはいけないぞ、買ってはいけないぞと、ヨドバシマジックにかからぬよう、念じながら用事を済ませて駅へ。

いやぁ……なんとか誘惑を振り切り帰路についたのですが……
また、アマゾンさんにお世話になるかもです。
いや、買いませんよ? 見るだけです。
2018.
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04
ヘッドライトが暗い原因としては色々とありますが、まず発電能力の低下が挙げられます。
次にバッテリーの劣化、配線および端子の劣化、スイッチ等の接点抵抗、などなど、ありますが!
最大の原因は、これです。

目の曇り。 シールドビームの曇りですな。従来の(といっても古い話ですが)元々シールドビームというのは完全密閉型のシールドバルブでして、まあ、ランプの形をしたでっかい電球(という言い方もおかしいんですが)、要するに電球そのものがヘッドライトになっていたのです。
それを近代では、中のバルブだけを交換できるように改良、というか改悪というか、そういう仕様が一般的になったので、現代は様々な形のヘッドライトが出来るようになりました。
ただ、密閉でなくなったおかげで、中のレンズ曇りや、リフレクタの劣化、という弊害も起こりました。

こっちが中古のボッシュ製。レンズ曇り、リフレクタ劣化。 エンジンふかそうが何しようが、光度が上がりません。

こっちは新品、コイト製。メードインジャパンっす。
ヘッドライトの微妙な曇りなんて、普段気にも留めないかもしれませんが、それはあなたの目が曇っているからかもしれませぬ。
心眼を研ぎ澄ませば、自ずと真実の光もまた見えようもの。
明るいヘッドライトはあなたの未来を照らします。
たぶん。

テールランプにLEDってどうなんかなと、入れてみた。
結構違和感なく、チャッキり光ります。
2018.
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02

何度かお話ししていますが、タイプ3のエンジンは、フォルクスワーゲン社が誇る空冷4発の一つの完成形だと考えています。
もちろん、その後のポルシェ914や、タイプ2レイトレイトに積まれた411系の1700や1800なんかはその発展系といえるものですから、最終完成形はそちらを指すべきなのですが、個人的には、性能を上げるためとはいえ一回り巨大化させてしまったのは悪手ではないかと思いますし、あれらは(安易な)水冷化への道を開いた先兵かと考えております。(個人的に水冷バナゴンにいい印象がないだけですが)

この、エンジン後端部のアルミシェルを剥ぐと、でっかいファンが入っています。従来までなら、エンジンケースの上に鎮座していたファンシュラウド内に収められていたものですが、後端部に持ってくることにより、エンジン全高を抑えて、文字通りフラットにすることが出来たのです。

このファンはクランク軸に直結しており、大変効率がいいです。しかしこのファンとプーリーの構造の複雑さ故に、経年でアルミ製プーリーにダメージが蓄積することや、ファンのブレ、クランク軸へのダメージなどに繋がるのは、やはり本来の設計から外れた為であろうかと、そのように考えています。とはいえ、壊れやすいとかそういう話ではなく、革新性がウィークポイントになってしまった、という程度で、タイプ3が生産打ち切りに追い込まれたのは、コスト面や、時代背景ですから、けしてダメな車、ダメなエンジンというわけではございません。
ただ、いかんせん、専用エンジン部品の供給は絶望的ですので、故障の際は中古を駆使するしかないのです。
まあ、なんでこんなこと書いてるかって言うと、毎度毎度タイプ3のエンジン構造は、見ていて惚れ惚れする、って事をいいたかったのです。クーラーが簡単に付けられないのは……まあ、そこまで頑張らんでもいいだろうって、おもいます、ええ。
2018.
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01

別に暇にしているわけではないのだけど、こっちもやらねばなりませんでして。
フロントから滑って、転倒。フロント足回りを全損にした重傷車。ちなみに自損なので、ただひたすら直すだけ。
とりあえず中古部品で、まかなうことに。

しかし、転倒しただけでここまで曲がるか、というくらいのダメージ。
あ、本人は右手の親指が変な方向に曲がってたそうです。
なんか色々大変です。

はい、別のバイク。
ちゃんと進んでますよという、言い訳的画像。
360度クランクなので、二個のピストンを並列シリンダーに同時挿入しなくちゃいけない。
なので手製のピストンリングコンプレッサーを作るとこから(大した物ではない)

粘性のある液体で滑らかな空洞の内壁を、指でじっとり濡らしてやり、いよいよ二本を同時に挿入だ、――――と、先っぽだけ入れたところで、電話が鳴る。うっおお!
「今、寝屋川で、バイク止まってるねーん」
ウチはワーゲン屋です。
これでも。