2017.
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30
と、(ほぼ言いませんが)セリフなんかではよく聞きます。
どうも深い意味はなくて、“死んで白目をむくまでは” といった程度の意味だそうです。死んだらみんな白目をむくかというとそういうわけではないと思うんですが、わたしゃ死んだら目が濁る魚に喩えたのかなと思っておりましたよ。
で、古い車によくありがちなヘッドライトが曇る現象。
古くなくても十年くらい前の車は、樹脂レンズが劣化して曇ったりします。
このレンズが曇ると、いっきにボロくみえるのは、やはり死んだ目を連想させるからではないかと。

また、曇っている状態は光が拡散してしまい、十分な光度、照度が得られないこともままありますので、車検が通らなかったりします。 そこで、今回はこの曇ったレンズを再生してみようかと思います。

これ、内側が曇ってるんですよね。ボッシュの丸レンズは何故か曇る。ほんとうに何年かしたら必ず曇る。本体内側からガスか何かが出ているのでしょうか?もちろんこのタイプのヘッドライトは、レンズの内側を磨くなんてことはできません。マツイ棒でもなかなかうまくいきませんし、きれいには取れません。

まずはガラス用の洗剤を内側に吹き付けてシェイクしてみます。なんか取れそうな気がするでしょ?

とれねーよ。

ならば、家庭の劇薬『サンポール』の登場。酸の力で溶かしてしまえ!

とれねー! 酸の力、無力なり。
やはり安易な手段では取れません。まあなんかいいケミカルあるかもしれませんけど、逆に言えば需要があるほど世間でこの手のレンズ使ってる車ってないよな。

やっぱり基本に沿って、分解です。レンズとリフレクタを分離するんですよ。これにはコツがいります。そんなに簡単に取れないから最初からやるのは嫌だったんですよ。

レンズ単体にしてしまえば、もはや裸同然。嫌というほど磨いてやるぜ。
ほーれ、復活。
あとは元に戻すだけ。ついでにガラスにコーティングしたった。いつまで保つかは知らん。
とにかく俺の目が黒いうちは、ワーゲンなくならないようにメンテします。飯の食い種ですから。
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2017.
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28

日々入れ替わりながら、ちょっとづつ作業は進みます――
さて、高速道路がついに制限速度引き上げが一部区間で試験導入されることになりました。
従来100キロ規制だったところを、110キロに。最終的には120キロにするそうです。
これ、どうなのかなとお思いの方もおられるかと思いますが、デンマークなんかでは制限速度を引き上げたほうが、重大な事故が減ったと言われています。

これは制限速度と実勢速度の差というものがありまして、実際80キロ規制の高速道路でも100キロ位で走っていることは珍しくありません。100キロ区間なら120キロほど出ていることも。
これが実勢速度というものでして、100キロ規制区間で100キロで走る車は良いのですが、追い越しをかけるとなると120キロを出します。そもそも、その行為がだめなんですが、自動車を運転する人なら誰しも経験したことはあると思います。実際は100キロキッチリで走ってなどいないことは。
実勢速度が120キロの、「100キロ区間を制限速度で走っている車」が前にいると、『こっちはちゃんと流れに乗ってるのに、遅い奴め!』と思うことありますよね。
そうなると追い越したくなりますから、おのずと100キロを超えて追い越しをかけます。
このように、高速道路は50キロ以上100キロ以下(もしくは80キロ以下)という速度域内で走ることを決められていますので、遅く走っても何も違反ではないのですが、無理に追い越す行為が事故に繋がる可能性を招く、ということで、制限速度を実勢速度に近づけて、上げてやることで通行の円滑化が進むという考え方があるそうです。

ただ、高速道路でも制限速度を守って80キロとか、100キロ位でしか走らないような人や車にとっては、プレッシャーな気はしますよね。100キロ区間が120キロ区間になると、実勢速度は多少上がるでしょうし、現在の感覚で言えば、80キロ規制の道を60キロでトロトロ走っているような状況と言えます。
走る車や人としては、この実勢速度というのはいささか傲慢に感じる部分はあるんではないかなと、そう思うんですね。
ま、かんたんに赤キップもらうことはなくなりそうですけど。
あとは120キロをちゃんと制御できるドライバーがどれだけいるか、というのは、高齢化してる現在、考えなくてはいけない部分でしょう。ちなみに、ワーゲンは120キロでも巡航はできます(だから、まだしちゃだめだって……)
2017.
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27

