2017.
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28
続きです
とにかくすべてが現物合わせ。
測ったりするの嫌いなので。 切って、取り付けて、溶接、の連続。

バックレスト検討。
角度をわりだしてるんす。

何をやってるか全然わからんでしょう?
わたしもわかりません

で、こんな感じになります。

サンダーの刃が終わってしまったので作業終了です。
またあしたー
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2017.
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26
1973年式以降に採用された、三本レールシート。
これにはいわゆるローバックシートという、ヴィンテージ感漂う低い背もたれのシート設定がありません。
なので床からシートレールを交換するか、シートフレームを加工するか、しかなかったわけです。
で、フロアパン触るのはめんどいし、元に戻せないので、シートを一から作り直すことにします。

今回シートの素材を三つ用意しました。
77年 フルリクライニングバックレストフレーム
74年 三本レールボトムフレーム
71年 スタンダード用ローバックシート
なんでこれなのか? 余ってたからです。

この5個の部品を組み合わせて一つにするんですね。

斬りまくり。
ボトムフレーム作ってます。
そのまま上に載せちゃえ! というのが出来ないのは、3本レールのシート高さ設定がぎりぎりだから、フレームオンフレームが出来ず、絶妙にフュージョンしてやる必要があります。
結構めんどくさい。
続きはまた次回!
2017.
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25
あっという間に二月が終わる。
もう今年始まって二か月だって。
レッツプレイVWが発売されまして、ぺらぺらめくってると、見たことある人がいた。
ウチのお客さんで、カメラのメンテナンスを生業としてらっしゃる方です。

すんません。記事ネタ、本人より先取りしてしまいました。
こうしてビートルをお仕事にも存分に活用されている方がおります。
古いボロいという印象を持たれがちですが、車は車、ともいえますしビートルも車、ともいえますし、仕事の相棒ともいえます。
仕事において、「道具に愛着を持つ」といってしまうと、ついぞセンチメンタリズムに陥りがちですが、仕事人にとって立ち居振る舞い、そのスタイルとは、『顔』でもありますゆえ、一概に好きだ嫌いだとは言い切れないものでもあります。
卵が先か鳥が先か、みたいな話ですが、目に見えるスタイルが人を引き寄せ、その人を形作ってゆくのか、信念に基づいて着実に仕事をこなしてゆく人々が、こういったスタイルを確立させてゆくのか。
いずれにしても、
全国に知れ渡ってますから、もうビートル降りれませんよ(笑)
2017.
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24

ココだけ濡れてるから、最初は水かと思ったんです。
遂にヘルムも雨漏りしだしたかと。
ところがタイヤを外してみると。

ぎゃあああ! やめてー!

ホイールシリンダーから、ダダ漏れでした。
ただ置いていただけなのに、こんなふうに漏れだすこともあります。
タイプ2のホイールシリンダー(ブレーキを作動させる油圧部品)はよく漏れます。ほんとによく漏れます。たぶん1万キロもたないでしょう。
近代の国産車なんて、10万キロ走ってもほぼ漏れないんで、国産車扱っている車屋さんはあんまり交換したことないかもしれません。
この違い、なんでしょうか?
構造が単純なだけに悩ましいです。
2017.
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23
たまにはこんなことも。
ハーレーのタンク交換です。といっても、純正タンク5.5ガロンから純正タンク3.5ガロンへ。

この米国で使われる単位のガロン。 ヤード ポンド法の容積の単位で、イギリスでは約4.5リットル、アメリカでは約3.8リットルという、超適当な単位です。たぶん正確に求めれば、ちゃんとした数値あるんでしょうけど、あんまり気にしても仕方ないです。
ハーレーは米国製なので、5.5ガロンなら20.9リットル。 3.5ガロンで13.3リットルってな感じですな。
それでも、ハーレーが、というより米国人のアバウトな感覚で、この3.5とか5.5というのが容量というより、サイズの名称みたいなもので、正確に容量を示しているとはいいがたいわけです。
まあそのくらい入るんじゃね? てゆーか、道の上走るのに気にすることか? ガソリンはなくなったら入れりゃいいだろう? と。
そういう感じなんでしょう、アメリカンスピリッツ。 こういう人たちがアポロとかスペースシャトル飛ばしていたというのが、いまだに信じられない。

