カーズ3 クロスロード

2017. . 22
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画面は「カーズ2」のものです。

御存じの通り、現在公開中の「カーズ3」 せっかくなので鑑賞前に1と2を見てから行きました。これ、三部作ですね。全部観なきゃ全然楽しめないと思います。

もちろん話の内容を追わずとも、画面上を動くキャラクターを見てるだけで楽しい作品ではあります。
私、この手の映画は子供だまし的に敬遠する方だったんですが、いや、面白かったです。素直に。

一見すれば車を擬人化してる物語として終わりそうなものですが、見ているうちにそうではないことに気づきます。
車がその世界で生きているのです。人格ではなくて、車格があるんですね。
無論各種の映画の名シーンのオマージュやリスペクト、とも取れる演出あってこそのモノではあるのですが、違和感ない。

ディズニーは、子供も大人も楽しめるように作っているのだな、というのは感じます。
特に、カーズ2で使われた「ウィットワース規格」という言葉ですが、これ今のインチ(ユニファイ)規格よりも古い、イギリス生まれのネジ規格で、古い英国車なんかに使用されたりされなかったり、メトリックも、インチも工具も合わないことがあり、現場作業の妨げになる非常に迷惑な規格だったりします。

そういうコアな(一般人にとってはどうでもいい)知識をキーワードにしてくるあたりなんて、うむむ、なんですが。
この不可解な聞きなれない言葉一つから物語が発生するという事でもあるんですね。知れば納得するというか。
最初は言葉がわからなくても、物語への理解を深めようとするなら、積極的に言葉を知り調べるきっかけにはなると思います。

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で、いきなり話は変わるんですが、関係する話です。
あまり深く考えたことがなかったんですが、これ高年式ビートルのミッションマウント部分です。ココのボルト、小さいほうは17ミリなんです。だけど大きい方が微妙なサイズなんですね。
21ミリで何とか回る。

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でもご覧の通り、サイズがあっていません。

ワーゲンは国産車と違い、11ミリや13ミリ、15ミリなんかをよく使います。ですが基本的にはメトリックで、国産車の規格とそうは変わりませんし、互換性もあります。
ただ、長年やっていて、このボルトだけは、合う工具がない。21じゃ小さい、19じゃでかい、じゃあ20ミリといきたいとこですが、20ミリという工具は普通は使わないので、どんな車屋さんも持ってないと思います。なんで21じゃないのか?

もちろんインチ工具も試してみましたが該当なし。 これは不思議です。誰か知っている人教えてください。

あとついでに。

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うちの店の事務所においてあった、マスキングテープに、ゲリラ落書きしたの誰ですか? (気づいたら机の上にあった)

なんかかわいいし、微妙にうまいし。(というかこれ、特に左のやつとか絵心ある人しか描けませんよ)
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90年代

2017. . 20
前回の倉庫掃除で出てきた家電製品。

80から90年代を代表する最新家電といえばまあ色々ありますが、その中でも普及台数三億台を突破したというVHSビデオデッキ。
片や、パソコンと並び2000年代から急成長した PCおよびサプライ。その中でも存在感のあるプリンター機。

この家電製品、まあ見た目からして新旧を感じますが、このプリンターとてすでに十年は前の機種だろうと思われます。

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特筆すべきはこれ。このカクカク感。どうやら1984年ごろの製品みたいです。なんと若かりしジャネット・ジャクソンと中村雅俊が共演してるCM。バブってます。ナショナルのマックロードでした。

思えばこの当時、自動車もカックカクのデザインが流行っており、当時私が小学生くらいなのですが、これは冗談のように聞こえるかもしれませんが、私は昔から丸いデザインのものの方が好きだったので、日本車には全く興味がわきませんでした。その中でオンボロのまるまるしたビートルが街を駆ける姿に憧れたのでした。

ついでに言うと、流れるようなデザインの、当時としてはセンセーショナルなデビューを飾ったGSX1100S KATANA も私の心を鷲掴みにしたバイクでした。ちなみに今の愛車です。

