2016.
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30
さて、そんなわけで今日もイケてない天気でした。

なんとなく形になったフェンダー。治るんですねぇ。
で、最近ガソリン臭いなぁと、どこから匂っているのかよくわからないままこの一か月くらい不思議に思っていました。
それで見つけたのがこれ。

原チャリのフューエルポンプ。
ステップの下に装備されてて、アンダーカウルの内側だったんで、漏れに気づかなったんです。
に、しても。

シェルのプラスチックが完全に劣化して崩壊しています。
ホンダのクレアスクーピーという車体なんですが、このあたりってリサイクル率上げるためにフレームがアルミで作られているとか、そういう温い思想で作られていたように思います。
それだけにプラスチックもおそらくは分解しやすいものを使用しているのではないかと(あかんけどね)
こういう傾向は一時期のヨーロッパ車にもみられるところで、ある時期のベンツやワーゲンなんかそりゃまあ、ひどいもんでした。
おそらく、今後は残存しないのではないだろうかと思います。
とにかく、こんな素材でフューエルポンプ作ったらあかん、ということで。
リサイクルを考えてたら、廃車率が上がるなんて本末転倒だろーが。
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2016.
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29
なんやねん。この天気。
9月の日照時間短すぎるぞ。

そんなわけで、中に籠って板金します。もうだいたい打ち出しちまったけどさー。まあこんなふうに直すんですわ。

これは車屋の所見ですけど、最近は事故というものがめっきり減りました。
事故はないに越したことはないんですが、本当に十年前とかそれ以前から比べると格段に減っていると思います。
別に自動ブレーキが採用されたから、とかそういうのじゃない。
まず、若い人(初心者)が減っているというのが一つ挙げられる点。
スポーツカーかそれに類する改造を施した車の減少。
そもそも安全意識が高まって、飛ばさなくなった。
全体を通して運転技術の向上が起きている。(高齢化)
こういう現状なのではないかと、そう思います。もちろんそんなことないよー、という声もあるかもしれませんが、私が道路を走っている限り、皆ジェントルだなーとは思います。
今後は自動運転なんかも採用されてゆくので、さらに上品な道路事情が構築されてゆくわけでしょう。当然ですが事故率というのは極少なくなるはずです。
そのうち、「昔は車に乗ってて死人も出たんだよ」、などという昔話をする日が来るのかもしれませぬ。
その時私は、「ハンマーでボディ叩いて直してたんだよ」という昔話をして差し上げましょう。
2016.
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28
張り切って企画してみたのですが今回の計画は頓挫します、というのが本日決定しました。
が、経緯だけはとりあえず載せておきましょう。

さて、これがコンバート用のコンプレッサーです。軽自動車用だけどまあまあデカい。
ホンダのトゥディに載ってたやつです。
で、コンバートの際に一番問題になるのが、プーリーです。
現行車両のほとんどがベルトを(内側に枢本スジの入った)リブベルトを使用していますから当然、空冷ワーゲン用には使えません。
これを、交換できるかというのが一つの関門です。

左がトゥディに元着いてたやつ。右が空冷VW用のコンプレッサーについてたやつですな。
ここいわゆる電磁クラッチが入るスペースなので、ばっちり合わなきゃなりません。
で、抜き替えしてみると、ばっちりサイズがあってます。
これ、メーカーは違うんですが合うってことは、空冷用の方はおそらくコピー品なんでしょうな。トゥディについてた方は国内メーカー製ですから。

ね、ばっちりここまではコンバート出来たんですよ。
ですがね、ちょっと詳しい人ならもう気づいたかもしれません。ホンダってプーリーの回転方向逆じゃん。FFで左側にコンプレッサーついてたじゃん。
だめぢゃん。
要するに、コンプレッサの回転方向が逆なんです。
つかえねー! 仮組までしたのに! というわけで別のコンプレッサーを手に入れるまでしばし作業は中断となりましたです。
くだらねー記事を書いてしまった。
2016.
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27
ビートルのクーラーKITのコンプレッサーが壊れたよ。
コンプレッサー単体でもリプレイスメントパーツがリリースされてるけど、高い!
なんとかならんもんか? というわけで、そのへんに転がってた軽自動車用のコンプレッサーをコンバートしてみます。

これは壊れたほう。
中になぜか水がはいっていて、がちがちに固まってる。おまけにフランジ折れた。
というわけで予告編でした。
2016.
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25
車のカギをなくしちゃったー、というあなた。 スペア持っていないんですか? 鍵作り直さなきゃいけませんねぇ。
という流れになります。
現在の鍵屋さんというのはたいていマスターの「元キー」からでないと複製を受け付けてくれないようになっています。
というのはスペアから複製が作れると、無限に複製が増えてしまうため、セキュリティ的にどうなの? という話になるからですね。
従って、マスターのキーは大事にしなきゃあいけません。
しかしながら、たまーに融通の利く鍵屋さんになると、スペアからでも作ってくれます。
さらに言うと、鍵穴から鍵そのものを作ってくれる鍵屋さんもあります。
ただし、犯罪に利用される可能性も考慮すると、鍵屋さんも慎重にならざるを得ず、一般人だと受け付けてくれるところは少ないですし、かなり高額になることもあります。
で、車の部品のキーシリンダーなどは、ディーラーで注文しても素直には出してくれません。身分証明書と車検証が必要になります。これ絶対ね。
ところがワーゲンなんかになるとアフターのキーシリンダーセットは比較的容易に手に入れることができます。

交換は大抵コラムを抜いてポン、で作業は終わりなんですが、71年以降のキーシリンダーはちょいと厄介で、普通の人じゃたぶん抜くこと出来ません。ご自分のクルマのシリンダーの形を見比べてもらえばわかると思いますが、このタイプは基本抜けない仕様です。入れたら抜けないようにできています。
ところが我々のような仕事では、交換が必要なシーンは来るものでして。

