fc2ブログ

コロナ勝利宣言

2023. . 30
IMG_8220_20230530222302ac7.jpg

コロナ終わりの5月でした。

コロナ騒動もすっかり落ち着き、それぞれあるべき日常へ回帰してゆく風景もちらほら。未だアルコール消毒だけは残しているという店舗さんもまずまずありますが、喉元過ぎればなんとやらというか、少し前の日常であったのに、そのそれらがもはや特異に見えるのは私だけでしょうか。

思えばマスクもアルコール消毒もそうでしたが、各所に設置されたアクリル板、むやみやたらな換気、フェイスガード等々、色んな面白グッズも発売されたり、独自に考案されたりして、まあ30年後くらいの若者に、笑われてるんだろうなと思います。

今から30年前といえばバブルですし、そこから30年遡ると高度経済成長期、さらにそこから遡ると戦前って感じになります。ま、30年スパンで笑われるわけじゃないですが、ちょっと前の常識ってのはえてして、未来の非常識だったりしますから。

IMG_8219_202305302222594d7.jpg

これは私が、20年前に造ったベンチです。
特に使い道もなくなり、ずっと屋外においてましたけど、ようやっと枯れてきました。
でもなかなか朽ちてなくなったりはしないものですね。

IMG_8224.jpg

雨だったけど、しばらくいけてなかったので道なき道を散策。
いつも山に入るときは1人だし、誰にも告げるほどの山でもないので、何もいわずです。
しかも道のないところを歩くもんだから、滑落とかして死んだら、しばらく発見されない自信はあります。 まあ、なんとなくこの辺いるよ、的な書き置きはしておいたほうが迷惑かからんよね。

IMG_8227.jpg

夕方からは酔っ払い。鶏のタタキにビール二杯で1000円だぜ。

思えばコロナの三年間は、ノーマスク・ノーワクチン・ノーコロナの3Nで遊びまくった。

まさに、完全勝利であったと自負します。楽しかった。

遊び場所が山主体なのと、仕事はほぼ一人だし、「コロナとか関係ないぜ」的な奴しか来ない居酒屋しか行ってないので、まあ当然と言えば当然ですけどね~。30年といわずとも、10年後はもう無理だと思うので体力あるウチに遊びます。








スポンサーサイト



三輪祭

2023. . 28
IMG_8221_202305282208345ef.jpg

ミゼットとトゥクトゥクのコラボ。
どっちも乗った感想をいわしてもらうと、ミゼットは製品としてとてもよく出来ている。ちゃんとした工場で作られた日本人根性が詰まった製品だと思う。それだけにスペックのせこさというか、まあ年代も年代だし仕方ないんだけど、2サイクルの250あまりのエンジンがほぼ運転席と助手席の間に鎮座しているというレイアウトは、なんとかならんかなぁ、と。あと最高速は、出ても60くらいかなぁ。

狭い路地にも入っていける、小回りの利くリアカー並みの車を目指した結果だから、これを車と呼ぶのはちょっとかわいそうかもしれません。
主に自家用車というよりは、零細企業や個人商店などに支持され、70年代前半まで造られた、まさに昭和高度経済成長期を支えた縁の下の力持ちといえます。

そういう意味では、タイ経済の黎明期を下支えした三輪車がトゥクトゥクともいえるでしょう。
日本の軽トラをぶった切って造ったトゥクトゥクは、造りこそ甘いものの、動力性能は550時代の軽トラそのものですし、本気になればそれなりにスピードも出ます。ただしこわい。基本マニュアルですけどアクセルはバイクと同じグリップ式。操作的にはミゼットは完全に四輪のそれと同じですが、トゥクトゥクは二輪と四輪のあいのこの様な操作感です。

走りはチープですが、やはり魅力はこのドアのない開放感につきます。街中走ると目立って仕方ないですが、アクティビティ的な乗り物として捉えると、面白いですね。この古い形の車体はまず日本じゃ認可下りないんですが、絶対手に入らないわけではございません。

IMG_8204.jpg

そんなこんなで普通の修理

燃料タンクから突然ガソリンが噴き出した、とおっしゃる。

IMG_8205.jpg

そりゃあ、これじゃあ、あかんよね。

ここのパッキン、昔のは本当にことごとくダメだった。このボロボロのパッキンなんて、絶対耐油じゃないし。たまに燃料ホースとか行って、普通のゴムホース売ってることもあって、これは怖いです。特にキットに付属してる系のホース類は疑ったほうが良いですね。
耐油ホース(耐ガソリン)でないと、ゴムが劣化してひび割れて、もれなく漏れる。