ま、あいかわらず、ビフォーアフターもないんですが、この程度の変化でも、車両全体の印象が大きく変わるから不思議です。
ハーレーってこんなに適当な作りしてるくせに、一インチの違いで印象変わるし、かっこよくもダサくもなる。
なんなんだよ、おまえらはよぉ!
2017.
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22
ウチの前に設置している自販機の内容。

1 紅茶
2 ぶどう
3 オレンジ
4 デカビタ
何の番号ふりかって? 飲めそうな順番。
たぶん冬と春のあいまいな境目だから、こういう商品ラインナップなんだと思う。
サントリーの新戦略なんだろうな。
今時はさ、スイーツ鍋とかあるくらいだから、多様性を求められるんだよな。
まあ、ヘルムに来た時は、ぜひ飲んでみてくれ。たぶん期間限定商品だからな!
2017.
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21

三寒四温の日々が続いておりますが、春一番も吹いたとのこと、そろそろ冬も明けるかと。
ところで、全然関係ないんですが、前から気になってたことなんですが。
中古車買い取り専門店のCMでよく
「あなたの愛車、高く買い取ります!」みたいな文言があるじゃないですか。
あれ、なんか、嫌なんですよ。
「愛車」ってそういう時に使っていい言葉なのかなって。
確かにね、みんな乗っている車に対してはある程度の愛情を持ってると思います。だから洗車もするし、板金塗装もしますよね。
壊れないように労わるのも、ただお金がかかるからっていう理由だけではないはずです。
でも、売る段になって他人から「あなたの愛車」って言われるのって違和感だよなぁ。
もう、愛車じゃないから売るんじゃないのかなって。
離婚したときに、「私は愛妻と別れました」、とは言わないと思います。(ま、判りませんけど、そういう人もいるかもしれませんけど)
むしろ愛車と思っている時に、手放さなくてはならないことがある場合は、高く売れるだとか、買い取ってくれるだとか、そういうの強く思わない。むしろ自分と同等に、当該の車を愛してくれる人、あるいはそういう人を探してくれる人に委託するとかで、お金は二の次になると思うんです。
特にこれらの空冷ワーゲンなんかになると、車自身が人格を持つような側面があるのでその傾向は強いと思います。
無論皮肉ですが「あなたの愛車たかくかいまーぁああっす!」と、声高に謳っているところに、空冷ワーゲン持って行っても高くは買ってくれませんけどね。
ま、車屋らしからぬ発言で、なんかパラドクスに陥りそうなのでこの辺でやめときましょう。 ツッコミ禁止で(笑)
2017.
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19

以前当ブログでも忌憚なく語らせていただきました、1302の魅力については下記リンクをば参照ください。
1302という車続 1302という車続々 1302という車という感じで、1302S の登場です。
最近その魅力が再認識されつつあるストラットサスペンションの1302S!
クーラー付き、ヴィンテージスピード製ステンレスマフラー、のほぼノーマル車両。
フロントはディスクブレーキに換装されて、さらに安心。
全塗装済み。このままでも十分だし、さらに内装をグレードアップしてもよし!
気取らずクールにドライブしたいという方、空冷ワーゲン本来の魅力を堪能したい方にお勧め。
1600ccで、とっても運転しやすいですよ。
3年間だけ生産された車両で、フロントウィンドウは後年の1303のようにカーブしておらず、旧来のビートルから継承されたスチールダッシュ(この後はパッドがつきます)ハーフリングのハンドルとあいまって、旧車感も抜群です。
独特なフェイスマスクは見れば見るほどに愛着沸きますね。ちなみに私の初めてのビートルも1302でした。
売れちゃいました。たくさんのお問合せ誠にありがとうございました。
2017.
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18
ウチのジャッキのジャッキー君2号が死んだ。せっかくリファインしてやったのに。

急きょ、手術。
どうも油圧が上がらんらしいです。
人間だと、こう――心臓が動いてないって感じですね。

うーん、開けてみたけど、もともとエア併用式だったので、構造がイマイチわからん。
たぶん内部のバルブがつまってるんだろうなーとか色々やってたら、治った。
ばらしたら何とかなるって話でもないんですが、一文の得にもならん仕事でした。
2017.
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17
だいたい人間腐るとなんでもダメです。
腐った食べ物を食べると腹を壊します。
腐った根性は叩きなおすしかありません。
失敗して腐ってる人は時間を置くしかありません。
政界とかもだいたい腐ってるので、たいていダメです。
しかし、車は腐っても治ります。