水色、黄色、オレンジ、コン。シロ、緑、背後には赤い車もいます。只今ヘルムではカラフルな車が所狭しと犇めいています。
なんか最近ずっとこんなんなんですけど。
これがずっと続けば安泰なんですけどね。
さて、私今回、二度目のゴールドライタン! 実質その前に三年くらい奇しくも逃した幻のゴールド免許があるので、(検挙の時期が悪かった)あしかけ13年も無違反通してる! すごい。
若い頃はすげぇしょーもないことで度々捕まって、初心者講習まで受けた私ですが、大人になりました。
十年達成したらプラチナとかにならんのだろうか?
夫婦でも十年続けられたらご褒美にダイヤモンド送るとかいう奇習があるそうですが、せめて更新料とか講習料とかタダにしてくれと思う。
さて、秋の交通安全運動もあと3日と相成りました。皆様お気をつけください。
とくに電柱に隠れてる警察官は指差して笑ってやりましょう。写真にとってSNSなどで晒してやるのも素敵です。
ちなみに、交通安全協会のおっさんも、あれは卑怯だ! と言っておられました。
ま、現役じゃないから言えることではあるんでしょうけど……
卑怯でもなんでも、違反は現場で起こってるんだ! とにかく俺のボーナス査定に響くだろ!
と、うら若き巡査殿は声高に叫びたいでしょうなぁ。
天下の警察署職員といえど、キャバクラで副業しなきゃ生活できないようですからw (地元の恥)
2017.
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26
ミゼット2 という車をご存知でしょうか。

こいつですね。
初代がミゼット、三輪の軽カーで、戦後の庶民のアシに仕事に大活躍した小型の貨物車だったんです。乗員は一人乗りから二人乗り、やっとこさ乗れるといった程度の広さしかありませんし、排気量も2スト250cc、最も売れたオート三輪と言ってよかったでしょう。
初代の三輪ミゼットは残念ながら72年で生産を終了しますが、96年にミゼットⅡとして復活するんですな。
当時としては画期的というか、車が大型化して、乗車定員を増やそうと苦心してた矢先、(五人よりも多く乗れ、居住性を追求する車が増えてきたのもこの頃です)あまりに奇抜で、定員ドライバーのみの一名というとんでも仕様で『一体誰が乗るんだ』的な位置づけであったのです。
ただ、プライベートカーという枠組み、あるいは少量の配達を狭小路で運用するなどの場合は非常に重宝したとおもわれ、なんせ小さいので、置き場所にも困らないという辺り、画期的であったことは確かです。
ざんねんながら、後継はオートマ化して二人乗りになり、カーゴタイプなどが加わったのみで、生産が終わってしまいましたが、こういう面白い車は作り続けてほしいなというのが私の思いです。

で、今回は車検で、例の点滴で元気になってもらいます。

ついでにFVとクーラントブースターで、ケミカルドーピング。
こういうちっさくて楽しそうな車。今の時代ならまあまあ受けるんじゃないかなって気はしますけどね。
ただ、ちっさくても軽自動車枠で、税金も保険も同じだけ払わなきゃいけないって言う点は、損したような気になるのは致仕方なし。
2017.
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24
なにげにクレジットカードの使用履歴を見てたら、見たことのない請求が海外から。
6月はなく、7月と8月分に載ってる。
エロサイトの分だろうか……あ、いや……じゃなくて。
とりあえず請求元のアルファベットをネット検索にかけてみる。すると出るわ出るわ、全く同じ被害に遭ってる人が。
そんなわけで、不正使用発覚。即刻カード会社に連絡。
『調査のために一ヶ月ほどお時間を頂きます。その上で不正使用だと確認できましたら全額返金いたします』
ということです。
どうも、相手側に問い合わせるんだと。それで連絡がつかなかったらアウト出すみたいです。その時間が必要というわけ。
こういうの、もっとうまくできんのだろうか。私が2ヶ月跨いで不正に気づいているのだから、前月の分はすでに相手側に渡ってるわけでしょ? てことはカード会社は丸損してるわけです(たぶん)
それが私だけならいいんですが、おそらくは何百人とか何千人の単位でやられてるはずです。ちょろっとネット検索するだけであれだけの被害が出てるんですから。
とりあえず、セキュリティ甘すぎる。
カード会社は、もっと考えないとだめでしょ。
さて