ああ、五月が終わる。



ハイコンテクスト

2023. . 24
てんちょのあやしいはなし

元来私はとても丁寧で紳士的な男だと常々自負している。
だから、やむなく人に苦言を呈する時も、とても丁寧に言い回すように心がけている。
先日、ヤフーオークションでこんなことがありました。

私は出品者だったのですが、落札者が落札したにもかかわらず、その後一切連絡が取れなくなり、無視。
この場合、こちらは落札手数料分丸々損するんじゃ、どないしてくれる! となるわけですが、正直落札手数料なんて被害としては微々たるもので、特に勘案しなくてはいけないほどの額ではありません。
それより、自動車バイクの車体など高額で目立った商品は一度落札されてしまうと、「キズモノ」扱いとなって敬遠されてしまうのです。次に落札される可能性が極々低くなるというのが本当に痛い。

最近いたずら入札なる行為が酷く、私も今まで何度か遭ってます。
これは気持ち的にかなり腹が立ちます。ですので、温厚な私でもつい声を荒げたくなり、落札者評価欄に、すごく丁寧に優しい言葉で「しね」とか書いてしまいます。

そしたら、ヤフーからアカウント停止されました。

最初何がダメだったのかわからんかったのですが、警告もなしにいきなり停止はないでしょうよ。しかも何がアカンのかは明言しない。

IMG_8182_2023052322204850a.jpg

このメールが半日後に届いて、初めてぼんやり、「あの時のあれのことかな?」くらいに思う。
まあ、報復的に口撃したのはたしかですけど、なんで被害者の私が罰を受けねばならんのかと。
普段横行している不正ユーザーを取り締まることを怠っているから、この様な結果を招くんじゃねぇですか? と言いたいけども、そういや世の中だってそういうもんだよな、と。

世の調和を乱せば、それすなわち「悪」です。原因がどうであれ、結果自分が悪を実行すれば、断じられる。

よく言われる、「加害者の権利は守られるのに、被害者の権利は守られない」というのはこういった誤解から生まれるのでしょう。
司法の判断というのは、情状に鑑みて斟酌の余地あれど、別件。というのが、基本姿勢なんですね。
加害者の権利が守られているのは、容疑者、あるいは服役囚として人生に制限を付けられているということであり、そうなれば同じ世界の人ではないし、実は被害者とは過去に因果関係にあったものの、もはや無関係な存在である、ということになるのだと思います。

無論、心情的に割り切られないのが人間ですから、悲しみも憎しみも悔しさも怒りも、昔のことだと簡単に水に流してしまえることはないでしょう。
そういった気持ちがエスカレートすれば、復讐、報復、敵討ち、あるいは他者への攻撃、逆恨み、といった自力救済に発展する。
もちろん現代はそれをすると、社会秩序が保てなくなるのでやってはいけませんが、当人も同じように加害者(罪人)になってしまうので、これはこれとして別件で扱われて、別の容疑者となります。

そういうことなので、えてして被害者というのは、口を噤み、腹を据えて、その悔恨の情を押し込むしかないというのが現実です。事件事故によっては、ある一定の謝意として賠償金なるものが発生するだけで、何も金で溜飲が下げられるというものではありません。
なにより、強盗や詐欺、または戦争などに至っては、まずその殆どが賠償などされません。負った傷が治るわけでもなく、お金が返ってくるわけでも命が戻ってくることもありません。

そういったいたたまれなさが次の復讐を呼ぶことは想像に難くなく、パレスチナ問題や、ウクライナ侵攻を持ち出すまでもなく、負の連鎖を紡ぐことにしかなりません。

日本は江戸時代まで「仇討ち」という復讐制度が認められていたのですが、あくまで士族を対象に公儀が認可した制度であったため、恨みを晴らすというよりは、名誉を守る、という意味合いが強かった。

なので当然、庶民が武士に斬り殺されたといって、武士を殺せば庶民は死罪となったわけですから、庶民は黙って我慢した、というのが殆どのところだったと思います。狭小かつそこそこ豊かなコミュニティでは、命をかけ名誉を守るよりも、理不尽を飲み込む事の方がはるかに重要であったのだろうなと。

ですから、日本人は元来から水に流す、という文化を持っているのだと思います。
水が豊富な国であることも関係していますが、厄を海や川に流してしまう、あるいは身についた穢れを川や海、あるいは滝などで洗い流す、というのが呪術的にも、祭祀的にも、日常的にも行われて今に至っています。

