*「トリッキーにトリッカー」シリーズはまとめ投稿しています。
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STAGE1 STAGE2 STAGE3 と2年に渡る、私の極めて個人的なバイク改造散財記録です。

遂にリチウムイオンに手を出した。軽量化目指すなら何よりまずこれを変えるべきだったのだけど、高いのと、あまりに安易なので、食指が進まなかった。
ノーマルのバッテリーはこのくらい。
リチウムイオンは約600グラム。
ほぼ存在を感じさせない軽さです。
若干背が低いかなというくらいですが、小さくする必要がないからこのサイズなのか、このサイズが限界まで小さくした姿のなのか、よくわかりません。
さて、いよいよココにFCRを入れます。
これが仕上げたスピゴット。全長は43ミリ マウントはめ込みの口径は38ミリ 逆のエアクリーナー側は52ミリに加工。
大まかなカタチは業者に頼んだのですが、この頼んだ業者が間抜けで、最初に加工を間違って送ってきた。15㎜分段付き小径化の加工をお願いしたのに、15㎜切断して短くなって帰ってきた。
とりあえず「どうしましょう」とか言われたのだが、こちらはどうにかしてもらわないと困るので、一から作り直しになった。イラッとしたけど、あちらはプロなので、ただの円筒からでもこういうものを作ってくる。まあ、もとのものと何ら変わらないものを作ってきたので良しとしましたけど、なんか色々ミスというか言い訳がましいので、とっても悪印象。
仕上げたのはインシュレーター差し込みの窪みの部分。どのくらい入れるかわからなかったので、現車合わせのあと自前の旋盤で加工した。
コレで完成。一応分解して点検。ジェットは出荷時、スロー48 メイン105 が付いていた。
セオリーとは違うけど、多分濃いだろうと、とりあえずスローは35 メイン105 と下から攻める。
キャブジョイントはこのように加工。元のものを知らないと、何をどう加工したのかわかんないだろうけど、結構悩んでこの形。
さあ、一発でかかるか、と始動してみたら割と素直にかかった。
エアスクリューをちょいちょい触ったら安定した。
充分暖機してからアクセルを煽る。
マフラーからパンパン。アフターファイアというやつですな。上は極端にまわらないし息切れ気味。
そんなわけで、一度スローを40、メインを118にしてみる。
さっきの上付近の不調感はなくなったけど、排気の感じが濃い(ココは感覚というか、単に臭覚)
良い排気とは思えなかったのだけど調子は良い。
てことは、一回目と二回目の間をとればいい訳です。
で、暫定的に、スロー38 メイン112 できまり。なんと三回でセッティングでた。
ちなみにSP忠夫のパワーボックスエキパイに、FMFのスリップオンの組み合わせ。エアクリーナーは8㎜の穴を五個くらい穴開けしたのみ。
セッティング情報開示しても、そもそもトリッカーにFCR着ける人もそうおらんだろうし、スピゴット製作から、キャブジョイント部も取り付けも至難の業ですから(私はオフロード走るのでエアクリーナーボックスは必須です)まあ、やって出来ないことはないというレベル。参考までに。
上から見るとこんな感じ。
次はアクセルワイヤの製作します。
無駄に出費を増やしたくないので、ハイスロキットに付いていたワイヤーをショートニングして再利用する。
だいたい、10センチくらいショートにした。
ワイヤーがステンレスだったので、ステンレス用のハンダ買ったのだけど、そんなに上手く付かない。かなり苦労してなんとかタイコを固定した。
タンクとキャブの間は意外にスペースが広くとれていて、ワイヤーの取り回しも素直。
ノーマルに戻すことはないと思うけど、今後不具合があれば随時修正してゆくという方向で。
もう殆ど触るところないかなぁ、ってくらいやりました。
あと、おまけ
お手頃価格で質の良い、コミネのハンドルカバー。ま、カッコいいかどうかはさておいて、オフ車にハンドガード付けたまま装着できるか。
て、ハナシ。
ハンドガードって意外と外すの面倒だから付けたまま、カバーの着脱したいのよ。
んで、大胆に切り込み入れる。
そして強引に被せる。ネオプレーンなので伸びます。
一応スイッチまですっぽり被せるので、操作系は安心。切っているので多少隙間風は入りますが、薄手のグローブで充分寒さはしのげると思います。