昨日の続き。 ストレートリーマーでブッシュを削ります。軸に合わせて削るんですよ。削り過ぎたら失敗で、一からやり直しです。慎重にやらないと絶対削りすぎますので、ちょっとずつー(軸の径を測って削ると失敗しますよ)

はい組んだ。 元々が妙な組み方してたんで、それも直してまともになりました。

こんなんしてキャンバーのオフセットを測ってシムの枚数を決定しますねん。なんかプロっぽいですね。

ハンバーガー頂きました。 超ビッグ! うまーーー!
てなわけでして、みなさんもカード明細はたまに見ておいたほうが良いですよ。
2017.
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23
フロントナックルのガタ。リフトで上げた時しか判らんの。

路面からショックを拾って時にだけガクガクとなると考えると、あったりなかったりもあり得るかなぁ・・・

おなじみのブッシュ打ち替え。それほど状態が悪いわけじゃなかったけど、型があるのは事実、できることはやってしまわないと前に進まないっすから。やってしまうとしばらくは痛まない場所だし。

カレーパン。昼ごはんです。

キングピンセットの内訳です。
今日は時間が押し迫り、作業中断。また明日ですー
2017.
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22

音が見つからないとはこれ如何に? なんかポエムな表現ですな。
車の故障はまず、フィーリングを除けば、見た目、臭い、音から読み取ります。これにまず遭遇するのはオーナーさんで、その状況を聞き、あるいは私自身が体感し、再現して、故障の診断を下します。
で、この時困るのが、明らかに変な臭がしてたり、変な音がしていたりするのに、その原因が見つからないときです。
臭いの場合は大抵の場合、排気臭、ガソリン臭、燃焼臭などで箇所が特定できる事が多いのですが、こと音に関しては『だいたいどの辺から鳴ってるな』くらいしかわかりません。独特な音であればそれは聞き分けにより、箇所特定も可能なのですが、まあ、あるよなぁ、くらいの音は非常に難しいのです。
ちなみに私、絶対音感の持ち主ではございません。
音楽に対してさほどに造詣が深いわけでもなく、スピーカーの良し悪しなんかもはっきりいいますとそれほど気にならなかったりします。
そんな私が、走行中にたまにしか鳴らないという音を探し求めて、耳を澄ましても、『オーナーの気のせいだろ』という悪魔のささやきしか聞こえてきませんので、こうして底に潜り込んで、叩いたり揺すったりして一箇所ずつ音を探すのです。
ちなみにまだ見つかってません……怪しいところはあるんだけど、走っていて音が聞こえる場所とは違うんだよなぁ……
2017.
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21
秋っぽい。
爽やかな青空のもと、乾いた風がふと彼女の前髪を浮かせると、その薄っすらと汗を浮かべた額を撫ぜ、熱を奪ってゆく。
なので、秋は飽きっぽい。
芸術の秋だとか、スポーツの秋だとか、読書の秋、食欲の秋だとか、まあとかく秋には色々とついて回るものですが。
食欲というと食い過ぎ。『飽食』ともいいますが、満ち足りていて飽きるほど食べられる、ということなんですな。
いずれにしても秋に限らず始めた事は、これをきっかけとして、長く続けてほしいなとは思います。食い過ぎはだめですけどね。

朝出勤前。
ナナフシかな?
変な生き物だなと思います。
『俺は――枝になる!』って思ったんでしょうか。虫の擬態って、なんだか人間目線でしてるようにも思えるんですよね。虫とか植物の世界って本当に不思議で神秘的です。これは見てて飽きないですね。

