11月23日 日曜日と 11月30日 日曜日は てんちょ私事により臨時休業となります。
すみません。それにしても、ここのところめっきり寒くなりまして、それと同時に景気も冷え込むばかりでして、どこへ行っても「不景気」の嵐。
迷走を続ける政治と経済、一体この先どうなるのでしょうか。
定額給付金などと、まことしやかに噂されてはいますが、そんなまとまった金があるならもっと他に頭を使って使い道を考えればいいのにと愚民なてんちょは心で叫ぶのです。
政治家の偉い先生はきっともっと、我々庶民が考え付かないような経済効果が現れるという確信があるのでしょう。
ワーゲン乗りのみんなは、一万二千円握ってヘルムに来ましょう。
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ワカリマスカ↑これ、フロントフェイスはパテがてんこ盛りでした。
タガネでぶっ叩いたら「ばきっ」って剥がれ落ちました。厚み2センチくらいのパテの板が・・・(笑)
この状況ではサンダーで地道にはがしていられないので、必殺のバーナー攻撃です。
焼け焦げたススが痛々しいけど、これが一番です。

今までの行程で剥がしたパテの山。
軽く3キロはあります。まだまだこれでも3割くらいです。
板金屋じゃなきゃ、なかなかこんな絵面は見れませんよ。便利な世の中になったもんです。

サンダーで残ったパテを綺麗に落とします。
うおおっ、こっちもひどい、ほとんどタイプ2の形が残っていないほど鉄板がひしゃげています。穴もところどころ一杯開いてるし。なんじゃこりゃ状態。
ううむ、あのコマネチは彫刻作品だったのか・・・悲しいなぁ。

今更ながらなんですが、本当にまともに板金されたタイプ2というものを見た事がない。
雑誌なんかでキレイキレイしてるVWに得意げによりかかっているヤンキー達を見るたび、中身はひどいんだろうなぁ・・・5年後はまたレストアしているんだろうなぁ・・・とか心で叫ぶわけで。
まあ、あちらはそういう性分でも土壌が土壌ですから、真面目に鉄板と向き合っている日本人てんちょは馬鹿正直なのかもなぁ、と思うわけです。
またまた始まりました。タイプ2の全塗装依頼。
ぱっと見た感じでは綺麗な車体です、そこそこほころびは目立つものまだ艶もあるし、ですが先を見越してひどくなる前にということで敢行です。
まずは錆、割れ箇所をサンダーで拾ってゆきます。片面はそこそこ程度よかったんですが、反対側はかなり来てますね。塗装が下地ごとベロンチョで剥がれてしまいます。
おまけに下の鉄板が錆びていたりして・・・。

これはグリーンランドでもブリテン王国でもありません。
割れた箇所を掘っていた(という表現が当てはまる)らこんなことになりました。
どんなボディでも(タイプ2は特に)
0.5ミリから1ミリの範囲でパテは全周にわたり入っているものですが、たまーに、こんなところもあります。
5ミリから10ミリとかね。
これはどういうことなのかと申しますと、(おそらくレストアをした)アメリカ人が鉄板面を板金するのが面倒で凹んだ箇所をそのままにしてパテで埋めてしまったことに尽きます。
こういう車は多いんです。稀に腐ったところに新聞紙を詰めて上からパテ塗りなんて張子みたいな作り方してる車もあります(笑)
でまあ、ほおって置くわけにも参りますまい、とりあえず1ミリ以上パテの入っている部分は全てはがします。 ああ・・・どんどん広がります・・・どこまで凹んでいるのやら・・・
というわけで、ブリテン王国は見る見るうちにユーラシア大陸へと変貌して行くのです。(丁度まん中のあたりが上の写真の部分です。)

こんな調子だと、おそらくは他の部分もあるのだろうなぁ、と
全塗多難を予感させる作業の始まりです。
古い車には付き物のボディの腐り、こんな風に直します。


錆びている部分を徹底的に拾って切り取ってゆきます。
本来は、干渉する窓や関係のない部品は取り外してからの施工になります。
まだまだ認知度が低くて、驚かれるのですが、今春からヘルムは2.5倍増量してるんです。
在庫も拡充、サービス満点!
と、行きたいところですが、広すぎててんちょは走り回らなければならなくなりました。
万歩計をつけてたら結構いくと思う。
そんなことはどうーでもええんです。
「ヘルムってどんな店?」 外観がわからなければ見逃してしまうかも!ということでこんな外観です。


とりあえずー、まだまだ出来てません。
地味です!