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こちらはキャノンのプリンター。2004年製品みたいです。もうこの頃になると何でもかんでも角を落として丸みをつけたものが流行りました。まだカローラが首位を維持していたころで、軽自動車なんかが軒並み丸くなっていった時代ですね。
この車が丸くなる現象に、最初の一石を投じたのは、何を隠そう(たぶん)ニュービートルです。
ビートルが丸いのは、プロダクト的な理由があって丸いのですが、21世紀のニュービートルはデザイン的に丸く作って、人々の心を掴んだのです。
これが各種の製品に波及しただろうと私は思っています。(もちろん玩具などは危険という理由から真っ先に角が取れる傾向にはありましたが)それと同時にエルゴノミクスとかいう言葉が波及したのもこの頃かもしれません。

詳しいことは知らんが、今はだいぶ落ち着いて、線と面をうまく使ったデザインを構築してるように思います。

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この操作パネルも実はもう前時代的でしてね。

ピンとこない人は古いです。

今は、タッチパネル操作が主流なんですよ。ボタンなんてないです。(これは製造コストが絡んでます)

さて、次はどうなりますかね?

やっぱり究極は、脳直操作でしょうか。電脳化する必要がありますね。

今日はネタがないんだけど昔の話を。

2017. . 15
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ベスパのキャブレター。
屋外に放置されてたので、コッテコテに中身が固まってましたので、じっくり洗浄いたしました。

キャブレターというのはガソリンを霧状にしてエンジンの燃焼室に送り込む装置でして、コンマ何ミリという小さな通路が複雑に入り組んでいる、車やバイクの部品の中では精密機械に類するものです。
ですんで、ここに古いガソリンが入ったままで長期間放置してたりすると、ガソリンの揮発分が飛んでしまい、ガソリンに含まれる残った成分が中で固着してしまって穴をふさいで使用不能にしちまったりします。

しょっちゅうエンジンをかけてる人は大丈夫ですが、文字通り屋外に放置などしてると、ひと夏で終わってしまう事もあります。

そういう時は分解して専用のクリーナーで洗うんですが、これが臭い。
バイク屋さんなら間違いなく死ぬほど経験してますが、私も例にもれず。

昔々の話ですが、私バイク屋に居ました。
普通のバイク屋ではなく、どちらかといえば「おこし」の仕事が毎日の業務のようなバイク屋で、不動車を復活させる仕事です。
放置されてたバイクを動くようにして、オートオークションなどに流舌り、海外に輸出したりする仕事だったんですね。
なので、まあまあバイクは触れます。直したバイクの種類だけで言えば、ちょっとその辺のバイク屋さんには負けないかもしれません。

で、この仕事、絶対避けられないのがキャブレターの清掃だったわけです。
もう、毎日毎日来る日も来る日もキャブレター外して分解して洗って組み直して(読点入れないくらい絶え間なく)という日々だったんです。ですから未だに、この腐ったガソリンの臭いを嗅ぐと、あの時を思い出します。

オマケに、フロント全壊したバイク引きずったり、担いで持ち上げたり、あっちにもっていきーの、こっちにもってきーの、朝から晩までバイクを押して押して押しまくった日々。

あの時は手が綺麗になるのは盆と正月くらいだったなぁ、と。
そして二度とやりたくないなぁ、とも。

しかしながら、あの芋の皮むきみたいな理不尽な日々が、今につながっているのだなとは思います。
でも、今でもやはり、考えて悩んで、発見したり、失敗したりの連続です。
私は特別器用とか、何か一つのことを極められるような人間じゃなくて、単に我慢が出来る人なんだと思います。結局業界在歴も二十年を越えちゃいましたしね。

そんな私でも、出来るだけお役に立つ人間にはなりたいなぁ、と過去を思い起こしては毎度毎度自戒しております。

これはまずいだろう

2017. . 02
昨晩、深夜。

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夜な夜な友人たちと焼き肉の会を開いていました。
そこで喧々囂々(けんけんごうごう)、一つの問題について話し合いが行われました。

それは

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このチューハイ。

まずいよね、と。 あきらかに、まずいよね、と。

そもそもアルコール度数9パーセントという高濃度で、それを誤魔化すかのような気味の悪いミカン味。
この缶の表面に印刷されている情報が支離滅裂すぎて我々の間で問題になったのだけど、お解りでしょうか。

収穫後24時間以内搾汁 
アルコール9パーセント
丸ごと搾りオレンジライム
糖類ゼロ
果汁2パーセント

もはやこのチューハイが一体何で出来ているのかわからない。
何を目指して作られたのかもよくわからない。オレンジは丸ごと搾ったのか搾ってないのかどっちなんだ? 搾ったのならなんで2パーセントしか入ってないんだ? しかもなんで糖類ゼロなの? 果糖が入らないんだ? いや、そもそも24時間以内ってなに? いるの? その情報? そんなにでっかく書く必要ある?