で、急に俗っぽくなりますが、代車のマフラー交換しました。
それなりに車齢も経てるのであれこれ維持には手間もお金もかかります。まあ備品だから仕方がないですけどね。
オートマの軽自動車なんて乗ってても何も面白くないですが、飽きるとかそういう基準で乗るもんでもないか。

謎肉祭。
これだけ謎肉食べると、やっぱり飽きる。しばらく食べたくない。
飽食というやつですな。
そんなわけで、秋は飽きっぽいのです。
2017.
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20
月も半分というのに、10件しか記事を書いていない。
今日から心を入れ替えてがんばります。

さて、多くのタイプ3が、インジェクション仕様からキャブに換装する時に使用するのが、このWEBER 32ICT
以前から別の車種でも不調が続いていて、安定神話が私の中で崩れそうになっておりますが、今回は明確に異常が見つかっております。
さて何処でしょう?

これ、ここのメクラブタがなくなっていますんです。 これだとスロー系から外気を吸ってしまってうまくいきませんね。セッティングも出ないはずです。

おらっと、真鍮を削って蓋にしてカチ込んでしまいます。
わかります?

フライホイールも研磨してリフレッシュ。

タイプ3じしん、あんまり数がないので、必然的に修理も少なくなるんですが、その中でもエンジンおろすことは極少ないんですね。
なのでいつでも思うのですが、タイプ3のエンジンの正式な降ろし方って、どうするのだろうかと、未だに実はわかっていません。
まあ、判んなくてもできるんですけど、毎度疑問に思っているので・・・・・・
さて、試運転いってきます!
2017.
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19

朝六時、青空すら見えた台風直撃の朝。
な?

現地行っても雨降らず。奇跡的に毎度晴れるイベント、それがVW Autumun
今回ビートラックの代わりに活躍してくれたのが水色のバリアント。
さすがステーションワゴン! 模擬店の荷物はほとんど室内に載せられた!
いい車だ!

いつもと変わらんくらい、車来てる。

どんよりしてますが、地面は良好。長靴用意してきたんですけど出番はなし!

毎度毎度しょうもないブースですみません、ちなみに「VW蚊取豚」売れました!

終始どんよりではあったんですけど、気温も意外に高く、むしろ日が出てないのがよかったくらいで、心地よかったですね。
出店ブースの数は少なかったけど、お客さんは結構来てましたよ。

今回のピンチヒッター、オートマバリちゃん。
たすかったー! ありがとうオーナーさん。お店も手伝ってもらいました。 やっぱ女子力は大きいね!

恒例のジャンケン大会。これ結構盛り上がるんですよ。今回は自転車を出品させていただきました。

毎度くだらないものばかりノリだけで売っていますが、買ってくださったお客様、ありがとうございます。

今回は帰ってくるまで雨にも遭わず、夜になるまで近畿地方は静かなものでしたから、なんかもう台風が来てたって感覚すらないんですよね。まあ、備えるに越したことはないですけど。
今回の三連休中に中止になったイベントは全国でも数多いそうですけど、直撃、嵐の中でやる覚悟で決行してくださったウルフスブルグキッズの皆さまの英断には頭が下がる思いでございます。
とても楽しかったです。今年もありがとうございました。
2017.
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15

最近朝晩冷え込むんでね、布団に入りましょう。 というわけで毎晩ベッドで寝てるヘゲモニー(実名)です。
明日から嵐ですね。
でも意外と構えていると来ないこともあるものです。
特に近畿地方は直撃と言われていても、本当に直撃することは稀で、肩透かしなんてことも割に多いものです。
というわけで、皆さん。
台風が逸れるように、祈りましょう。

しばし放置してて、カッサカサになってたボディを磨きました。磨けば艶は出ますが、やはり色あせたものですから。塗装したようには戻りません。けど磨き込んだ味っていうんですか? そういうのは塗装じゃ出ないイイ感じなんですよ。

ま、なんですか。
今日はネタなしなので、気の利いたことも言えず悪しからず。
2017.
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14
いや、仕事はサボってませんよ。
ブログの毎日更新が危うくなってる。この前久しぶりに疲労蓄積、体力の限界で倒れた。
ま、それはそれとして。

こんなもん作ってる場合かッ!