腐ってますね。
腐っているからと言って捨ててしまうと、貴重な資源を失ってしまいますから、なるべく復活させます。

この端の部分、腐ってなくなってますから、造らにゃならんのです。
で、こんな感じで鉄板を持ってきて。ロウ付けします。溶接だとこの半腐りした部分が吹っ飛びますので。

形は何とか作った。
私の腐ったような技術でせいぜいこの辺。まだまだダメです。細かい穴は半田で埋めちまいます。
これでどのくらい持たせることが出来るかと言うと、実際は未知数です。この後の処理にもよります。
一回腐ったものはどんな処理しても、また沸いてくる可能性はあります。
古い車というのはそういうものですし、形あるものいつかは滅びます。
我々というのは、そういうものに対してブレーキをかける役割しかもっていないと言えます。
なんですか、アンチエイジングってやつですか
2017.
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16
えーと、寒い寒いと言ってた矢先、今日は打って変わって暖かい。
やはり寒いとテンション下がる。温かいと上がる。
そんなわけで。

フロントガラスなどに張り、車検証の有効期限を示す検査標章(ステッカー)が先月1月から変更になりました。
文字が見やすくなった、というのが売りだそうですが、これは誰が見るためのものなのかはいまいちわかりません。車検有効期限を見るなら車検証を見ればいいわけですから、外に示さなくてはいけない理由が私には解んないんですな。
どうやら見にくいってクレームあったらしいんですけど、市民からじゃないよなぁ。
お役所が市民の声でなんて動かねぇもんな。
えー警察官が見やすいようにですかぁ?
そんな、車検切れで公道を走るわけないじゃないですか。僕らは善良な市民ですよ。
というわけで、この表示は、車検の有効期限が2月31日までという意味です。
そう見えても仕方がない表示。
誰得やねん。 ステッカー作ってる会社って何処なんだろうなぁ、どういう会社なんだろう?
見やすいだけなら昔のステッカーの方が見やすかったんよなぁ。
ダサかったけど。デカかったけど。貼らなかったけど。

今日は天気よかったので、車両の撮影してきました。
近々、アップしますー。
2017.
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15

天気いいのはいいんだよ。けどさーいいかげん寒いのも終わってほしいよなぁ。
本当に、南国に移住したい。たまに妄想します。
2017.
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14

ほぼ、この状態で走っていた車、西へ東へ、南へ北へ、日本全国を走り回ってあちこちガタもきて、ヤレヤレになったビートル。
リニューアルの開始です。

ドンドン部品外します。

面白いことに、ここまでばらすのに、たったこんだけの工具しか必要ないんですよね。
今日は特に語ることはないかと。
2017.
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12

エンジンを積んだ。
なのに何かが余っている。
こういう時に「がーん」という言葉を使うと、良く似合う。
これ、クラッチのスラストベアリング。これがないと当然、クラッチが切れない。すかすかー。 ま、いっかー、と自動車屋あるあるで済ませられない重要部品。
作業中に横やりが入ると(例えば電話なんかだけでも)ぽっと意識が途切れて、さっきまでやっていたことを忘れちまうことがあります。まあ、これはどんな業界の人でもよくあるケアレスミスです。
てなわけで、もう一度エンジンおろして取りつけます。
2017.
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11

