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蘇る!南の島のタイプ2 その4

2013. . 24
とりあえずエンジン分離。

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なかなか使い込んでいます。とりあえず機関関係の問題は後回しで、今はボディの修正に専念します。
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津波にやられましたです ハーレーその7

2013. . 20
5速ミッションがチラリとのぞく、プライマリーを展開したところ。
錆とる…けど、動きが悪い訳じゃない。
これだけ見るとひどくも見えるけど、ケース内の状態からしてベアリングに色がついている程度です。いや、マジで。全然余裕で使えます。

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ワーゲン四方山話 その16 「ワーゲンと車検」

2013. . 16

 俗にいう車検とは自動車検査登録制度というもので、まあ日本独自のシステムです。
車検対象車両は国内で運行する250ccを超える二輪を含む自動車全般で、例外はありません。

よくいわれることですが、自動車大国のアメリカは車検がないといわれております。ではどのようにそれを管理しているのかと申しますと、大雑把には自動車登録更新制度というものがあり、毎年自動車登録更新と自動車損害賠償責任保険の加入の確認が書面上で行われております。ここのところの費用が更新料として大体3万円から7万円位といわれております。この値段の開きは何かと申しますと、自動車価格に対して更新料が変化するのと年齢により自賠責保険の値段が変わるためです。書面上で処理できるので車を整備工場に預ける必要はございませんが、その分整備が必要だと思われた時は自身で検査整備ということになります。

では、日本の自動車産業の下敷きともなったイギリスはと申しますと、ある意味日本と似ていますが毎年ディーラーなり整備工場に預け、一定の点検をしてもらうというのが大筋で、陸運支局でお上に承諾してもらうというものではありません。つまりは民間車検工場のような制度なんですな。この点検料がだいたい5千円強といったところ。自動車税が2万円、保険に関しては日本のように自賠責と任意保険がわかれておらず、各保険会社が提供する任意保険の加入が義務付けられております。ま、イギリスは安いですな。

例にとるまでもなく2年に一度とはいえ、日本は保険や税金を同時に支払う必要があるためどうしても法定費用だけでも高額になり、さらには毎年自動車税が4万円前後しはらうことからしても、法定的に車両を維持するだけでもかなり高額といえます。

ただ、この車検制度。あくまで基準を満たすかどうかという観点で検査が実施されるため、事前に「壊れるかもしれないから点検交換」という制度ではないことがいえます。実質アメリカでは車両の安全確保はオーナーの責任ですし、イギリスでも検査はしてくれるものの、最終修理工場が責任を持つということでもありません。無論日本でも現在検査を行っている陸運支局内の検査官が太鼓判を押しても安全が保証されているということではありません。
そもそも車検制度というのはうがった見方をすれば、個人資産に対する徴税システムの一環であり、そのために検査と銘打っているだけといえます。
無論そのような機会がなければ検査や修理も行わない可能性があり、オーナーによっては壊れたまま(気づく気づかないは別としても)運行する場合があり社会にとって危険であるというあたりから考えると、実際はよくできたシステムであるなとは思いますし、日本の検査法人の検査官はさすがというか、やはり民間ではないだけに厳しい目を持ってもおり、情状酌量もなあなあもめったなことではありません。多分日本は世界一厳しい車検だと思います。

少し脱線しますが、日本において250ccを超える自動車と申しましたが、50ccから250ccまでの主には二輪車には車検がありません。ところが251ccからは突然車検が必要となり、管轄窓口も変わります。
私からすれば、同じバイクなのだから大型車両に車検が必要とされるならば250cc未満であっても同じことなのではないかと思いますので、現行の車検制度は不備ですし、必要があるのかという疑問はあります。
むしろバイクによる安全運行は運転者の技量によるところが大きいため検査云々よりも人車セットの技量検査の方が必要ではないかと思います。

と、申しますのも、二輪車という乗り物は人車が一体となって初めて車両として成り立つ乗り物であるからして、乗車する人間の体格によってにバイクの性格も性質も変化するという特性があります。故に身長や体重にそぐわない車両に乗るとコントロールがままならない場合や、逆にバイクのフレームを変形させるほどの負担を強いてしまうようなことになりかねず、ある程度の枠組みであってもバイクは推奨乗員基準を設けなければいけないと思います。さらに言えば、技量が未熟でも免許さえあれば排気量ごとの車両に乗れるというのもおかしな話で、運転者の技量が安全運行に大きくかかわるバイクであればこそ、乗る権利はあっても許可が下りないと乗れないという人車一体の車検は理にかなっていると思います。

それが不可能であれば、いっそバイクには車検制度をなくすことで決着すればバイク人口というのはぐんと伸びると思いますし、人口が増えるだけにより実質的な安全を追求できる下地ができると思います。バイクは車と違い、危険な車両であればまっすぐ走らない、不安定、止まらない、曲がらないというのをモロに体感しますから、そういった車体は原則乗ってはいけない以前に自分が乗るのが怖いと思い改善するはずですし、技量分野に関しても、乗りたいと考えるならば乗れる努力をすると思います。

対して座ってアクセルを踏めば走る四輪車は自動車の車両側にゆだねる部分が大きく、誰が乗っても大差がない反応しか極力起きない乗り物であるといえます。もし個人の技量が関わるとすればかなりの極限状態であるといえ、正直なところ相当ぼーっとしていない限りは事故る時もあたる時も大差はないということです。
車両に関して言えば、自分と地面あるいは対象物との間にワンクッションが用意されているだけに乗車してすぐに恐怖感を味わうこともなければ、ボディや内装にカバリングされている機械ですからドライバーからは見えない気づかない個所がバイクの比ではないほどあり、個人の目視だけでは事前の危険個所をなかなか判断もしづらいモノです。