ニュービートルのドライブシャフトブーツ交換。
めんどくせーよ。慣れたらすぐだけどよー。

皆さんの車はこういう軸で車輪を回して走ってるんですよ。
ま、知らなくてもいいことですが。
にしても、いつになったら、グリスとゴムブーツから開放されるんでしょうか。
こういう部分って機構は技術的に進化してるし、工作精度も上がってるんですけど、やってることは100年前から何も変わっていない。せいぜい耐久性が上がったとか、油が漏れにくくなったとか、ゴムの素材がよくなったとか、そういう程度なんですよね。
別に替えなくてもいいから変わらなかった、という言い方もできますが、車発明した時の人は、100年後くらいはタイヤがなくなってるだろうと想像していたのではないだろうか。
いや、ザンネン。
ブラッシュアップはされてるけど、基本的にはそれほど変わってませんですよ。
ですんで、50年や60年前のワーゲンが元気に走っているのは、別にそれほど不思議な事でもないよなと、歴史を逆算してみて思ったり。
ま、車が宙に浮く必要も別にないっちゃないんでしょうけど。
2017.
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13
あ、VW Autumunも直撃するな……日曜だけ晴れてくれ。
でもたぶん、雨天決行なんで、我々は嵐の中でも行きますよ。どうなるか知らんけど。

修理の部品待ちで時間が出来てしまったので、前の続き。ヤニくさい車のヤニとりを。

見て、この人めっちゃ頑張ってる!

というのも、今日はお手伝いさんに来てもらいました。
もうお分かりかと思いますが、ビートラック完成できませんので、悪あがきを止めてお手伝いさんのスクエアバックに出動してもらうことになりました。

天上から染み抜きした、茶色い液体。タールですな。

シートもどぼどぼに洗剤で浸して、掃除機ですいとります。多分これでいけてるはず!

カマキリをからかっていたら、反撃に遭い、追いかけられました。
虫も怒るんですね。
2017.
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10
古い車ばかりをやってると、まず引き上げてきた車への最初のアプローチは、掃除と相場が決まっております。
そのなかで、こんなものが見つかる時もあります。

プルタブ式の缶コーヒー、ジョージア、オンマイマインド。
しかしながらこんなノスタルジーな事ばかりではないんですな。
まず本題に行く前に、少しお話をば。

ワゴンR キッツい喫煙車。もう天井がヤニだらけ。窓閉めて運転出来ないよ、ってくらい煙草くさい。
この頃は喫煙が外に追いやられてる現状からして、喫煙歴のある車というのは、買取の査定にも大きく影響してきます。
私はどっちでもいいんですが、やっぱり嫌な人は嫌なものなので、中古車販売店はこれを一生懸命洗うんです。

水かけて洗剤でゴシゴシとはいかないので、地道に雑巾と洗剤つかって、拭く。ひたすら拭く。隅から隅まで拭かないとまず臭いは取れない。空気が回るところ、エアコン回りも全部掃除しなきゃ取れません。極端な事言うと、プロの掃除やさんは内装全部外して洗います。