穢れや汚れが、禍を呼ぶ、というのは風水にも通じる考え方ですが、日本人はこのあたりを強く意識していたため、よく掃除をし、身を清め、不浄なものを生活圏から遠ざけました。そういった歴史が部落や忌み場といった地域を作ったのはたしかです。同時に、臭い物に蓋をする。調和を重視する、本音を語らない、といった智恵でコミュニティを保全する癖がついた。

私はそのもっともたるモデルが、京都という千年都市で、京言葉といわれるやらしい言い回しに現れていると思います。無論、一般に京都以外の人からは「やらしい」と揶揄される京都弁ですが、まあ、そのまんま使っている人なんてごく一部です。癖はありますが、それでいったら地方の村落だって同じように癖だらけの、地元意識丸出しの排他根性で、余所者を困惑させているでしょう。
京都は国際都市の規模で、充分都会なのですが、とかく古い文化が残りやすい土地だから、顕著に出るだけだと思います。

どこに住んでいる日本人であっても、日本の何処の土地に行ったとてさほどコミュニケーションに困惑することがないのは、言語はもちろんですが、それより前提に文化や価値観、慣習といったものがさほどはなれていないからで、日本人同士で阿吽のように通じ合えるのは、同じ文脈で生きているから、ということがいえます。

これをハイコンテクスト(な文化)といい、日本語が主語や目的語を省略する言語形態にも表れています。別に「ハイ」だからといって優れているわけではなく、現代のように世界を相手に話をせねばならないシーンや、空気感の共有や、語感の聞き分けや、ジェスチャを織り交ぜたりが出来ないネットワーク経由のコミュニケーションにおいては、内容力が高く主語、目的語が明確に示される言語形態のローコンテクスト(主に多人種国家や移民国家、欧米人が好む)が歓迎される。

日本人も英会話などを嗜む方は、そのように頭を切り替えてお話ししているはずです。よね?

IMG_8183_20230523222051a73.jpg

そしてメールの文末に、懲罰的で屈辱的な「同意する」「同意しない」という二択が。
これ、もはや二択ではなくて、一択なのだけど。

これで禊ぎが終わって、また日常に戻れるわけです。
一日だけのことですが、すっかり前科者気分です。

私は、このハイコンテクストな日本文化に日々イラッとさせられると同時に、救われてもいる。
軽妙な言い回しや、空気や行間を読む言語文化はとても面白いと思う。
だから、文章を書くのが楽しくて書いている部分もあるのだけど。

そのうち、日本語も、日本文化もまた変化してゆくのだと思いますが、いずれにしてもハイコンテクストに傾きすぎて、他人に対し過剰に情緒纏綿(じょうちょてんめん)となるのは人生において悪手でしかないな、と思う次第。

事の文脈を分解してみれば、あらためて、怒りも憤りも悲しみも、いわゆる負の感情とされるものは自分の中にしかない、自分が生み出した勝手な感情なのだなと、そう思わせられます。

日々、もう少し丁寧に、心と言葉を紡がねばなぁ、と、自分のために。

ちょっと反省。












クレクレタコラ

2023. . 20
かつて「クレクレタコラ」っていう、人のものをいかにしても奪うのが生き甲斐という、タコの怪獣を主人公とした、五分間の娯楽番組がありました。
アニメーションではなく、着ぐるみで、台詞も有ったようななかったような感じでしたが、画面上で多彩な怪獣が動き回る様子は、大変微笑ましく、昭和を感じさせる番組です。
内容としては今みると演出は傍若無人で不道徳な風に映りますが、まあ当時はそんなもんです。

といっても私、放送当時は0才ですけど。

なんでそんなの知ってるのかというと、かなり昔にその手のマニアなホビー誌読んでて、ガレージキットとして売ってたんですよ。もちろん当時は「なんじゃこりゃあ? こんなん買う奴いるのか」と思っていました。

takora.jpg

なんか、ゼレンスキーが日本に来てたらしいね? 

広島サミット。
参加7か国のうち、核保有国が米英仏の三国。
戦争はいかんと言いつつ勝つまでやめないと宣言するクレクレ。
よっし、それならバイおじいちゃん、頑張って支援しちゃうよ! 