まあ、そんなわけで本題のワーゲンの車検ですが、よく一年車検と勘違いされるのですが実際は二年です。今となっては懐かしい一年車検ですがこれは平成7年において廃止となり、車齢10年を超えても二年車検を適用するということになりました。
ある意味技術力の進歩と共にそれほど頻繁に整備する必要がないくらい世間全般の車が良くなったともいえますし、当時10年以上同じ車に乗り続ける人がさほどに多くなかったことも制度の廃止を後押ししたのだと思います。
制度の廃止は我々ワーゲンオーナーとしては実にうれしい措置ではあるのですが、修理をしている現場からモノを見るとやはり齢30年や40年を超す車両は一年ごとに総整備は必要ではないかと思います。実際そのくらいのペースで整備を行ったとしても劣化の方も進んでいる訳ですから古い車は直しても直し足りないとは思います。
もちろんベストコンディションを基準とすればの話ですが。

で、実際のところ現況の車検基準というのは大昔から同じであったかと申しますと、改定や、追加はほとんど通年行われているといっても過言ではありません。といいますのも自動車製造技術の向上やインフラの整備、社会倫理の変遷とともに車に対する姿勢そのものも変化しているせいでありまして、本来必要のなかった装備や装置などがどんどんと追加されていく反面、不必要になる項目もあります。
わかりやすいところで言えばシートベルトやマフラーの触媒機能などですが、これは年式によってはオミットされていても何ら問題のないものになっています。社会からみれば同じ車なのだけど製作年により規制基準が違うというのは変かもしれませんがこれはひとえに個人資産に対する権利を尊重しているということであろうかと思われます。

で、よくワーゲンなどの古い車は車検が大変であると思われがちなのですが、実際今の車検の基準に無理をしないで適合できるのか?と申しますと答えからすると可です。それは前述したように製作年により車検基準が設定されているため、当時設定された基準をクリアできればよいだけの話だからでありまして、なにもお上は無理を強いてきている訳ではないのです。
ではきっちりと整備しているにもかかわらず不合格が出るのはなぜなのかと申しますと、たとえばヘッドライトが暗くて通らない場合などは光軸があっていても電球の劣化や電球そのものの製品の不良や、電球及びスイッチなどへの伝達系、発電系統の劣化で抵抗値が上がり本来の電力が電球そのものに供給されにくくなっているなどの複合的な原因が考えられます。
排ガス検査にしても極力ベストなセッティングを追求したとしても、そもそも燃焼室の汚れやピストンリングの摩耗により圧縮圧が落ち燃焼能力が落ちることで排ガスが基準内に収まらないということは往々にしてあります。

大きくこの二つの部分というのは目に見えない個所だけに専用の検査機器が必要で、なかなか素人では可否の判別が付けにくいのは事実です。そして原因がつかみにくいのも共通しており根本的に改善するには大掛かりな改修が必要になることが少なくありません。
ただ、排ガス検査が通らなくてエンジンをオーバーホールしたからといって必ず検査に合格するものでもなければ、その性能をどの段階で発揮できるかというジレンマ(オーバーホール直後がベストであるということはない)があり、車検という時限性のものへの対処療法としては長大すぎます。
ゆえ、ある程度は車検を受けるための措置というものを我々が手心を加えなければいけないこともあります。無論それは違法的なことではなくあくまで調整という行為の延長上のことでです。

あと、古い車や特殊な車に置いて困難な事例がいくつかありますが、そもそもついていたものがなくなっているとか、ついていなかったものが追加されているとかで車検がアウトになる場合はあります。
これを、単純に追加削除の措置で済むならばそれでよいのですが、そうはいかない場合も往々にしてあり、悩みの種となることは多いものです。

まあ、立場上「法に反するような悪いことはいけません」と言っておかなければいけないのですが、なにぶん私も人間ですから悪いことは楽しいというのを知ってしまっているエデンの末裔でして、そこんとこギリギリ自己責任と申しますか自己基準で「ま、いっか」と言ってしまうこともこれまた往々にしてあるわけで、そこそれをガチガチに考えたらワーゲンみたいな車に乗れんでしょう?と無限回廊に迷い込んでしまうわけで。

あー、まあ、他人に迷惑かけないようにワーゲン楽しんでくださいね

というあたりでこの話は終わらせておきましょう。

蘇る!南の島のタイプ2 その3

2013. . 10
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リアゲート窓付近。

ここ、窓を外した時ショック過ぎて写真撮り忘れていました。私は報道カメラマンには向いていないと思います。

さて、真打ちですが、ここは鉄板補修します。「窓がハマる枠」なので精度いります。

津波にやられましたです ハーレーその6

2013. . 09
さてさて、前回の続きですが。

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これ、マグネットローターのマグネットが外れております。これが海水流入のせいでこうなったのかどうかは判りませんが、とにかく3個はずれてます。どうせエポキシ接着剤でくっつけていただけなんだろうけど、ほっといても中で暴れたりはしないんですが(磁石なので)ただでさえ振動の多いハーレーがこれじゃあね。
気づかないだけで外れてる人結構いるかもよ。

まあ、精神衛生上よくないというか、そのままくっつけるだけで済ますほどお人よしではないので、このようにして見る。

津波にやられましたです ハーレーその5

2013. . 06
さてさて、バイクに乗ろうなんて思わない日々が続く中、乗りたくても乗れない人がここにいる。

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これはカムカバーを展開した衝撃の瞬間。

見た目は年末の駅のホームにぶちまけてるやつと似ていますが、こちらは三陸沖産の海水。
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