ちょっと拭くだけで黄色い。ある程度落とすだけでも二時間かかります。そこからさらに嫌煙者が気にならない程度まで仕上げるとなると、これだけじゃだめですね。あらゆる手を尽くさねばなりません。
で、ここからが本題。
洗うという話で、よくあるのが「住宅の洗い屋さん」
これは中古の物件を、売り物にするために各部屋を徹底的に洗浄する専門業者さんです。解体やリノベはまた別の業者さんで、洗い屋さんは原則として現状を綺麗にするだけです。
そんな清掃業の中で、『特殊清掃』という業種があります。
これはゴミ屋敷や廃墟、事件や事故、あるいは孤独死などでしばらく遺体が発見されなったお部屋などを専門的に清掃する(遺体搬送はしない)業者さんなのですが、まあ遺族でも躊躇するような、大変なお仕事です。
私などは引き上げてきた車から虫が出てきたり、銃弾が出てきたりするくらいですが、まれに小動物等の死骸があることがあります。ま、鼠とか鳥とか猫とかね。
(画像あるけどショッキングすぎるので自粛しておきます)
放置されてた車ってのは、人も近寄らない廃墟同然、そういうところを死に場所として選んじゃう奴もいるって話でして、んまぁ、何ですか、結局私が処理するんですけどね。ミイラみたいになった死骸を。ついでにウジ虫がわんさと湧いたんだろうなというサナギの痕跡もダイソンの吸引力で素早く処理ですよ。もう、無です。無の境地です。
こういう車はだいたいボディもシャーシも終わってるか、再登録不能な場合が多いですので、部品取りへGOです。
あ、安心してください。ウチの販売車両に窓開けたまま放置してた車両はありませんから! (これホント)
2017.
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09
たまーにこういう仕事もあります。
バイク屋さんからの依頼。

かつて一世風靡した、ヤマハのTW200ですな。
このTW、デビューは87年で、もともとオフロード車。バルーンのブロックタイヤを穿いていた、市販車としては世界唯一無二のバイクでした。砂地や泥、雪なんかの不整地で活躍することが出来ると、半分はレジャーバイク的な側面がありました。
当然、というか「そういう走り」を目指したバイクなので、クッソ恰好悪かった。もう、なに? なんでTW? バイクそれしかないの? 的な扱い。
それが90年代の半ばにストリートカスタムというカテゴリーに編入され、大躍進、一気に人気車種となり、ストリートを席巻したのです。

車検のない250枠内という制限により、わりと自由にカスタムが出来たのも人気の一つでして、おもにフレームとエンジンを見せるため捕器類を出来るだけ見えないところにリロケートしてスカスカに見せる「スカチューン」なる手法が確立。さらに鈍重なリアタイヤの存在感を際立たせるロングスイングアーム、通称「ロンスイ」が定番でございました。
いずれも走行性能には何ら寄与しないばかりか、むしろ悪くするだけのデチューンだったんですが、人気でしたねぇ。
で、無粋にも、リアのシートレールをカットして、さらにボバー的にカスタムと。

パイプ斬りっぱなしじゃカッコ悪い。
そこで私の出番です。ネイルアートしちゃったー、ではなくこの爪みたいな部材を使います。

切ったところに被せます。
この加工のポイントは、本来ある部分を「切ったように見せない」というところにあります。
切って加工してるんだけど、元からそのようなものだった、というふうに見えれば成功です。

ぴやっぴやっ、とフレームに部材を溶接で張りつけてゆきます。

サンダーとやすりで形を整えます。

こんな感じ。
予算があるならもっと凝ったこともできるんですけどね。
こんなこともできますよ、というお話です。
最近はノーマル至上主義みたいになりつつありますけど、やっぱりカスタムは面白いです。私は作るだけで乗る方にはあんま興味ないんですけど(――ないんかい)
2017.
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06
来る 2017年 9月17日 京都でおなじみのVWイベント「VW Autumun」開催です。
今年で18回目となる長寿イベントで毎度毎度楽しい企画で盛り上がっています。

詳しくはこちら→
ウルフスブルグキッズヘルムもブース展開参加します。
当日は9時からスタートですので、ヘルムは6時半くらいには出発します。
ご一緒してくださる方は6時にヘルム前集合で!
会場:高尾パークウェイ内 菖蒲谷大駐車場
京都の嵐山から来る方が判りやすいかもしれません。
前回の様子はこんな感じ↓
あいにくの雨でした。今年は晴れることを祈って!


2017.
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05
さて、形作りも佳境に入ってまいりました。まだこんなんです。

結構ガチガチです。相変わらずボディパネルの廃材を利用しています。材料代ゼロ円!