ただ、ちょっと手を入れる入口が狭くなる感はありますね。すぐに腕が抜けないのは林道ではヤバいので、林道に行くまでの公道範囲で使用するのが良いかな。
あと、配線を簡略化した。
キャブ車とはいえ、トリッカーも現代のバイク。ライダーの間抜けで不用意に車両が飛び出してしまわないように、クラッチスイッチ、ニュートラルスイッチ、ブレーキスイッチ、サイドスタンドスイッチなどと連携して、誤発進および誤始動抑制装置が付いている。
配線図を見ればわかるのですが、ココにものすごく無駄なリソースを割いているので、全て撤去することにします。配線の物理的な負担と、出先での始動不良トラブル回避のためです。
私は基本エンジンかけるときはクラッチ握るので、不要な機能ですし、ギアを入れてセルボタンさえ押せば後輪が駆動するという仕様のほうが、何があるかわからない山では使い勝手が良いです。
撤去した配線。リレーが一個不要になります。メーカーさんがユーザーの安全のためを思って付けてくれたものですが。配線図を見てると、如何にこれらの機能を取り付けるのが面倒だったかわかります。ダイオードなんて普通の配線には入らないですからねぇ。
そんなわけで、またやり過ぎてしまったトリッカースペシャル。手がかかりすぎて、もはや売ることも出来ない。
うーん、まあ、いいんじゃないでしょうか。
あとは走るだけです!
これにてSTAGE3は終了となります。皆様のご参考になれば幸いです。
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さて、早くもSTAGE3が七回目。
キャブにいく前に、ちょいと小ネタ。というかこのあたり事情で色々あったんですけど、それはまた後述します。
キャブ交換に先立ち、イグニッションコイルがどうしても邪魔なので、こちらに移設。
通常はエアインダクションが設置されている場所ですが、撤去したので。
FCRキャブの設置を考えてると、どうもこのくらいの長さのマウント側スピゴットが必要と思われる。
当然この長さでトリッカーのサイズ(38㎜)はないので旋盤業者で加工してもらう事になります。
スピゴット加工に出している間に、要らんもん買ってしまった。
ZETAの中華ぱちもんですが、なかなかしっかりしている。
ダイレクトシフトレバー。
根っことか切り株とか、岩によく引っかけるので、思い切ってダイレクトにして、さらに大胆にカチ上げる。逆チェンジになるけど、そんなにガチャガチャしないのでいっか、と。
これ、アルミの削り出しかとおもうんですけど、かなり肉厚で丈夫そうです。過信は禁物ですが。

このくらいあげてますので、反射的にノーマルのシフトパターンと間違えて踏んでしまう事はないかと。しらんけど。
キャブは台湾メイドのFCR33 さすがにケイヒンとはかいていないけど、まあ、見た目は完コピです。それで値段が三分の一だから、買うしかないだろって事で、以前に衝動買いした。
付けるつもりも殆どなかったので、なんも調べてなかった。
そもそもスペース的に付くのかと。
私の場合、油圧クラッチのスレーブシリンダーが干渉するので、ロングのスピゴットでキャブをバックさせてますが、ノーマルのワイヤー引きの人はショートスピゴットでも良いかもしれない。(台湾キャブには親切にロングとショートが付属している)
はっきりいって、FCRはキャブとして縦に長いしベンチュリーもノーマルより長いので、クリアランスはまあまあシビアで、エアクリーナー側のキャブレタージョイントを若干加工しなくてはいけない。
セッティングの度に外すのに苦労するのが嫌だ。知恵の輪みたいなことして外すのがとてもストレス。
イグニッションコイルは移設したから良いけど、動かせないセルモーターがこんな所にあるので、エアニードルの調整はかなりしんどい。そういうのもあって、ロングスピゴットでバックさせたかった。
加工からあがってきたロングスピゴットですが、仕上げは自分でやります。
このロングスピゴットのせいで、取り付けの際、キャブの頭がフレームに当たる。
じゃあ、フレームを切っちまえばいいじゃないかと。
どうせ、乗るのはタンクで、リートが引っかかれば良いのでさして重要でもない。(とおもう)
問題ありそうなら補強入れたら良いし。
この250のセローやトリッカーが優れてるのは、補機類や電装系のレイアウト。