と。

戦争と核廃絶を訴えるキッシーの声も虚しく消えてゆく。

でもさ、まあ、やった感はあったから。その短い首を長くして評価を待っとけよ。

IMG_8098.jpg

おニューなリアドラム。
これ、初めてとったメーカーのんですけど、まあまあイイでき。
スプラインがしっかりしてるし、精度高い。スポッとは簡単に入らない。

IMG_8099.jpg

リアのドラムは、スプライン部分でガタが出ると、まず変な音がします。それをほっとくとスプラインがどんどん痩せていって、最後はずるずるになり、ドラムが空回り、片輪が空転するとデフが作用して、走行不能になります。
ドラムよりもドライブシャフトの方が堅いので、ドラムを交換すれば直るのですが、それでも無傷というわけには行かず、一度ガタの出たドライブシャフトはまたガタが出やすいです。
スイングアクスルタイプのドライブシャフトを交換するとなると、ミッションバラしになりますからおいそれとはできません。
なのでこういうギリギリまで精度詰めてくれる部品はよいですね。一昔前より三倍ほど高くなってますけど。

IMG_8126_202305212203528ca.jpg

昨日これ初めて呑んだ。
めちゃうまい。
美味しいジュースと美味しい酒、掛け合わせてるんだから不味くなるはずがない。
ただ、人工甘味料をつかったダイエットコーラで割ると激マズになるらしい。
美味しいモノは身体に悪い。とか言いますが、それは高カロリーの食物ってのは美味しいので中毒性があるから、食い過ぎになるって事だと思います。

文化人類学的に言うと、原始世界の日常で高カロリー食ってのは早々に出会うことがなく、手に入れられる可能性も低い。だから自ずと取り合いになる。
そのため、木の実や果物などの高カロリー食(つまりスィーツね)を発見したら我先に貪りつくって習慣がついたそうです。特に子作りをする女性は栄養を得る必要性があったから。

なので、女子が血眼になってケーキバイキングでハッスルしているのは原始の名残で有り、それはあなた方に自制心がないのではなく、最初から遺伝子レベルで刻み込まれている性ですから、何も気にせずカロリーを存分に摂取するに励んでいただければよいかと思います。

そういう意味で、私の酒飲みも仕方がないことなのだと、今は理解しています。




G7広島サミット

2023. . 19
IMG_8084.jpg

タイトルに意味はないんですが、とりあえずやってるということで。
ええと、なんで広島なんでしたっけ?

キッシーは何を訴える気なんでしょうか。

「ここ、私の地元なんスよ~」

超絶手間かけて地元自慢する奴なんて、政治家くらい。なんか偏狭だなぁ、とおもいます。
結局さ、めちゃめちゃ警備に金かけて、反対デモとか起きてる中で、市民にめちゃ迷惑かけて、何がしたいのかなって思う。誰も喜ばないことを嬉々としてする彼らの笑顔が空々しくて怖いんですけど。

広島の原爆ドームみても、資料館みても、あの人達の心は動かない。だって政治家だもん。
そんな情動的に政治やられたら、実際困るでしょ。

サミットするなら、皇居内でやればいいんじゃないかな。警備は普段から万全でしょ。
もしくは、竹島か尖閣諸島でやると良いです。

IMG_8090.jpg

クワィエットのタコ足。
安定のクオリティ。トリプルクロームとか大仰なこと言ってても、最初から錆びている。
メッキの甘さは昔から。
まあ、値段上がったのは品質上がったからじゃないって事は、皆さん承知しておいてください。
空冷VWのパーツなんて、そんなもんなんです。

IMG_8091.jpg

内側もばっちり錆びてます。一回エンジンかけたら煤でコーティングされるから問題ありません。

IMG_8092.jpg

お馴染みのステアリングカップリング。一見無事そうに見えますが、

IMG_8094.jpg

終わってましたので交換です。

IMG_8095.jpg

値段上がっても、部品がなくなるよりはマシだと考えましょう。
あと、恨むならウクライナとロシアとアメリカを恨みましょう。

IMG_8096.jpg

サンドブラストかけて、ホイールを塗装中。
やること多すぎて、全然進まない。

核兵器がなくならない最大の要因は、恐怖心に他なりません。
使える最大火力の兵器があるなら、そりゃあ誇示しますって。
日本が言う核兵器の廃絶なんて不可能です。

前は、日本が核兵器保持するくらいなら、滅んだほうが良い、って書きましたけど、
ある意味、世界の全ての国が核兵器を持てばいいんじゃないかなって思います。どこかが暴発したら終わりなので、何処も下手なことをしなくなる。そういう統治の仕方も有りかもしれません。

ふと思うのですよ。

この世界って、なんのためにあるんだろうかと? みんな一定期間が過ぎたら例外なく死ぬのにね?

 HOME