まずいからであります。まずいからこれだけ突っ込みたくなるのです。

いや、ここまで書いて謝っておきます。これらがおいしいと感じている人の方が多数だと思います。何の疑問も持たない方の方が多いと思うんですよ。だから売ってると思うんですよね。なのでお気を悪くされた方にはすみません。そして当該商品を販売しているメーカーさんにもすみません、以下は個人の憶測と感想ですのであしからず

私は基本チューハイ呑まんのだけど、まずいのとそうでないのがある事は知ってる。
しかし、巷に売っているチューハイというのはほとんどが甘い。あれが苦手。ジュース呑んでるみたいだし、さらに糖質カットとかして人工甘味料使うからさらにまずい。

あの人工甘味料。糖分ゼロなどとよく喧伝されてますが、人工的に作った甘味料なので、当然というか色々不都合があるのは推して知るべし。一説には血糖値が上がってより太りやすくなるだとかも言われてますが、深刻なのは依存症だそうです。あと、自然界にないものなので、人間の身体では分解できません故、下痢を起こすこともあるそうです。

そもそもジュースのようなチューハイが出来たのは、飲みやすいという側面はあったと思います。女子受けを狙ったともいえるかもしれません。
ただ、この複雑な飲み物が、昨今では「おいしい」を狙ったものだとは到底思えなくなってきています。

低コストでさっさと酔える、という点ではコスパナンバーワンでしょう。(9パーセントはだいたいワインくらいに相当します)
そのため、ビールに変わる晩酌のお供になった、とも考えられます。

またあの手この手で味付けを派手にするのは、そもそもベースの酒がまずいのを誤魔化すためではないかと。
さらに「甘いチューハイばかり飲んでたら太るんじゃぁ・・・・・・」と心配なされるメタボリックダンディのために、糖質カット! いや、人工甘味料使って糖質ゼロ! これでお父さんナイススタイルキープ! かつ家計にやさしい一石二鳥。

お酒ってさ。

酔うために飲むんじゃないんだよ。
呑んだら酔っちゃうだけなの。

恋愛だってそうでしょ。

夢中になるために好きになるんじゃなくて、好きになったから夢中になるでしょ。

そういうの、大事なことだと思うんだけどなぁ。




イイね! リア充。

2017. . 28
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最近、というか、ここ数年はSNSやらブログやらで自身の行動記録というか、活動報告を衆目に晒すという習慣がすっかり根付いてしまい、まあプライベートも何もあったもんじゃないというか、そんな感じで面白おかしく人生を謳歌するのが、ここのところのトレンドだったりします。

そんななかで、フォトジェニックなる言葉が氾濫しているのは御存じでしょうか、というか言葉自体はさほどに定着してませんが、要するに『写真映えする』的な意味合いですが、これらの画像をSNS等でアップすることで「イイね」の数が増えたり、自身の「リア充」ぶりをアピールしたりという目的があるようです。無論ながらそういったことを意識していない方も多数だとは思いますが、巷では「リア充アピール代行」という冗談のような商売もありますから、それなりの需要があるという事なんでしょう。

簡単に説明しますと「リア充代行」とは、本当は誰にも祝われないさびしい誕生日なのに、代行業者にスタッフを派遣してもらい、さも、自分の友達のように仲良く、楽し気に祝ってもらっている写真を撮る、その上でその写真をSNS等にアップするという。
無論ながら、本当の友達ではないので、契約の時間ないし、目的を達した時点で、料金の精算が行われてさようならとなる訳です。

ところでここで問題になるのは、代行サービスを利用した人同士がSNS内で知り合い同士だったりすると、これはかなりバツの悪いことになりかねませんで。画像の顔面を読み取る顔認証という機能が実装された今、他人の空似ではなかなか済ませられないのではないかと。