詰め詰めで作ってますが、ちょっとずらせばエアクリーナーボックスをこの状態で外すことが出来ます。クリーナーボックスは三分割式で、左はチャンバー室 真ん中がエアクリーナー、右側が電装、バッテリーホルダーとして。
こんかいのFCR化に伴って、キャブジョイント部の上に付いている「レゾネイター」を撤去しています。たぶんいらんだろう(しらんけど)
そういう訳で次回は本格的にキャブを設置します。
しばし時間が経ってしまい、記事にするのも忘れていました。
というかボルトオンのパーツなので、あえて記事にする必要もないかなと思っていたんですが、一応改造記録として残しておきます。
とりあえず、しばらく林道で乗ってて気付いたのは、ハンドルがよく引っかかるということ。
何度か木の幹にぶつけたりして、痛い思いもしてきたので、やはり狭い林道行くならハンドルは詰め気味のほうが良いかなと、奮発して買った力造のマッスルバーですが、がっつり片側25㎜ずつ詰めました。ハンドル幅が5センチも減るっていうと相当変わります。
私的には、林道メインのバイクはモトクロスバーより、ロードバーの方が扱いやすいのではないかなと、おもいます。
で、何気に油圧クラッチ導入してます。マグラのショートレバー。
これはバイク屋タンデムさんの商品。ならばとついでによく効くYZのマスターシリンダーに交換しましょう、ということで。まあ、定番ですからココで私がなんやら言う話でもなく。詳しくはタンデムさんのページ見てください。
こちらもショートレバーを選択。
よく効くというか、タッチが良くなったという感じ。コントローラブル、ってやつね。新品というせいもあるかもしれないけど。
これが油圧クラッチのスレーブ。
たしかに軽いと思う。私は強化クラッチ入れてるのでそこまでではないけど、ノーマルなら指一本で楽々操作できると思います。
で、ガレージに転がってた、アントライオンのハイスロットル。
こんなもん付けたら、そりゃあ、替えたくなるでしょうに。
キャブを。
そんなわけで、泣く子も黙るではなく、寝てる子をわざわざ起こして泣かすという、禁断のキャブ交換チューニング、そんな必要あるのか!? という極めつけ。
普通に考えたらこのトリッカー、バイク屋に頼んでたら100万くらいかかっているんじゃないだろうか。
私は自分でやってるから、部品代だけだけど。
シートをどうにかしたい。
せっかくスリムな車体なのに、なんだか野暮ったい。
一度再度をストレートにカットして、膨らんだような形状は修正したのだけど、それでも、サイドのボリュウムはこんなに必要ないと思うのだ。
なのでこのようにカットしようかと。
もちろんベースごとです。
タンデムなんてする事ないので、後部は思い切り削ってしまい、座面も限界まで低く抑えることにする。
前の段階ではサイドしか加工していなかったので座面はそのまま。
違いが全く解りませんね
フレーム形状に沿ってカットしたので、フレームがチラ見えする。
元はこうですね。イマイチ、スリム感が実感できませんね。
ちょっと削りすぎなんじゃないのか、とおもわれるかもしれませんが、私的にはこれでOKでございます。もしかしたら、今後アルミのプレートでカバー的なものを作るかもしれませんが。
なんか軽くなった感じするでしょ。

Amazonで買った、中華製ブレーキペダル。とてもよくできてます。仕上げもばっちり。そして安い。今までノーマルを切った貼ったして好みの形に変えてきましたが今回はアルミ製で綺麗なので、マスター側に加工を入れて、調整しようかと思います。
その前に比較
新しい方は、踏み面の出幅を調整できます。
計量したけど、秤の表示が写ってなかった。まあ、軽くはなりますよ当然。
ペダルの踏み面を下げたいって多くの人が思っているけど、マスター側で調整するのって、これくらいが限界なんですよね。今回は上側のナットを薄く削って、さらに調整域を広げてます。1㎜、2㎜でも相当変わります。
あと、この手のペダルは、滑り止めのピンがハードコアすぎて、いざブレーキから足を離そうとしたとき、ソールに食い込んで引っかかったりするので、わざと頭の尖っている部分を削り落として使ってます。まあこの辺は好みですからどっちがいいというわけではないですが。
もうホント、オレンジ好きやなぁ。
これでペダルよりも随分下に位置できました