建国記念日ですな。
そもそも建国記念日の成り立ちが怪しいという話は以前にもしたのですが、神武天皇即位日という事になっています。
一応紀元前660年の1月1日という事になってまして、これが日本の始まり。今年は皇紀2677年っつーことになります。
要するに、日本という国は2677年前からあるんですよ、ということなんです。
世界史対照年表ま、神武天皇の存在を信じるか信じないかは別にしても、とてつもなく長い期間、日本という国は一国だった、という表ですな。
少なくともこれに近しい体制の国は他にはありません。
わたしゃ思うんですがね。
日本の歴史って、近代から時代をさかのぼって教えた方がいいと思うんですよ。
要するに、平成の入り口から昭和、大正明治、江戸とか平安時代とかさ、だって縄文時代から教えられたってピンとこないじゃん。
例えば自分の住んでいる土地がどうやって成り立ったかという事を教えているうちに、歴史に触れなくてはならんようになる訳であって、逆にいえば、清少納言が何やった人だなんてことは知らなくてもいいわけ。どうせ枕草子なんて誰も読んでないんだから。
自分に直接関係ない歴史なんて、後の後の後回しで構わないと思うし、なんなら大学院くらいで好きな人は学べばいいと思う。
だから日本人は、日本という国を体系的に捉えることが出来ず、結局国とは何なのかという観点から歴史を学べない。
だって、江戸時代と昭和平成が繋がっている感じしないでしょ? 政変のたびに歴史が代わっているような気になってるけど、実は国家元首は一度も変わってないの。(現在は国家元首を天皇とは明確に規定していない)
沖縄がどうやって日本になったか知らないし、北海道の成り立ちも知らない。尖閣や、北方四島の問題が目の前にあるのに。
某アジアの諸外国から色々言われてても、言い返すこともできない。
これ、学校が教えてないからなんです。教育機関が研究することをためらい、あいまいにして見過ごしているからなんです。
日本の歴史の授業がいつも時間切れで、近代史を端折るのは、やりたくないからなんだろうな、って思います。
ある意味で、日本も政治と教育が分離できていないんですね。
日本史の中のすべては、日本の国、一国の中で起きたことだし、日本の土地全てには歴史があるという事で、いまもその土地は現存しているわけ。
本当に今の日本人が知らなければいけないことは、ほかにたくさんあると思うんだがなぁ。
ま、受験生の皆さんはお疲れさま、ってかんじです。
2017.
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10
久しぶりに劣悪なパーツに遭遇した。
こういう記事はあまりどうかとは思うのだけど、事実なので言っておこうと思います。
F4さんで一番安いバージョンのランニングボードセット(12800円)を購入した。
安い=悪い、は常識なんだけど、最近はそこそこ質も上がっているから大丈夫かなと思って。(昔は本当につかないものもよくあった)

おお、裏面の塗りからしていかにも適当な感じが見て取れる。うーん、鉄板も薄い。
でも安いから仕方ないかぁ・・・

ボードのラバーマットの端の仕上げが・・・折り曲げのラインもどうなんって感じで・・・・ちなみに来た時は端角がもれなく折れ曲がってた。

これさ、私が切ったんじゃないよ。この状態で来たの。この仕上げで。まじかー。
でもさ、このくらいは整形すればなんとかなるし、と思って、いざ取り付け敢行します。
まあ、つくけどね。フロントフェンダーとのつなぎの穴が全然合いませんけど、まあ回避できる策はありますよ、それでも。
でも、つけたら、ドア下に干渉してドア閉まらない。つけ方不味いかと思って二度トライ。
どーも変だと思ったら、サイドシル取り付けの立ち上げの部分が、ノーマルのランニングボードよりも1センチも高い。
これ、絶対つかないよ。ラバーの巻き込みの関係上、カットするわけにもいかないし。
これは、つきません。つけられません。
うちに来た分だけが不良だとは考えにくい。だって寸法間違ってるんだもん。
返品です。 ああ、めんどくさいなぁ。
この商品、廃盤にした方がいいですよぉ。
このように、あまりとったことない部品をとると、おもわぬドッキリに遭遇することがあります。
これは我々でも予測できないことですので、アフターマーケットパーツというのは油断なりません。
2017.
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09

寒くても、エンジンは降ろさなくてはいけない。
エンジンおろしてると、寒さなんて忘れるんだよ。

エンジンおろしたついでにオイルクーラーのパッキン交換するでござるよ。

クランクのリアシールも交換するでござるよ。
忘れちゃいけないのがこっちでござる。

フライホイール側のOリング。
元ついてたやつは組む時に挟んで潰れてたからダメでござる。
へろへろになってるでござる。失敗してるでござるよ。

ミッション側のメインドライブシャフトシールもだめでござる。カッチカチーでござる。
自分で書いてて鬱陶しくなってきたでござる。
でも今日はござるでござるなのでござる。
それもこれもさむいからなのでござる。
2017.
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08
明日、溶接ガスの回収日で、少し余ってたのでもったいないと思い、いろいろ溶接してみた。