うーんエクセレント。
抜き方は企業秘密でございます(というほど大層なことではございませんが)
困った時は是非ご用命を、ということで。
2016.
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24
最近メキシコネタが続くようですが、まあたまたまです。
あれこれと作業がたまたま重なっているだけなので、特に他意はありません。
今日は三角窓です。

メキシコビートルに乗っている方はだいたい経験します。90パーセントくらいの確率で。
三角窓のスイング軸が折れるんですな。これ原因は錆なんですが、不思議なことに必ず根元が錆びて取れる。折れたと形容してもいいような個体もありますが、なぜここだけこんなにひどく錆びるのかは謎です。(まあ水がたまるとかその程度の事なんでしょうけど)

んなわけで、こういう時は無理に再溶接して直すことを考えるより、ドイツ人の作った三角窓を利用しましょう、そうしましょう。
ちなみにですね。私は今までドイツ製で軸が折れたというケースは寡聞にして知りません。
しかも造りはフレームからしてかなりしっかりしています。重さも全然違いますから、ここだけ見てもメキシコ人がどのくらい(中略)なのかは知れるというものです。
アフターでも三角窓アッセンブリーは売っていますが、まだうちでは使ったことがないのでどの程度なのかわかりません。
とりあえず純正部品は大事にしてゆかねばいけませんね。
2016.
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23
車検に行くとたまに「ハミ出してるよ」といわれることがります。
何を失礼な、そんな訳がないだろう! と怒鳴ってやるのだが、検査官は錘を垂らしていやらしく計測する。
こんな物はな、女子高生のスカートが膝上か膝下かを測るような物なんだよ! と抗議してみるもなしのつぶて。
何の話か。
フェンダーからタイヤがはみ出している、という話です。

これ、わかりますか?
写真左側がはみ出してるんです。3ミリくらい。わかりやすいように大げさに撮っていますが、ほんとに少しです。
でも、垂直に糸を垂らすとフェンダーよりもタイヤの方が先に当たるからダメ、ということです。
ま、これをセコイとかセコくないという問題ではなく、危険か危険でないかという問題でもなく、ルールだからそれに従わねばならないわけで、ああ、わかりましたよ直せばいいんでしょう。
ごらんのとおり、メキシコビートルのノーマルにドロップスピンドル装着です。ホイールは見た通りノーマル。
なのに右は余裕で収まってる、左はなぜかビチビチ。アライメントでここまで差が出るはずはない。
この問題、以前からあったんですが、フェンダー幅は一緒なのだからハブの面位置がズレてるとしか思えないんですよね。
ちゃんと計測したわけじゃないですが、何台かのメキシコビートルを見てきて、常に左側に寄っている。(ドイツのものではほぼないかもしれない)
もちろんかといって走行に何か支障があるわけじゃない。まっすぐも走るし、車検のサイドスリップだってストレートに通過します。
まさかドロップスピンドルが左右で厚み違うなんてことは……ないですよねぇ??
この問題については引き続き調査いたします。
2016.
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22
メキシコビートルのクーラーです。
もう夏も終わりですがすこしお話を。

これ見ても何も思うことはないと思いますが。よくある事なのでちょっと。
メキシコビートルで、クーラーをかけているとヒューズが切れる、突然停止するなどの症状が出たら疑いは濃厚です。
上記の部品はクーラーのプーリーとマグネットクラッチというもので、クーラーのON OFFを制御しています。
クーラーが止まるときの原因もしくは効かなくなる原因は様々なんですが、一つはこの部品にあります。
とくにメキシコビートルで、ボンネットを開けてクーラー系統の配線やヒューズが溶けてるとヤバいです。
これはマグネットコイルの中で(微妙に)ショートしているため、最終的には配線が燃えるか、ヒューズが融けるかのどちらかになり停止します。(配線が火傷するほど熱くなるのですぐにわかると思います)車は止まりませんがね。

よくあるんですよ。これはコンプレッサの不良なんで、部品交換意外に手立てはございません。
気をつけろと言われても、気をつけようがない部分なので、なった時は合掌でございます。
ま、今回のようにうまいこと部品を交換して直せる場合もありますから、一度お問い合わせくださいませませ。
ちなみに分解には特殊工具いりまっせ。
2016.
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21
毎回Autumunは晴天というのがこの17年間だったのですが、今回は残念ながら荒天でした。
しかしなんとか本降りは免れて、意外にもかなり多くの方が例年通りに来ていただいて、イベント自体は終了できました。
対して、今回我がヘルムブースは趣向を変えて、商品展開したのですが・・・・・・

まあ、あんまりいい絵面じゃないですが、イベントの様子です。↓
2016.
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13
来る 2016年 9月18日 京都でおなじみのVWイベント「VW Autumun」開催です。
今年で17回目となる長寿イベントで毎度毎度楽しい企画で盛り上がっています。

詳しくはこちら
ウルフスブルグキッズヘルムもブース展開参加します。
当日は9時からスタートですので、ヘルムは7時くらいに出発します。
ご一緒してくださる方は7時にヘルム前集合で! 荷物も積んでもらえると助かります!
前回の様子はこんな感じ↓



2016.
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11

ワンオーナーのスタンダードなビートルです。
初めての空冷ワーゲンでも安心して乗っていただける快適な車です。
クーラー付き
全塗装済み
シートはProcarSeet
ステアリングはRecara
車体周りの変更はほとんどないノーマル車両です。ローダウン歴無し、ワンオーナー車。
詳細写真、価格は以下↓ Continueをクリックしてご覧ください。
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