なので、お互いに代行サービスを利用したことが発覚した時には「ってか、○○さん、俺の友達と友達なのー?」ととぼけまくるか、互いに「や、まあ、そのなんだ、お互い察しようぜ」的にむにゃむにゃ言いながらそっとブロックするとか、そういう事になるんではないかと、ちょっとどうでもいい心配をしたりします。

このサービス、普通に考えると虚しいんですが、こういったサービスを利用する人の目的意識は、友人を得ることではなく、自身の虚栄心や承認欲求を満たしたいだけですから、ネタでしかないわけです。その証拠にSNS等でアップされる話題のスィーツあるいはグルメなどにしても、フォトジェニックな写真を撮影し、投稿したならば、それでお役御免なので、そのまま食べずに捨てたり、大半を残して退店したりというのが常態化しているようです。

いかに自分は面白おかしく充実した生活を送っているか、というアピール。
あるいは、アピールすることで得られる仮初の評価で、自身のアイデンティティの維持を図っている。

すみません。わたし、笑いこらえながら書いてます。

確かに、人から良い評価をもらえると嬉しいですよ。すごいねーって言われると嬉しいですよ。
それはわかります。「あんたは、どうしようもない豚ねっ!」なんて貶(けな)されて喜ぶのは一部のマニアの方たちだけです。(うん、そんなこと考えてたら、『ダメね』を押しまくる、SMSとかいうネットワークサービスもありそうだな、と。)

価値のあるものに寄り添う事で、自身の価値を高めるという行為、行動は誰でも持っているし、やってきたことだとは思います。例えば先祖が貴人であったとか、歴史的に有名な武将であったとか、その血を引いている、それら故人の遺品を持っている、などと本人とは全く関係ない事でも「すごいね」と言われることはままあります。

庶民であっても少しばかりの小銭を払えば、世界に名だたる超一流ブランドの商品を手に入れることはできますし、それを持っているとある程度「へーすごいね(お金持ちだね)」という評価は得られます。

そういった心の動きは、人である限りもって然りですが、ご存知の通り、これらを人に晒すことは虚栄心から発する物であり、文字通り「中身のない上辺だけの衒(てら)い」という事です。(衒っていうのは女衒の衒で、売るという意味です)

じゃあ、それは嘘なのか、ダメなのか? と言いますとそうではなく、世間は人間の持つ虚栄の心情を踏まえ、それを忖度(そんたく)、あるいは斟酌(しんしゃく)しながら(うおお、俺はいまトレンドな単語を使ったぞ!)現代社会に生きる社会人として最低限のたしなみとして据えているわけです。したがって、中身の人間を直接証明するわけでなくとも、外部要素によって支えられる、スーツや制服などという衣服も存在するわけですし、伝統や地位や名誉という概念も存在するわけです。(我々の世界でも声高に叫ばれるビンテージというのもおなじです。言う人が居なくなれば、ほぼ無価値に転落します)

ま、実績や人間性が伴っていればそれに越したことはないんですが。(古いものでも良いものは良いという本質的価値は、ビンテージという言葉の本質なのですが、長くなるので今回は割愛します)

ただ、クレクレ「イイね」や「リア充アピール」は、少し前に流行った『サプライズ』なる現象の縮小個人アピール版とも言えまして、現代人は人や物の本質的な価値よりも、他人や社会が強く認め求める他己評価、共同意識を選択し、社会に積極的に参画しようとしているのだな、という前向きな理解の仕方もできますが――

――ええっと、やっぱり、虚しくないですか?

もしも虚しいと感じないのであれば、それはそれでわざわざ虚しさを感じていただく理由もないんですが、やっぱり企業でも粉飾決算が叩かれる現状を踏まえれば、ちょっと罪な感じはします。
「友達多いアピール」してる相手といざ結婚してみたら、実は一人もいないさびしい人だった、「料理教室、書道教室に通ってまーす」なんてアピってて、いざやらせてみたらダメダメなんてかなり痛い。

私は、自分の価値を高めるには、一朝一夕では成し遂げられないから、人生にはこれだけの時間が用意されてるんでありましょうと思って、仕方なく慎ましく生きております。リア充には程遠い。

でも、たぶん、小学生の頃のじぶんよりかは「イイね」もらえるようになったかなぁ、と。

皆、こんな私に「イイね」をくれ! 死ぬほど連打してくれ!



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