今まで柄が長すぎて使いにくかったジャッキ。このT字の棒が突然倒れてきたりして、とっても危険だった。
なので

ショートニング。
もちろんバルブの開閉機構も、ショート化して操作性に問題なし。ちなみにこの長さでも車一台充分あげられます。パスカルの原理ですな。

なんとなく作ろうと思って今まで作らなかったコレ

ベンダー工具。
今まで要らなかったのなら、もういらねぇんじゃねぇの? という突っ込みはなしで。

こんなものもくっつけてしまったり。

工具ワゴンをカスタムしてみたり。
溶接楽しい。
2017.
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07

ずっと中身がどうなっているのかわからなかった放置エンジン。
とりあえずそのままではどうしようもないので、このたび分解を決意。
ヘッド開けると案の定、ピストン固着してました。これ、焼き付いたのかさび付いたのかどうかは全く分からん。
とにかくクランクも回らないし、シリンダーは抜けないし、ほぼ終わってる。
でも貴重な資源なので使える部分は使います

もう、やだなぁ。
叩いたりこじたり、あれこれやって、結局コンロッドごとケースから切り離す。3時間くらいかかったわ。
ケースはまだ使えそうな気がする。クランクは使わない方が無難。ヘッドも使えるかもしんない。
捨てたらごみ、ばらして資源、売ったら資金
なんでもそうですが、捨てる前に脳みその片隅で考えてみましょう、ってのはまあそこそこ大事な事かなと。
2017.
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05
三角窓のゴムの替え方
スゲー面倒なのでめったにやらない。

ワーゲンには三角窓という、室内換気窓があるんですな。
ま、夏場の強い味方といばわかるでしょう。
この窓、スイング式で、ウェザーストリップ(雨や隙間風を防ぐゴム)の形が非常に複雑なんですね。逆にここまで複雑にしないといけないのかな? と思うくらい凝った作りをしています。
これ交換するとき、絶対みんな迷うと思うんですよ。どっから外すの?って
ま、すでに外れた状態からなんで組み方紹介しますけど。

まず窓側にゴムをつけます。スイング軸にまず引っかけてしまうんですね。人情として窓枠にゴムをはめたい気持ちはわかりますが、それは駄目です。
で、ここ

上側のヒンジぶぶん。
窓枠の裏側で止めます。よくヒンジのリベット(外側に見えてる奴ね)を外しちゃってるのをみますが、あれは駄目です。本来はこの内側の二本のリベットを外します。外側のを外す方法なら確かに車載状態でもゴムの交換はできるので、そのようにされていることは多いです。
再結合の際はブラインドリベット使ってますがこれでも問題ありません。
ちなみにもともとついているリベットを外すときは、頭を飛ばしてしまう方がいいです。
下手にドリルで貫通させようなんて考えると怪我の元です。
なに? 文章で説明されてもまったくわからん?
そんなあなた。 こんな訳の分からない面倒な作業は、ワーゲン屋に任せてしまうとよいのですよ。
2017.
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04
先日の記事
タイプ3の足回りの続報でございます。
部品待ちだったんですよ。
ええとですね。破損したベアリングに変わりまして代用品として探し当てたのがこれ。最悪削りだしで作るしかないかと思っていたんですが、かなり数値的に近いものがあったので。

真鍮製のブッシュ。こういうのをオイルレスブッシュというそうで、ナイロン樹脂より強度があり、真鍮ブッシュよりも抵抗が少ない、なおかつ注油の必要がないという。まあ、強度のほどは、というとはっきりとした指標がないので何とも言えませんが、無垢の真鍮ブッシュくらいはあるはずです。

ほれ、完璧、この通り。

外側はコンマ5ミリくらい削る覚悟だったんですが、なんか入りそうだと思ってトライ!
初めてなので、優しく慎重に挿れていきます。
誰だ、エロいこと考えた奴は!

あ、写真にないですが内径面に筋入れとかなきゃだめですよ。いくら注油不要といえど、やっぱグリスはあって困るものではないですし。
で、ここまで入りました。
あとは組んでミッションコンプリート!