アオリ部分の補強を入れます。最終的には荷台とフラットにしたいんですけどね。

そもそも、アオリとして出来てた部品じゃないので、フレームが必要なんです。

ロック機構がつぶれた時のことも考えて、作っています。

あと非常に悩ましいのは、開いた時のアオリをどうやって水平に固定するかです。
鎖で吊るというのがスタンダードなんですが芸がないなぁ、とここまでくると妙にこだわってしまいます。
デザイン上、90度以上アオリが動くということがどれだけ難易度を上げているか、凡人にはわかるまい(わからなくてもいい)
てなわけでー
2017.
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03
急募です。
うちのお客様が猫を保護されてます(現況、確捕はしていません)
どうやら、元飼い猫か捨て猫、迷い猫の可能性もありますが首輪はありません。
このまま野良で過ごさせるのは忍びないという事で、ヘルムもご協力させていただくという事でお声を掛けさせていただきました。
(以下、保護者からのコメントと写真です)

雌のキジトラです。避妊手術済みで耳カット入りです。
なので、年齢は少なくとも2歳かそれ以上にはなっているかと思います。
未保護の野良猫ですが、とても人慣れしていて、腋を持って抱き上げてもおとなしくしています。リラックスしていれば肉球OKです。

ブラシをかけてやるとごろごろいうほど人に懐いています。
今のところ、地域猫、というほど世話をされている様子もないです。

画像のとおり、左に大きな耳カットが入っています。
とても人慣れしており、これまでのところ爪を出したことはありません。甘噛みの加減もかなりの達人です。

ただ、他の猫は苦手なようで、近くに別の野良が来たりすると、とても警戒したり唸ったりしています。

こんな感じの猫ですが、もしも家に住まわせてやってもよいと関心をもたれる方がいれば、よろしくお願いします。
もし引き取っていただける予定になれば、一度獣医に連れていこうかとも思います。

(以上、保護者の方からのコメントです)
ご興味がおありの方、おられましたら私までご連絡をください。
また、動物ですので、相性もまたあるかと思います。実際に当該の猫と対面されても、家で飼えるかどうかは確約できるものではありません。そのあたりご承知ください。
2017.
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02
ゴルフをやりすぎて身を持ち崩し、家庭崩壊させた故人が往く先のことを「ゴルフ地獄」といい、延々とホールのない2万ヨージャナ四方のティーグラウンドを廻り続け、クラブで打ち続けなければいけないという無間地獄の一つとされる。
というのは嘘ですが、それに近い地獄というのは修理の世界にもあります。

ゴルフ2です。水冷です。
まず始まりは、リザーバータンクの水が吹いたところから始まります。
リザーバーのキャップの劣化だろうと(欧州車はラジエターキャップの役割をしてるんです)キャップ交換。
点検のため、水温を見つつ、エンジンをかける。聞きが悪いというクーラーも点検してると、クーラーホースが破れてガス噴出。オゾン層を破壊しました。

まあね、おおかた30年もののホースですからね・・・・・・って、部品、ないよな!
という訳で、ダメになったホースを元に作り直すことに。

さあ、お盆を挟んだため、大幅に作業が遅れました。部品も来ないしね。
で、出来上がったホースをつけてゆきます。無事つきました。これで完成じゃいー!
と、おもったら。

ガス圧がぐんぐん上がる。やばい、破裂する。
と思ってエンジン停止。見れば水温が異常にあがってるじゃないですか。なにこれ。
圧力スイッチ壊れてファン回らなくなったか?
水冷車には、ラジエーターが付いてるんですが、ラジエーターの前にはコンデンサーというクーラーのガスを冷やす部品があります。これの冷却は走行風と、電動ファンによって行われるのですが、どうやらファンが回っていない。
このファンの動作はいろんな要素が絡んでます。

そういう時は地道に配線をたどって電気の流れを見るしかありません。
マニュアルでもあればいいんですが、ないときは、こうやって書きます。
一生懸命やってこのクオリティです。
これをやることで、ある程度不良部品を絞り込めます。
容疑者を確保して自供を促すようなものですね。
ま、たまに誤認逮捕もあります。
そんなわけで、まだ終わらないゴルフ地獄でした。