めったなことでは壊れない部分だし、数の少ないタイプ3の修理でしたが、同様のトラブルでお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
2017.
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03

お庭ー外!
そりゃ庭は外にあるもんだろうが。
さて、そんなどうでもいい節の分け目の節分ですから、という訳かどうかはわかりませんが、最近までは恵方巻ってのを食べる風習はなかったりします。
といいますのも、この風習、関西発で全国区ではなかったんですね。
企業としては、イベントごとは商機でありますゆえ、何かと商材を探しておるんです。ところが節分といえば豆、せいぜい鬼の面。プレゼントを贈ることもないし、愛の告白みたいなドキドキ感もない。
地味なんですよ。私が子供の時も、確かに節分は面白くありませんでした。
そこで、企業は考えた。 単価稼げる巻き寿司ってのが関西圏の文化にあるじゃぁないか! (そもそも節分に巻きずしを食べることを考案したのは海苔の業界)
なわけで、急激に『恵方巻』って文化が全国区に広がった訳です。
それがどれだけ経済効果を生むのか、といいますと、恵方巻売りのバイトに一人十本は買えと強要したり、100本売るのがノルマだとか課したりするくらい、恵方巻ビジネスはでかくなったんですな。
のべつまくなしこの節操ナシ。
季節の節目に邪気を払うための行事が、新たなる邪気を生み出しておりますな。
恵方巻売りのバイト君! クリスマスイブのケーキ売りバイト君ほど虚しくはないから、負の感情を募らせることはないぞ!
2017.
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02
二月は逃げると申しまして、あっという間に終わる印象です。
まあ、実際、28日までしかありませんから、実働日数は少ないんですが、実は本当に短いのは、一般的には盆休みのある8月だったりしますし、次いでゴールデンウィークの5月、暮れの12月か新年1月って感じじゃないでしょうか。
その点において二月は実は祝日は一日しかなく、そこから考えてもそれほど短いわけではありません。
が、何度か書いていますが二月はつまらん月です。
とにかく寒いってのもありますが、バレンタインデーとか縁のない人にとってはシラけた寒い一日でしかないわけです。

ま、でもですな。
寒い冬があるから、人は春を愛でる、ともいえましょう。
苦境があるからこそ、幸せを感じる。
幸福はスタンダードではなくご褒美なのだ、と罪深い私などは日々戒めておりますよ。
アッ、べつに嫌なことがあった訳じゃございませんのでーw
2017.
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01
今回軽自動車ですが、久しぶりに事故のお仕事です。

損害自体は単純な側面接触で、双方ともにけがなし、車両の一部を損壊、といった感じで軽微なものですが、最近は事故そのものがすごく減った感があります。
辺りを見回してみても、明らかに安全運転になっているのと、車にやさしい道路づくりが成されているという点はまず大きいでしょう。それと現在車に乗っている層がわりに高年齢に推移しているせいで、運転技術の習熟度が上がっているというのも一つでしょう。
あと、アグレッシブな運転をする人も、そういった車も減ったとういうのもありますし、自動ブレーキやら、警告ブザーなどで、事前に衝突を回避する手段が増えたこともあるでしょう。
他にも様々な要因はありましょうが、私が感じるのは、明らかに人々が平和になっているのだろうなという事です。
社会がフラストレーションを抱えていない。人々が落ち着いている。
昔なら、後ろからクラクションを鳴らされただけで、つかみ合いのけんかになったり――たしか過去に殺人事件にまでなった事例があったような気がします。
時代といえば時代ですが、車に乗るとどんな人でも利己的にはなります。
それが、自身の生活が荒れている、社会が荒れてる、もしくは安定感が薄い場合は、他者への憎悪となって現出します。
そのため運転が荒くなり、事故を起こしやすくなることもあります。
無論、これは傾向であって、事故を起こした人が皆そうだとは言うつもりはありません。
そういう意味では事故現場で『どちらが悪い』などと、もめにもめる、という風景も減っているだろうなと思います。保険の処理でもそれほどまでにもめているという話を聞くことは少なくなりました。
正直なところ、個人間でやりあっても水掛け論でしかありませんし、この不快な気持ちから早く脱したい、という感情のほうが先に立つためではないでしょうか。
そのくらい日常がパラダイスなんだと思います。
本当に、日本は平和な国だなと思います。